「にしても3対1か.....これは一旦逃げてみんなと合流した方がいいよな.....」
よし、そうと決まれば逃げたいんだけど......
風達の方へ逃げていこうとするが、回り込まれてしまう
「まぁ、誘い込むためにここまで連れてきたんだろうし、逃がしてくれないよな......」
生太刀を構え直し気合を入れる
っても、この間はあの蟹一体にボコボコにされたんだよな、で今回はそれと同じ位の強さのヤツが3対......厳しいけど、援護は期待出来ない。何とかしないとな......
~side東郷~
ピスケスバーテックスを狙撃銃で攻撃し、一同撤退させる事に成功した
「よし、これでみんなの援護が......」
みんなを確認すると先程まで戦闘していたバーテックス達はおらず代わりに先程のバーテックス達が合体したような見た目のバーテックス、レオスターバーテックスが確認できた
「アレは、合体している!?」
レオクラスターバーテックスは火の玉を輪のように出現させ勇者部の皆を攻撃した、火の玉はひとつひとつの玉にホーミング性能があるようで、皆攻撃を食らってしまう
「おのれ.....!」
狙撃銃でレオクラスターを攻撃するが弾かれる
「な、弾かれた!?そんな」
ピカ!とレオクラスターが光ったと同時に巨大な火の玉で攻撃される、弾速も早く回避は出来なかった
~side風~
「く、冗談じゃ無いわよ......」
先程のレオクラスターの攻撃のダメージでまともに立つことすら出来ない体に鞭を打って大剣を杖に立ち上がる
「ぐぁ!」
背後にいたレオクラスターから巨大な水の玉に呑み込まれる
大剣を振り水の玉を切ろうとするが水を切れるはずも無く効果が無い
ダメ!ダメだ!!樹を置いて、みんなを置いて先にくたばる?そんなこと......出来るわけない!!!!
すると光に包まれ、水の玉を吹き飛ばす
「これは?」
自分の格好を見るといつもの衣装とは違く、体の奥から力が湧いてくる
「......溜め込んだ力を解放する勇者の切り札、これが......満開!」
再度レオクラスターが攻撃をしてくるが満開をした私にはその攻撃が見える、大剣は出現させずレオクラスターにタックルをするとレオクラスターを吹き飛ばした
「これなら、行ける......!」
遠方で先程の光と同じ光が見えた
「アレは、東郷?」
東郷の満開は巨大な砲を何門も備えた巨大な戦艦のような台座を装着した姿だった
「もう、許さない」
東郷の地面付近からピスケスが出現する
「我、敵軍に総攻撃を実施す!!!!」
全砲門の集中砲火を浴び一瞬で御霊が出現する
「この程度の敵なら封印する必要すら無いみたいね.....」
御霊に手をかざし、砲門全てのエネルギーを1箇所に集中させて一撃で御霊を破壊する
「いつ見ても妙な散り方ね.....」
光の粒子になっていく御霊を確認していると目の前にマップが出現する
「これは!神樹様に近い位置に敵が、なぜ気づかなかった!?」
マップで敵の情報を確認する
「コイツ、小さくて早い!?」
急ぎ砲門をジェミニに向けて砲撃するが、全てかわされてしまう
「く、私の攻撃じゃ.....!」
近くでまたも満開の光が出現する
「私達の日常は、壊させない」
「樹ちゃん!」
樹の満開時の格好は風の様に全体的衣装の丈が伸び、背中には巨大な植物の輪がある
「そっちに、行くなぁァァ!」
背後の輪から光のワイヤーを大量に出現させて攻撃をジェミニに回避する事が出来ないように全体を囲んでから締め付け、引き寄せる
「お仕置き!」
手をかざし、握りしめると同時にワイヤーを引き絞る、するとジェミニはバラバラになり、小さな御霊が出現する。それを1本のワイヤーで貫き破壊した
「凄いわ樹ちゃん!」
「東郷さんは奏先輩の援護に向かってください!さっきから黄金十二宮の姿も見えませんし、嫌な予感がします.....」
「了解、ここは任せるわ」
マップで奏の位置を確認し、その方向へ飛翔する
「これは!3体全ての黄金十二宮が奏と同じ位置に集合している!?」
お願い、無事でいて奏くん!
恐らくアニメ6話の戦闘は次回で最後ですかね、なかなかうまく書けませんねぇ.....