え?だめ?ですよね〜
視界が開けるとそこは昨日の樹海だった。
「.....空気の読めないバーテックスですこと」
東郷と友奈は心の中で助かった...と思っていたのは奏は知る由もない。
「でもさ東郷、さっき言ったのはホントの事だからな、お前はお前に出来ることをしてくれよ」
「でも...」
「奏くんの言う通りだよ!怖いなら無理して戦わなくても大丈夫!私達がやっつけてくるから!!」
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東郷と別れ友奈と一緒に風達と合流した時に、丁度バーテックスの姿が見えた。
「3体同時なんてね...いきなり難易度上がりすぎじゃないかしら?」
「でもこっちは4人ですし、何とかなりますよ!」
「そうだよお姉ちゃん、前回だって何とか....」
「ダメだ今回はそんなに簡単に行かない」
奏には分かる、今回来た3体は油断してはならない敵だと、それは恐らく本能なのだろう。
今なら東郷の気持ちが分かるね〜....アレはヤベぇわ、特にあのしっぽの長いヤツとかな。
「何よ奏〜びびっちゃってるの?」
「アホかテメェはリーダーなら油断してんじゃねぇよ、お前の指示が皆の命を抱えてんだぞ」
「わ、分かってるわよ!」
「どうしたの奏くん?ちょっと様子が変だよ?」
「.....悪い、ちょっと東郷の話し聞いてたら影響されたみたいだ」
あぁ...何やってだか、風に当たっても仕方ないのに。
「悪かったな風、雰囲気を悪くして」
「いえ、あんたの言うことが正しいわ、こっちこそゴメン」
「まぁ切り替えようぜ、なんか嫌な予感がする、特にあの長い尻尾のヤツとかな」
「あのエビのこと?」
「いやサソリだろ...まぁそうだけどさ」
と話していると、後ろにいたバーテックスが光の槍を飛ばして攻撃してきた、それだけでなく口のような部位を開きそこから沢山の光の槍が飛んできた
遠距離攻撃持ちか....前衛2体との相性が最悪だな。
「あのサソリは友奈と俺で相手するから、残りの2体は頼んだぞ!」
「ちょ、ちょっと勝手に」
「あ、待ってよ奏くん!」
「....友奈さんも行っちゃったけどどうするの?」
「はぁ...あの2体はどうにか私達でやるしか無いわね、行くわよ樹!」
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サソリのバーテックスに近づくと、長い尻尾で攻撃してきた。
っと、普通に早いな不意打ちじゃ避けれないなコレ...
「行くぞ友奈、さっさと片付けて風達を手伝う!」
「オッケー!行っくよォ!!」
近くにまで来て分かったけど、嫌な予感がするのはコイツのせいか?
右手に持っている生太刀がバーテックスに呼応するように、刀身が鈍く輝いている。
薙ぎ払い、突き刺し、叩き付けしかしてこのまま行けば。
瞬間奏は横から強烈な衝撃に襲われて吹き飛ばされる。
「奏くん!きゃぁ!!」
奏が攻撃されてバーテックスから視界を外した隙に友奈が薙ぎ払いで吹き飛ばされていく。
「友奈!くっそ、なんなんだお前?お前もバーテックスって事でいいのか?」
奏を吹き飛ばし、今は見下ろすように奏の前に立っているのは金色の人間サイズで人型、けれどその手にはまるでカニのようなハサミがある人間では無い何か、その名はドミニオン
オリジナルの敵が出てきました、このまま行くと奏くんの出番無くなりそうだったので....
それと、やっぱスコーピオン先輩だけ戦績がおかしいと思いませんか?