「さて、取り敢えず前線のヤツから仕留めるわよ!」
前線に居るのは蛇のようなアリエスバーテックスと金色のケンタウロスのような黄金十二宮アドナキエルだ
「1番槍ぃぃぃ!」
夏凛の渾身の一撃がアリエスのバランスを崩し、そこに東郷の狙撃が直撃し、倒れ込んでしまう
「まず1匹目!封印開始!」
「俺はあのケンタウロスもどきを相手する!東郷援護してくれ!」
「了解、任せて」
「私達は他のヤツが来る前にコイツを倒し切るわよ!」
風達に向っていたアドキナエルの前方に立ち塞がる
「悪いな、お前は俺に付き合ってくれよ!」
大翼弓を構えアドナキエルに牽制をかけるが軽やかに回避されてしまう
「コイツ思ったよりもチョロチョロと!」
回避してくるだけでなく手に持った弓でコチラに攻撃を仕掛けてくるアドキナエル、回避出来ない攻撃ではないが
このままじゃジリ貧だな.....
「だったら、距離を詰め切ればそんなに弓使えないだろ!」
生太刀に武器を切り替え切りかかる、が
アドキナエルは弓を分割し、まるで二刀流の剣のように使い生太刀を防いだが、奏スレスレを東郷の援護射撃が通り過ぎアドキナエルに直撃し体制が崩れた所に切りかかり、腕一本を切り落とした
「もう一撃ぃ!」
切り返しの刃で再度攻撃をするがそれは避けられてしまい、距離を取られる
「奏くん、大丈夫!?」
「だ、大丈夫ナイス援護だ東郷」
危なかったのはお前の援護だけどな!
なんて事は口には出さないようにする
「でもこれで弓は使えないだろ」
「えぇ、畳み掛けましょう!」
気合を入れ直し生太刀を構える
スタタタと、背中を見せて逃げていくアドキナエル
「な、逃げた!?」
「くっそ、追い掛ける!」
~side東郷~
なぜ逃げたの?しかも1匹目だけで攻撃してくるなんて、4体で攻撃すればいいのに、まるで誘われているよう.....
と考え事をしていると風たが戦っている方向から鐘のような音が聞こえてくる、どうやらタウラスバーテックスが鐘で音を鳴らし風達の行動を妨げているようだ
「アイツ!あのベルを狙い打てれば....!」
スコープで敵を狙いトリガーに指をかけ、援護使用とするが近くの地面からピスケスバーテックスが出現した、地面が揺れてしまい狙撃が出来ない
「これじゃ友奈ちゃん達や奏を援護出来ない!」
~side奏~
「ぜぇぇぇい!」
逃げていたアドキナエルに追いつき背中から切りつけると、光の粒子になり消滅した
「東郷の方にもバーテックスが出たのかやばいな、結構離れちまった.....」
けどこんなに簡単に黄金十二宮の一体を倒せたのは運が良かった、取り敢えずは急いで援護に向かわないと
駆け出して行こうと構えると、背後から攻撃され吹き飛ばされる
「ってぇ.....ありがとな八咫烏」
攻撃してきた敵を確認する
「コイツ、前に戦ったヤツか?ってオイオイ.....」
敵はムリエルだけでなく、牛のような頭で筋肉が盛り上がっているアスモデル、まるで金魚のような見た目で空を泳ぐバキエルの姿だった
「三体で俺を潰しに来たってか?モテモテだねぇ.....」
短いですが今日はここまで話自体は進んでるんですがね.....