俺ガイル小説でよくあるちょっと性格が変わった愉快な比企谷八幡 作:銅英雄
材木座のラノベ(笑)を受け取った翌日、俺は椿さんと仕事のために遠前町へと訪れている。椿さんによるとこの町に昔の仲間が住み着いているそうだ。
「比企谷、休憩してきていいぞ」
との言葉を椿さんからもらい序でに材木座のラノベ(笑)を何処かで読んでおこうか(まぁ読むだけ時間の無駄だが……)と思い俺はゆっくりとできる場所を探していると喫茶店の看板に目がいった。
(何々……店長の新作珈琲を先着3名様まで無料?)
この看板につられて俺はこの喫茶店へと入店した。
(まぁ無料サービスが終わってたら適当に何か注文すればいいだけだしな……)
カランコロン♪
「いらっしゃいませ、ご主人様♪」
入店するとピンクの髪をしたメイドさんが出てきた。はて、ここはメイド喫茶だったかな……?店内を見るけどメイド服を着ているのはこの人だけのようだ。
まぁいいや。早く席に座るか……。
「ご注文はどうなさいますか?ご主人様♪」
……このメイドさんなんか不気味だな。笑顔という名の仮面をしている。
まぁ接客は印象が大事だからな。客の心をしっかりと掴んでいるが……俺にはわかってしまった。この人から感じる黒いオーラが……。とりあえず注文するか。
「この新作珈琲の先着無料ってまだやってますか?」
「はい、大丈夫ですよ」
「ならそれをください」
「かしこまりました♪他にご注文はございますか?」
「とりあえず以上で」
「他にご注文はございますか?」
……?さっきの言葉が聞こえなかったのか?
「以上で大丈夫です」
「……他にご注文はございますか?」
何この人?NPCか何か?そんなに金を落としてほしいの?
「……以上で大丈夫です」
こっちにも先に珈琲を飲みたいという願望があるんだ。負けてなるものか。
「…………ゴチュウモンハ?」
!?いきなりこの人の黒さが増したぞ……!というかしつこい。これはクレームレベルだぞ全く……。
「…………後で大丈夫です。先に珈琲をお願いします」
これならどうだ?
「……かしこまりました。少々お待ちくださいませ。ご主人様♪」
勝った……!第3部完!……とりあえず待っている間に材木座のラノベ(笑)の続きを読んでおこう……。今半分近くまで読んでいるからそこからだな。
~そして~
……やっと半分読み終えた。くっそつまらん。俺の時間を返せ!
「お待たせしました。新作珈琲になります。ごゆっくりどうぞ、ご主人様♪」
休憩がてら珈琲でも飲むか。
カランコロン♪
「いらっしゃいませ♪……お帰りは彼方になります♪」
「なんで来ていきなり帰らそうとしてるんだ!?」
入ってきたのはユニフォームを着た無精髭を生やしている青年だった。このメイドさんと知り合いみたいである。
「だって貴方また無料珈琲を飲んで終わろうとするじゃない」
「ハムサンドも頼んだだろ!」
「そのお金は伊織さんが払ったものだしね。貴方無一文だから」
「ぐっ……!」
あぁ成程……。俺をこの人みたいに金がないと思っていたのか。流石にそれは人としてどうかと思うからそんなことしないけどな。
それにしてもこの珈琲美味いな……。商品化したら飲みにくるかもしれん。
~そして~
ふぅ……。続きはまた明日にするか。折角だし何か食べて帰ろうかね。無料珈琲だけだと申し訳ないし。
「すいません、追加注文いいですか?」
「お伺いします。少々お待ちくださいませ」
先程のメイドさんが来てフレンチトーストを注文すると「かしこまりました♪」と笑顔を此方に向けた。
~そして~
「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。ご主人様♪」
俺は喫茶店を出て椿さんと合流すべく駅へと向かった。
……あのユニフォームを着た人は雰囲気というか気配というかがどこか椿さんと似ていた。もしかしたら椿さんのかつての仲間かもしれないな。
休み明けに材木座が感想を聞きに来たが雪ノ下はこれでもかというくらいの罵倒の連発、由比ヶ浜は「難しい漢字を知ってるね」という作家志望にとっての禁句を言い、俺はというと……。
「パクリが目立ちすぎ。二次創作の方がいいんじゃねぇの?」
と言ったら材木座は気絶していた。
今回はここまでです。