東方神撃録~nuntius finem bellumdeus vorbum~   作:JB・瑛325

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息抜き書くって言ったな。あれは嘘だ。という事でふつうに書きました。息抜きはネタばれになっちゃうので。


吸血鬼の妹 1

俺が幻想郷に来て早くも一ヶ月が過ぎた。それでも記憶は戻る事はなっかったが、それなりには楽しく過ごしている。唯一の不満と言えば暇な事だろう。外の世界で働きすぎていたという事も災いしているのかもしれない。そんな事を考えているとついこう思ってしまう。なぜあの時が暇いまになって暇になったのかじゃなかったのに、と。なぜ運命はこうも残酷なのか、と。もしあの時仕事が無かったら今頃俺は、彼女はどうなっていたのか。叶いもしない事ばかりを考えてしまう。

 

それがつい昨日までの自分だった。でも今日からは違う。やっと見つけたのだ、ここでの生きがいを。あの時と同じように笑い声が絶えない最高の仕事を。

 

 

という事で今、俺は魔法の森の上空でかぜをきっていた。

 

理由は紅魔館に様子見をするという名目で紅茶を飲みに行くだけだ。仕事も終わり自家製の紅茶を飲んだ時に、『そういや紅魔館のメイド長の紅茶を飲んだ事ないな』と思ったから来たわけだが。

 

その紅魔館は霧の湖のほとりにある文字通り紅い館。しかも主である、レミリア・スカーレットは悪魔という徹底ぶりだ、さすが紅魔館。

 

その紅魔館は人里からは結構な距離がある。つまり妖怪の山、ひまわり畑、彼岸をはじめとしたさまざまな景色が見られるわけだ。都会育ちの自分には特別なものだった。幻想郷の名に恥じない、同じ場所でも季節によって違う幻想的な景色は

 

そんな事を考えていたらあっという間についてしまった。飛ぶとあっという間だなと感じてしまう。世界は意外と狭いものだ。あ…走った方が速かった、圧倒的に。着いてからいまさらと自分を一瞥しながら門の前に立つ。

 

美鈴は相変わらず寝ている。今日も幻想郷は平和です。

 

門を通り過ぎたら、威圧感がすさまじい扉が待ち構えている。押すとギーッと鈍い音が鳴るのもこれぞ館、といった具合だ。

 

扉をあけると一面の紅、紅、紅。なぜもっと目に優しい色にしなかったのだろう、と思いつつ、一歩踏み出すと咲夜さんが出迎えてくれた。さすが紅魔館を束ねるメイド長と尊敬しつつ手ごろな席に座る。

 

「まだ紅茶淹れられないから、適当にどこかで時間つぶしといてもらえるかしら」

 

前言撤回、やっぱりこのメイド長はどこかが抜けている。

 

まあ、気になる場所があるから言ってみようと思う。あの地下に幽閉されているであろう、レミリア・スカーレットの妹、フランドール・スカーレットのもとへと。

 

「さあ、久しぶりに自分の存在意義でもしめしてみるか」




こんな感じです
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