未だに状況を理解しきれていない夏凛に向かって木刀で切り掛るが、不意打ちでも無い攻撃では防がれてしまう
「ちょ、ホントになんなの!?訳わかんないわよ!」
「しっかり防げよ、さっきも言ったけど怪我しても知らねぇぞ」
防がれた木刀を力任せに夏凛ごと吹き飛ばす
「おいおい本気でやれよ、それともアレか?始めたばかりの初心者に負けちゃうのが怖いんですかねぇ?」
「.......は?」
「お、怒ってらっしゃるって事は図星かな?そんなんだから1人だけ満開出来ずにバーテックス達と戦えないんじゃないですかね、肝心な所で約立たずの自称完成型さん?」
「へぇ.....言ってくれるじゃない」
立ち上がり木刀を構える夏凛
「そこまで言うなら本気で相手してやろうじゃないのよ、言っとくけど怪我しても知らないわよ?」
「は!寝言は寝て言え自称完成型勇者」
「そ、じゃ行くわよ!」
2本の木刀で絶え間なく切りかかる夏凛、何とかそれを防ぐ
夏凛の攻撃速度は早く防御するだけで精一杯になってしまう
「ちょっと、私に偉そうな事言ってこの程度?今謝るなら許してやるけど?」
「言ってろ三下」
「あっそ、じゃこれで一発」
ピュッ!と目の前で木刀が寸止めされる
「これで分かった?アンタよりも私の方が強いってね」
「......寸止めとか随分余裕だな?」
「口が減らないわね、て言うかあんたこそ人のこと言えんの?」
「あ?」
「聞いたわよ?何をやっても出来るくせに、何も本気で取り組まないって、なんでか当ててあげましょうか?」
ニヤリと木刀を突き付けて話す夏凛
「本気でやって他の人に勝てないのが怖いんでしょ?だから最初から本気でやろうとしないし努力もしない、そんな奴にとやかく言われる筋合いとか無いんだけど?」
「へぇ.....言ってくれるじゃん煮干し」
「お互い様よヘタレ」
好き放題言ってくれる、けどそんな事言われなくても分かってる、俺が夏凛の事をとやかく言えるような奴じゃ無いことぐらいは.....
「そんな風にぺちゃくちゃ喋らないとマトモに戦えないのかよ三下」
「あっそ、じゃせいぜい怪我しないように頑張るのね、もう謝っても許さないから」
夏凛が木刀を構え、コチラに駆けてくる
確かに全て夏凛の言う通りだ、何でも出来るけど本気でやっても勝てないから、本気でやって負けた時が怖いから
切り掛る夏凛
そんな俺が勝つ為には
切りかかって来た夏凛の木刀を受け止める
他のことも全て使って勝てばいい
「なっ!?」
驚く夏凛それもそうだろう、奏は木刀では無く空いている左手で夏凛の胸倉を掴みかかってきた、それを夏凛はギリギリで避けるが、無理やり回避をした事で隙ができた。隙だらけの夏凛の脇腹に蹴りを放ち、そのまま夏凛を蹴り飛ばす
「ゲホッゲホッ!あんたその蹴り....」
「そうだよこの間友奈や友奈のお父さんに稽古付けてもらった、純粋な剣術じゃお前に勝てないからな」
「それで体術と剣術の融合ってわけ?」
「やれば何でも出来るのに定評のある奏くんなんでな、動きを覚えるのは簡単だった」
「ふん、そんな事をやったって勝つのは私よ」
「やれるもんならやってみな、こっからは....」
「えぇこっからは....」
『全力全開手加減無しで、お前(アンタ)を完膚無きまでに叩き潰す!』
ちゃんとした夏凛ちゃんとの戦闘は次回から!
と言いえ少々無理やり過ぎた感じはしますけど、夏凛ちゃんて沸点低そうですし多少はね?