安森奏は試作型防人である   作:ゆゆゆい

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今回の話も短いですが今後に必要な話ですね


第51話 安森奏のよく知る味付け

料理を作っている奏は腕を組みながら唸っていた

 

「あぁっと、どうすっかな~」

 

園子をある程度弄った後に夕飯をある程度作ったところで材料の足りない事に気づき、どうしようかと悩んでいるのだ

 

ここでやめて買い物に行くのもなぁ......だからって無しで作るのも.....う~ん

 

悩んでいると見知った人が廊下を歩いていのが見えた、と言っても顔は見た事が無いのだが

 

お、よく見かけて春信さんじゃなくて、女の子ひとの大赦の人だ.......うん長いな、これからは春信さんじゃない大赦の人にしよう

 

「あの!すいません!」

 

そう言えばこの人も春信さんほどじゃないけど結構若そうだよな、この人も結構優秀な人なのかな?

 

「私に何か御用でしょうか?」

「突然で悪いんですけど今都合つきますか?」

「はい、問題ありません。料理の手伝いをすれば良いのですか?」

「まぁそんな所なんですけど、因みに料理って出来ます?」

「料理、ですか?まぁ人並み程度には」

 

ん?なんかあんまりキレのある返事じゃ無いな、もしかしてあんまり得意じゃ無いとか?でもなぁ、この人も以外知ってる人って言ったら春信さん位しか知らないけどわざわざ読んで来てもらうのも.....ま、そんなに難しい料理じゃ無いし大丈夫だろ、うん

 

「じゃぁちょっと今作ってる料理の続きを作って貰ってもいいですか?材料が足りない事に今更気づきまして......」

「でしたら私が買って来ますが?」

「あ、大丈夫ですよ流石にそこまでして貰わなくても」

「ですが、そのような雑用はやはり私が......」

「大丈夫ですって、じゃお願いします!」

 

ちょっと無理やり過ぎだったか?でもあの位しないとあの人ならどこまで食い下がって来そうだしな、にしてもあの人ってホントに何考えてるか分からないよなぁ、機械的って言うか.....いや大赦の人全員に言える事なんだけど、それにあの人以外女の人って大赦の人で見た事無いし.....ま、おれがそんな事考えても仕方ないか

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「すいません、ありがとうございました!」

「いえ、ですがこれからは買い物などの雑用は私達にお任せ下さい」

「.....もしかして怒ってます?」

「怒ってません」

 

即答ですやん、ホントに怒って無いですかね?何考えてるか分かんないから逆に怖いよ!

 

「あ、あははは善処します」

「本当ですか?」

「......ほ、本当です」

「先程の間は何でしょう?」

「.....ベツニナンデモナイデスヨ?」

「......」

「はい、ごめんなさいもうしません」

「そうですか、では私はこれで」

 

怒ってのかな?それとも注意しただけ?分かりづらいなぁ.....

 

離れていく背中を見ながらそんな事を思う奏であった




楠芽吹は勇者であるのドラマCDでも、機械的とか言われてたけど、「妹ですか?」って聞かれて「違います」って即答してたり意外と感情的?なシーンもあったりしましたねぇ

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