ゴッサムカルデアマスターの一日   作:ジンネマン

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BGM FGOより≪英雄召喚≫
SE 召喚時のやつ

「ウェイター桂木千鍵。まあ、戦闘とかできんから給仕のアルバイトとしてよろしく」
「違うよチカちゃん!私たちキャスターだから!魔法少女だから!」
ちゃうわ!何でたらめ言うかこいつは!」
「えーそんな二人は置いといて、ゴホン。
貴女が私のマスターか?(無駄にイケメンボイス)もし相違無いなら証の令呪を見せてもらえないだろうか?手の甲に令呪、違うよマスター、私は特殊でね、別の場所に発露するんだ具体的には――胸や背中に大きく、それこそ上半身を裸にならないと確認しきれなかったり――
もしくは下半身!仙骨(骨盤の中心にある逆三角形の骨)の辺りか尾てい骨の辺りに発現するのです。
ええ、ですから早く服を!服を!!服を!!もしくはその蒸れたお胸かお尻の谷間に夜露死苦!!!!!

「開口一番セクハラかこの変態変質ストーキング産業廃棄物!」

「ゴモウドッカ!!」


本編

 第一話巨乳

 

 ノウム・カルデア 食堂

 

『まったく緑! ミドリ! みどり! 何度言ったらわかるんですか!? ヒンジは人で言う腰! 

 腰とは紳士も淑女、特にベッドの上で大切なのに圧し折るとか本当に人ですか? むしろ女ですか? 穴ちゃんと空いて……ちょっと待て千鍵さん、私が悪かったです。だからヒンジはそんな角度に曲がらないから! 曲がんないから! (まが)ちゃうから! こんの緑葉体風情が! 

 私がいなければ大変なことになった事件がこれまでどれだけあったと思っているんですか!?』

 

「なんだと──! オマエのせいでどんなひどい目にあったか忘れたとは言わせんぞ!」

 

『え~~~わたし心当たり有りませんね。せいぜいミスヒビキとミドリが綺麗な姿勢いるか確認するために足元から写真を撮ったり、スタイルを維持してるかをチェックするために更衣室やトイレに侵入し』

 

「凶──が──ーれ────」

 

「能登麻美子!」

 

 

 無言で捻り折られ微塵に粉砕されたガラケー、残骸(ケータイさん)として見下されるケータイさん──と思いきゃ新たなケータイさんは千鍵から逃走する真っ最中♪ 

 

『なんでや、なんで、ワイにハーレムが来ないんや! 此処にはあのうるさいネェコアルク先輩がいないんやで、いるのはダサダサなチンチクリンスってキ二本だけ、必然あちしの天下のはずなのに』

 

『どこの誰がチンチクリンステッキですって?』

 

『るるルルるルビーシェ~~んパイ。どうしましたか?』

 

『いえね~ワタシとサファイアちゃんの悪口が聞こえた気がしたんですが──知りませんかパケシー?』

 

『めめめめめ芽々芽々目め滅相も有りませんねルビーシェんパイ。お二方に忠誠を誓ったパケシーが裏切るわけありません!』

 

『オノレ、おのれおのれ、おのれのレオのレオおのれのれ! いつかの恥ずかしい写真をなんとか掘り起こしてカルデア中にばら蒔いてや「おい」はい? はうわ、チカギさーんどうしましたか? ヒィ』

 

 無言で近づく千鍵、無表情で近づく千鍵、無感情で近づく千鍵。

 その異様さに(おのの)くケータイさん! 果たしてケータイさんの運命やいかに! 

 

「──そうだな。お前がいなけりゃ大変なことになった事があったのは確かだ。今まですまなかったな」

 

「……は? え? どうしたんてますがミドリ。何時もならわあしのヒンジどころか人とは思えない方法で私を虐待するのに……」

 

 訝しむ。

 怪しむ。

 疑う。

 

 当たり前だ。普段の彼女からは到底想像できない発言と行動に猜疑心を持つなと言うほうが無理だ。むしろメフィスト等の悪魔、キャスタークラスのだれか変化でのイタズラ、その他諸々の何かが化けているとしか思えない所業。

 

 ──いや、今津らにしても、あの笑顔は、なんだ。

 

 桂木 千鍵(かつらぎ ちかぎ)

 誕生日

 4月29日

 血液型

 A型

 身長

 157cm

 体重

 45kg

 スリーサイズ

 B77/W54/H78

 特技

 知恵の輪、20時間寝れる

 好きな物

 甘いもの、犬

 苦手な物

 辛いもの、苦いもの、酸っぱいもの、非常識なもの

 声優

 仙台エリ(公式プロフィールより抜粋)

 

 ──中でも、嫌いなものの中にあの『ネコアルク』先輩やtypemoonのトップマスコットたる『ケータイさん』! を忌み嫌う世にも稀有にして奇々怪々異様摩訶不思議な感性の持ち主のミドリが…………

 

「そんな怪しむなよケータイ。私とお前の仲じゃないか、お前には少なからずカンシャしていふるんだ。

 そんでお前、前に巨乳に挟まれたいって言っていただろ?」

 

「……ええ。言ってはいましたが」

 

「そんで私がその巨乳を呼んできた。もちろんヒビキも太鼓判の巨「なんですと! ミスヒビキが太鼓判を! 本当ですかヒビキさん!」」

 

「本当だよケータイさん。すご────ーい巨乳さんだったよ」

 

 ポタポタ。ポタポタ。ガラケーから滴る液体。液晶が水溜まりを作る。

 

「私は勘違いしていましたミドリ──いやミスチカギ。あなたは、貴方は、貴女は、悪逆無道にて傍若無人無法千万が貴女の本質ではなかったのですね。

 何よりも、ミスヒビキ

 日比乃ひびき《ひびのひびき》

 誕生日

 9月7日

 血液型

 O型

 身長

 154cm

 体重

 44kg

 スリーサイズ

 B79/W55/H82

 特技

 お料理、お菓子作り

 好きな物

 千鍵のお下げ、もふもふした物

 苦手な物

 後片付け、ほっぺたへの攻撃

 声優

 本多陽子(公式プロフィールより抜粋)

 が保証してくれるのならそれは真実! このケータイ。感動のあまりに液晶が止まりません、止めどなく、止まらないのです」

 

「泣くことないだろケータイ。さあ、あの扉の向こうに、待望の巨乳が待ってるぞ」

 

「ああ、苦境、苦難の千里は無駄ではなかった。

 いざ、パライソへぱらいそへ

 

「ふんぬ── 」「おお、圧政者よ──ー」「マッシュマッシュ」「Iskandarイスカンダルゥゥッッ……!!」

「ぎぃいぃいやややややああああああああああああああああああ

 

キョニュウトハイッタイナンナンダ

 

オ・ノーレェェェェェッ!!!! 


 

 

 第二話青

 

「ふーんここが人理継続保障機関カルデアねぇ~~。知った顔と、それに似たのが何人かいるけども……これも宝石のじじいの差し金? どう思う有珠?」

 

「さぁ。あれらは魔術師とは……いえ、人類とは乖離した思考感性の持ち主だし、それに理解が及んだ時点でその人は()とは、普遍的な意味で魔術師としても離隔した存在になる。

 だからね、青子のそれは喧嘩売ってるのと大差ないわ。

 それとも彼がいないから苛立っているの?」

 

 ノウムカルデア食堂。コーヒー、紅茶。互いに飲んでいるのに違いはあるが、ほんの数瞬前まで茶菓子や周りの風景を楽しみ和やか(?)な一時であったはずの周囲の空気が歪む。

 

 物理的。

 魔的。

 精神的。

 

 仮に、もしも、二人が戦端が開かれた場合、冗談無しにノウムカルデアが沈む。

 片や五人しかいない最新の魔法使い蒼崎青子。

 片や膨大な量の魔術刻印と《魔法以上に魔法に近い》プロイキッシャー《童話の怪物》を使役する《最後の魔女》久遠寺有珠。

 

 どちらも現代の魔術師ないし関係者からは実力影響力ともに隔絶した存在。キャスタークラス、それも神代の魔術師たちでも油断出来ない存在。

 間の悪いことに、そんな彼女等を止めれそうな対魔力持ちとキャスタークラスのサーヴァントが不在で、ここに今いるのは神秘に縁遠い物達ばかり、対魔力があってもEやDでなんの慰みにもならない。

 

 そんな渦中のそばにいた不幸なアーチャー『ロビンフット』は動こうに動けなくなっていた。普段なら宝具《顔のない王》を使い離脱したいところだが肩にいるナマケモノ(……)のせいで出来なくなっている。ナマケモノ、『ロスト・ロビン・ロンド』がいるせいで身動きがとれない。

 

「ちょっ、コマドリ、あの二人どうにかしろ! 二人は知り合いなんだろ!」

 

「なに言ってンスカ緑茶! いくらマイ天使有珠さんの一番のプロイキッシャーにしてアイドルたる俺っちでも無理なことはあるんッス。

 一触即発二人の間に入るなんて自殺行為ッス! チォッ! 押さないで圧さないでやめるッス!」

 

 二人揃って小声で怒鳴りあう大道芸を披露(してない)する。だが事態は一向に改善される兆しはない。仮に、もしもここにとある青年がいれば(………………)などとは言うまい。言うまいが、いずれ誰かが仲裁せねばならい。誰もしはしないが、必然的に誰かが貧乏くじを引くしかない。

 そんな不憫な生け贄は、生け贄ではなかった。

 

「おいお前ら、食堂での面倒事はやめてくれよ。やるなら他所でやって……ん? 長髪のお前、あの時の、橙子の妹か──」

 

「青子。あなたの知り合い?」

 

「ん? 私貴女と会った覚えないんだけど……いや、う~ん? 会ったこと有るよう無いような?」

 

「痴呆?」

 

「うるさい」

 

「おお! 月の魔法使いではないか! 久しいな!」

 

「あらあらあ、いつぞやの魔法使いさま。その節はお世話になりました」

 

 芋づる式、一人知り合いから既知の仲(本人には未知に近い既知)に困惑する内に殺伐とした雰囲気は霧散していた。その様子に小心なゴルドルフ新所長やロビンコンビは安堵をつく。

 

「しかし、此処にいると言うことはあの崩壊に巻き込まれて死んでしまったのか?」

 

「う~ん。たぶん大丈夫じゃない? 何となくだけど」

 

 曖昧な返答ながら、自分がそう簡単に死ぬとは思ってる様子はなく、見た目が十代後半で曖昧な感覚ながらも永く生きたという矛盾した人生観。サーヴァントならではの特徴。

 

「あれれ? 青子さんに有珠さん。お二人もカルデアに来ていたんですね。わーい常連さんが一杯で楽しいねチカちゃん」

 

「あ~あハイハイウレシーネ。んで、有珠さんはうどん? 蕎麦? それともラーメン? ここのコック達は変なナマモノもいるけど腕は確かだから」

 

「……蕎麦で」

 

「私はうどんで」

 

「はい。ご注文承りました♪ 。閻魔ちゃーんうどんと蕎麦注文入りました」

 

「はいでち」

 

「♪♪♪」

 

「なんだよ。やけに嬉しそうじゃない」

 

「えヘヘ。だってチカちゃんがいて、ランサーさんやアーチャーさん。セイバーさんや式さん。その他にもいっぱい! 知り合いや新しい友達がいっぱいできて嬉しいんだもん! 

 もちろんチカちゃんが一番だよ」

 

「/////////////は、恥ずかしいこと言ってないで仕事するぞヒビキ!」

 

「あ、待ってよチカちゃん!」

 

 その後は紅閻魔ちゃんの計らいでエミヤとBBを加えた月の聖杯戦争組が妙に変な空気で談話(?)をして、最後にマスターを加えた様々な視点を入り交じった思い出話をめぐり巡りカルデアは崩壊危機を乗り越え平和をなんとか迎えた。

 

 なお、そんな歓談(?)を胃がストレスでマッハな状態で見守り続けるロビンコンビは後日アスクレピオスに胃薬(コマドリに効くかは不明)を処方してもらい事なきを得た。

 

 めでたし、愛でたし──

 

「ねえ影の。復讐鬼のおにいさん。僕になにかよう?」

 

「ハハハハ! 俺を、真っ当に影の復讐鬼と言わしめる貴様こそなんだ! 

いや、先程とは全くの別人。否、そもそも貴様は英雄なのではなく、人ですらない! 

されども、オレはお前に似たのを知っている。恩師ファリア神父を陥れ辱しめた三賢人が一人、代行者であり殺人鬼であり吸血鬼、嘗ての怨敵ミハイル・ロア・バルダムヨォンと近しい気配が────否、違う! ミハイル・ロア・バルダムヨォンとは比べ物にならん。ファリア神父が遺した14の秘宝に匹敵する! 

 

ならば再度問う! お前はなんだ!」

 

「さあ? ある人は奇跡、ある人は祝福、ある人は愛、ある人は至高、ある人は究極。みんな好き勝手言ってるけどボクは私はわたしは僕だよ。

それ以上でもそれ以下でもない、マスター(藤丸立華)には危害を加えないし、カルデアをどうこうする気もないよ。僕はね。あの人達の思惑までは責任持てないけども、チカちゃんやマスターの安全は守るつもりだよ。それでも信用ないならコレ(……)使う?」

 

「いいだろう。その言葉、今は信じよう。

だが! 僅かでも不穏な行動や誓いを反故にしようものなら!」

 

「うん。わかってるよ。優しい復讐者さん」




深夜の勢いで書いたからあんまり推敲してません。でも、『魔法使いの夜』の劇場アニメ化とフルボイスコンシューマー化が嬉しくって――――なんだか書きたくなって、この勢いで魔法使いの夜の続編や魔法使いの箱もやってくれないかな~~

では、因果の交差路でまた会おう!
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