俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡 作:銅英雄
生徒会にテニスコート使用の申請をもらった翌日。俺達はジャージに着替えてテニスコートへと赴いた。
戸塚のサポートをしようとすると先客が2人いた。
「あれ?八幡だ」
「こんにちは、比企谷君」
「よう、西野に吉槻」
俺の親友兼仕事仲間の西野と吉槻だった。西野が俺の名前を呼ぶと同時に由比ヶ浜がフリーズしていた。どうしたんだ……?
「西野は榎本から許可もらったって聞いてるけど吉槻は西野の付き添いか?」
「私と西野さんはたまにここでテニスをしています」
成程ね……。吉槻も付き合いがいいな。
「八幡もテニス?なら久々に勝負しようよ!」
「それはまたの機会にしてくれ。ここには戸塚のために来てるんだよ」
「戸塚君の……?ということは奉仕部の部活ということですか?」
「まぁな……。吉槻は奉仕部のこと知ってたっけ?」
「お姉ちゃんから聞きました」
高科ェ……。
「奉仕部?」
「生徒の自立を促すための部活だ」
「ふーん……なんか八幡らしいね!」
「それ榎本にも言われたんだが……」
「そっか……なら私達も手伝うよ!」
西野が戸塚のサポートを手伝うと提案してきた。
「いいでしょ八幡?」
「俺に言われても困る。部長の雪ノ下と依頼人の戸塚に聞いてくれ」
「うん!……雪ノ下さんに戸塚君、私達も手伝っていいかな?」
「ええ、テニスコートの申請してていれば問題はないわ西野さん」
「うん、手伝ってくれる人は多い方がいいからね」
「それは大丈夫!昨日梨子にお願いしたから!」
そういえば榎本がそういってたっけ……。
「西野のテニスの実力はかなりのものだし、吉槻も西野と渡り合えるくらいにはテニスが出来るから助っ人としては申し分ないはずだ」
「そ、そんなことありませんよ///」
吉槻が顔を赤くしている。はてな?何か照れる要素があったっけ?
「さらは謙遜してるけどスライスやロブの技術は私よりも上かもね」
あの西野がここまで褒めるのは珍しいかもな。よっぽど吉槻が実力者なのかがよくわかる。
「さて、時間も押してるし始めましょうか」
「そうだな」
俺達は早速戸塚のサポートを始めることにした。
ちなみに由比ヶ浜はまだフリーズしていた。
~そして~
「戸塚は基礎体力は特に問題ない。ということで戸塚には西野と試合形式で打ってもらう」
「オッケー!よろしくね戸塚君!」
「うん、よろしく西野さん」
やる気を見せる西野と戸塚。
「吉槻はこのビデオカメラで2人のラリーを写しておいてくれ」
「わかりました」
吉槻が返事をする。
「俺は球拾いだ」
役割を分担し終わり依頼をスタートしようとすると雪ノ下が声をかけてくる。
「比企谷君、私もテニスは得意な方よ?」
「この依頼は体力勝負になりそうだからな。前にメールで聞いたがおまえ体力がないじゃん?だから今回は部長として監督役を頼む」
「……そうね。悔しいけれど今回は比企谷君に従うわ」
「すまんな」
「気にしないで。これは私の問題だもの」
雪ノ下も納得したところで今度こそ依頼スタートだ。
ちなみに由比ヶ浜はまだフリーズしていた。
~そして~
「ふっ!」バコッ
「くっ……!」ガッ
ガシャーン!!
西野のスマッシュに対して戸塚は返しきれずネットにボールが当たった。
「40ー15」
監督役としてた雪ノ下が西野と戸塚の試合の審判をしている。
「すみません、ここの戸塚君のスマッシュなんですが……」
カメラ係の吉槻はたまに試合を中断して戸塚にこうしたらいいんじゃないかと西野と一緒にアドバイスしている。
俺はさっきみたいにこぼれたボールを拾っている。……俺だけマジもんのサポートだな。
~そして~
「あっ!」ドサッ
戸塚が躓いて転倒する。
「大丈夫か戸塚!?」
「う、うん……。大丈夫だから続けて……」
「それは駄目」
「西野さん……?」
戸塚が大丈夫だと言って再開しようとすると西野が真剣な顔で制止をかける。
「怪我をそのままにするのは絶対に駄目。中断して手当てをするよ」
「なら私が救急箱を取ってくるわ」
雪ノ下が救急箱を取りに行くと言うが……。
「それなら大丈夫!私が予め持ってきているから!」
西野は明るい表情に戻って救急箱を用意する。
「用意いいな」
「スポーツに怪我はつきものだからね!」
まぁその通りだな。
「なら1度中断して戸塚君の治療をしましょう」
「そうだな」
俺達が戸塚の治療をしようとすると……。
「あっ!テニスしてんじゃん!!」
葉山と三浦を中心にしたグループがゾロゾロとやってきた。
ちなみに由比ヶ浜はまだフリーズしていた。
今回はここまでです。