さぁ頑張るぞ!
夢を見た、いつもなら覚えていない、涙を流しながら起きる夢。
その夢は報われる事の無い少女達の夢だった、今はもう、それしか覚えていない。
「はぁ....もう少し覚えていて欲しいもんだけど...」
夢を記憶出来ない自分に涙を拭き取り、悪態をつきながら起床する。
それからはいつも通りに朝ごはんを作り、学校に行き、部活に来ている。
東郷が元気無かったのは気になるけど、まぁ自分だけ昨日変身出来なかった事に責任を感じているんだろうな、てかホントにクラスの人から昨日の事について何も聞かれなかった。大赦の情報管理って恐ろしいな...
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「その子奏さんに懐いてるんですね!」
「名前は牛鬼って言うんだ、ビーフジャーキーが大好きなんだよね〜」
「共食いじゃねぇか....」
部室に来てから友奈の端末から牛鬼が飛びだし、奏の頭の上に乗って、まったりしている。
「そう言えば樹の精霊って何食うんだ?」
「木霊は水とか光合成とかする、らしいです」
うぅん、昨日色々あったから懐いてくれるかな?って思ったけど少しどもってるし、まだ怖いのかね...
「そう言えば奏くんの精霊はなんて言うの?」
「ん?あぁ八咫烏っていう名前だ」
と八咫烏を出現させると、俺の頭の上に乗っている牛鬼の上に乗ってきた。
なんでさ、別に俺の頭の上にわざわざ乗らなくてもええんちゃいますかね?
「この子はなに食べるの?」
「朝はうどん食ってたよ、どうやって持ってんのかは知らないけど羽根で箸を器用に持ってな」
「ドラ〇もん的な感じかな?」
「認識的にはそれであってるんじゃないか?」
「よし、出来た!」
先程から黒板に何か書いていた風が声をあげた。
「皆ちゅ〜も〜く、昨日のことについて説明するわね、戦い方は説明テキストがあるからいいとして、今はなんで戦うのかを説明するわね」
ビシィ!っと黒板に書いてある得体の知れない化け物に指を指す。
「コイツバーテックス、人類の敵で私達が戦う相手ね」
「それ昨日のヤツだったんだ」
「き、奇抜なデザインをよく表した絵だね!」
「....まぁ得体の知れないって言う事はよく再現出来てるな」
「コイツらの目的は神樹様の破壊、以前にも襲ってきた事があったらしいんだけど、その時は追い返すのが精一杯だったらしいわ」
「じゃぁそれに対抗する為に作られたのが勇者システムって事か...」
「そうよ、人智を超えた力にはこちらも人智を超えた力をってね」
そう言ってコンパスの様なものに丸を付けている。
「で、防人は量産型の試作型と」
「へぇ、ちゃんとテキスト読んでたのね」
「ま、まぁな流石に読みますよ?」
流石に勇者システムとかに詳しい人が近くに居てその人に教えて貰った、なんて言えねぇしな。
「というかその絵私達の絵だったんだ...」
「げ、現代アートって奴だよ〜」
「注意事項として、樹海に何かしらダメージがあると現実世界にも影響が現れるってこと」
確かにクラスメイトが交通事故があったとか言ってたな、あれが樹海のダメージのフィードバックってやつか...
「樹海をボコボコにされて大惨事、なんて事にならない様に私達勇者部が頑張らないと」
「その勇者部は先輩が意図的に集めた面子だったと言うことですよね...」
おっと東郷さんや、いきなり喋ったと思ったら随分ネガティブな事言いますね、いいぞもっと言え!俺も同じ事思ってたからな!
「....うん、そうだよ私は大赦からの御役目を受けてる、この地域の担当としてね」
「知らなかった...」
「次に敵が来るのって分かってんのか?」
「明日かもしれないし、1週間後かもしれないわ、どちらにせよそう遠くないわ」
「なんでもっと早く言ってくれなかったんですか、友奈ちゃんも樹ちゃんも、奏くんも死ぬかも知れなかったんですよ?」
「ごめん、適性が高くてもどのチームが選ばれるか分からなかったから...」
「つまりは色んなとこで勇者部みたいな集まりがあるって事か」
「そう、人類存亡の一大事だからね」
「そんな大事な事、なんで言ってくれなかったんですか...」
そう言いながら部室を出ていく東郷だった。
進展が無さすぎて、書いていてつまらねぇ!
早くイチャラブか、ブラックな展開を書かせて!