何か前より酷くなってる?なってない?
「ほぇ~」
「なんかいっぱいあるね」
部室に来てみるとテーブルの上に沢山のサプリが並んでいた。
「これは全て喉にいいサプリや食べ物なのよ!」
「マグネシウムやりんご酢は肺にいいから声が出やすくなるし、ビタミンは血行を良くして喉の腫れを防ぐ」
「詳しい....」
「夏凛ちゃんは健康食品の女王だね!」
「夏凛なら健康の為なら死んでもいい!って言いそうね」
そんな事無いだろ!って言えない当たり夏凛の健康への意識の高さが知られるね~
「言わないわよそんな事!さ樹コレを全部飲んでみて!」
「えぇ!?全部ですか!」
「それは流石に無理だろ....てか夏凛が出来んの?」
「なぁ!?無理ですってぇ!見てなさいこの私にサプリに関して無理なんて言葉は無いのよ!」
と言ってテーブルに置いてあった無数のサプリ等を次々と飲んでいく夏凛たが
「はぁ、はぁどうよ?」
「おお~すげぇけど、大丈夫か?」
「だ、大丈夫よこれくら.....うっぷ」
徐々に顔色が悪くなり、部室から飛び出していく
「か、夏凛ちゃん!?」
ま、薬剤は使用料及び使用法を間違えずにお使い下さいってヤツだな
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「ま、樹はまだビギナーだしサプリはひとつかふたつで十分よ」
ビギナーじゃなくてもひとつかふたつで十分なように作られてるものだと思うんですがね....
「は、はいじゃぁこれで」
「ふむいいチョイスね、じゃ早速歌ってみましょう」
「そんなにすぐに効果って出るもんなのか?」
「信じれば出るわよ」
駄目だこいつ・・・早くなんとかしないと・・・
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結局ダメでしたそりゃねもしも効果があったとしてもこんなに早く効果は出ないでしょうよ
「う~んそもそも緊張して上手く歌えないんだから喉の調子とか関係無いんじゃない?」
「それもそうね、次は緊張を和らげるサプリを持ってくるわ!」
「ヤッパリサプリなんだな.....」
そんなにサプリを信用してるなら胸を大きくするサプリでも飲んどけってんだい
「アンタ失礼な事考えているでしょ!」
「そんなにサプリを信用してるなら胸を大きくするサプリでも飲んどけってんだい!」
「堂々と言いやがったわねコノヤロー!もう飲んでるっての!」
「え?それで?無様よの.....」
「屋上に行きましょう奏、久しぶりに切れちまったわ」
「元からよく切れてるじゃ無いですかヤダー、胸だけじゃなくて頭までペラペラなんですか~?」
「生きて帰れると思うなよ貴様.....」
ハッハッハ!貴様如きに何が出来る?貴様では俺を追い詰めることなど不可の.....
ま、この後は言わずもがなボコボコにされましたよ、え?反省?してる分けないんだよなぁ?
短くて申し訳!全部ゴールデンウィークが悪いんだ俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇぞ!