安森奏は試作型防人である   作:ゆゆゆい

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最近マキブでDXの強さに気がついた私です、何ですかあのガンダムハンマー、格闘機と同じぐらい火力出るじゃ無いですか


第95話 貴方と共に未来を歩む(後編)

「さぁてと、待たせたな」

 

おうおう、殺意満々だねぇ.....こりゃぁやっぱり全力で行かないとこっちがやばそうだな

 

「って事で、今一度頼んだぜ皆」

 

一度に若葉、友奈、タマ、杏子、千景の力を同時に召喚し、武器をそれぞれ構える

 

っつ!やっぱり負荷が大きいな、さっきの戦いで使わなくて正解だったな

 

「杏子はここから俺達の援護、タマは杏子の護衛、他は遊撃で、俺は前線で出来るぐらい場を荒らす」

 

返事はある訳は無い、しかし彼女達ならやってくれると言う事が直感でわかる

 

「さて、じゃ行きますか!!!」

 

次の瞬間、その場には奏の姿はなく、ガキエルの目の前にまで迫っていた、他の黄金十二宮は奏の動きに反応する事すら出来ない、ガキエルも水流で反撃を試みるが....

 

「間に合うかよ」

 

ガキエルを飛び越え、一閃ガキエルを一太刀で両断するとガキエルは光の粒子となり空に飛んでいった

 

「1つ目.....さて、次はどいつだ?」

 

奇襲成功っと、さてあとは若葉達の方に行くヤツと俺の方にくるヤツで半分ぐらいに分かれてくれればいいけど......なんで全部コッチに向かってくるの!?

 

周りにいた黄金十二宮全てから集中攻撃を食らうが紙一重で避ける

 

おいおいおいおい、流石に俺もてすぎじゃね?持てるなら女の子の方がいいんだけどねぇ、まぁ女の子にここまで詰め寄られたらぶっ倒れるけど.....

 

「お前らさ、俺ばっかり見てるけど、お前らの脅威になり得るのは俺だけじゃないぞ?」

 

ドかぁん!と俺を取り囲んでいた黄金十二宮の壁の1部が吹き飛ばされそこから友奈が突入して来た、その後には杏子やタマも含めた全員が付いてきている

 

あっれ〜?俺ってばちゃんと待機って指示出したよね?おっかしいなぁ......いや、まぁ助かったっちゃぁ助かったんだよ?けどなんか釈然としないよね......

 

「でも、まぁ逆に周りから責められるって事は後は必然的に全員で守れるって事だからコレはコレで結果オーライかな」

 

無理やり思考をポジティブな方向に持っていき、コチラを取り囲んでいる敵を睨み付ける、あちらはまだ動かない

 

なんか様子が変だよなぁ、いつもなら敵さんすぐ殺しにかかって来るのに、まるで時間稼ぎしてるみたいな立ち回り......ちょっと嫌な予感がするな、友奈達の事も心配だし、ここはコッチから仕掛けるしかない、か!

 

一息置き、全員で目の前にいる敵に攻撃を仕掛ける。自分は打鉄と生太刀を構えて前方に見えている頭が2つあり、腕が4本生えているアムブリエムと女性的なフォルムのバルビエルに攻撃を仕掛ける、がしかし正面からの攻撃ではやはり簡単に止められてしまう

 

「けどこっちはそれも分かった上で攻撃してんだよ!!」

 

いつもなら連撃を加えて相手の防御を崩すところだが、今回ばかりは力で押し込み、相手の行動を制限する

 

「千景今だ!!」

 

ヤツらの死角、俺の背中から千景が大葉刈を構えて切り掛る、だがヤツらも千景の攻撃をすんでで回避するが

 

それを見逃すほどコッチは甘くないぜ?

 

黒翼を羽ばたかせバルビエルに打鉄を突き刺し、そのまま樹海の根に突き刺す

 

「コイツもおまけだ!全部持ってきな!!」

 

新たに打鉄を5本生成し、全てバルビエルに突き刺し、距離を取ったところで突き刺した全ての打鉄を爆破する、爆煙が晴れるとそこには光の粒子が空に登っていくところだった

 

「きたねぇ花火だ.....なんつって」

 

まぁ至近距離、と言うかゼロ距離で大爆発をくらったら流石に耐えられないだろ、って言うかアレを普通に耐えられたらなす術が無くなる....さて、千景は....うん、しっかり若葉がカバーしてるな、タマと杏子コンビも問題無さそうだし、次は友奈の援護に向かうか




今現在の奏君が強すぎて合体した程度じゃ相手にならない敵さん、可哀想ですな

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