俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


西野優香は遠前町の夏祭りを満喫している。

試合の1週間前。今日は遠前町で夏祭りがある日だ。俺達3人は練習後の息抜きにその夏祭りに来ているのだが……。

 

「今日ここで夏祭りがあるなんて聞いてないよー!事前に知ってたら浴衣を着てたのに!」

 

「まぁまぁ、練習の後なんだし」

 

「それに千葉の夏祭りは1ヶ月先にあるからそのときに浴衣着ればいいだろ」

 

「むー……!」

 

俺と榎本は浴衣を着たかったらしい西野をどうにか宥めている。

 

「とにかく切り替えて夏祭りを楽しも?ね?」

 

「そうそう、折角椿さんが息抜きにと提案してくれたんだ。楽しまないと罰が当たるぜ?」

 

まぁ椿さんはこの夏祭りで何かを仕掛けようとしている感じだったが……。

 

「……そうだね。折角の夏祭りだし目一杯楽しまないと損だよね。ごめん2人共、今日はお祭りを満喫しようね!!」

 

すっかり不満がなくなった……かどうかは微妙だが西野はこの祭りを楽しむことにしたそうだ。

 

夏祭りを楽しむ西野はそれからも出店を制覇する勢いで出店を巡り始めた。

 

西野の勢いが半端なく俺と榎本は置いていかれてしまった。

 

「……すげぇスピードで走っていったな」

 

「優香が人混みに紛れてなければいいんだけど……」

 

「それについては心配ないだろ。小学校の時もあいつはあんな感じだったし、中学に関しては榎本も知っているだろ?」

 

「……それもそうね。とりあえず私達も適当に見ていこっか」

 

「だな」

 

とりあえず榎本と出店を見ていくことになった。まぁ途中で西野を拾っていけばいいか……。

 

 

~そして~

 

「さあさあいらっしゃい!この店はピンボールおみくじだよー!」

 

「ピンボールおみくじ……?」

 

赤い髪の体格がいい店員がやっている出店に榎本が食い付いた。

 

「ピンボール形式で流れていく人形に当てていくんだ。当てる人形によって点数が決まる。さらに!この景品という字のシールが貼ってある人形に当てると店から景品がもらえるぜ!」

 

店員が景品というシールを貼っているのは巷で有名なほるひす人形と白い鼬の人形である。

 

「面白そうね……。比企谷君、私達もやってみよ?」

 

「俺もやるのかよ……。まぁいいけど」

 

「毎度あり!じゃあルールを説明するぜ!……と言ってもさっき殆ど説明したから追加説明だ!玉は全部で4発。Aボタンを押すと玉が発射される。Aボタンを長押しすることで溜めを作って長押ししているAボタンを離すことで勢いよく発射するんだ。LボタンとRボタンで台を揺らすことができるから、これらのボタンを上手く調整して高得点を狙ってくれ!」

 

成程……全然わからん!ボタンってなんぞ?

 

「わかりました。やってみます!」

 

榎本はわかったらしい。学年1位の天才はルールの理解が早いですね……。それともゲーマーだから理解が早いの?

 

 

~そして~

 

先に俺がやって結果は大吉。ボタンの件がさっぱりだったが、フィーリングでなんとか結果を残すことができた。それで榎本なのだが……。

 

「やった!景品4つGET♪」

 

「すげぇな姉ちゃん。……兄貴でも1つが限界だったのに」

 

大吉を取るのは当たり前。榎本の狙いは4発中4発景品を取ることだったらしい。学年1位で尚且つゲーマーとか榎本のスペック半端ないと思った。

 

赤い髪の店員が何やらボソッと言っていたけど気にしない。

 

「これが景品だ。持ってけ!」

 

「ありがとうございます♪」

 

榎本がもらったのは新品のバット、グローブ、スパイク、リストバンドだった。

 

ピンボールおみくじの店から出た榎本は景品を見ながら言った。

 

「……これで野球を頑張れってことなのかな?」

 

「それ以外に何があるんだよ……。多分あの店員も野球をやってる感じだな。或いは野球を応援しているか……。もし前者なら風貌からして恐らく草野球だ」

 

「ここで出店を出しているってことはもし野球をしているならこの町の草野球チームよね?コアラーズでは見かけなかったから……」

 

「ビクトリーズの選手だろうな。しかも前に椿さんから見せてもらった映像にはいなかった人だ……。だとしたらあの店員も俺達の敵というわけだ」

 

「…………」

 

「とりあえず西野と合流しようぜ」

 

「……そうね」

 

俺達は西野を探すために出店を回り始めた。

 

 

 

 

 

 

優香side

 

いやー満喫満喫!やっぱりお祭りは楽しいね!途中変なナンパに絡まれたけど、出店が私を呼んでいるので即座に断って走ったよ。

 

さて、そろそろ八幡と梨子を見つけないと!1周すれば見つかるかな……?ん?あれは……。

 

「……何をしに来た椿」

 

「決まってるだろ?商店街のイベントの1つであるこの夏祭りをぶっ壊しにきたんだよ」

 

椿さんとこの前の……確か九楼さんだったっけ?この2人やっぱり知り合いだったんだ……。九楼さんから椿さんと同じ雰囲気を感じたし。

 

椿さんの用事はこの夏祭りを滅茶苦茶にすることだったのかな?私としてはお祭りを台無しにはしたくないけど、仕事なら話は別だよね……。とりあえず2人の会話を聞いてみよう!

 

「そんなことさせると思うか……?」

 

「……ふん、だったらやめてもいいぜ」

 

「何……?」

 

「お互いもっとスマートにいこうぜ。おまえは俺が邪魔だし、俺はおまえが邪魔だ。だからここは勝負といこう」

 

「……ここで勝負するのか?」

 

「おっと、スマートにと言っただろ。勝負は野球で決めようぜ。1週間後のビクトリーズとコアラーズの試合でだ。お互い助っ人らしくな」

 

「いいだろう」

 

「決まったな。負けた方がこの町から手を引くってことで」

 

「……汚い真似をするなよ」

 

「おいおい、野球でそんなことするわけないだろ?……正面から叩き潰してやるよ。俺達がな」

 

「……達?他にも仲間がいるのか?」

 

「さぁな。……試合の日を楽しみにしてるぜ」スタスタ

 

「……負けないぞ」

 

……なんかとんでもないことを聞いちゃった気がするなぁ。まぁお祭りが台無しにならなくてよかったかな?とりあえずこの場からは去っておこっと。

 

そして八幡と梨子にもこのことを報告しなきゃ!

 

 

 

 

優香sideout

 

 




今回はここまでです。

パワポケ9の原作(ゲーム)の内容を少し変えました。

では次回もよろしくです。
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