~side夏凜~
三好夏凜は時間を持て余していた、いつもなら部活で時間を潰しているのだが今日は急遽休みになってしまって、他の部員達は授業が終わるなりどこかえ行ってしまった
暇ね、何しようかしら......ってこう言う時こそ修行でしょ!最近部活動であんまり出来てなかったんだし!!!
そうと決まれば善は急げと家にトレーニング用の道具を取りに行こうとしたところで端末に連絡が入った
ん?大赦からの連絡?
『犬吠埼風が何かしらの理由で精神的に不安定な状態なのが確認出来ました、三好夏凜は急ぎ状況の確認をせよ』
.......随分と威圧的と言うか、命令口調と言うか......
いつもとは雰囲気の違う大赦からの連絡に一瞬疑問を覚える夏凜だったが
大赦も忙しいんだろうし、普段とは違う文脈なのも別に変な事じゃない、か
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あの後、風に連絡を取ると家に向かってるとの連絡が返ってきたため犬吠埼家のアパートに来ているのだが.....
「返事が無いわね....」
ドアの前に立ちインターホンを何度か鳴らすが中からの反応は無い、再度連絡を取ろうと自分の端末を取り出した時に、中からすすり泣く様な声が聞こえてきた?
「風?どうしたの、大丈夫!?」
返事は無く、すすり泣く声だけが聞こえてくる。流石に危険と思いドアノブに手を掛けて回してみるとドアが開いた、どうやら鍵は掛かっていない様なのでそのまま部屋に入っていくとリビングでテーブルの足の近くでへたりこんで泣いている風の姿があった
「ちょ!大丈夫!?ホントに何があったのよ!?」
急いで風に駆け寄る、そして風の足元に端末が転がっているのが見え、反射的に拾い上げた。その時に端末に写っていたメッセージに目を見開いた
『満開の後遺症についてですが、犬吠埼様の言う通り我々は満開に後遺症がある事は知っておりました。犬吠埼様が仰る通り満開の後遺症が治る事はありません。人類が世界を救う為には些細な犠牲は必要な事だったのです、寧ろこの程度の後遺症で済んだことは喜ばしい事だと思います』
「ねぇ夏凜.....私達がやって来た事ってなんなのかな?私達は皆の為に、世界の為に戦って来たのよね?それが些細な犠牲?この程度の後遺症?......ふざけるな」
「風?」
「ふざけるな!!!樹の声が無くなったのが些細な犠牲な筈ないでしょ!!!こんな.....こんな!」
ダン!と床を殴る風
「ちょっとどう言う事なの!?ちゃんと説明してよ!!」
「.....いいわよ教えて上げる、アンタにも知る権利があるものね」
風先輩が暴走するかどうかは夏凜ちゃんに託されました!......頑張って貰いましょう!!!