東方神撃録~nuntius finem bellumdeus vorbum~ 作:JB・瑛325
「幻想郷の一大事、とはいえ仕事を他人に押し付けるのはあまり良い気分ではないですね」
珍しく、幻想郷の裁判官である四季映姫はため息混じりの独り言を呟いていた。その四季映機は仕事をしていない、先ほど言及したように彼女は裁判官である、そのため普段なら是非曲直庁で裁判をしているのだが今は違う。
彼女はいま幻想郷の人間の里から外れたところにいる、決して彼女の部下である小野小町のように仕事をさぼっているのではなくそれ相当の理由がある、独り言で彼女が言っていた通り、今幻想郷ではある緊急事態が起こっている。それは矢崎神弥の記憶の損失である。
その本題に入る前に一つ説明しておく必要がある、みなさんもご存じの通り人間の里には稗田家が居を構えているがその中に御阿礼の子が1200年程前から転生を繰り返している、しかしそのためには100年~200年近くの準備期間を要する、その間、御阿礼の子は時間の埋め合わせや、料金の代わりに地獄で働くことになる。
なぜこの話をしたのか、察しの良い人は気づいているかもしれないが、矢崎神弥は転生する。御阿礼の子とは違い20年間は地獄、20年は外の世界で過ごすことになる。さらに御阿礼の子は一回ごとに記憶を無くすが矢崎神弥は幻想郷に来た瞬間に前の記憶を取り戻す。
しかし今回は初めてだったのもあってか見事に失敗している、それからいろんな騒動が起きているのだ。
そして四季映姫はその原因を調べるべくなぜか地底へと向かっている。
「あのさとり妖怪に協力してもらうだけです」
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「いくら矢崎さんとはいえこの五人とやりあうのは無理だと思いますよ」
文は空を見上げながらそう呟いた、空には霊夢、咲夜、鈴仙、妖夢、魔理沙が神弥とにらみ合うように対峙していた、ものすごく細い糸が後1ミリでも伸びたら千切れてしまいそうなほどひっぱられているようなほどに張り詰めた空気。
そして
「始め」
戦いの火蓋が切って落とされた。
「隙あり!」
先制攻撃は妖夢だった。楼観剣を構えながら、そのスピードと瞬発力を存分に生かし一気に神弥の背後に回り一気に振り上げる。
「っと」
楼観剣の切っ先は目と鼻の先、紙一重のタイミングで攻撃を避ける。しかし避ける際に体制を崩してしまう。その隙を逃すほど紅魔館のメイド長、十六夜咲夜の目は節穴ではない。
間髪入れる隙さえ与えずナイフを投じる。
身を捻るようににしてどうにかナイフとナイフの間の隙間に身をしまう。しかし今度こそ完全に体制を崩す。
そして全員が攻撃を仕掛け、その場にいる誰もが万事休すと思っていたしかし神弥はうっすら笑みを浮かべていた
「
聞きなれない言葉に警戒したのかわずかな隙を見せた。
この隙をのがすまいと神弥は魔術の詠昌をを始めた
「
そして5人の弾幕が神弥を貫くその瞬間、神弥は青い炎となり霧散した
「な…きえた…だと」
「魔理沙!後ろ!」
完全に動きを止めていた魔理沙は霊夢の声ではっとしたように真下へと動き神弥の攻撃を避ける、それと同時に5人で神弥を取り囲む形になった。
なぜ前半がああなったかはそのうちに