気力を振り絞って書きました。
ただいまアンケート実施中!
詳しくは活動報告にて!!
試合開始の合図とともにゼロールがトシゾーとの距離を縮め、鋭い突きによる拳を繰り出す。
「
風を切るスピードだが、トシゾーはその攻撃を軽々と避け、時にそらして攻撃を防ぐ。
やがて、ゼロールがバックステップで後退して息を整える。
「中々の腕前でござるな……」
「そいつはどうも……アンタに言われると光栄だよ」
トシゾーの言葉にゼロールが返す。
「アンタは小さくだが教科書に載るくらい有名な人物だからよ……実を言うと昂ってるんだわ」
「血の気の多い青年でござるな……しかし、否定はせず……拙者も同じ気持ちでござる」
不適に笑うゼロールにどこか可笑しく笑うトシゾー……これだけ見れば仲の良い二人に見える。
「――だが……」
瞬間、ゼロールは肩に血が少しばかり噴出するかのように出血した。見ると何かに斬られたような跡がある。
「……負ける気はないでござる」
「奇遇だな。俺もだ」
「……ならば、ペースを上げても問題ないでござる」
その言葉と同時にトシゾーの繰り出す刀のスピードが上がり、ゼロールの身体に切り傷を作っていく。
「うわ……すごい激闘だけど……これって勝負つくのかな?」
「一応だが、勝負は一瞬だろうな」
戦闘の激しさに驚くセバスにアルトは冷静に答える。
「相手のゼロールというヤツは対人戦なら何度もやってきた経験でトシゾーの剣を紙一重で避けている……恐らくだがカウンターを狙っているのだろう」
トシゾーの斬撃を受けながらもダメージを最小限に抑え、ゼロールは自身の星座術『
「対するトシゾーは長く眠っていたとはいえ、戦争経験者だ……生死の駆け引きは何度もしてきた猛者だ。そして、お互いが
ゼロールが鎧に身を纏った瞬間、トシゾーは振るう刀から左手に添える突くことに特化した構えをとる。そして身体の回転を加えた刺突は――
「トシゾーが格上だ」
ゼロールの鎧を簡単に砕き貫いた。
『トシゾーの剣がゼロールの鎧を貫いたぁ!!』
『相性が悪いな……ゼロールの星座術は身体に竜の鱗が特徴の鎧を纏うようなもの……いわば全身に盾を展開するような形だ。盾があるならどんな硬さでも貫けるトシゾーが一番有利だ』
実況の二人による解説に会場が沸いた。
星座術:『舵木太刀一尖』
トシゾーが持つかじき座の星座術。刀のような刃物によって『突き技』を放つ際にその刃物に対して絶対貫通能力を持たせる。盾だろうがエネルギーシールドだろうが鎧だろうが問答無用で貫く一撃だが、効果を発揮するのは『遮るもの』に対してのみ。簡単に言えば、『どんな鎧だろうと貫けるが、相手に当たればその効果を失う』。
「……ちぃ……っ!!」
「攻めるのみ!!」
後ろに退くゼロールを追い討ちするかのようにトシゾーが素早く接近し、鋭い突きを繰り出す。
『トシゾーの刹那的な速さによる突きの雨が、ゼロールに襲いかかるぅ!!』
『失血による気絶を狙っているようだな』
「これで……王手でござる!!」
豪雨のように襲いかかる突き技に激痛と疲労でダウン寸前になるゼロール。その姿を見たトシゾーがトドメを刺した。
『どてっ腹を貫いたぁぁ! これは痛い!!』
『決まりのようか?』
実況に静まり返る会場。トシゾーが刀を抜こうとするが、抜けない事に気付いた。
「……こ……れを……待ってたぜ」
「なっ!?」
ボロボロになりながらも不適に笑うゼロールにトシゾーは素早く自身に内蔵されてる武器を展開するが、先手を打ったのはゼロールだった。
ゼロールの口から吐いた冷気に身体が凍り、徐々に侵食していき、頭部を除いて身体が凍りついた。
「こ、これは!?」
「……とっておきの……隠し玉だ。簡単に言えば、俺のりゅうは……一匹じゃない」
息もたえたえに答えるゼロール。ボロボロになりながらも、怪我だらけになろうとも見せた姿にトシゾーはその姿に、少しだけ安堵した表情を見せてから口を開いた。
「……みごと……拙者の負けでござる」
『トシゾー降伏宣言を確認! よって、第二試合はゼロール・ドラゴニウスの勝利!!』
Cクラスはなんとか、首の皮がつながった。
今回は休みです。
しつこいようですが、アンケート実施中! 期限は今日の24時まで!!
あなたの選択で、作品が決まる……!!