俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡 作:銅英雄
西野と榎本と一緒に千葉村のキャンプ地に着いた。
平塚先生の話によるとこのあたりに車を停めると言っていたが……おっ、あれかな?
「やあ比企谷、どうして電話を途中で切ったのかを説明してもらおうか……!」
平塚先生は顔をヒクヒクさせながらそれでいて笑顔で訪ねている。
「はっはー、平塚先生は元気いいですねぇ。何か良いことでもあったんですか?」
「……良いことがあるとすれば今から貴様に制裁を与えることができるからだ!」
そう言いながら平塚先生は此方に拳を向けているが、俺からすれば遅いので余裕で受け止めることができる。
「暴力反対ですよー。こんないたいけな少年に暴力をふるおうとするなんて……」
「いたいけな少年なら私を小馬鹿にしないはずなのだがな……」
「それより暴力は教師として問題でしょうよ。ここには目撃者が多数いますからね」
「ぐっ……!」
ここには俺達の他にも雪ノ下、由比ヶ浜、戸塚、小町と奉仕部合宿組(戸塚は平塚先生に呼びかけられたらしい)がいるわけだからな。
「お兄ちゃん!」ガバッ!
「おっと……」ガシィッ!
平塚先生で遊んでいると小町が飛び込んできた。よしよし、可愛い奴め。
「お兄ちゃんが優香さん達と数日間遊びに行くって言ってたから寂しかったけど、まさかお兄ちゃん達もここにいたとは思わなかったよ~!」
「ここには小原さんの別荘があるからな。そこに俺達はいるからもしよかったら小町も遊びに来るといい。人を駄目にするソファもあるぞ」
「うん、必ず遊びに行くから案内してね!」
「ああ」
小町と戯れていると今度は由比ヶ浜が声をかける。
「や、やっはろーヒッキー。ヒッキーは西野さん達とここに来てたんだ……」
「ん?まぁな。おまえ達とは違って俺達は遊びにここに来ているから奉仕部の合宿には参加できん。それでいいよな雪ノ下?」
「ええ、比企谷君はこの合宿には不参加という話は了承したわ。」
「まぁ何か困ったことがあったらLINEでも送ってくれ。助言くらいはしてやる」
雪ノ下にはそれで許可をもらった。平塚先生が不満そうだが、先に予定を入れたからね。事前に知らせない方が悪いと思います。
「ありがとう。その時になったらお願いするわ」
「了解。そんじゃあそろそろ俺達は行く。小町、自由時間になったら小原さんの別荘に案内するからLINEくれ」
「わかったであります!」
俺達は別荘の方へと戻っていった。
~そして~
「八幡は結局合宿には参加しないんだね」
俺が奉仕部の方へと行かないのが気になったからか西野が訪ねてきた。
「思えば奉仕部として雪ノ下が俺抜きで依頼をこなすのは初めてなんじゃないかと思ってな。今までは俺が解決したようなもんだし、この合宿とやらでもしも依頼があるならあいつ自身でなんとかしなきゃいけない。俺も毎回参加できるわけじゃないし」
「でも平塚先生はきっと比企谷君を巻き込もうとするわよ?」
榎本の言う通り平塚先生は何処か俺に執着しているところがある。恐らく問題が発生したらすぐさま俺に連絡するだろう。
「まぁその時はその時だ。適当にやらせてもらうさ」
「このまま何事もなく終わるといいけどね……」
「梨子は何か感じる?」
西野が榎本に聞いてくる。榎本はこの千葉村で何か起こるようなそんな予感があるそうだ。所謂危険予知というやつだな。便利。
「前に学校側が千葉村で小学生のサポートスタッフみたいなのを募集しているのを見てね。もしかしたら小学生側に何かあるんじゃないかって思ったの」
「じゃあ恐らく奉仕部に依頼が来るとすればそれだな」
果たしてどんな依頼が待ってるのやら……。
今回はここまでです。