俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


ただの昼休みでも平和というわけにはいかない。

ある日の昼休み。いつもはテニス部員の昼練を眺めながら昼食を食べている俺だが、今日は雨のため教室での食事である。

 

「あーし今日はチョコとショコラのダブルが食べたい!」

 

等とそれどっちもチョコじゃね?と突っ込みたくなるような発言をしているのが三浦優美子。

 

「それ、どっちもチョコじゃん」

 

そして俺と同じ突っ込みをしたのが葉山隼人(はやまはやと)。三浦と葉山を中心とした男女のグループがこのクラス……というよりこの2学年のトップカーストなのだ。由比ヶ浜もこのグループに所属している。

 

「悪いけど今日はパスな。それに余り食い過ぎると後悔するぞ優美子」

 

「あーしどんなに食べても太らない体質だし!」

 

胸を張りながら三浦は主張するが『どんなに食べても太らない』という言葉はその裏でしっかりとしたカロリーを計算しているもんだと最近西野が言ってたな。まぁあいつの場合はアスリート並に体を動かしているが……。

 

「やー優美子マジで神スタイルだよね~。脚とか超キレー」

 

今日も由比ヶ浜は三浦のご機嫌取りをしている。この辺本当に友達なのか小一時間問い詰めたいところではあるな。

 

「それであたし今からちょっと用事が……」

 

そういえば由比ヶ浜はここ最近雪ノ下と昼休みを過ごしているようだ。今日もその予定を三浦に伝えようとするが……。

 

「えー?でも雪ノ下さんとかいう子の方がヤバくない?」

 

……雪ノ下雪乃の名前は有名なんだな。俺は水筒に入れてある梅昆布茶を啜りながらそう思った。うむ、水筒に入れていても梅昆布茶は美味だな。

 

「あっ、確かにゆきのんはヤバ……」

 

「……ゆきのん?」

 

由比ヶ浜のゆきのん呼びに対して三浦が不機嫌になる。その不機嫌の原因は『雪ノ下を褒めておきながらでもあーしの方が良いよね~』的な感じでフォローしてほしかったのに由比ヶ浜が肯定してしまったからなのか、渾名で呼んでいる雪ノ下に対する嫉妬みたいなのかどっちだろうか……。まぁ気にしても仕方ないが。

 

「まぁいいじゃないか。部活の後でいいなら俺が付き合うよ」

 

由比ヶ浜が必死にフォローしようとするなか葉山が三浦を宥める。そうすることによりグループ内の空気が落ち着く。流石空気清浄機の葉山隼人(俺命名)。すると再び由比ヶ浜が三浦に切り出す。

 

「あの……あたし、お昼行くところがあるから……」

 

「そうなん?じゃあレモンティー買ってきてよ。あーし今日飲み物忘れたから」

 

「やー……でもあたし戻ってくるのは5限になるしお昼まるまるいなくなるからそれはどうだろーみたいな……」

 

由比ヶ浜もハッキリと断りゃいいのに……。まぁそれができたら苦労はしないか……。

 

「結衣最近付き合い悪くない?」

 

「……ごめん」

 

「ごめんじゃなくてなんか言いたいことがあんでしょ!?」

 

三浦が威圧的な態度に対して由比ヶ浜は怯えている。これじゃあ由比ヶ浜は何も言えんな。……しょうがない。

 

俺はスマホを取り出してメール画面を開きカコカコと文を打ち画面を閉じる。その後三浦は落ち着いた態度になってどこに行くのか由比ヶ浜に尋ねた。実は俺と三浦はメル友なのだ。

 

その後雪ノ下がクラスに来て由比ヶ浜が雪ノ下と一緒にご飯を食べると言ったら三浦は『始めからそう言えばよかったんじゃん……』と少し不機嫌になりながら呟いた。……これ俺が三浦にメールしなかったら雪ノ下と三浦で一触即発の修羅場になるところだったのでは?

 

こうして雨の日の昼休みは過ぎていった。梅昆布茶美味ぇ。

 

 

~そして~

 

放課後になって部活に行こうとすると三浦に声をかけられた。

 

「……今日はフォロー助かったし。あのままだと結衣と喧嘩になるとこだった……」

 

「気にすんな。……まぁ威圧的な態度を取っている三浦にも原因はあるが、由比ヶ浜のハッキリとしないところにも問題がある」

 

「はぁ……そんなつもりはなくても結衣のウジウジしているところを見るとつい……」

 

正直三浦の気持ちはすごくわかる。社会に出るとああいった奴は速攻で切り捨てられるからな。

 

「じゃあ俺はこれから部活だから」

 

「ん。呼び止めて悪かったし。またメールでね」

 

「了解」

 

俺は三浦との会話を終了させて奉仕部へと向かった。

 

 




今回はここまでです。

なるべく今までにはなかった八幡を演出したかった結果がこれである。反省も後悔もしていない。
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