俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


比企谷八幡は2度呼び出される。

職場見学希望調査 

 

比企谷八幡

 

希望する職業

 

会社員

 

希望する職場

 

株式会社(Oddball)

 

希望理由

 

特にありません。強いて挙げるなら知り合いが働いており、一緒に働かないかと誘われているからです。

 

 

「比企谷、私の言いたいことがわかるかね?」

 

「いえ、わかりません。そして何故自分は呼ばれたのでしょうか?」

 

理由としてはこの用紙なんだろうけど本当のことを書いたつもりだ。大学を卒業したら椿さん達と一緒に(Oddball)で働く予定だからそれまでに妹である小町には1人暮らしできるように成長してほしいものだ。

 

あいつは俺や母ちゃんにベッタリなところがあるからな。

 

「この用紙だが、職業や職場はこれでいいが理由がちょっとな……。そのあたり書き直しておいてくれ」

 

「わかりました。……それで本当は何の御用で?」

 

正直書き直しが理由なら職員室まで呼び出さなくてもいいからな。

 

「なに、ついでに近況報告を聞こうと思ってな。奉仕部はどうだね?」

 

ほう、本命はそれか……。

 

「特にこれといったことはないですね」

 

「そうなのか?雪ノ下との勝負が白熱してるものかと思ったのだが……」

 

「白熱も何も一方的なワンサイドゲームですよ。敗北を知りたいですね」

 

というか依頼自体が由比ヶ浜のと戸塚の依頼くらいしかないからな。材木座?あれはまともな依頼じゃない。もう少し完成度を上げて出直してこい。

 

「……それは君が勝手にそう思っているだけだろ?私から見ると1対1の同点なんだがな」

 

そういえば平塚先生の独断と偏見で決めてるんだっけか?雪ノ下自身が敗けを認めてるからそれを含んでワンサイドゲームだと言ったつもりだったが意味がないようだ。

 

「自分はそろそろ部活に向かいますね」

 

「うむ、頑張って励みたまえ」

 

さて、部活に行きますかね。……その前に

 

「あっ、そうそう平塚先生」

 

「なんだね?」

 

「昨日の婚活……残念でしたね」

 

「な、何故君がそれを知っている!?何処で知ったんだ!?」

 

「はっはー、自分は何も知りませんよ。知っているとしたらそれは平塚先生、あなたですよ」

 

平塚先生の叫び声をBGMに歩き出す。なんだかんだ平塚先生弄りも久々である。今日も部活を頑張るぞいっと……。

 

 

 

 

~そして~

 

「よう」

 

「こんにちは、比企谷君」

 

今日も今日とて部長の雪ノ下に挨拶をする。

 

ん……?由比ヶ浜がいないな。あいつ俺よりも先に部活へと向かったはずなんだが……。

 

「由比ヶ浜は?」

 

「彼女なら貴方を探しに行ったわ」

 

なんで……?なんてことを思っていたら。

 

「あーーーっ!いた!!」

 

ドアを開けて大声を出す由比ヶ浜。うるせぇ……。

 

「……なんだよ」

 

「ヒッキーが全然来ないからわざわざ歩いて探し回ったんだからね!!」

 

「あっそ……。っつーか雪ノ下には遅れるって連絡したしてっきり由比ヶ浜に伝えてるもんだと思ってた」

 

「えっ……?」

 

「それを伝える前に由比ヶ浜さんが一目散に貴方を探しに行ったのよ」

 

ということは最後まで話を聞かずに出ていった由比ヶ浜に問題があるということだな。

 

その後由比ヶ浜とメルアドを交換した。……俺LINEしかやってないから余り意味がないんだよなぁ。由比ヶ浜も早いとこスマホにするべきである。

 

「はぁ……」

 

「どうしたの?溜め息ついて」

 

「あ、ちょっと変なメールきてうわってなったの……」

 

「多分チェーンメールの類いだろうな。そういうのは放っておくのが1番だ」

 

「そうかしら?私なら送った犯人を探して根絶やしにするけれど」

 

雪ノ下の言い方から察するにどうやらチェンメの被害にあったことがあるらしい。

 

 

コンコン

 

「どうぞ」

 

依頼人か?誰だ一体……。

 

「奉仕部ってここでいいんだよね?ちょっと頼みたいことがあってさ……」

 

葉山隼人……。まさかの依頼人だな。クラスの優等生(テニスの件で俺の中では問題児)が何の依頼だ?

 

「これなんだけど……」

 

葉山は携帯を開き此方に見せてくる。

 

「あっ……変なメール」

 

どうやら由比ヶ浜に送られてきたやつと同じ内容らしい。

 

その内容は……

 

戸部……稲毛のゲーセンで西高の生徒を殴っている。

 

大和……三股している。

 

大岡……ラフプレーで相手のエースを怪我させている。

 

……といった感じだ。

 

「これが流れてからクラスの雰囲気が悪くて……。丸く収めたいんだ。できれば犯人は探さない方向で……」

 

あっま……。そんな甘い考えでいいのか?

 

 

コンコン

 

 

またノック……。今度は誰だ?

 

「失礼します」

 

入ってきたのは榎本だ。

 

「あっ、比企谷君」

 

どうやら俺に用があるらしい。

 

「どうした榎本」

 

「さっき椿さんから連絡がきて私と比企谷君と優香に話があるから来てほしいそうよ」

 

平塚先生の次は椿さんからの呼び出しか……。なんで俺と榎本と西野なんだ?

 

「わかった。すぐに行った方がいいか?」

 

「そうね。優香が下で待ってるみたいだから早い方がいいかな」

 

「了解。……というわけで俺はバイト関係で急用ができた。依頼のことで何かあったら連絡してくれ」

 

「そう、わかったわ」

 

「バイトがあるのにわざわざごめんなヒキタニ君」

 

葉山よ、謝るのはいいことだがヒキタニ君なんてこの部室にはいないぞ。

 

「…………」

 

榎本が葉山を睨んでいる。葉山って結構地雷が多いよな。雪ノ下も嫌ってるっぽいし。

 

「榎本、行くぞ。西野を待たせてるんだろ?」

 

「あっ、うん……」

 

俺と榎本は奉仕部部室を後にした。

 

 

 

 

~そして~

 

「あっ、やっと来た!」

 

「悪いな西野。待ってもらって」

 

「気にしなくていいよ!……それで梨子、椿さんからの話って?」

 

どうやら西野も榎本から聞いた形になっているようだ。

 

「うん、なんでもかなり込み入った話だからってことだから『エンジェルラダー』に来てほしいそうよ。……私も内容まではわからないんだ。大事な話があるってことと、それを優香と比企谷君には私から伝えてほしいって言ってたわ」

 

『エンジェルラダー』ってドレスコードがあったよな?まぁそれは仕事着でなんとかなるからいいとして……。本当に何の話だろうか……?

 




今回はここまでです。
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