圧倒的支配者 作:南鳥
「そこまでにしていただけませんか?」
謙一は、声のする方に向いた。すると、モモンガと完全武装のアルベドがいた。
謙一は、知らないように、
「誰だお前?」
っと言った。
「初めまして。私はアインズ・ウール・ゴウンです」
「それで?」
「はい・・実はそこに寝ているセバスは、私の部下でしてね・・・回収に来たというわけです」
「嫌だ!」
「『嫌だ!』と言われても困ります。どうすれば、いいですか?」
「そうだな・・・お前、家持ってるだろ?」
「それは一応・・・」
「俺も連れてけ」
「はっ?」
「連れてけ」
それまで黙っていたアルベドは、
「この下等生物!私の愛する御方に、なんて口を叩くんだ!」
「おっ!良いね。やるか?」
謙一は構えた。
「待てアルベド!・・・分かりました。その代わり大人しくしてください」
「考てとく」
「モモンガ様!宜しいのですか?」
モモンガは、アルベドに耳打ちをした。
「(とにかく今は、あいつを怒らせるべきじゃない。なにしろ、あのセバスを倒したのだから)」
そう。モモンガは、洋一の力を遠隔視の鏡で見ていたのだ。それ故、洋一の力が底知れないものであると理解し、ここでことを構えたくはなかった。
「(分かりました)」
二人が耳打ちしあってるのに謙一は、
「お~い!まだ?」
「すいません。もう終わりました。それでは、私が案内するので、ついてきてください」
そう言ってモモンガは、ゲートを開いた。
モモンガは、セバスの治療をアルベドに任せ、謙一と一緒にナザリックを歩いていた。
「随分でかいね」
「はい。長年かけて作ったものですから」
モモンガは、応対しながら、謙一の様子を伺った。
「何?」
「あのセバスというものは、私の配下でも、5本の指に入る強さです。それをあんな簡単に倒すなんて・・・強いんですね?」
「あれが5本の指?・・・もうちょっと部下の教育をきちんとしたほうがいいんじゃない?」
「はは・・・これは手厳しい」
アインズは、少し笑った後、すぐに真剣な顔になった。
「それで、ここに来た理由は?」
「大したことじゃないよ・・・ここに住もうかなって」
「なるほど、住むですか。ここに・・・・ええ~!。何と仰いました」
「住む」
「そんないきなり困ります」
「暴れるよここで?」
モモンガは後悔した。やはり、無理矢理でも、セバスを回収するべきだったと。
「大人しくしてる約束でしょ!」
「忘れた」
「忘れたって、子供じゃないんですから」
「安心しろ。心は、いつまでも子供のままさ」
「意味が分かりませんから!」
モモンガは、頭を抱えた。
「(どうするよ、俺?こんな状況初めてだし・・・俺としは、このナザリックで、対等で話させる人は貴重だけど、セバスにしたことは許せないし・・・)」
葛藤するモモンガに謙一は
「早くしろ!後5秒以内な!5・・4・・3」
「分かりました!分かりました!・・・ただし、ここにいるのなら、私の命令には絶対に従ってもらいますよ」
「もちろんだよ」
「約束ですよ」
「うん」
謙一は、内心喜んだ
「(これでナザリックを内部から崩すことができる)」