安森奏は試作型防人である   作:ゆゆゆい

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最近微熱空間ってマンガにハマりまして、アレ見てると恋愛シーン書きたくなるんですよ(注意、書けるとは言ってない)


第54話 安森奏は無心になりたい(後編)

「さぁ風!奏!コッチの身体は出来上がってるわ、さ競泳よ競泳!」

 

パラソルの下で樹、風、奏はのんびりとかき氷を食べていた所に、先程までストレッチや、ランニングをしていた夏凛が走り寄ってきた

 

「しゃー無いわね、付き合ってあげますか、瀬戸の人魚と呼ばれたこの私が格の違いを見せて上げるわ!」

「樹さんや、お前のお姉ちゃんはこう言ってますが?」

『(๑•́ω•̀๑)自称です』

「ふふふ、でも水泳は得意よ?幼稚園の時5年ぐらい習ってたから!」

「幼稚園は5年を居ないだろ.....」

「そう言う奏はどうなのよ?」

「くくく、俺か?俺は瀬戸のゼーゴックと呼ばれていた男だぞ?」

「それ空中強襲機だけど?」

「大丈夫だ、問題ない」

「お、遂に3人で勝負するの?」

 

東郷が乗った車椅子を押しながらコチラに近寄ってきたのは友奈だった

 

「優れた選手は水の中も行けるってとこ見せてあげるわ!」

「......」

「ん?どした風?」

 

先程から胸の前で腕をクロスさせて周りをキョロキョロと見渡していた

 

「いや、あんまり女子力高過ぎると周りの男共にナンパされないか心配で」

「は、何言って....」

「スキあり!」

「あ、コラまて!」

「ちょ、まだ体操終わって無いんですけどぉ!?」

 

先に海に飛び込んでしまった夏凛と風を追っていく奏

 

「おぉ!2人とも早いなぁって、奏くん浮かんで来ないね?」

「水中を泳いでいるのかしら?」

 

などと話しているとスグそこの水面から奏が顔を出した

 

「く、メインブースターがイカれただと!?馬鹿な、こんなものが私の最後だとごぼぼぼ.....」

「水没王子ごっこやってないで追い掛けないと勝てないよ~」

「いや、助け、助けて!俺泳げ.....」

 

ごぼぼぼと沈んでいく奏

 

「あ、あれ?もしかして奏くん本当に泳げないんじゃ....」

「ま、まさか泳げないのに足もつかないほど沖に行くわけ無いわ.....無いわよね?」

 

だが、様子を見るがいつまでたっても奏は顔を出さない

 

「か、奏くん!?」

「大変!樹ちゃん友奈ちゃんと一緒に奏くんを引き上げて!」

 

その後は戻ってきた風や夏凛のても借りて何とか奏は一命を取り留めた

 

「うごご.....やはり泳げないか」

「ったく泳げないなら先に言いなさいよ」

「......いや、そんな事言ったら馬鹿にされそうだったから」

「よく分かってるじゃない、このカナヅチ」

「うるせぇ!足させ付けば溺れねぇ!もしくは浮き輪持ってこい、浮き輪!」

「いいからあんたは陸にいなさい!」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「樹ちゃん!2時の方向目標物!」

「右の方にあるからな~」

 

その後なんやかんやあって今はスイカ割りをしている、目隠しをしているのは声を出して教える事が出来ないため樹がやる事になった

 

「海と言えばこれやっとかないとねぇ」

「ふん、スイカ割りなんて初めてやったけど、やって見ると思ったよりも単調ねって樹!そこよ、振り下ろしなさい!!!」

「ノリノリじゃん.....」

 

そんなコントをしている間に樹はスイカの目の前までたどり着き、木刀を大げさに振りかぶる

 

「ははは!何樹その大袈裟な構え!」

「いやいや、お前の真似だぞ、アレ?」

「え?私あんなん?」

「うん、あんなん」

 

スパン!と1発で樹はスイカを割ることに成功した

 

「樹ちゃんは磨けば磨くだけ立派な大和撫子になるね、磨かなくっちゃ!」

「それだけはやめろ!」

「なぜ!?」

「そう言うのは夏凛だけにしような!」

「なんで私なのよ!?」

「お前!樹が東郷のスパルタ教育の犠牲になってもいいのか!?」

「ぐ!」

「あら、私は夏凛ちゃんでも全然いいわよ?夏凛ちゃんのその口調を前から矯正したいと思っていたの」

 

ふふふふふ.....と黒い笑を浮かべている東郷に一同は恐怖を覚えていた




次回は宿編ですね、ラッキースケベ展開とか.....いや、無いな
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