劉琦に生まれ変わった奴がずっと殺されたり病死したりし続ける系のシリアスなような暗い感じのお試し版
続かない

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Q このSS何がメインなの?
A クソ雑魚オリ主がいっぱい死にまくるけど報われない感じ

Q オリ主何回くらいループするの?
A 1000~10000回くらい

09年頃に確か色んなサイトでこの手の恋姫SS無いか探して出てこないから打った覚えがある。昔のHDDにあった奴を少しだけ手加えた。
えいぷりるふーるやぞ。


お試し版 ぎ1

199回目

 

 

 事のはじまりは、劉表の倅から送られた一つの書簡からだった。一見何の変哲も無い大陸の図。しかし後から書き足されたと思われる文字が曹操にとって看過できない内容であった。

 北に曹の字、東に孫の字、そして西は劉の字。ただそれだけが描かれているだけだったが。それだけで曹操にはわかった。わかってしまった。

 

 下のほうに小さく桜が散る頃会いましょう。なんて書いているがふざけているのだろうか。

 

 「桂花、これが何かわかるかしら」

 「これは……」

 

 荀彧に尋ねる曹操。 

 

 「感性を疑う恋文だけど、何を考えてるのかしらね……これを描いた人物は」

 

 いつもの主らしくない表情に少々震える手。無礼な書簡だろうかとソレを見た瞬間荀彧は真っ青になった。何だこれはと。

 己が主が震えていた理由がわかった。この図に文字を付け加えて描いた人物は才溢れるとかそういった次元の話では無い。

 文字を書き足して書簡を送りつけてきた人物は占い師にでもなったつもりなのだろうか。未来予想にしては出来過ぎていて"気持ちが悪い"を通り越しておぞましい。

 誰も彼も野望を隠し、一応は国に忠節を誓っている群雄達。それらを完全に無視している感性。少々の知恵者では辿りつけないであろう結果予想。

 馬鹿げていると、一笑に付す事は出来なかった。曹孟徳にもその配下である荀彧にも。

 

 何故ならそういった展望を曹操は望んでいる。その覇道を支えようとしている荀彧もそれを知っている。しかし今は誰も知らないはずなのだ。

 仮に自分達と同じような展望を望んでいる者が居たとしても自勢力が大陸を制覇する予想をするし献策もする。わざわざこのような状態の勢力図を送りつけてくるのはおかしいのだ。 

 

 それはそうだろう。そもそも史実でかの諸葛孔明ですら大体の勢力が出現してからの天下三分の計。黄巾の乱前にこのような図を描くのはおおよそまともではない。

 ソレを書いた現代人感覚が抜けていない本人にとっては当たり前の知識だが、それ以外の者にとっては……その時代に生きている者にとっては恐怖以外の何者でもない。

 

 己が主のように震えていた荀彧は恐怖しながらも提案する。

 

 「こんなものを送ってくる感性が、知られても構わないという思考そのものがオカシイ……殺しますか?」

 「現状無理ね」

 「ですが……」

 

 桜が散る頃会いましょうとは何の暗喩なのだろうか。だが情報が少な過ぎてわからない。桜がとある人物で、その者が亡くなった後会おうとでも言うのか。

 この書簡の送り主はおおよそまとも(、、、)では無い事だけは確かだ。

 

 「至急苑に向かうわ。付いてきなさい」 

 「……御意」

 

 だが曹操的には絶対に味方に引き入れなければならない相手である。最初から敵対する者ならばわざわざこんな書簡など送って来る訳が無いからだ。

 是非ともこんなふざけたモノを送りつけてきた人物に会わなければならない。

 

 そして襄陽の北にある苑。かの人物が現在住んでいる場所へと刺激しない程度に共を連れながら向かったのである。

 

 

 

 

 苑の城にたどり着いた曹操一行。出迎えは趙範という好々爺とした老人といかにも頑固そうな老人である韓玄。

 そしてずらりと整列する兵士達。壮大な歓迎と言えよう。兵士達や出迎えた老人達のこちらを見極めようとしているような目線さえ除けば。

 

 案内は金旋と名乗るこれまた無愛想な老人。荀彧の嫌いな男ばかりである。我慢しているがイライラしてるのが誰が見てもわかる。

 だが、そんな彼女のイライラも吹き飛んでしまった。

 

 案内された場所はひとつの庭だった。彼岸花が咲き誇る立派な庭園。そこにただ一つ黒があった。

 

 死を連想せずにはいられない儚い華がひとつ咲いていた。黒い着物に背中まである黒い髪、病的なまでに白い肌、細い腕。本当に男なのかわからないほどに整った容姿。10人見れば10人美しい少女と形容するだろう。

 しかし、その全てに絶望しているかのような、恨んでいるかのような濁り切った眼と雰囲気が全てを台無しにしている。 

 

 そう、あの黒こそが問題の書簡を送りつけてきた人物。劉景升が長子劉琦。

 

 何を考えてるのかわからない。池をじっと見つめているだけである。だがその場にあって見る者全てをおぞましさで恐怖させ、その恐怖と同時に同情させる何かがそこにはあった。

 先ほどまで無愛想だった金旋も悲しそうな表情で己の主を見やる。すこし力を込めれば容易く折れてしまいそうな黒い華。この場に居る誰もが容易く折れるだろう。だがそうしようとは思えない儚い美しさがある。

 

 曹操は問題の人物を見て納得した。アレならばあの文字を図に書き足せると。荀彧も同じように納得した。

 アレはまともな感性など持っていないだろう。アレは自分達とは違う生物なのだと、見るだけでそう感じさせる何かが劉琦にはある。

 

 やってきた曹操達に気付いたのか、表情を一転。無理に作ったような、人が好きそうな表情であの黒が話しかけてくる。

 

 「ようこそいらっしゃいました。曹孟徳殿。それにお久しぶりです荀文若殿」

 「えっ?」

 「……ああ、流石に覚えておりませんか。幼少の頃一度父と共に貴女の家に行ったことがあるのです。そこで一度だけ話をした事がありましてね」

 

 そう言いながら目を細めて懐かしそうに荀彧を見やる劉琦。当の荀文若は困惑顔だ。いつこの怪物と出逢った。出遭ってしまっていたのだと。

 

 「あ、もしかして急に踊りだした父親を蹴っていた女の子……」

 「私は女の子ではありませんが……他に該当する人物が居なければソレが私です。覚えてくれていましたか」

 「あぁ……」

 

 荀彧が思い出す。あの変わった親子が自宅に訪れた日を。たった一日だったが、それが劉表親子だったとは思いもしなかった。

 だがこんな人物だったか。もっと優しげな雰囲気の、可愛らしい人物だったはず。間違ってもこんなバケモノではなかった。何が彼をここまで変えてしまったのだ。アレは仮面だったのか。

 そう呆然とする荀彧を苦笑しながら、曹操の方へと向き話しかける劉琦。

 

 「立ち話もなんですし、どうぞこちらへ」 

 「ええ」

 

 案内する劉琦に応答する曹操。あっけにとられた荀文若。そして案内された先は質素な和室だった。

 互いに自己紹介しつつ全員座るが、先ほどの老人達は劉琦の後ろで立ったままだ。

 

 「まさかこれほど早く来られるとは思いませんでした」

 「とても興味深い恋文を貰って居ても立っても居られなくて……それにあんな恋文を送られた私なら、突然の訪問くらい許されるでしょう?」

 「許すも許さないもただ貴女に逢えて嬉しいですよ私は。それにアレを恋文と解釈しますか。流石曹孟徳。時代が違えば文化の神様ですね」

 「……貴方にそこまで評されてるとは思わなかったけど。悪い気はしないわね」

 

 現状中央での名声も官位も曹操より上の劉琦。その劉琦に手放しに褒められるのは悪い気はしないではない。

 後ろの老人達は曹操を責めるような目で見る。当たり前だ。劉琦の官位や立場を考えればこの曹操の話し方は大概おかしい。

 劉琦の横で座っている劉度ですら彼女より上の官位である。だが何も言わない。主たる劉琦がそれを咎めないのであればこの場の誰もが何も言えないのだ。

 

 「ただ、何故今来られたのか」

 

 そう。劉琦が思っていた来る時期より幾許も早い。早過ぎる接触なのだ。劉琦が苛立っているような節もある。だがそれは曹操に対してではない。何か別の要素に対してだろう。

 それをわからない曹操が返答しづらそうな表情をしたのを見て、劉琦はすぐさまお人好しのような表情に戻した。表情を戻した劉琦に少々笑う曹操。

 生き急いでいるのか、余裕が無いのか。劉琦は何に対して苛立っているのだろうか。それはひとまず置いておく。それは今関係無いからだ。

 

 「真意を確かめに」

 「……真意、真意ですかぁ」

 

 こんなにコロコロと表情を変える劉琦を配下である彼らは知らない。見たことが無い。逆にこんな非礼をしつつも楽しそうに笑ったり、遠慮しているような感情を現す曹操を荀文若達も知らない。

 互いに互いを試しているのだろうか。わかるのはこの場の主役たる二人だけ。

 

 「ただ貴女の反応が見たかっただけと言えば怒りますか?」

 「……いいえ」

 「冗談ですよ冗談」

 

 流石の曹操も表情が引き攣る。誰も笑えない冗談を満面の笑みで言う劉琦に笑いのセンスが無い事は確かである。もっとも冗談では無いのだが。

  

 歴史という未来予知染みた知識、ソレを未来の英傑の反応を見たいだけに使うこの劉琦という人物に知識量だけは勝てる人物は現在大陸に存在しない。

 何度も繰り返した結果、歴史としてではなく見た光景として彼は全て記憶しているのだ。例えソレが穴だらけの記憶だったとしても、未来の英傑の前で傲慢になるのは仕方が無い。

 

 今この時代を生きる劉琦は最早……現代人としての良心やら常識は全て無くなった後と思って良い。己が望む救いを邪魔をするのなら老若男女親恋人恩人兄弟全て殺す気概で居る。

 そこに余計な枷は無い。あるとすれば憎悪のみ。

 少しでも気を抜けば数多の自分の死体の山。何故どうして、自責の念と己以外への怨嗟と呪いの声が彼を蝕み続ける。

 

 ただそこに存在するだけで数々の自分が他者への不満と憎悪で満ち咲いては朽ちていく。

 それが曹操一行が見たおぞましさの正体。誰にも理解されないし、誰にもされたくないだろう彼の心。

 ただの悪意の塊へと自身が変質しきってしまう前に救いを求める。それは自然な事だった。せめて人間のまま終わりたい。

 そんなよくわからない救いを求めている声だとは流石の曹操ですらわからないし、現時点では気付くこともできない。

 そもそも劉琦に関しては表面上の情報しか持っていないのだからそれは仕方が無い事だ。

 

 「さて、話を戻しますが……ただ知っているだけの人間は知恵者とは言わない。ただ知っているだけで上手く使える訳ではないですから。

 このただ知っているだけの人間は何を求めて英傑に接触したのか。英傑に知識を使って貰い名誉を欲するのか? 地位? 金? 女? それとも大それた野望?

  残念ながらその人物はそんなモノは求めていません。その愚者が求めているモノとは、そもそも人間が与えられるモノではないのかもしれませんから」

 「……」

 

 表情の落ちた能面で淡々と語る劉琦。

 

 「真意というかぶっちゃけますが、私が貴方の覇道に必要な知識というか情報を貴女に授けましょう。

  それでも足りぬなら……軍師だろうが最前線で将だろうが兵卒だろうがやりましょう。代わりに貴女には救って欲しいのですよ()を」

 「……どういう意味かしら?」

 「私の……私が納得いく生を、最後まで歩ませて頂きたい……そういう意味ですよ曹孟徳」

 

 搾り出すかのようなか細い声とぞっとするような眼で劉琦は曹操を見る。見つめる。まるで世界が停止したかのように。

 ただの狂人の戯れと吐き捨てられるなら曹操も楽だっただろう。だが、コイツは違うと。コレは本物だと。彼女はわかってしまった。

 場の空気は止まる。解を求められた曹操も止まる。下手な回答をすれば帰れない。そんな空気だ。

 

 「……仮に、仮によ。貴方が私の元に来てくれるのなら十全に使いこなしてみせるわ……けれど救えるかは約束できないわ」

 「安易に救ってみせると言わない所に安心しました。やはり曹孟徳(、、、)の才は信用できる。他の英傑の誰よりも」

 

 どうやら解は間違っていなかったようだ。劉琦の表情が柔らかいモノに戻る。 

 

 「この身体が不自由でなければ貴女と覇を競って楽しい生を送れたのでしょうが、いかんせん病弱過ぎて競う前から振るい落とされてしまいましたよ」

 「競い合った場合あの書簡のようになると。いえ、あのように誘導するわけね。貴方は劉の地域の主になると」

 「……ああ、ちなみに私ではありませんよあの劉は」

 「え……?」 

 

 救いを、庇護を求める相手に競い合えば楽しい生になるだろうとは彼なりの冗談なのだろう。だがその次の言葉に現在の己が知恵の範疇で彼を計る事は間違いだったと悟る。

 一瞬口をあけて呆然としてしまった彼女だが、誤魔化すように苦笑いしながら曹操は返答する。

 

 「貴方とは競い合いはしたくないわ」

 「私は貴女と一度くらい競い合ってみたかった」

 

 今にも常人が畏怖する何かと儚さを内包しながら朽ちかけた華を見て、曹操は本当にコレと競い合いたくないと心の底から思った。思ってしまった。そして安堵してしまった。彼が己に救いとやらを求めている事に。

 出逢って話してコレを他の勢力に渡す訳にはいかないと。敵対して殺してしまうには余りにも惜しいと。 

 

 その後他愛も無い話で時が過ぎ、曹操達は帰っていった。

 結局官位も立場も上の劉琦が曹操の口調やその他の非礼を攻めることはしなかった。

 

 曹操達が帰ってひと段落した後、劉琦が自嘲めいた表情で呟く。

 

 「不思議どころか凄惨な世界で産まれたが、アリスのように白い兎が迎えに来ることは無い。

 ならば、自分から兎を呼ぶしかない。

  自分で歩く事すらままならない私には道案内が必要……性別は違うが乱世の厳父は私の望みを叶えられる存在に成り得るのか……」

 

 まるで白昼夢でもみているかのように、目線が定まらない劉琦。彼は彼で追い詰められていた。目の前に配下が居るというのに独り言をするくらい。

 劉琦の様子が少々おかしいと思い問いかける老人達。何でもないと苦笑しつつ返す主人である劉琦。

 普段通りの劉琦にに戻った事に安堵し、老人達はまた彼に問いかける。かの者は我らの主が驚嘆するような才を本当に持っているのかと。

 

 「若、あの者はそこまで凄まじい才を持っているのですか」

 

 「……今はまだ経験不足でしょうが、経験を積ませれば私なんて足元にも及ばない怪物になりますよあの子」

 「むぅ……若にそこまで言わせるとは。あの者そこまでの逸材か」

 「私の事をよく知ってる貴方達が私の言うことを信じられませんか?」

 「そうではありませぬ。ただただ口惜しいのですよ。貴方は自身で立つべき才があり、足りない部分を補う部下も居る。貴方の描く未来を我々は見たかった。

  我々は産まれる時代が早すぎましたな。若と同年代とまでは言いませんが、後10年若ければ……」

 

 苦笑いの老人達。彼らは真の忠臣達。劉琦の窮地を利害関係無く助けた。そんな者達。だが、迎えが近い。

 ままならないモノだなと劉琦も苦笑する。苦笑する劉琦の手を引っ張る、先ほどまで黙って劉琦の横に居た劉度。

 

 「蛍華様! 蛍華様!」

 「なあに涙ちゃん」

 「私はずっとお供します!」

 「そう……ありがとう」

 

 劉琦はそんな老人達とは違い、真剣な眼で己が手を握りずっと共に居ると宣言する少女に苦笑しながら答えるのだった。

 

 

 

 

 「どう返せば正解だったのか今でもわからないわ……あの場で真名交換でもしてたら殺されてたかもしれない。でもアレは他の勢力に渡せない。ねぇ桂花」

 「あの男……男? ともかくあの人物が配下に加われば、今後華琳様の覇道を支える一柱にはなれそうかと。ただ……」

 「……確かにアレは誰かの下に着くような玉ではないわね。本当不本意って感じだった。

 己の病弱な身体と配下の寿命が本当に原因かしら。それに……」

 

 かの人物を省みる。荀彧と曹操。中央での噂でしか知りえなかった人物の実像とは、想像を遥かに越えていた。

 他愛の無い話の中でただ知っているだけの人間では無い事はわかってしまった。アレは知識を知略として使える側の人間だと。

 

 「妹、でしょう。袁家よりも酷いと彼自身言ってましたし」

 「劉琮だったかしら。彼女を推す派閥にとって病弱の鬼才は邪魔でしょうね。だから苑に居る訳か。あそこならいざと言う時中央に逃れられる……でも何故私なのか」

 

 現在の曹操の勢力は弱小と言って良い。苑の劉琦一派とまともに戦えば楽勝で曹操側が敗北(、、)するくらいには弱小である。

 となれば、戦力として頼られている訳ではない。そう考えるのが自然である。まさか未来得るであろう戦力を当てに頼るとは考えにくい。

 自分なら己で戦力を拡大するからだ。劉琦が何を考えているか判らないが、曹操ならまずそうしようと動く。劉琦の寿命がわからない曹操だからこそ、そう考える。考えてしまう。

 

 そして現状の曹操を評するには過大すぎるほど過大評価してくる相手である。曹孟徳にとっては訳がわからない人物である。

 彼の前世(、、)がただの曹操ファンだった名残なのだが、それは誰もわからないし知られる事も無いだろう。

 

 「中央関係もあるやもしれません。袁一族と違い、中央で成功している荊州劉一族は劉景升を除けば劉琦くらいです」

 「あぁ、お爺様の伝狙いかもしれないわね。でもね桂花、今にも死にそうな黒い花はあの張譲(、、)と繋がりがあるらしいの。お爺様から忠告を頂くくらいには太い繋がりが」

 「張譲……」

 

 張譲と言えば現在もっとも勢威を誇っている宦官筆頭である。金のばら撒きにも定評があるが、そのバックに荊州となればそれは絶対に軽視できない。

 財をそれだけ劉琦が使えるという時点で他の英傑の誰よりも優位に立っているのにも関わらず、曹操に救いを求める劉琦。

 

 詰まる所救いという言葉を鵜呑みにしてはいけないかもしれない。彼の真意は結局わかったようでわからなかったのが現実だ。

 

 「現状彼の真の狙いはわからないままね。ま、なるようにしかならないでしょ」

 「華琳様?」

 

 己が主らしからぬ発言に疑うような視線を向ける荀彧。

 

 「何を考えているか判らない人間を相手にするよりやる事が沢山あるんだから。まずはそこからよ。幸い彼は私の下に付くらしいし。それどころか彼からしたら私は神様らしいし」

 「……」

 

 感慨深そうに思い馳せる曹孟徳。彼女は面と向かって神様だと言われた事等無い。ある訳が無い。思っていても口にしない。ましてや遠縁だろうが皇族でも大問題である。

 だが、あの場に居る人間は荀彧が目を顰めたくらいで、他の人物は特に気にしていなかった。

 つまりそういう事なのだ。己を担いで天下でも取るつもりなのだろうかあの化物は。そう曹操は考えてはその思考を一旦隅に追いやりながら、これからを楽しみに不敵に笑いつつ日々励むのであった。









これの本文には多分描写してないけど主人公は史実の曹孟徳と同じで頭痛持ち。荀文若とは同音の真名。過去出逢った事がある。
転生しはじめは三国志時代やんけ、けど劉琦って確か病死確定じゃないですかヤダー的なハイテンション系なんだけど、現実味が無くふわふわした思考のまま黄巾の乱で初陣飾って無事死亡。
戦争とか現代人には土台無理なんだって内政方面に行くと食事に毒盛られて無事死亡。
警戒して食事も自分で作って何もせずに暗愚は暗愚らしく過ごすも何者かによって殺され無事死亡。
劉景升の跡取りだから命狙われるし、死ぬんじゃね?みたいなとち狂った想像をして農民になってみるも黄巾党の方々にレ○プされた挙句殺されてその選択肢は外す感じ。


荊州に嫌気が差して亡命し続ける日々。
袁公路にも袁本初にも救い求めるし、果ては董仲穎にも孟獲にも救いを求める。
ちなみに主人公視点で現代人っぽい原作主人公一刀君が幸せそうに生きているのを見て逆恨みするも本心を隠して救いを求める。
けど全部失敗に終わって全てを憎むようになりつつある、にくすべ主人公。


どうすれば解放されるのだろうかと考え続けて

大陸統一したら終われるのか? そんな思考に至った主人公は頭痛に悩まされながら三国志の立役者の英傑に救いを求めやすいように中央の張譲やらなんやらと繋がりつつ色々する感じ。

ループする中でクソ雑魚から徐々に成長するけど、やっぱ雑魚。孔明やら周瑜には勝てないでーす。けど金儲けなら死んだ中での記憶を頼りにチートできる、けどそれも他の勢力に真似されてダメになる。
ループ内で築いた人間関係も毎回リセットされるし孤独になっていく。
しまいにはヤケクソになって生きている間に自分以外の人間滅ぼしてでも生きてやろうか的な主人公の思考も入るネガティブ系。

みたいなのを打ちたかったけど挫折した。んだと思う。





動機はアレよ、零マリの一輝君とかシュタゲのオカリンとかガールズゴーアラウンドの京輔君とかスマガの主人公みたいなのを恋姫に突っ込んだら結構面白いんちゃうか、というか読みたい。みたいな発想元だったと思う。
でも途中でなんでか逆恨み系になってた。これはいけない。
元は一人称。けど多分自分以外読めない。だから三人称もどきに199回の1話編集した。
もう恋姫とか10年くらい前だよプレイしたの。詳細覚えてねえわ……



※この手の恋姫SSあるなら教えてくだしあ。もしくは文章打てる優しい人こんな感じの奴連載してくれないかなぁ……チラチラ

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