俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡   作:銅英雄

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※超々気紛れ小説です。


本編
比企谷八幡はふざけた作文と愉快な性格が原因で奉仕部に入ることを命じられる。


高校生活を振り返って 2年F組比企谷八幡

 

『高校生活といえば『青春』というワードをなんとなくよく聞く気がする。では青春とはなんなのか……?考えていけば答えは幾百も幾千もあり、正解などないのだろう。

 

友達と馬鹿やったりするのも青春であれば、1人でひっそりと過ごしていくのもまた青春。

 

自分の場合は余り目立ちたくないために当てはまるのは後者の方だと思う。

 

……つまり何が言いたいのかというと勝手に自分の意見を押しつけて決めつけるのは良くないということだ。

 

結論、人間何をしようとも、そいつがどうなろうともそいつの人生だ。縛りつけるのはやめてやれ。もっと自由にさせてやれ。』

 

 

「比企谷……このふざけた作文はなんなのかね?」

 

職員室にて平塚(ひらつか)先生が呆れながら俺こと比企谷八幡(ひきがやはちまん)の作文を読み上げては溜め息をついていた。

 

「高校生活を振り返ってというテーマの作文ですね」

 

「そうだ。……で?どうしてこんな文章になったんだ……?」

 

「自分にとって高校生活とはなんなのか……と考えていたらこんなことになりました。右手が勝手に動いてましたね」ケラケラ

 

「何が可笑しい!……全く。君は腐った魚のような目をしているな……」

 

「それはそれは……またDHAが豊富そうな……」

 

「茶化すな。決して誉めてない!!」

 

「……まぁこの目は人間の汚いところを見すぎてしまった結果、気が付いたらこうなっていましたね」

 

なにせ碌な人間がいないからなぁ……。俺や知り合い含めても……。

 

「ところで君は友達はいるのかね?」

 

平塚先生が俺に友達の有無を聞いてきた。

 

「……どこからが友達なのか、どこまで仲良くなったら親友にランクアップされるのか、異姓ならばどこまで仲良くなったら恋仲になるのか……判断が難しいものですね。まぁ交遊関係はそこそこ広い方だと思いますよ」

 

「君にそんな人間がいるようには思えないが……?」

 

俺が応えると平塚先生は疑うように聞いてきた。

 

「それは自分が1人でいることの方が多いからだと思います。クラスでは1人か2人くらいしかいませんが、他のクラスになると両手ではおさまりきらないくらいいますよ」

 

本当にクラス分けって残酷だよな。1年の頃に仲良くなった奴が揃いも揃って別のクラスに行っちゃうんだから……。学校生活あるあるだよな全く……。

 

「……まぁいい。彼女は?」

 

「彼女なんて作ったら自分の趣味を優先できないじゃないですか!!」

 

「そ、そうか……」

 

俺の発言に先生は引き気味になる。大体なんで彼女を作るだけで自分を制限しなきゃいけないんだよ!そんなの『本物』じゃないだろうに……。やっぱり自分と趣味が合う奴が1番。次点で自分の趣味を理解できる奴だな。

 

「……そういえば先生には彼……」ビュンッ

 

氏がいるんですか?と聞こうとした瞬間に俺の真横に風が吹いた。

 

「余計なことを聞くんじゃない。次は当てるぞ……!」

 

どうやら『彼氏』はNGワードのようだ。まぁ平塚先生の場合は男子よりも女子に人気があるからね。しょうがないね。

 

「ところで比企谷、君は部活には入ってなかったな?」

 

「放課後はアルバイトがありますので」

 

生きるために!趣味のために!

 

「君みたいな腐った目をしている者を雇うアルバイトがあるのかね……?」

 

「『生きるために働け』という格言があるくらいですからね。それに古い知り合いのところですのでこの目になんの支障はありません」

 

「なんだその格言……聞いたこともないぞ」

 

「はい、自分が考えた格言ですので」

 

これは俺の趣味の1つであるレトロゲームから学んだ言葉である。

 

「ないんじゃないか……」

 

「テヘッ♪」

 

「殴りたい……!そのウザい顔……!」

 

「殴らないでくださいよ。怖いなぁ……。そんなんだから婚活が失敗するんですよ」

 

「そうなのか!?私がこんなんだから婚活に失敗するのか!?教えてくれ!どうすれば私は結婚できる!!」

 

「そんなこと生徒に聞かないでくださいよ。……それに自分で解決しないと意味がありませんよ」

 

平塚先生は血眼になって俺の肩を揺すりながらどうやって結婚できるかを聞いてきた。その性格をある程度抑えないと結婚は夢のまた夢ですよ。

 

 

~そして~

 

「んんっ!……話が逸れたな。部活に入る時間は作れないのかね?」

 

「そうですね……週に2日くらいならなんとか」

 

俺のバイトのシフトが確か週3だからそれが妥当だろう。

 

「そうか……ならそれでもいい。君に入ってほしい部活が……」

 

「お断りします」

 

「あるんだが……ってまだ最後まで言ってないだろうが!!」

 

「冗談ですよ。そんなカッカしなさんな」

 

「君は私に喧嘩を売ってるんだよな……?そうなんだよな?」

 

「そんなことはありませんよ。先生はなんだか『先生』としてよりも『友達』として接した方が面し……楽しいですからね」

 

「余り言い直せていないが……。しかし嬉しいことを言ってくれるものだな」

 

「おや、怒らないんですね」

 

「まぁ教師としてはマイナスかもしれないが1人の人間としては案外喜ばしいものなのだよ」

 

「そういうものですかね」

 

まぁ案外それが『本物』なのかもしれないな……。

 

「……また話が逸れてしまったが君に入ってほしい部活が」

 

「お断りします」

 

「あるんだが……ってそれはさっきやっただろうが!話が全然進まないじゃないか!!」

 

「冗談ですよ。そんなカッカしなさんな」

 

「……君はNPCかなにかなのか?」

 

「自分は比企谷八幡ですよ」

 

「それくらいはわかってる!……もういいついてこい。君にピッタリな部活がある」

 

「なんだか疲れてますね」

 

「誰のせいだ!誰の!!」

 

「まぁまぁ、落ち着いてください」

 

「……比企谷が余計な発言をしなければスムーズにことが進んでいたような気がするんだが」

 

「先生とコミュニケーションをとっているだけですよ」

 

「君、本当に友達がいるのかね?そんな性格だと友達なんて到底できそうもないが……。しかも作文とは全く違う性格だし……」

 

「人によって性格や態度を変えているだけですよ」

 

「だったら私に対する態度をもうちょっと良くしてくれ……!君を見ていると『アイツ』を思い出す……」

 

「『アイツ』っていうのはここのOGである『雪ノ下陽乃』さんのことですか?」

 

「……君は彼女を知っているのかね?」

 

「自分は何も知りませんよ。知っているとしたらそれはあなたですよ。平塚先生」

 

「謎めくな!君は心に闇をもたらしているのか!?」

 

「さて、どうでしょう」

 

「はぁ……。ここだ」

 

「ここがこれから自分が部活をするところですか?」

 

「うむ。入るぞ……」

 

「ノックくらいしたらどうですか?社会人の基本でしょう」

 

「うぐっ……!」コンコン

 

平塚先生がノックをして入るとそこには1人の少女が椅子に座って読書をしていた。

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はいつになるのやら。気分転換ですからねぇ……。
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