俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡 作:銅英雄
前回のあらすじ。
・戸塚からテニスの技術上昇の依頼を受ける。
・テニスコートに行くと西野と吉槻に出会い協力してもらう。
・練習中に戸塚が怪我をして治療をすることになって一休みしようとしたところに葉山グループが乱入してくる。
……纏めるとこんな感じか。
「ねぇ戸塚ー。あーしらもここで遊んでいい?」
「み、三浦さん……僕達遊んでいるわけじゃ……」
脳内で前回のあらすじをやっていると三浦が戸塚にここを使っていいか聞いていた。そして戸塚はチラリと此方に助けを求めている。
(……ハッキリと断れよ。それでも新部長かよ?)
等と戸塚に悪態をついていると雪ノ下と目があった。
(……私がハッキリと断ろうかしら?)
(……ここは俺に任せてくれ。あと念のために雪ノ下は先生を呼んできてくれ)
(わかったわ)
雪ノ下がここから離れるのを確認して俺は三浦に話しかける。
「悪いがテニスコートを使うにはコートの申請書を生徒会室で書いて出さなきゃいけないんだ」
「えっ?そーなん?」
「あぁ、だからテニスがしたかったら生徒会のところへ行ってからにしてくれ」
或いは学外でテニスをしてください。
「う~ん……」
メールでやりとりしたことがあるからなんとなく三浦の性格がわかるけど三浦はクラス内では傲慢に振る舞っているが意外と話がわかる奴なのだ。人間見た目通りとは限らないよね!
「まぁまぁ、みんなでやった方が楽しいしさ。そういうことでいいんじゃないの?」
あれ?このパツキン話聞いてた?今三浦が納得しようとしてたよね?
「いや、話聞いて……」
「あっ、じゃあこうしないか?部外者同士俺達とヒキタニ君達で試合をして勝った方が今後もここを使えるってことで」
こいつ……こんなに強引な奴だったっけ?三浦もポカンとしてるじゃん。
「もちろん戸塚の練習にも付き合う。上手い奴とやった方が戸塚のためにもなるし」
そしてこいつはなんで自分が俺らよりもテニスが上手い前提なんだよ。
……まぁ葉山はサッカー部のエースで他のスポーツもかなり出来ることで有名らしいからグループ内にいる奴にとってはそう感じるのだろう。
「だから……」
再度葉山に断りの発言をしようとすると……。
「あれ?葉山君テニスやるの?」
いつのまにかできていたギャラリーの1人が葉山に問いかける。
「あぁ、俺と優美子で混合ダブルスをね」
「えっ?」
おい、三浦もビックリしてるぞ。どんだけ自分本意なんだよ。
「そうなんだー」
「頑張れ葉山君!」
えぇ……。なんかテニスを……しかも混合ダブルスをやることになってるよ。この空気で断ることは無理だろうな……。どうしてくれようかこのクソガキが……!
「…………なんかゴメン」
流れで試合をすることになったことを項垂れていると三浦が謝罪をしてきた。
「…………気にすんな」
念のために雪ノ下に先生を呼んできてもらってるが三浦に関しては完全に巻き添えということを先生に言っておこう。
「まぁやるからには本気でいくから。負けないし」
「……俺だって負けるつもりはねぇさ」
こうして葉山と三浦のペアとテニスをすることになった。
さて、どうしたもんかね?
今回はここまでです。