俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡 作:銅英雄
本日も晴天なり。絶好の野球日和である。(Oddball)の前で欠伸を堪えながら待っていると西野と榎本が此方に来る。
「おはよー八幡!」
「おはよう、比企谷君」
「おう、2人共おはようさん」
ふと2人の格好を見ると動きやすそうな服装で来ていた。
葉山からの依頼がきた翌日。今日は西野と榎本と野球の練習をするべく練習場所へと歩いているのだが……。
「なあ西野、練習は何処でするんだ?」
「そういえば私も聞いてないかも……」
俺と榎本は西野が練習場所に心当たりがあるからと言われたのでそれに従って西野についていっているわけだ。
「鞠莉さんに今回のことを話したら場所を提供してくれたんだ!もらった地図によるとこの辺りなんだけど……あっ、ここみたい!」
西野がそう言うので俺達は止まった。……本当にこんなところで練習できるのか?無茶苦茶大きいビルだけど……。
「すごく大きいわね……」
榎本も開いた口が塞がらないといった感じだ。
「鞠莉さんの話によるとこの中の野球場でやることになってるんだけど、場所がわからないだろうからって案内してくれることになってるよ」
……ということは小原グループの令嬢と顔を合わせることになるのか。これからも世話になるだろうしできればいい印象を持たれたいものだ。
「チャオ~!優香っち!」
ビルの中から出てきたのは金髪の女性だった。すごくフランクな人だがこの人が小原鞠莉(おはらまり)さんか……。そういえばなんかで見たことがあるような……。
「鞠莉さん、こんにちは!今日は練習場所の提供をありがとうございます!!」
「気にしないで。(Oddball)とはこれからも仲良くやっていきたいし、何より優香っちからの頼みだもの。これくらいはわけないわ!」
西野は元気よく尚且つ礼儀正しく小原さんにお礼を言う。小原さんもかなりの大物だが、そんな人間と接点を持っている西野もとんでもない奴だ。
「そっちの2人は初めましてね……!?」
なんだ?小原さんが此方を……というか榎本を見て驚いているようだが……。
「確かに似ているわね。優香っちの事前情報がなかったら梨子と間違えてしまうところだったわ……。というかあれは最早双子の姉妹って言われても納得がいくレベルよ……」
なんかブツブツと呟いている小原さん。すると西野が此方に近付いてきて俺に耳打ちをする。
(鞠莉さんはかつてスクールアイドルを一緒にしていた子と梨子がかなり似ているから驚いてるみたい)
(スクールアイドル、それに小原鞠莉……そういうことか。成程な)
思い出した……。確か小原さんは5年前にスクールアイドルとして活動をしてたんだっけか。確かグループ名はAqoursで小町がかなりのファンだったのをよく覚えている。
「……あの?」
あっ、榎本がすっかりおいてけぼりになってる。ちょっと面白!
「……あっ、ごめんなさい。自己紹介がまだだったわね。小原鞠莉よ。一応小原グループを任されているわ」
「比企谷八幡です」
「榎本梨子です。よろしくお願いします」
「名前も一緒……声質が少し違うだけで声もそっくり……。これはAqoursのメンバーに会わせたいわね」
そういえばAqoursの桜内梨子と榎本が激似という話だったが……。
「ひ、比企谷君?」
榎本を見てみると確かに瓜二つかもしれない。帰ったらAqoursで調べてみよう。
「鞠莉さん、練習場所の案内を……」
「あっ、そうだったわね。じゃあ早速案内するわ!」
俺達は小原さんの案内の下練習場へと向かった。
今回はここまでです。