あと、最近暗いニュース続きで、在宅ワークや休職の方々の暇を少しでも紛らせてもらえればと様々な方に贈る一作。
それと、とある方への一月遅れの誕プレ。
あとがきに続く
五月。皐月。
一年で五番目の月。中国では
日本ではGWを代表に憲法記念日 みどりの日 こどもの日(端午の節句)。欧州ではヨーロッパの日、母の日などの他に世界では多くの行事がある。
そう。母の日がある。
そう。母の日である。
そう。母の日であるのだ!!
本来は日頃からお世話になっている母親に感謝の意しめし、ところでは家事のお手伝い。場所によってはプレゼントを贈り。時代によってはサプライズイベントやパーティーetc。
少なくとも微笑ましい行事であり、素敵な一日(計画が成功するかどうか別として)になり、心和み親子の絆が育まれる日となるべき
いや、一概にそうは言えない………ことも、あるようでないような、過言ではあるようで戯れ言のようてもある。けれども、まあ、
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
母の日当日
「
「あたしも
「トナカイさんトナカイさん。クリスマスではないですがプレゼントです」
ロリーな三人組からのプレゼント。一人を除きもらう理由がわからなかったが、聞いてみれば納得。
ジャックがあげるなら自分たちもあげようと、三人らしいかわいらしい理由でほんわかした。他にも食堂の某チーフレッドに「私は母親ではないのだが」っと。
複数人もプレゼントをしていた。母の日をお世話になっている人への感謝の日と勘違いしているかもしれないが、とてもいいことで、良き日だ。
エレナ・ブラヴァツキーにも度々お世話になっているのも忘れていない。
「イリヤ。だーーーーーい好き♡」
や、
「まあ、まあ、まあ!。なんてなんて事でしょう! こんなにうれしい日が後世にあったなんて! もぅ、こうしてはいられません! 厨房を借ります。みーーんなにお礼に美味しいモノを沢山作ってあげますからね」
「お手伝いしますエウロペ様」
他の方々も大変満喫していた。
うん。ここまではいい日だと思う。思います。むしろ終わってほしかった!!
普段お世話になっている女性サーヴァントの方々に、特に食堂を
ここまでは安全だった。安心だった。慢心していた。
普段は優しいママ……風長武闘派監禁束縛系サイコパス……ともいわれている御仁。でも、本当に普段何事もなければ優しいのは事実であり、筆者的には色々(誤解が無いように言っておくが、主に高難易度で!)でお世話になったサーヴァントでもある。
故に、お礼の品物を渡すのは当たり前であり、当然のことだ。
「母の日。ふふ母の日。うふふふふ母の日」
笑い声。これは歓喜。
笑い声。こらは喜悦。
笑い声。それは欣喜。
怪悦の綻び。
本来は自発的なものであり、促されてするものではなく、ましてや催促するものでもない孝行*1
の行事。
無論、カルデアのマスターとして、いや人として母の日を口実として女性サーヴァントに孝行するのもよいことだと思う。
けれども!だけども!!《xbig》それでも!!!《/xbig》どうしてこうなった!!!!
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
間が悪かった。いや魔が、逢魔が時だったのかもしれない。
「はい。頼光さん」
「まあ。まあまあ。ありがとうございますマスター。
ああ。なんてことでしょう、今日という日を制定した今世の人々に感謝の念が堪えません。
母は、母は。うれしくって死にそうです」
少し、大いにオーバーな感想をしてうれし涙を流す頼光。ついでと言わんばかりに圧倒的質量(説明不要)に抱きしめれて苦しい。因みに金時のプレゼントは自分が一緒に渡した。彼は頼光には面と向かってプレゼントを渡すにはハードルが高かったようだ。
「苦しいよ頼光さん」
「ああ、すいませんマスター。
でも、もう少しこのままで――
だって、私、今日この日、死んでもいいくらいに幸せなんですもの」
「ほなら、その首うちがもらうわ」
瞬間、鉄と鉄がぶつかり合い、否。爆撃と爆風の両方が同時起こり壁へ衝突しそうになった。咄嗟に身構えて受け身を取ろうする。このあたりの反射は本当にうまくなったと思う。
しかし、想定していた衝撃はこず、自分よりも小さな子がその矮躯で受け止めてくれていた。
「大丈夫かマスター」
「っち、間に合わなかったか。マスターはケガはねえようだが……」
そこには、茨木童子と坂田金時がいた。
茨木童子はお菓子欲しさに自分を探していたと思うが、というか渡そうと探していたくらいだが金時がいるのは想定外だ。今日は頼光に会わないように身を潜めていたはずなのに。
「なんや~~死んでもええって言うから、うちが親切に首切ろうとしたんのに。
嘘は感心せーへんよ源氏の大将はん」
「ええ。ええ。確かに死んでもいいと言いました。
ですが、物事には優先順位があります。
「ああ、それ、コレのことなん?」
頼光が手に持っていたプレゼントを酒吞童子が持っていた。正確には中身、お酒、日本に合う砂糖漬けしたオレンジピールをチョコがけした『オランジェット』をその手に握られていた。
頼光の顔が驚愕に染まる。中身だけを抜き取られた、否。油断したから、否。酒吞童子の手業に、否。断じて否。
酒吞童子は咀嚼していたのだ。
「う~ん。こら酒に合いそうな菓子やわ」
見せつけるように。さも自分のための御馳走のように。おいしそうに食べていた。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
………………ころす」
頼光の手に握られていた刀、『童子切安綱』に紫電が帯びる。パチパチと静電気とか生易しいものなんかじゃなく、バチバチと雷鳴を轟かし立花道雪でも切れそうにない程の雷電を纏っている。
これはマズいと二人の間に割って入る。
「まって頼光さん!」
「止めないで下さいマスター。今すぐそこにいる害虫を滅尽しないと」
もはや駆除だのどうのこうのを突破してカルデアの危機に到達している。源頼光が本気で暴れだしたら手に付けられない。
「もう一度プレゼントをあげるから待って頼光さん。
ほら酒吞童子もさっき上げたんだからそれでが「マスター――」はい?」
雷電が納まり、静かになったこの場で危機が去ったはずなのに――
何故か
先ほどよりも
命の危機を感じるのは
ナゼダロウカ?
「マスター。いま、聞き捨てならないことを言いませんでしたか?」
「…………ナニガ?」
目線を合わせて、自分よりも高い175cmの身長、膝を折って視線を合わせて聖母のごとく静かで優しい口調なのに、いたずらっ子に言い聞かせる慈母のごとく嫋やかなのに、全身から冷や汗がとまらない。
「今日は母の日。そう、母に感謝の意を示す一年で最良の日。
な の に
あなたは、あの害虫贈り物をしたと言いました。
つまりこれは
「いや、これには」
「問答無用。あの害虫焼毒よりも先に教育が必要なようですね。
ええ、最優先ジコウですね。金時共々母の愛を、愛を。愛を教えてあげないと」
マズい!マズい!!《xbig》マズい!!!《/xbig》マズい!!!!
「ガント!」
「っ!」
今のうちに逃げる。逃げて――
「逃しはしません」
「!!」
咄嗟に真横に飛ぶ。複数の雷電が駆け抜ける。足止めのつもりの攻撃と思われる、てか思いたい雷撃がくる。内いくつか避けきれなかったモノは金時防いでくれた。くれはしたが、一向に雷撃が納まる気配がない。
周りいたはずの茨木童子も酒吞童子もいつの間にか姿を消し、ガントの拘束を五秒もしないうちに払いのけた頼光から、全力で、疾走する。
ここからはある夏のデットサマーレースも真っ青な日になった。
具体的にはマシューを筆頭に盾サーヴァントやキャスター陣営の幻覚と智謀。様々な人たちの力を借りて再度プレゼントを用意。
今度は金時と一緒に、ビーストさえ捕まえることができそうな拘束術式でおとなしくなった頼光さんに事情を強制的に伝え、金時から直にプレゼントを渡し事なきをえ――
「それとこれとは話が別です。マスター」
助けて
お願いだ………か……
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これは、私にかけられている諸々の疑惑払拭のためのモノ。
これは、私がロリコンでも、シスコンでも、ショタコンでも、オトコの娘好きでもなく。
フツ―で、ノーマルで、平凡な創作好きな男という証である。
ちなみに、私は普通に母の日は毎年プレゼントを贈っている。
皆さんもご両親は大切に。
では、よい青空を