拙作を楽しむためのエッセンスみたいなものですので、お読みになってもならなくても結構です。
一部ネタバレになっている部分がごさいますので、その点ご注意願います。
なお、順次書き足される可能性大です。
18年7月18日 「拙作に登場する空賊団一覧」の項目を追加しました。また、それに伴い「用語集」に入っていた「空賊団 震電」の項目を、そちらに移転しました。
18年10月5日 〈用語集〉の「不安空域」の項目を、第10話投稿に伴って、一部加筆しました。
〈世界観説明〉
この小説の舞台となる世界は、「La mondo(ラモンド)」と呼ばれる。地球を遠く離れたとある星にある、という設定。メタい話だが、これは天クラの期間限定ミッション「宇宙を越えて」の設定に倣った。
基本的に空に浮かぶ島から構成されている。浮き島のうちで最も大きいものは「ブロブディン島」と呼ばれ、この世界を2分する主要国家の片割れ「帝国」の首都となっている。
その帝国から高速飛行艇で西へ一直線に飛ぶこと2日、そこにこの世界で2番目に大きい浮き島「リリバット島」がある。これが、もう1つの主要国家「共和国」の首都である。その他、大小さまざまな浮き島が空に浮かび、独立国家となっている島もあれば、荒れた無人島になっている島もある。
こうした浮き島は、ある程度の高度の空域にしか存在しておらず、それより下は、一面の青が広がっている。だが、海があるとかいうわけではないし、その青が何なのかは全くわかっていない。
というのは、その青に向かって、飛行艇の高度を下げていくと、ある程度の高度より下に達した瞬間、通信が途絶してしまう。そして、飛行艇は、まるでブラックホールにでも捕まったように、吸い込まれるようにして消息を絶ってしまうのである。そのため、この世界の住人は、ある程度の高度の一帯を「空の底」と呼ぶ。
また、浮き島のある高度域にあっても、ある部分からは浮き島の全く見られない空が広がっている。そこに飛行艇が入ると、やはり最終的に行方不明となってしまう。そのため、その境界は「エンド」と呼ばれる。(例えば、この世界の北端は、ノールズエンドと呼称される)
というわけで、このラモンドの世界の住人は、箱庭のような世界で生きている、といえる。
この世界に生きる種族は多数に分かれており、ヒト族はむろん、妖精、魔法使い、果ては人形や雪だるまといった生物ならざるものですら、自律意志を持って動いている。
〈時代設定〉
この世界の現在の時代は、カドモスのいた頃から数十年後である。そのため、飛行艇の大半は「標準化された量産型」として登場する。なお、「フレスベルク」「プルマス」「デュランダル」の3隻は、標準化されてまだ日の新しい、新型の飛行艇とされている。また、クロスデルタはプロトタイプそのもの。フォルトゥレスやスクアーロ、アミュリアは、まだプロトタイプすらできていない。
〈用語集〉
「飛行艇」
このラモンドの世界における、一般的な移動手段。着水するわけでもないのに、なぜ艇とつくのかは不明。大きさは様々で、1人乗りのものもある。言ってみれば、私達が車に乗るのと同程度の感覚で、この世界の人たちは飛行艇を使っている。
「帝国」
このラモンド世界における、最大の国家。首都はブロブディン島にある。共和国の首都と比べると、建物の近代ぶり、規模、人口、いずれにおいても帝国首都のほうが上。
現在の帝国皇帝は、元「最果ての空賊団」の首領・エドワード。彼の下には、「帝国八大軍団」と呼ばれる、精鋭師団が揃っている。なお、そのうち2つは、元「遥かなる空賊団」と「グランディリア」であり、それぞれの指揮官(軍団長)はジフィラとマルテ。
「共和国」
ラモンド世界で2番目に巨大な国家。「共和国と帝国の領土を合わせると、ラモンド世界の8~9割にあたる」と言われるほど、両国家は多くの領土を持つ。首都はリリバット島にある。
現在の国家元首はアイリスで、ラルフォードが摂政として彼女を補佐している。帝国との関係は良好。
「艦隊連盟」
共和国と帝国、両国家が、友情と協力関係の証として設置した機関。これにより、共和国製の飛行艇が帝国のドックで整備を受けたりすることも、その逆も可能となっている。互いの国の技術者が行ったり来たりすることもある。
「フリゲート護送社」
共和国の企業の1つ。リリバット島の隣の、セイラン島と呼ばれる小島に、本社とドックを置いている。その他、整備拠点を、帝国・共和国問わず各地に持ち、武装した飛行艇を使って、主に民間の飛行艇の護衛を行っている。
年商5億ゴールドと、かなりの大会社。ただし、人件費や建物・飛行艇のメンテ費用などでわりかしトントンである。
飛行艇も様々で、軍艦レベルの大型飛行艇を2隻、自前で持っている他、中型・小型の飛行艇もかなりの数にのぼる。下手をすると、全飛行艇を総動員したら、小国1つなら滅ぼせそうなレベル。これだけ持っておきながら、さらに新型護衛艦(という名目で、実は飛空母艦…つまり、空飛ぶ空母)を建造している。どれだけ金持ちなんだ、と言いたい。
実は、裏の顔は「空賊団 震電」であり、フリゲート社社員の8割は、震電でも活動している。その際には、飛行艇にも人間にも、可能な限りの偽装工作が施される。
「空賊」
このラモンド世界における、職業(?)の1つ。その規模や実力、思想はそれこそ十人十色。
金の儲け方も様々で、ビジネスを営んでいたり、ガチの賊だったり、自治領を持ってるようなものもいる。
この物語がスタートした時点で、「最果ての空賊団」は解散しており、「遥かなる空賊団」や「グランディリア」などは帝国軍に加わって形を変えているため、現時点における最強の空賊の座は、空賊団「震電」のものとなっている。
「G(ゴールド)」
ラモンド世界における通貨の単位。
「不安空域」
帝国の首都と、共和国の首都との最短航路の上に、突如としてできた魔の空域の通称。ここを通行・探索しようとした船が、何隻も消息を絶っている。
噂では、この空域の中心には巨大な浮き島が出現しているとされ、また、その一帯の空域は、ラモンドの帝国図書館の図鑑にすら載っていないような、ドラゴンをはじめとする怪物が多数巣食っていると言われる。
実は、ここに巣食う怪物の正体は、モンスターハンターの世界から流れ込んできたモンスターたちである。現時点で確認済みなのは、火竜リオレウスと、電竜ライゼクス。それと、古龍たる嵐龍アマツマガツチ。その他、元気ドリンコの調合素材となる眠魚やニトロダケも存在するらしい。それ以外に、バルフォアとフィーリアの持っている武器から、少なくともブラキディオスとナルガクルガ希少種の存在は確定的である。なお、モンスターハンターの生態系、及び武器の強化に必要な素材を鑑みるに、ナルガクルガの通常種と亜種、及びリオレウスのつがいとなるリオレイアの存在可能性が予想されるが、詳細は不明。
〈拙作に登場する空賊団一覧〉
「震電」
現在のラモンド世界における、最強の空賊団。各地に出没しており、場合によっては他の空賊団と抗争を繰り広げたりもしている。旗印は、紺色の空に浮かぶ島々の間を走る、青白い稲妻のマーク。
実力としては、「最果て」や「グランディリア」といった強力な空賊にも匹敵する、もしくはそれらすら超えるとまで言われる。ほぼ同時に世界各地に出没したりすることを考えると、かなりの数の艦隊と人員を抱えると思われる。
しかし、その一方で、その存在目的や全体規模は謎に包まれており、どこを拠点としているのかも不明。しかし、並みならぬ力があり、下手をすると優れた装備を持つ帝国軍すら、撃退してみせかねない。並の空賊では全く歯が立たず、空賊団「ピールフォール」はかつて、フリゲート護送社が護衛していた現金輸送艇を襲撃した結果、後日震電の大艦隊の猛攻にさらされ、壊滅一歩手前まで追い込まれたことがある。
まあ、実質的に震電=フリゲート護送社 だからね、仕方ないね。拠点は、一部フリゲート社の施設を使っている他、震電のみ使用しているアジトが幾つもある。こうした拠点は、Sky◯eじみた魔法ネットワークで結ばれており、リアルタイムで通信可能。また、震電として活動する際は、全員が何かしらの仮面を身につけ、服も着替える等の変装をする。夢幻討伐戦の際は、特別に仮面なしで震電として戦った。首領はバルフォア。
「最果ての空賊団」
今は解散しているが、最近まで存在していた、ラモンド世界最強だった空賊団。首領はエドワード、その下に、特攻隊長としてジフィラがいた。特徴は、見事な艦隊運動に裏打ちされた集団戦法。
元は空賊団「バウンドレス」であり、それが2つに分裂して、その片割れが「最果て」となった。その後、エドワードの帝国皇帝就任に伴い、「最果て」は解散となった。「最果て」の団員たちは現在、帝国軍に転職して、今なお空を飛び回っている。
「遥かなる空賊団」
エドワードが「最果て」を解散した後、その特攻隊長だったジフィラが首領となって、新たに結成された空賊団。
現在は帝国軍に吸収され、「遥かなる空賊団」という名前自体は名乗らなくなっているものの、その組織はそのまま残っており、帝国八大軍団の筆頭格を務めている。アイリスの要請を受けたエドワードの命により、共和国の最終防衛ラインに急派される。
「グランディリア」
分裂した「バウンドレス」のもう1つの片割れ。帝国の領域付近の空域を縄張りにしていた。首領はマルテ。特徴は、密集した艦隊運用と、魔法を駆使した戦闘スタイル。
「遥かなる空賊団」同様に、帝国軍に吸収され、この名前は名乗らなくなったが、組織はそのまま残っており、「遥かなる空賊団」とともに、帝国八大軍団の筆頭格となっている。アイリスの要請を受けたエドワードの命により、共和国の最終防衛ラインに急派される。
「海歌」
共和国の辺境地帯を縄張りとする空賊団。小規模ながらかなりの実力を持つ。首領はシーシェ。旗印は、漢字のような奇妙な青い紋様。
村1つが空賊団となっている、という珍しい空賊団である。拙作では、シーシェはバルフォアのことを気にしており、たびたび団員たちにネタにされている。「震電」からの要請を受けて、共和国防衛軍に参加した。
「銀狼」
そこそこの規模を持つ空賊団。首領はガルドール。旗印は、黒地に銀で狼の絵を描いたもの。
「絶対正義」をモットーとして動いているが、その実質、金が全てである。実力、知名度ともにまぁまぁで、少なくとも艦隊連盟のブラックリストにはその名が記されている。「最果ての空賊団」と抗争したことも。
「ヘイムダル」
小規模の空賊団。首領はエスメラ。旗印は、真鍮色の8の字を横に倒したような紋様。
あまり名を知られていない。また、エスメラ自身、強力な仲間を求めているのだが、残念ながら、まだそうした仲間は見つかっていない。「震電」の要請により、共和国防衛軍に参加した。
「ピールフォール」
小規模の空賊団。首領はゲンコ。
かつてフリゲート護送社が護衛していた現金輸送艇を襲撃、しかし失敗した。その後日、空賊団「震電」の大艦隊の猛攻を受け、壊滅の一歩手前にまで追い込まれる大被害を受ける。
「カドモス」
数十年前のラモンド世界において、最強の一角を名乗っていた空賊団。最強の防御力を誇り、決して落ちることはなかったが、当時の首領・バルバーナが仲間の裏切りに遭って撃墜されたことにより、消滅した。
しかし今回、なぜか急に復活し、かつての目標であった、「空を征服する」ことを達成せんとして、共和国本土に侵攻を開始する。