東方神撃録~nuntius finem bellumdeus vorbum~ 作:JB・瑛325
弾幕が、きえた、しかもスペルカードであるにも関わらずだ。
霊夢は勝てない、と思った。魔理沙は規格外、だと思った。咲夜はなぜ私はここにいるのだろう、と思た。妖夢は目の前で起こった事は夢だ、と思った。鈴仙は本当に同じ次元に立っているのか、と思った。
五人は、紅に輝く月を背に、王者の如く立っている神弥を前にして絶望していた、勝つことなど不可能、そう思っていた。その間時は止まったかのように誰も動くことは無かった、しかし時計の歯車は再び回り始める、王者の手によって。
その瞬間、五人の思考は停止しかけた。神弥から漏れ出す魔力によって。といっても五人は知るはずもない、知る必要もなかった、それでも、攻撃する事も思考する事も許されない、そんな状況でも抗うのだから。
「『霊符 夢想封印 瞬』」
「『魔砲 ファイナルマスタースパーク』」
「『幻葬 夜霧の幻影殺人鬼』」
「『人鬼 未来永劫斬』」
「『幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)』」
再び五人同時のスペルカード宣言、それを聞いても神弥は動く事もない。
そして、すべての弾幕が確実に神弥の体を貫いた。
「やったの…か」
魔理沙は驚いたように呟いた、そして、消えた。
正確には神弥が正面から思いっきりぶん殴った。きちんと彼の手と魔理沙の落下地点には当たっても痛くないようにか柔らかい何かがあった。
「って…物理はだめよ物理は、霊弾を使いなさい!」
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なぜ遊びで怒られるのか、疑問に思う。こんな経験は十八年生きているが初めてだ、母も父も幼いころに亡くした自分にとっては新鮮だが、それ以外にはたくさん怒られたものだ。あの人はいまどうしているのだろうか。
まあどこかでまた策略を練っているか、仕事をさぼって炎剣で脅されているかのどちらかだろう、そうでしかないだろう。
そんな事を考えていたらつい思ってしまう。あなたはどこの母親なのかと。
というわけで俺は霊夢に怒られている、しかもしっかりと正座させられながら。しかし虚しい事にまったく聞く耳を持っていない。そりゃあの人に散々怒られたからもう慣れっこだ。しかも年下に怒られて…あれ?気のせいか悲しくなってきた。年下に怒られてる俺って…
「で、なんで物理なの?」
「そりゃまあ、あれでしょ」
「あれって何よ、さっさと言いなさい」
「(いやまだ途中だったんですけど)物理の方が死ぬ確率低いでしょ、俺の場合は」
「つまり?殺さないように物理と?」
「星一つ吹き飛ばした事あるしね」
後ろから視線を感じるが魔理沙だろう
「(こいつ…いまとんでもない事言ったよな、妖夢)」
「(ええ、言ったわね。ちなみに私は幽々子よ)」
「(いつの間に!)」
「(あら、あなたがのぞき見始めた時からよ)」
なんかさいご締り悪くてすいません
次は息抜きです