安森奏は試作型防人である   作:ゆゆゆい

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最近ダンジョンメーカーって有料アプリにハマってます、めっちゃ時間取られるんですよね....


第59話 結城友奈は無意識である

「ふぃ~いい湯だった.....」

「お、おかえり~」

 

部屋戻ると6枚の布団が敷かれていた、そう同じ部屋にだ

 

「.....え?寝る時も同じ部屋なん?」

「みたいね、寝てる間に変な事しないでよ?」

「はい、大丈夫です問題無いです」

 

する訳無いだろ.....俺だってまだ死にたく無いし、ていうか何かおかしくね?風呂の件と言い.....いや流石に考え過ぎか?

 

「あ、因みに奏はドア側の1番端ね、その隣に私で頭の方には夏凛が寝るから変な事は出来ないわよ~?」

「だからしねぇって!」

 

全く人の事をケダモノか何かと勘違いしてないか?

 

「あれ?奏くんもう寝るの?」

「今日はもう疲れた寝る」

「じゃぁ私達もそろそろ寝ましょうか?」

『(o ̄∀ ̄)ノ賛成』

「えぇ、もう寝るの?せっかくの合宿なんだからもう少し駄弁りましょうよ!」

「駄弁るだけなら布団の中でもいいだろ?」

「何よ~連れない男ね」

「連れない男で結構、明日も倒れても良いなら起きてるけど?」

「ぐぬぬぬ.....」

 

実際まだだるいし、明日には治しときたいから早く寝ないとな

 

『(´˘` )それじゃぁ電気消しますね』

「おやすみ」

「ふぅーいおやすみ~」

「おやすぅ」

「お休みなさい」

「お休み」

 

みんなで挨拶をした後就寝に着いた

 

「あの日もこんな風にジメジメとした暑い夜だった.....」

「と、東郷!?」

「男はその夜急いでいました、そして近道をしてしまったのが間違いだったのです」

「な、なにを....」

「お墓を過ぎたあたりから自分を付けてくる足音に気づいたのです」

「な、なんでこのタイミングで怪談!?」

「わ、私ホラーとか苦手なのよ!」

「こ、こんな子供騙しの話なんて、私は平気だけど.....ぎゃぁぁ!」

「ど、どうしたの夏凛ちゃん!?」

 

怪談を話していた東郷ですら驚いてしまう悲鳴をあげた夏凛

 

「い、今足元の方に何か....」

「い、樹電気電気!」

 

ててててて、と電気のスイッチの元まで掛けていき電気を付けて確認すると

 

「ガクガクブルブル.....」

「か、奏!?」

 

夏凛の足元には布団にくるまった奏が震えていた

 

「か、怪談は、苦手だ.....」

「流石にビビり過ぎじゃない!?」

 

いやぁそんな事言われても.....怖いものは怖いし

 

「ごめんなさい奏くん、まさかそこまで怪談が苦手だったなんて」

「だ、大丈夫だ問題無い、さ、さっさと寝ようか」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

寝れねぇ!怖いよ!皆寝るの早いし!気づいたら起きてるの俺だけやんけ!

 

再度電気を消してからものの5分位で皆は夢の中、先程の怪談のせいでなかなか寝付けていないのは奏のみだ

 

「うがァ....」

 

ビクッと隣から聞こえてきた声に驚くと同時に胸元に衝撃がはいる、確認してみるとどうやら風が寝ぼけてこちらに来てしまった様だ

 

「寝相悪過ぎかよ....ほら離れろよ」

 

風を布団に戻しもう一度寝ようと試みるが

 

ドスンとまた衝撃、また風がこちらに来たようだ

 

「またか.....いい加減に」

 

もう一度どかそうとするが、そこで気づいてしまった、先程とは違い風は奏の腰あたりに抱き着いて来た

 

おいおいマジかよ....

 

風の髪から女性特有の香りが漂ってくる、どうしても意識していまう

 

「お、おい風、流石に....」

「うぅん、女子力ってコンビニで290円で売ってるの?」

 

......いや、無いな

 

女子力の欠片も無い寝言に我に帰った奏は冷静に風を剥がそうと試みる

 

「えへへへぇ、奏ぇ今日はどこ行く?」

「......」

「また水族館?飽きないわねぇ.....」

 

風がどんな夢を見ているかは大体予想がつく

 

付き合ってた頃の夢かなぁ....幸せそうな寝顔しやがって、心が痛いよ

 

「ぅん?奏?どこ行ったの?奏ぇ?」

「大丈夫、ここにいるよ」

 

不安そうにしている風を軽く抱き締めると、安心したのかすやすやと寝てしまった

 

ゴメンな.....夢でも迷惑かけて




今回は前編ですが、正直前々から書きたかったシーンだったり
次回は友奈メインの話です
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