遅れたのには色々と事情があったんだ、fgoやったりTRPGにハマったり、ガンプラでゆゆゆのキャラを再現しようとしてたり....はい、すいません遊んでました!!これからは週一ペースで投稿して行くので何卒!何卒!!
「なんだここ?」
気が付くと真っ白で、何もない空間に1人ポツンと立っていた、可笑しい俺はさっきまで皆と共に戦っていた筈.....
「もしかして.....ここがあの世って奴なのか?マジかぁ.....俺ってば何回死ねば気が済むんだろうね?てか園子たち悲しむんだろうなぁ.....」
そんな事を考えていると、突如何も無いはずの空間に映像が映し出される
「これは....300年前の俺の記憶?なんだなんだ、走馬灯か何か?でも普通走馬灯って死ぬ前に見えるもんじゃね?」
ていうか懐かしいな〜、今思えば昔から無茶してよく怒られたりしたけど、若葉も大概だよないや、そもそも先に若葉が無茶するからそれに付き合わされたりする事が多かった様な、それで結局若葉を止められない俺がひなた達に怒られるって言うね......
「まぁ、そんな生活も楽しかったんだよなぁ、でもこの辺からはあんまり見たく無いんだけど.....」
願い虚しく、映し出されている映像は今まさに、杏とタマがスコーピオンバーテックスに刺し貫かれる所だった。
.....正直な話、ここから先の記憶ってあんまりいい思い出が無いよな、千景が暴走するは、若葉は杏とタマが死んだ事に責任を感じてもっと無茶な事し始めるは、ひなたは若葉のそんな姿見て精神崩壊しかけるは、友奈も心ここにあらずって感じになるし、俺もこの辺から結構限界で皆のカバーにも限界があったし......
「.......今思い返せば返す程、この頃って大変だったな、まず俺一人だけだったらこの頃で死んでたな絶対」
しかしそんな辛い記憶も、終わりを迎えようとしていた
「これは1番最後の記憶、かぁ.....」
そう、自分が命を落とすその間際の記憶だった
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若葉の奴、遅いな......いや無理もないか、ほんと昔から若葉には迷惑かけっぱなし......いや、そんな事も無いか?寧ろ迷惑かけられまくられた様な気が....それでも、今回の件でお釣りが来るレベルか
「済まない、遅くなってしまった」
と、そんな事を考えていると部屋に若葉が入ってきた
「いんや、まぁ俺が無理言って若葉を付き合わせてるんだ、この位気にしないさ」
「そうか、それでなんだ先程ひなたとすれ違ったのだが、その......ひなたとは仲直り出来たのか?」
「.....残念ながら」
大袈裟に肩を竦めて見せる
若葉の言う通り、今俺とひなたはかなり仲が悪い、とは言え悪いのは俺なのだが......
奏が神樹様に自分の身体を捧げる事は他の誰にも相談せずに1人で決断した事だった、それで若葉とひなたの2人には物凄く怒られ、反対された。何とか若葉を説得する事には成功したがひなたとはその日以顔を合わせれば口喧嘩、とてもじゃないが謝れる雰囲気ではなかった
「いいのか?このまま仲が悪いまま別れると言うのも......」
「良いんだよ、どうせ顔を合わせたところで言い争いになるのは目に見えてるしな」
「.....やはりもう少しなにか方法が無いか探して見るべきじゃ無いのか!?こんなもの間違っている、もう少し探せばもっといい方法が.....」
「まぁ確かにもう少し探せば見つかるかもな」
「だったら!?」
「けどもう時間が無いんだ」
「え?」
「数日前位からもう身体の感覚が無くなってきたんだよ、視力も落ちてきたし、夜も全く眠らなくなった.....もう時間が無いんだ、だからこれ以上可能性を探してる場合じゃないんだよ、今の俺に出来るのは未来に為にこの力を託すこと位だ」
その為に若葉に手伝ってもらうと言うのは正直心が痛むが、生太刀と共に未来に託すには若葉に生太刀で俺を貫いてそのまま神樹様に取り込んでもらうしかない、俺一人では未来で身体を作る際に色々と足りないらしい、まぁここまで人間から掛け離れれば仕方ないのかも知れないが.....
「.....何故黙っていたんだ?そんなになるまで何故私達には何も.....」
「黙ってて悪かった.....最後ぐらい心配掛けさせないように、と思ったんだけど、伝えるべきだったな」
「ッ!!!」
先程まで俯いていた若葉だったが、俺の言葉を聞いた瞬間に俺の胸ぐらを掴み、背後にあった神樹様の幹に押し付ける
「お前はいつもそうだ!他人が無茶をすれば1番に怒る癖に、自分自身が1番無茶をする!!」
「......悪い」
「それももう聞き飽きた!!」
涙目、しかもすごい剣幕で俺に迫る若葉、怒るのも無理は無い寧ろ俺が逆の立場なら相手を殴っているだろう、いや、実際殴ったりしたのだが.....
「もっと迷惑をかけてくれ、少しぐらい私にも恩返しをさせてくれ.....」
「.....もう充分恩返しされてるよ、俺は若葉が居なかったら多分あの日、あそこで生きるのを諦めてた、今俺がここに居るのはお前のお陰だよ」
徐々に勢いが無くなり、遂には俺の胸に顔を埋めて泣き始めた若葉を、辛うじて動く右手で抱き締める、その肩は震えていていた
「だからさ、余り俺を揺さぶらないでくれよ、せっかく覚悟決めたのに......死にたく無くなるじゃんか」
「あぁそうだな、済まない.....そうだな私も覚悟を決めよう」
そう言って俺から離れ、腰に携えていた生太刀を構える若葉
「......悪いな、そうだひなたには若葉から謝っといてくれ、勝手に決めて悪かったて、今までありがとうってな」
「......わかった、任せておけひなたには私が責任を持って伝える、では、行くぞ?」
「おう、じゃ頼んだ.....」
ぞ、と言い終わる前に部屋の扉が開きとある人物が入り込んできた
「奏君!!!」
「ひ、ひなた!?なんで!?」
そのまま走りながらこちらに抱き着いてきたひなたを何とか受け止める
「どぅわぁふ!?」
おぉう......さっきも同じ様なの食らったぞ?俺はラグビー部じゃねぇってんだよ、てか若葉のタックルよりも重いんだが.....
そう思いつつ、ひなたの顔を覗き込んで見るとひなたは顔を涙でぐしゃぐしゃにしながらこちらを見上げていた
「ごめんなさい....ごめんなさい奏君!奏君だって辛いのに、私の身勝手で奏君にひどい事言っちゃって......」
「あぁ.....もしかしてさっきの俺と若葉との会話聞いてたりする?」
こくんと頷くひなた
「マっジかぁ、はぁ恥ずかしいったらありゃしない......俺の方こそゴメンな?色々勝手に決めて、ひなた達に心配かけて」
「なんだ、簡単に仲直り出来るじゃないか、全く私があれだけ苦労して仲直りをさせようとしたのはなんだったんだ.....」
「ははは、悪いな。でも最後にひなたとも仲直りが出来てよかった。コレで思い残す事はなんも無いよ」
しがみついていたひなたの肩を掴み、身体から引き離す。だが、再度ひなたは俺の身体にくっついて来た
「ひ、ひなたさん?離れてくませんかね?」
「......奏君、私いけないこと考えてます」
そう言って今にも泣き出しそうで、叱られることを分かっている子供の様な泣き顔でコチラを見上げるひなた
「私、奏君がこうする事が正しいって、世界の為なら、未来の為なら仕方ないって頭では理解しているのに、ごめんなさい....ごめんなさい私はそれでも......私は世界なんてどうでも良いから奏君とずっと、ずっと一緒に居たいって.....離れたく無いって.....」
「ひなた.....」
「今なら、まだ逃げられます....一緒に逃げましょう?いいじゃないですか、奏君はもう十分頑張ったじゃないですか、もう十分辛い思いをしたじゃないですか、こんな世界放ってほいて一緒に逃げましょう?奏君が逃げたって、誰にも文句なんて言わせません」
「.......」
「その行為が間違っている事であっても、世界の誰もが許さなくても、私だけは貴方を許します。もう奏君は頑張りました、そろそろご褒美を受け取る時なんです。だから、お願いです.....一緒に逃げてくださいお願いです.....」
あぁ......ひなたの言う通りこの場を逃げてしまえばどれだけ楽なのだろうか、もしもひなたと逃げる選択をすれば若葉も手を貸してくれるだろう。そうすれば本当に逃げる事は可能だろう、大赦等に仮にバレた所で若葉に返り討ちにさせる筈だ。そうして若葉やひなたとこの短い命が続く間でも共に過ごせればどれだけいい事だろうか.....
けど、そんな我儘が赦される筈がない、そんな我儘を通すには俺は沢山の人達の明日を夢を希望を毟り取り、踏みにじり、奪った
俺が今ここにいる事が出来るのはそんな人達の犠牲があったからだ、それなのに今更最後ぐらいは大切な人と過ごしたい?他の人たちだってそう思った筈だ、けどそれすらも叶えられなかった俺がそんな事を赦されるはずがない
だからただ一言
「ごめん」
そう言ってひなたの身体を引き剥がす、その一言でひなたはしがみついていた両手の力を抜いて俺を解放した、その表情はきっと俺の答えが分かった居た、そんな表情だった
「....若葉、頼む」
「.....分かった、任せてくれ」
そう言って若葉は生太刀の剣先をこちらに構え、口を開く
「奏、最後に一つだけ言わせてくれ」
「ん?」
若葉は俺が今までに見たことの無い、綺麗な笑顔で
「大好きだ、愛してる」
その言葉を聞いた時には、生太刀は俺の心臓を貫いていた、痛みはもう感じないが、全て感覚が遠のいて行くのが分かる。
その場に立っていることも出来なくなり、そのまま後ろへ倒れ込むと暖かい何かに包まれていくのが分かる
(これが神樹様に取り込まれるって事か....皆もこんな感じだったのか....)
そんなことを考えていると、薄れていく視界の先で若葉がその場にへたり込み、ひなたが慌てて駆け寄る姿が見えた。しかし、若葉の瞳は大粒の涙を零しながらも、俺の最後を看取る為にコチラを真っ直ぐに見据えていた
もう痛みを感じる事は無いと思っていたが、その表情をみて胸の奥が痛んだと同時に身体全てが暖かい何かに包まれ意識が途絶えた
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映像はそこで終わった
「結局好きな女の子1人幸せにする事も出来なかったな.....てか若葉もあんなタイミングで告白は無いだろうよ.....」
「ソレは仕方ないだろう?私だって言えるものならもっと早くに言いたかったが.....恥ずかしいだろう?」
「まぁ、そりゃそうだけどさ?それでもあんなタイミングで......へ?」
そこでやっと疑問に覚える、ここは自分一人しか居なかった筈だが?何故会話が成立している?しかもこの声は聞き覚えがある.....
そうして、声のする方に首を向ける
「久しぶり、になるのか?お前にとっては」
そこに居たのは正真正銘、先程映像の中で自分に告白をした乃木若葉その人であった
なんだろうね....自分の中の若葉が天然委員長キャラになっている....もっと真面目なキャラでは無かったか?
まぁそんな事はどうでもいい(よくない)、皆もTRPGやるんだよあくしろよ!!