俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


いよいよニコニココアラーズとブギウギビクトリーズの試合が始まる。

今日は試合当日。俺達はコアラーズとビクトリーズが戦う球場にコアラーズのメンバーより早く到着した……というか1番乗りなので事前に軽く練習している。

 

「いよいよ試合だねー!頑張ってビクトリーズに勝利しよう!!」

 

「西野の奴随分張り切ってるな……」

 

「今日の試合を心待ちにしてたそうよ。私も少し楽しみだしね」

 

それぞれのコンディションとしては西野は張り切り、俺は少しだるげに、榎本も知っているその中間といったところだろうか。それでいて何処かやる気を感じる。ゲーム的にいうと西野は絶好調、俺は不調気味、榎本は好調となっていそう。

 

「よう、早いなおまえら」

 

自主練をしていると椿さん達コアラーズの面子が到着したようだ。

 

「今日の打順と守備位置を決めておいたから目を通してくれ」

 

そう言って椿さんがオーダーを決めた紙を此方に投げてくる。どれどれ……。

 

コアラーズオーダー

 

 

1番 西野  三

 

2番 榎本  二

 

3番 比企谷 遊

 

4番 椿   中

 

5番 鈴木  左

 

6番 長谷川 一

 

7番 工藤  右

 

8番 森   捕

 

9番 大北  投

 

 

 

「いいんですか?俺達を上位打線に置いて」

 

「ああ、おまえらの実力を見て判断したからな。それにおまえらの場合は順番を固めた方がいいだろうしこれでいく」スタスタ

 

そう言って椿さんはベンチの方へと歩いていった。嬉しいもんだね。椿さんに認められているっていうのは。

 

「2人共、これが今回のオーダーだ」

 

俺は西野と榎本にオーダー表を見せた。

 

「私が1番!よーし、張り切っていくぞー!!」

 

「2番……状況に応じてやれることだけやっていきましょ」

 

2人はそれぞれやる気を見せているようだ。まぁ俺もボチボチ頑張りますかね……。

 

「おい」

 

「なんでしょうか?椿さん?」

 

「相手チームのオーダーだ。あと見てないのはおまえらだけだからよく見ておけ」

 

椿さんは俺達は相手チームのオーダーを見せるために戻ってきたようだ。冷たい印象があるけど、意外と優しいんだよね椿さん。

 

さて、相手チームのオーダーは……。

 

 

ビクトリーズオーダー

 

 

1番 九楼  中

 

2番 ピエロ 遊

 

3番 権田  捕

 

4番 ムシャ 一

 

5番 カニ  三

 

6番 城田  左

 

7番 寺門  右

 

8番 白   二

 

9番 木川  投  

 

 

九楼さんは先発じゃないのか……。この木川という人は恐らく九楼さんがビクトリーズの助っ人になる前のエースといったところだな。

 

それにしても……。

 

「……随分個性的な人達ね」

 

「……だな」

 

俺と榎本は相手チームのオーダー表を見ながらビクトリーズの練習風景を見ている。

 

あの人達も恐らく助っ人だろう。榎本の言う通り個性的な人達である。特にピエロとカニ。それと……。

 

「ねぇ八幡、あの城田って人……」

 

「ああ、間違いない。雪白の城田鉄幹(しろたてっかん)だ。あの人も野球をやるんだな」

 

城田鉄幹。表向きには雪白のシェフとして通っているが、あの人は暗殺にも通じている。前に仕事で見たことがあるからな。果たして野球ではどれ程の実力を持っているのか……。

 

「比企谷君、あの赤髪の人って……」

 

「やっぱりあの人もビクトリーズの選手だったな」

 

ビクトリーズの守備練を見る限りあの人の名前は寺門(じもん)って人なのだろう。

 

「さて、俺達もそろそろ守備練の時間だ」

 

「よーし!頑張るぞ!!」

 

「そうね、全力を尽くしましょう!」

 

俺達はコアラーズの人達に続いて守備位置についた。

 

 

 

九楼side

 

俺達は今コアラーズの守備練を見ているのだが……。

 

「サード!」キィン!

 

「よっ!」バシィッ!

 

「おいおい、あれを捕るのか?あの打球は普通なら抜けても可笑しくはないぞ。……女なのに大したもんだ」

 

捕手の権田(ごんだ)が驚いた様子であの少女を評価している。

 

あの少女はこの間喫茶店で会った子だ。確か西野と言っていたな。相手のメンバー表を見たときはもしやと思ったが……。

 

他にも比企谷、榎本と言った喫茶店で会った少年少女がそれぞれ遊撃手、二塁手を守っている。

 

(あの3人は恐らく椿の仲間と考えるのが自然だな。だからあの時椿は俺達と言っていたのか……。それに比企谷という少年もこれをわかっていてまた会いそう等と言っていた……か)

 

「こりゃのりおがどこまで相手を抑えられるかで勝負が決まりそうだな。……あんたの出番も早くなりそうだ」

 

木川(きかわ)は俺が入ってくる前のビクトリーズのエースだったが、俺が入ってきてからはその座を奪われては不満そうにしていたな。まぁ前のコアラーズの試合では先発だったが……。

 

他にも電視(でんし)や水間(すいま)といった投手の助っ人がビクトリーズに入ってから出番は益々少なくなっている。

 

(これはビクトリーズの内部分裂も近そうだな……。まぁ今は目の前の試合に集中するか)

 

椿との勝負があるしな。

 

 

 

九楼sideout

 

 

 

 

そろそろ試合開始だな……。ビクトリーズの方は前のコアラーズとの試合に対してメンバーが数人変わっているからデータが少ない。投手の大北さんが何処まで凌げるかが肝だな。

 

「フレーッ!フレーッ!コアラーズ!!」

 

何処から嗅ぎ付けたか知らんが高科を中心に吉槻、東横を始めとする(Oddball)の社員複数がコアラーズの応援に来ている。あんたら仕事はどうした?

 

「応援に来てくれたナオ達の分まで頑張らなきゃね!」

 

「会社が回っているか気になるところだけどね……」

 

「全くだ……。この試合、負けられなくなってきた」

 

『プレイボール!!』

 

さて、試合開始だ。

 




今回はここまでです。
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