「おっと、危ない危ない」
餓者髑髏を切り離した事で気絶してしまい、変身も解けてしまった園子が落下しそうになるのを慌てて抱き抱え、静かに降下していく
......今回の満開で園子は何を失ったんだろう?声か?聴力か?味覚か?それとも残っている目の視力か?ごめん、ごめんな園子、俺がもう少しお前の事をしっかり見ていて居られれば......コレが全て終われば俺は園子の園子だけのモノになろう、勇者部の皆には悪いが園子には俺の人生全てを捧げても償えきれない
降下していくと地上には銀がこちらに向かって手を振っていた、周りには勇者部の面々も一緒にいる。餓者髑髏の能力を封じた事で自由に動く事が出来るようになった様だ
「よう、お疲れ様奏」
「あぁ、何とか終わったよ」
「ええっとなに?....その子はもう大丈夫なの?」
「元々悪い奴じゃ無いんだ、園子も大赦に利用された被害者だよ、だから......その、難しいとは思うんだが園子を責めないで上げてくれないか?」
「それは.....まぁ」
煮え切らない返事だ、ここまでの事をされたんだ皆が園子を許す、という事は難しいだろう、しかしせめて園子の事は恨まないで欲しい。いや、むしろ恨まれるのならばそれは自分の方だ
「ま、まぁ何はともあれ一件落着!大惨事にならなくて良かった!!!」
「と言うかアンタ誰よ?」
「あぁ、アタシは三ノ輪銀、勇者としては先輩ッスけど、年はひとつ下です、よろしくお願いしますね風さん」
「な、なんであたしの名前を?」
「ん〜、まぁちょっと匿ってもらってた人に話聞いてたんですよね」
「そ、そうよ!銀貴方今までどこにいたの!?私達はてっきり.....」
「いやぁ〜ごめんごめん、ちょっと色々あったんだよ、その辺は一旦帰ってから.....」
銀が言葉を言い切る前に、全員の端末が警報を鳴らした、その音には聞き覚えがある
「な!まさか敵が!?」
「おかしいよ.....アラームが鳴り止まないよ!?」
友奈の言葉と共に世界が樹海に塗り変わって行った
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「なによ、あれ.....,」
世界が樹海に包まれ、周りを見回すといつもは敵が出てくる壁に大きな穴が空いていた、しかもそこからは大量の星屑と倒した筈のバーテックスや黄金十二宮全てが入ってきている
「そんな!全部倒した筈じゃ......」
「倒す事なんて出来ませんよ.....ヤツらは無限に出てきます」
「な、どう言う事!?」
「ヤツらは壁の外に無数に居るんです、倒しても倒してもそこからはこちらに攻めてきます、だから勇者は戦い続けなければならないんです神樹様に無理やり生かされ続けて、ね?」
「なるほど、ねぇ.....でも仕方ない、か。よし!皆行くわよ!!いくら敵が多くても勇者部全員が力を合わせれば敵無しよ!!もちろん銀も手伝ってくれるんでしょ?」
「えぇ、もちろん!微力ながらお手伝いしますよ!!」
「いや、そんな事しなくていい」
その奏の言葉に勇者達は驚き、振り返る。すると奏は勇者達に生太刀を構えてこう言った
「俺が今から楽にしてやる、こんな辛い事をしなくてもいい様に.....」
ついにマジもんの最終決戦!!さてアモりんは何をする気ですかね?