俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


比企谷八幡は川崎大志の依頼を受ける。

「あっ、そうだ。それで見覚えがあったんだ!」

 

西野の発言に小町は得心がいったような感じの表情をしていた。

 

ふと由比ヶ浜の方を見ると顔が青ざめていた。雪ノ下も同様に動揺していた。……しょうがない。

 

「色々言うことはあるがその前に大志君とやらの相談が先だ」

 

「あっ、すっかり忘れてた!」

 

「おいおい……。それで大志君はどんな相談事だ?」

 

「あっはい、実は……」

 

大志君からの相談を聞いた。どうやら姉である川崎沙希(かわさきさき)が朝帰りをしているというものだ。

 

「事情はわかったが、これは俺達が関わっていい案件じゃないな……」

 

「でも……もうお兄さん達に頼るしかないんです!」

 

大志君は本来他人である俺達に頼ってはいけないとわかってはいるんだろう。だがそれでも、それがわかっていても小町に相談したということはもうなりふり構ってはいられないということだ。

 

「……その想いは受け取った。とりあえず姉の朝帰りを止めさせたらいいんだな」

 

「はい!お願いします、お兄さん!!」

 

別に俺は大志君の兄ではないんだが……まぁいいか。

 

「八幡、私達も手伝うよ!」

 

「うん、川崎さんは総武の生徒だし生徒会としても放っておけないからね」

 

「そうですね」

 

「では早速ナオっちが情報を集めてきますよ!!」

 

上から西野、榎本、吉槻、高科が俺に力を貸してくれることになった。

 

「ああ、頼りにしてる」

 

この5人が集まるとなんだか(Oddball)の仕事みたいだな……。

 

「というわけだ雪ノ下。大志君の件は俺達に任せておけ」

 

「比企谷君、私達も奉仕部として……」

 

「今はテスト前で全ての部活は活動停止だ。それに……雪ノ下も心の整理をする時間がほしいだろう?」

 

「比企谷君……」

 

まぁさっきから顔を青くして無言状態になっている由比ヶ浜もそうだがな。

 

「だから事故の件はそうだな……テストが終わってからにでも話し合おう」

 

「……ええ」

 

「とりあえず雪ノ下は由比ヶ浜を連れて先に帰っておいてくれ」

 

俺がそう言うと雪ノ下は未だ顔を青いままの由比ヶ浜を連れて帰った。

 

「ではでは早速行動開始ですよ!川崎さんの情報を集めてきます!さら、行きましょう!!」

 

「はい」

 

高科と吉槻は川崎沙希についての情報収集へと向かった。

 

「さて、じゃあ小町と大志君は時間が時間だから帰るんだ」

 

「了解であります!」

 

「お兄さん……お願いします!」

 

「おう、大志君も何かわかったらここに連絡してくれ」

 

「……はいっす!」

 

俺は大志君に自分の『仕事用』の連絡先を渡しておいた。

 

小町と大志君も帰りこの場には俺と榎本と西野の3人となった。

 

「八幡……よかったの?」

 

西野が口を開く。

 

「何がだ?」

 

「何がって……」

 

「優香は比企谷君が去年の事故の件で雪ノ下さんと由比ヶ浜さんに負い目を感じてないか心配してるのよ」

 

ならあの発言はどうなのかという話だよな……。まぁ西野は確信して言っているんだろうが。

 

「ん?負い目?まさか。あの件は俺の中では既に完結している。もうどうでもいいことだ」

 

「八幡……」

 

「まぁ俺がそうでも向こうが負い目たっぷりだからどうしたもんかと思ってな」

 

雪ノ下も由比ヶ浜もそのあたり面倒なもんだ。まぁとりあえずそれは置いといて……。

 

「今は大志君の依頼が先決だ」

 

「……そうだね」

 

「……うん」

 

「じゃあ明日から行動開始だ。俺は先に帰る」

 

俺は大志君の依頼の解決策を考えながら帰った。

 

 

 

~翌日~

 

「大志君から新たな情報が入った。川崎沙希がエンジェルなんとかってところから電話がかかってきたそうだ。高科、このあたりでエンジェルと名のつく店はどのくらいある?」

 

「ナオっちの情報網によりますと『えんじぇる☆ている』というメイド喫茶と『エンジェルラダー』という……これはバーですかね?この2つだけですね!」

 

『エンジェルラダー』か……。前に椿さんに呼ばれて西野と榎本の3人で行ったところだな。朝帰りということは間違いなく川崎沙希が働いているのは後者だろうが……。

 

「吉槻、川崎沙希の性格とかわかるか?」

 

「はい、あくまで私の主観ですが川崎さんは内向的な性格で人を寄せ付けない……といったところでしょうか」

 

ふむ成程……。

 

「わかった。2人共ありがとう。今日川崎沙希のバイト先に行って話をつける。十中八九バーだろうが念のため先にメイド喫茶の方へと……」

 

「待って八幡!」

 

行こうかと思ったら西野が俺に静止をかける。

 

「どうした西野?」

 

「『えんじぇる☆ている』の店長さんと仲が良いから電話で聞いてみるよ!」

 

どうやら西野は『えんじぇる☆ている』の店長と仲が良いようだ。相変わらず人脈が豊富な奴だ。

 

「あっ、もしもし?今時間いいですかことりさん?」

 

『優香ちゃん、どうしたの?もしかして遂にうちで働いてくれる気になったのかな?』

 

「いえ、その話はまたの機会に……」

 

『残念……。じゃあどうしたの?』

 

「最近そちらに川崎さんという人が入りませんでしたか?」

 

『う~ん……ここのところ新しい人は入ってないね。またアルバイト募集しようかなぁ……?』

 

「わかりました。ありがとうございます!」

 

『優香ちゃんの役に立ったのなら何より。またお店に来てね。なんならうちで働いてくれてもいいんだよ?』

 

「今度友達を連れてまた行きますが働くのは遠慮ということで……」

 

『厳しいなぁ……。じゃあまたね♪』ピッ

 

「……ということで『えんじぇる☆ている』の方には川崎さんはいないよ!」

 

「サンキュー西野。じゃあ『エンジェルラダー』の方に行くとするか……と言っても今からだと早すぎるから21時30分に行くことにする」

 

「比企谷君1人で行くの?」

 

「そうだな……おまえら、今日のシフトはどうなってる?」

 

「私は入ってないわ」

 

「私は入ってる……」

 

「ナオっちも入ってますよ」

 

「私も入ってます」

 

上から榎本、西野、高科、吉槻の順番だ。

 

「わかった。なら榎本は俺についてきてほしい。21時30分に店の前に仕事着で来てくれ」

 

「ええ、わかったわ」

 

さて、仕事を始めますか……。

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。
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