「さて.......とは言ってもあれ全部相手にするのは大変そうだな」
ある程度の距離で出来を視認する、数は全部で26体。しかもバーテックスは金色に、黄金十二宮は各バーテックスの色に変わっている。という事は......
あれ全部バーテックスと黄金十二宮同士が合体してんのか......ていう事は全部で52体分の敵が居るのと同じって、事かぁ......いやはやいきなり本気出しすぎじゃないですかね?いや、今が1番の攻め時だもんな、そりゃそうか
「満開の後遺症も戦闘には特に支障無いものだし」
先程から右腕に感覚が無くなっている、しかし動かす事には支障が無い、ならば戦闘には大して問題にはならないだろう
「コレも神樹様が気を利かしてくれたのかな?.....まさかな〜。うし!じゃ、そろそろ行きますかね.....満開!!」
満開する事で園子との戦いで損傷してしまった武装は全て、修復され、安森奏は敵に向かい飛翔した
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〜side夏凛〜
くそ!いつまでも横になってんのよ、私は!!それになんなのあの馬鹿!!せっかくみんなで頑張ろうって言ってたのに、俺一人で全部倒し切るからお前らはそこで横になってろ?ざけんじゃないわよ!!
何とか身体を起こそうとするがやはり、身体には力が入らず立ち上がる事すら出来ない
ちくしょう.......私は、また見てる事しか出来ないの?前回もそうだったじゃない、皆が満開して頑張っているのに私だけただ見ているだった......乃木園子の言う通りじゃない、役に立たない完成型勇者......
「くっそぉぉぉぉぉ.......こんなものが、なんぼのもんじゃあぁい!!」
声のした方に顔を向ける、すると自分と同じ様に餓者髑髏の能力で身体の自由を奪われたはずの三ノ輪銀が立ち上がった所だった
「あんのバカ!何ひとりでカッコつけてんだよ!!絶対1発ぶん殴る!!って事で樹ちゃん、ここは任せたぞ!!アタシはあの馬鹿をぶん殴って来るから!!」
なんでアイツは立ててなんで私には立てないの?アイツと私は何が違うって言うのよ.......
「待って、銀。私にもそれ、手伝わせてくれないかしら?」
そう言って立ち上がったのは東郷だった
「須美!!じゃなかった、えぇと美森も立てたのか!!」
「須美でも良いわよ?.....私もね、いつもいつも見送るって言うわけには行かないのよ、今度は一緒に行くからね?もうあんな『またね』は聞きたくないもの。それにそのっちには謝らないといけないわ、その為にはそこに奏君もいないといけない」
「.....そっか、じゃ一緒に....」
「ちょっと......待ちなさいよ、この部長たる私を忘れてるんじゃないかしら?」
ふらつきながらも大剣を杖替わりに立ち上がる風、ふらついてる風を支えるために樹が駆け寄って行く
「良かった、風先輩がいるなら百人力です」
「私の可愛い後輩が頑張ってるのに、私がいつまでも失敗した事を引っ張って寝転がってる訳にも行かないでしょ?ったく、私にはホントにそれが樹の為になるのかってカッコつけてて癖に.....こんなことが私たちの為になると思ってるのかしらね?それにしても大丈夫だった樹?女の子のお腹を殴るなんて男の風上にも置けないやつね!!私も1発ぶん殴らないと気が済まないわよ!!」
「私も、一緒に行きます!!」
友奈も立ち上がる
「私、このまま奏くん1人に任せたらもう奏くんは帰ってこない、そんな感じがするんです......そんなの、そんなのダメです!!讃州中学勇者部は奏くんもいないと讃州中学勇者部には戻れないと思うんです!!」
「よく言ったわ友奈!!その通りよ、だからアイツを連れ戻しに行くわよ!!」
結局自分以外の勇者部は全員立ち上がった、なぜ自分だけは立てない?皆と何が違うのだと言うのだろうか?
いや、そもそも私は何のために戦ってるの?完成型勇者になる為?じゃぁなんで完成型勇者になりたいの?世界の為?誰かに認められたいため?.......違う、最初はそうだったかも知れない、けど今私は何のために戦おうとしているの?決まってる、私は安森奏を助けたい、手伝いたいんだ、世界なんてどうだっていい、神樹様なんてどうだっていい、私は奏の為に勇者部の為にこの刀を振るう、それが私の『完成型勇者』よ!!
ほぼメインはにぼっしー目線で書きましたが他の勇者部の皆もこの位頑張って立ち上がっています、え?みのさん?いやぁあの子は気合いですかね?