「なぁ園子」
「ん?なぁにアモりん、素直に殺される気になった?」
「いんや、そう言うんじゃ無いんだけどさ......今の園子はホントの園子か?」
「どう言うこと?」
「俺の知ってる園子はこんな事しないんだよな......お前は誰だ?」
さっきの園子の言葉を全て聞いてもどうしても納得出来ない、俺の知っている園子はこんな事を出来る少女では無かった筈だ
「なに、言ってるの?私は、私の意思で......あれ?」
「お前はホントに、本気でこんな事をしたかったのか?」
「わた、しは.....私は!!!」
「園子!?」
いきなり園子は頭を抱えて後ずさりしていった、その様子に心配して駆け寄ろうとしたが
「っ!!近寄らないでぇ!!!」
「っぶな!」
園子は槍を使い近寄らせまいと迎撃をするが、何とか回避をした、しかし園子の横には餓者髑髏が何かを園子に囁くかのように漂っていた
......やっぱりか
予想通り、やはり園子は自分自身でこの事件を起こした訳では無い様だ、餓者髑髏の能力が園子にかけられている。自分でやった、と言う事は無いだろう、という事は誰かにかけられたと言う事だろう.......そんな事をする奴らはひとつしか思いつかない
大赦、しかも春信さん達と敵対してる側の大赦が俺達を殺すために園子を利用したって所か?っつてもあくまでも餓者髑髏は相手の精神の黒い部分を増加させて相手の行動を縛る、園子に掛けられているのはソレの応用したんだろうな。って言う事は園子に誰かしらがそんな思いをさせたヤツがいるって事だよなぁ、まぁ俺か......
という事は原因は分かったが、やはり結局は自分の責任、という事だろう、ならばやはり自分が何とかしなければならない
取り敢えずは園子から餓者髑髏を引き剥がさないといけない訳だけど.......下手に引き剥がしても意味が無いし、もっと餓者髑髏と園子のリンクが強い時に引き剥がさないと意味が無いよなぁ......そうなると勇者が精霊とリンクが強くなるタイミングって言ったら、満開.....しかない訳だよなぁ......
コレは自分でまいた種だ、なのにも関わらず部活の皆にも迷惑を掛けて、園子にも寂しい思いをさせて、挙句の果てに自分の尻拭いのために園子にまたひとつ身体のどこかを犠牲にさせないといけないのか?
.......本当にそうするしかないのか?いや、コレが最善の選択だここでグダグダ考えていても、この状況は改善されないし、寧ろ悪くなっていくだけだろ......なら腹をくくれ安森奏!!
こちらは園子よりも対人戦は多くこなしている、風達の戦闘の事ではなく300年前に命をかけて本気で何度も、何度も戦った.......その経験を生かす時だ
ちなみに奏君が戦ったのは、ぐんちゃん等ではなく普通の人間も含まれています。え?戦った理由?.......英雄が誰からも好かれると本気で思っていますか?