東方模倣録   作:雷炎

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本日は曇り、気温も湿度も適温適切、俺の心は雨時々暴風となっています。足取りを一歩進めるたびにやっぱ依頼を受けるのをやめたほうが良かったなと思いながらもやっぱ受けておかないとと思う二つの気持ちがぶつかり合って不思議な気持ち。

今回のしょけ.......あらため仕事場は紅魔館ではなく少し離れた所の森林で行うみたいで、結界で覆うため外に衝撃がいかないとは思うが念には念を入れてのことらしい。

やだなぁと思いながら大きな霧の湖と遠くの方に見える目によくないレッド一色の館を横目に森林へと足を踏む入れると結界が感じ取れる距離まで近づいたみたいだ。

すでにフランさんは結界内に入っているらしく、俺が入れば依頼スタートらしい。

さて能力がしっかりと発動していることを確認して結界内へと入った。

 

 

 

 

 

 

 

耳をつんざくほどの爆音と肌を震わせるほどの衝撃が早速俺を襲った。生身ならミンチ間違いなしの一撃も準備さえ出来れば問題ない。

少し視線を下げるとそこにはめちゃくちゃいい笑顔をした少女が次なる一撃を放とうとした。

 

 

殴殴殴殴殴殴殴殴殴殴殴殴殴殴殴ッッッッ!!!!

 

 

 

 

ガトリングの如く次々と放たれる一撃は外の世界でいう戦車の一撃、いや戦艦の一撃にも匹敵するほど。音の速度を超えた一撃は悪魔的な威力となりナナシへと襲いかかる。大地は衝撃波と吸血鬼の脚力で砂糖菓子のように削れていき、絶え間なく爆音が鼓膜を蹂躙し、少女の狂った笑い声がその場のカオスをさらに掻き立てる。生物の常識を鼻で笑う圧倒的な力の暴力。古くより夜の王,ノスフェラトゥと数多の呼び名で呼ばれる怪物、それが吸血鬼なのだ。

 

能力の使用禁止ではあるが弾幕ごっことは違う、100%の制限なしの吸血鬼の身体能力で殴れることにフランは内側からより湧き出てくる狂気は歓喜の声をあげていた。反射によって帰ってくる衝撃とあまりの筋力に自らの体が壊れ真紅の液体が止めどなく出てくるたびに不死性が肉体を瞬時に元どおりにする。

 

 

 

 

暴力の暴風に晒されていながらナナシは無傷であった。本来の肉体ならとっくの昔にミンチになっているはずだが、数多くの猛者たちから得た能力はオリジナルには届かなくとも組み合わされた盾は力の象徴相手に対抗出来ている。

だが限度はある。幾度となく使用し鍛え上げた能力であってもこれほどの衝撃を受け続ければやがて能力の方が先に潰れてしまう。

 

 

 

模倣する能力だがどれほど鍛えてもオリジナルから逸脱するほどの力にはならない。オリジナルの力が暴力の暴風に耐えれるほどのものではないのなら、ナナシの模倣した能力も同じく耐えることが出来ない。組み合わせたところで元々が1の力では100の力には例え相性が良くとも太刀打ち出来なかった。

 

 

だがそれは単品であった場合の話、抜け道はきちんと存在する。成長系の特性、例えば成長する幅を増幅させる能力,限界そのものを超える能力,能力そのものを変形させる能力などオリジナルには及ばなくとも微力ながらその特性たちは確かに作用していた。そうしてナナシの力はオリジナルを超え、オンリーワンへと変貌させていった。

 

 

 

 

(悲しいけど今はそこまで逸脱出来ているわけじゃない!少しずつ能力が弱まっている現状やばい!!マジで誰か助けて!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつぶりかな

 

 

いつぶりに思いっきり殴れるかな?

 

前に来た人間もそれなりに楽しめたけど今はそれ以上に楽しいなあ!!!

楽しい!!けど足りない、足りないならもっと!!!!!!

 

 

「もっともっともっと!!!!!!!!」

 

 

 

 

禁忌「フォーオブアカインド」

 

 

 

 

 

 

4人に増えたことで死の暴風ではなく死の壁となってナナシへと襲いかかる。4人に増えたことにより少しずつ、少しずつ砂の城のように能力が崩されていく。現状がまずいのはとっくに分かっているがどうしようもない。

 

すでにナナシがもつリソースは全て注ぎ込んでいるのだ。それでも届かない、ならば.......

 

 

 

今まで通り、模倣するしかない

 

この暴力の化身のもつ力を

 

 

 

 

吸血鬼の特性である身体能力及び不死性は僅かだが模倣したことはあった。最もその吸血鬼は種族の中でも最底辺レベルだったので目の前の吸血鬼とは雲泥の差がある。鍋の灰汁を取るように慎重に.....

 

 

 

 

 

最初はほんのわずかな違和感だった。殴った時の感触が変わったような気がした、目の前の人間の出血が一気に酷くなったかと思ったら急速に再生していく。そして少しずつであるが強さが増して来ている。

 

 

 

 

 

無抵抗に殴られるだけだった肉体が衝撃を受け流すようになり、崩壊寸前だった能力が息を吹き返し始めしめた。フランドールは直感的に悟った

 

 

この人間が自分を模倣しつつあると

 

 

 

 

 

「あはははははははははははははは!!!!

 

 

 

殺してあげる」

 

 

 

右手には神話の名を有する灼熱の剣、左手には目を集め

 

 

破壊の力が放たれた。




濃くしたいのにいつもの薄味になってしまった...
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