俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


(Oddball)は実はかなり大きいグループである。

「あれ?雪乃ちゃん?」

 

雪ノ下に声をかけたのは雪ノ下陽乃(ゆきのしたはるの)で雪ノ下の姉である。彼女の情報は色々あるが、こうして対面するのは初めてだな。

 

「姉さん……」

 

雪ノ下の方は苦虫を噛み潰したような顔をしている。苦手なのかな?

 

「こんなところでどうしたの?あっ、もしかしてデート?デートだなこのこの~!」

 

「違うわ」

 

「またまた~照れちゃって~!」

 

雪ノ下姉は雪ノ下をからかうように絡んでいる。雪ノ下は心底嫌そうだ。まぁガンバ大阪ってことで。

 

雪ノ下姉の連れである女性2人が此方に話しかけた。っていうかこの2人知り合いだったわ。

 

「あれ?八幡君達じゃん」

 

「鞠莉のところで会った以来ね」

 

この人達は渡辺曜(わたなべよう)さんと津島善子(つしまよしこ)さんで小原グループの一員でありながら現役の大学生というダブルワーク?なのだ。

 

「曜さんに善子さん、こんにちは!」

 

「お久し振りです」

 

「優香は曜に似ていつも元気ね」

 

「はい!それが私の取り柄ですから!!」

 

「梨子ちゃんは相変わらず梨子ちゃんにそっくりだね!!」

 

「曜さん会うたびに同じこと言ってますね……」

 

津島さんは西野に、渡辺さんは榎本に絡んだ後2人共こっちに来た。

 

「それに八幡君は相変わらず死んだ目してるね!」

 

「それが自分の個性ですから」

 

「まぁ個性は人それぞれだからね~」

 

渡辺さんは俺を見るたびに目を揶揄して……。

 

「くっくっくっ……その魔眼はこのヨハネのリトルデーモンに相応しい……!」

 

「津島さんは相変わらず中二病が抜けきってないですね~」

 

「中二病ゆーな!」

 

津島さんは中二病全開で目を揶揄する。まだ2、3回しか会ってないのに最早恒例のやりとりになっている。

 

ちなみに2人共西野の幅広い人脈の1部である。

 

「あ、あの~……」

 

すっかり空気になっている雪ノ下姉が此方に話しかける。

 

「はいぃ?」

 

右京さん風に俺は返事をした。俺は断然亀山君派である。

 

「えっと……君達は渡辺先輩達と知り合いなのかな?」

 

「まぁ知り合いっちゃ知り合いですね~。小原グループとはちょっとした縁がありますから」

 

雪ノ下を見付けた時の仮面みたいなのはすっかりなくなっていた。この人面白いな……。これからは平塚先生と同じ扱いでいこう。

 

「陽乃ちゃん堅いぞ~!まるでいつかのダイヤちゃんみたい!気軽に曜ちゃんって呼んでもいいんだよ?」

 

「曜は逆に軽すぎるのよ。陽乃が困ってるじゃない」

 

「い、いえっ!あの小原グループの一員に対してそんな恐れ多いことできませんよ!」

 

ちなみに上下関係は(Oddball)>小原グループ>雪ノ下建設(雪ノ下家が所有している会社)を始めとする雪ノ下グループ全般といった感じなので雪ノ下姉が渡辺さん達にへこへこしているというわけだ。

 

俺達が敬語なのは歳上だからである。初対面時は渡辺さんと津島さんは敬語で俺達に話していたのだが、それだと落ち着かないということで今に至る。

 

「ところで渡辺さん達はどうしてここにいるんですか?」

 

「私と善子ちゃんは陽乃ちゃんと一緒に遊びに来たんだ」

 

「でもさっきから陽乃がガチガチなのよ。薄気味悪いペルソナを装備してね。まぁ所謂営業モードといったところかしら」

 

それは多分2人がいるからではなかろうか?

 

「2人が彼女を誘ったんですか?」

 

「うん、陽乃ちゃんも問題なさそうだったよ!」

 

「いや、曜が強引に誘ってたじゃない。陽乃の有無を言わせない勢いだったわよ?」

 

あっ、それもう確定ですわ……。

 

「あっ、鞠莉ちゃんから電話だ。ちょっと席を外すね」

 

そう言って渡辺さんはここを離れる。

 

「……私はお手洗いに行ってくるわ」

 

続けて津島さんも離れる。これでこの場にいるのは俺、西野、榎本、雪ノ下姉妹になった。というか雪ノ下がさっきから空気になってるな……。

 

「えっと、とりあえず自己紹介するね。私は雪ノ下陽乃。雪乃ちゃんのお姉ちゃんだよ」

 

2人がいなくなったのか再び仮面を着けて切り出す。

 

「西野優香です。よろしくお願いします」

 

「榎本梨子です。よろしくお願い致します」

 

西野と榎本は業務モードで自己紹介した。さて、俺も自己紹介しますかね。

 

「比企谷八幡ですよー。よろしくでーす」

 

某死体人形のような棒読み具合で自己紹介した。そういえばあの死体人形は何をしているのだろうか?

 

「比企谷……へぇ……?」

 

「そんなに珍しいですかね?まぁざらにある苗字じゃないとは思いますが」

 

「ううん、それで君達は小原グループの2人とはどういった関係なのかな?」

 

別に言ってもいいけどそれじゃあ面白くないし平塚先生と同等の玩具だし手放したくないなぁ……。

 

「知り合いですよ~。それ以上でもそれ以下でもありません」

 

俺がそう言うと西野と榎本が何か言いたげだったが、俺の表情を見るなりすぐに察して言うことをやめた。

 

「ふーん……まぁいいや。これからも雪乃ちゃんをヨロシクね!ああ見えて雪乃ちゃんは繊細なんだから。じゃあね!」

 

雪ノ下姉はそそくさとその場を去っていった。渡辺さん達と一緒に行かなくていいのかね……?

 

「話は終わったようね。じゃあ私達も行くわ。今度会うときは野球の練習の時かしらね」

 

「そうですね」

 

「早く陽乃ちゃんを追いかけるよ善子ちゃん!」

 

「はいはい」

 

渡辺さんと津島さんは雪ノ下姉を追いかけていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪ノ下は姉に絡まれてからは終始空気だった。

 




今回はここまでです。

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