俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡 作:銅英雄
さて、前回雪ノ下と由比ヶ浜と話し合うと豪語していんだが、そのことがすっかり頭から離れてしまった。何故なら……。
「お兄ちゃん、今年も東京ワンニャンショーが開催されるよ!行こうよ!!」
「おう」
東京ワンニャンショーが開催されるからね。動物見て癒されたい。
~そして~
「見て見てお兄ちゃんペンギンだよ!可愛い!」
小町はペンギンを見てはしゃいでいる。その姿は年相応で無邪気なもんだね。
「ペンギンな~。そういえばペンギンって語源のラテン語で肥満って意味らしいぞ。そう思って見るとメタボのおっさんを見てる気分になるよな」
「……これからペンギンを見るとそういう目で見ちゃいそう。小町的にポイント低いよ……」
「そんなこと言われても俺もこれは榎本に聞いたからな。文句はあいつに言ってくれ」
本当にあいつの知識の幅が広い。本人曰く『知っていることしか知らない。知らないというのは何処かもどかしいし、どんなことでも知っていて損はないから知ろうとする』だそうだ。
「はぁ……。ん?あれって雪乃さん?」
小町が雪ノ下を見つけたようだ。何やらパンフレットとにらめっこしてるようだが……。
「雪乃さーん!」
「小町さんに……比企谷君?」
~そして~
雪ノ下も一緒に回ることになり小町はテンションが上がっており今は先頭を歩いている。
「すまんな雪ノ下。妹の我儘に付き合ってもらって」
「……いえ、気にしてないわ」
やっぱりあの日からなんか元気がないな。
「比企谷君、川崎さんの依頼を解決したそうね」
「う~ん、あれは解決って言うのかね?俺は川崎に紙を渡しただけだしな。まぁ俺なりに奉仕部の理念ってのを考えてはいたが」
「そう……」
「…………」
「…………」
沈黙が続く。俺は沈黙が嫌いではないのでそのまま会話が終わっても構わんのだが、偶然とはいえ会ったのだから話を切り出そう。
「雪ノ下、心の整理はできたか?」
「……ええ、私は比企谷君と由比ヶ浜さんと話し合う準備ができたわ」
「そうか。じゃあ次の学校の日にでも……」
「比企谷君」
雪ノ下の決意を聞いて次の部活の日に話し合うことを言おうとすると雪ノ下に遮られる。
「6月18日。これが何の日かわかるかしら?」
「6月18日?特に何もない平日だった気がするが……話の流れからするともしかして由比ヶ浜の誕生日だったりするのか?」
「ええ、確証はないけれど由比ヶ浜さんのメールアドレスに0618とあったからそこから推測しているの」
「ふんふんそれで?」
「その日に私は比企谷君と由比ヶ浜さんに入学式の日のことを話すわ」
どうやら雪ノ下の決意は固まったみたいだな。あとは由比ヶ浜か……。
「だから……付き合ってくれないかしら?」
…………えっ?今告白されたの?いや、さっきまでの話から推測するに(由比ヶ浜の誕生日プレゼントを買うのに)付き合ってくれないかしら?という意味だろう。
主語述語をはっきりわかりやすく日本語を喋ろう!八幡との約束ダゾ!!
ちなみに小町はご機嫌良好で先頭を歩いていた。
~そして~
ワンニャンショーの翌日。雪ノ下と由比ヶ浜の誕プレを買いに行くために俺は待ち合わせ場所であるららぽーとへと向かう。
歩いていると雪ノ下を見つけた……んだけどその雪ノ下がナンパされていた。
…………何故か西野と榎本が一緒にナンパされていた。
今回はここまでです。