ラブライブ!サンシャイン‼︎ feat.仮面ライダーアギト   作:hirotani

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第5話

 

   1

 

 沼津署の簡素な応接室に入ると、ふたりの女子高生が少しばかり緊張した面持ちで誠を出迎える。

「君たちは………」

 確か翔一を逮捕したとき、一緒にいた少女たちだ。ふたりは一礼しそれぞれ名乗る。

「高海千歌です」

「桜内梨子です」

 誠も礼を返す。「氷川さん」と千歌はすがるように誠を見上げ、

「翔一くんに会わせてください」

「申し訳ないが、今は無理です。たとえ身内でも、容疑者との面会は禁止されているので」

「どうして? 翔一くんに人殺しなんてできるはずないじゃないですか。氷川さん本気で翔一くんが犯人だって思ってるんですか?」

 誠は視線を泳がせる。翔一の知り合いとしてか、刑事としてか。どちらの立場で言うべきか迷ってしまう。

「私だって、彼のことを知らないわけじゃない。彼が犯人だと思いたくありません」

「じゃあ――」

「だからといって彼を釈放するわけにはいきません。彼が無実だという証拠が無ければ」

 千歌からすれば、突然家族を奪われたような気分かもしれない。不安げな表情を浮かべる千歌を見て、誠のなかで罪悪感に似た重圧がのしかかった。自分の仕事は刑事だ。市民を守る誇るべき職務のはず。でも、自分の所業で目の前の少女のように人の笑顔を消してしまう。たとえそれが法に従ったことであっても。

「あの、氷川さん」

 不意に、梨子が控え目に歩み寄ってきた。

「犯人が現場に残したものって、何かありませんか?」

「何故です」

「見せてください。試してみたいことがあるんです」

「試す?」

 一体何をするつもりか。千歌も梨子の意図が分からないようで首を傾げながら友人に視線を向けている。

「分かりました。ここで少し待っていてください」

 

 誠を待っている間、応接室には冷たい沈黙が漂っている。気を利かせた誠が出してくれたお茶を啜ると、梨子は翔一のことを思い出した。隣で珍しく黙ったままの千歌も同じことを思っていたのか、湯呑を見つめながら呟く。

「翔一くんが淹れてくれたほうが、美味しいね」

「………そうね」

 千歌はじ、と梨子を見つめてきた。

「ねえ梨子ちゃん。何するつもりなの?」

「ちょっとね。上手く説明することはできないんだけど、でも………津上さんの潔白は証明できると思う」

「どうやって?」

 どう説明したものか、梨子は答えあぐねる。見れば分かるものでもないし、これからやろうとしていることは初めての試みだ。だから上手くいくのか、梨子にも分からない。

「ねえ千歌ちゃん」

 彼女を呼ぶ声が、無意識に震えてしまう。

「これからわたしがすることを見て、わたしのこと気持ち悪い、って思うかもしれない。そうなったらわたしはAqoursから――」

「思ったりしないよ」

 力強い千歌の声が、梨子の言葉を遮る。

「何が起こるのか分からないけど、わたし梨子ちゃんのこと気持ち悪いだなんて思わないよ。せっかく一緒にスクールアイドルやってきたんだもん。これからも一緒だよ、絶対」

 視線を流すと、千歌の目はしっかりとこちらを捉えて離そうとしない。強張っていた肩の力が抜けた気がした。この人なら自分のどんな部分も受け入れてくれる。そう信じることができた。

「ありがとう」

 そう告げる梨子の声はもう震えていなかった。

 しばらくして、誠はプラスチックのコンテナボックスを抱えて戻ってきた。

「これが、犯人が現場に残した凶器です」

 コンテナボックスのなかでビニール袋を被せられた針金を梨子は眺める。ビニールは付着した犯人の皮膚組織などの証拠を保護するためのものだろう。見たところただの針金。でも、これは殺人に使われた。これがひとりの人間の命を奪ったと思うと、鼓動が激しくなってくる。

 深呼吸を何度か繰り返し、梨子はビニール越しに針金へ指先を触れさせる。

「っ!」

 触れた瞬間、頭にぴりり、と痺れのようなものが走った。咄嗟に指を引っ込めると「桜内さん?」「梨子ちゃん?」と誠と千歌が心配そうに梨子へ呼びかける。

「大丈夫」

 そう言って梨子は再び針金に触れる。今度は痺れがない。代わりにきいん、という耳鳴りのような音が頭蓋に響く。音は規則性を成していき、脳裏にモザイクめいた像が少しずつ鮮明になり、梨子は目を閉じた。

 

 商品棚にずらりと値札の付いた針金が並んでいる。そのひとつを見慣れた青年が手に取って籠に入れた。

 

「確かにこれを買ったのは津上さんです」

 梨子は意識を指先へと集中させる。脳裏に浮かぶ像を更に進めていく。

 

 店の自動ドアを潜ってすぐ、翔一に通行人がぶつかった。突然のことに避けられず、翔一は店の紙袋を地面に落としてしまう。ペンチ、潤滑油、金属用ボンド。購入した商品を袋に戻しているなかで、遠くに転がった針金の束を黒い手袋を嵌めた手が拾い上げる。

 場面が変わった。松の木が不規則に並ぶ森のような場所。確か梨子も行ったことがある。そう、千本浜公園だ。除草されただけの簡素な道を、ひとりの髪の長い女性が歩いている。女性の細く白い首に、背後から銀の細い線が巻かれた。黒い袖に覆われた腕が針金を締め上げる。

 地面に落ちて、バネのように伸びる針金の束。たたらを踏むようによろめく女性の脚と、その背後に立つ黒いズボンに覆われた脚。締められた喉から絞り出される呻き。

 バイクのエンジン音が聞こえた。樹々の合間から翔一がヘルメットを脱ぐのが見えた。視線は下がり、地面に血の気を失った女性が横たわっている。

 

 目を開くと、像も音も消えた。目の前にあるのは針金。自分のいる場所は沼津警察署の応接室。現実を認識すると共に、背中から汗が一気に吹き出す。「梨子ちゃん大丈夫?」と千歌が肩を抱いてくれた。「ありがとう」と返した梨子は誠へと視線を移し、

「犯人は津上さんじゃありません。顔は分からないですけど、黒い服と黒いズボンを着た男の人です」

「君はまさか………」

 誠の反応に梨子は驚いた。正直、視える視えない以前に信じてもらえない、と思っていた。FBIではこういった能力を用いた捜査が行われているとテレビで見たことがあるものの、日本警察はで採用されていないだろう。

「氷川さん、免許証持っていますか?」

「持ってますが………」

 困惑しながらも誠はジャケットの内ポケットから財布を出し、免許証を抜き取る。備考欄と臓器提供の承認蘭が記載されたカードの裏面を凝視すると、脳裏に数字が浮かび上がる。そのひとつひとつを梨子は口に出した。

「309504133950」

 誠は目を剥く。どうやら合っているらしい。これで能力が本物だという証明になったはず。

「犯行現場に連れて行ってもらえませんか? もしかしたらもっと何か分かるかもしれません」

 

 千本浜公園はすっかり事件前の静けさを取り戻していた。既に現場の捜査も終了し、立ち入り禁止のテープも撤去されている。三浦の遺体が発見された場所へ梨子と千歌を案内すると、梨子は何かを探すように地面へ視線を這わせる。その様子を千歌と共に見守りながら、誠は告げる。

「無駄だと思いますよ。鑑識が調べた後ですから」

 「もう少し待ってください」と梨子は探索を続ける。超能力者の存在を捜査しておきながら、いざ目の当たりにしても誠は梨子の能力を半信半疑のままでいる。科学では説明できない能力。常識の枠を取り払われた、有り得べからざるもの。

 ――どんなに荒唐無稽だと思われていることでも、それを信じること。信じてみること。それが第1歩ね――

 不意に三雲の言葉を思い出した。刑事としての誠が信じるべきは事実のみだ。誰が何を犯したか。道具は何が使われたのか。

「高海さんは彼女の力を知っていたんですか?」

 「いえ」と千歌はかぶりを振る。

「初めて見ました。梨子ちゃんにあんな力があったなんて………」

 梨子は現場から少し歩いたところで足を止めた。千歌と一緒に彼女の視線を追うと、土に靴跡が残っている。

「これが、犯人のものだと?」

 誠が訊くと、梨子は「見てみます」と跡のついた土に触れる。数秒ほどの時間だろうか、梨子は目を閉じて微動だにしなかった。ほんの僅かな間でも長く感じられる。

「間違いありません。犯人のものです」

 それだけでもかなりの収穫だ。型を取ってメーカーと販売店を調べれば、そこから購入した人物を特定できる。

「2本の銀色の線が見えます。それと……、数字。多分ナンバープレートだと思います。犯人の車のかもしれません。末尾の数字が、6と………2」

 署のときと同じように、咄嗟に手を引っ込めた梨子の肩を千歌が支える。額に汗が滲んでいた。呼吸を荒げながら、梨子は絞り出すように言う。

「それだけしか、分かりません………」

 これだけ揃えば十分な手掛かりだ。翔一を送検するのにあと1日しかないが、今は梨子しか頼れるものがない。

「信じてみますよ、君の力を」

 

 

   2

 

「涼、海に抗おうとしては駄目だ。海を受け入れろ。そうすれば海も受け入れてくれる」

 父からの教えを初めて受けたのは、涼が子供の頃に海で溺れかけたときだった。涼を抱えて海岸へ泳ぎ着いたとき、涼は父の逞しい腕のなかで咳き込みながらその言葉を聞いた。

 幼い頃に母を病で失った涼にとって、父は唯一の家族だった。時折親戚が訪れて涼の面倒を見てくれたが、家族という強い結びつきを感じ取れるのは父だけだった。漁師をしていた父は船で漁に出ていたが、素潜りでの漁も村で一番の腕を持っていた。ウニにアワビにサザエ。時には大振りのエビを捕らえて家に帰ってきた。

 父は説教をするような親ではなかった。涼が勝手に漁船を動かしても、学校で父子家庭であることをからかわれて同級生を殴っても、息子を諭すことも叱ることもしなかった。代わりに父はよく涼を海に連れていき泳ぎを教えた。とはいえ、技術的なものは何ひとつ伝授されていない。波の荒い岩場に有無を言わさず涼を放り込み、波に揉まれる涼をただじ、っと見守るだけだった。ばた足も水のかき方も、全て涼は極限状態のなかで生存するために習得していった。

 肉体を通しての教育に疑問を抱いたことはある。傍から見れば虐待だ。不満を叔父に打ち明けたら、叔父は笑いながら言った。

「義兄さんは海の男だからな。大切なことは全て海が教えてくれる、って信じてるんだ」

 中学に上がった頃、涼は荒波で漁にも出られない海で泳いだ。いくら手足を動かしても、波の前ではちっぽけな人間の体なんて無力だ。涼は全身の力を抜き波に身を委ねた。しばらくたゆたっていると浅瀬まで体が流されていた。まるで海が涼を安全な場所まで運んでいるようだった。

「海は拒絶したりなんかしない。たとえお前がどんなろくでなしでもな」

 その声に振り返ると父がいた。まるで涼がそこへ辿り着くことを知っていたかのように。

 父は嬉しそうに言った。

「涼、海を受け入れろ。そうすれば海もお前を受け入れてくれる」

 

 群馬県の山中にある駅に降りると、樹々と土の匂いが纏わりつくように漂っていた。当然のことながら潮の匂いはどこにもない。緑の香りといえば生命を感じ取れるようなフレーズだが、涼にとって生命とは潮の香りだ。生命は海から産まれ海へと還る。でも、陸という場も生命を産む。土から産まれ土へと還る。そういった意味では、海も陸も同じものだ。生に満ち、同時に死も満ちている。

 先に到着していた叔父の案内で、涼は山間の警察署を訪ねた。通された部屋のテーブルには開かれた旅行鞄が置かれていて、この土の匂いに満ちた土地で、その中身からは微かに潮の匂い、父の匂いが感じ取れる。

「見なさい。これが、義兄さんが最期に所持していた物の全てだ」

 衣類、タオル、靴、傘。旅行へ出掛けるには必ず持っていくものだ。

「惨めなもんじゃないか………」

 叔父は苦虫を噛み潰したように言った。

西青柳(にしあおやぎ)駅のベンチで死んでいたそうだが、衰弱死だったらしい」

 発見された死体は既に荼毘に付されたそうだが、撮影された現場写真で死体が葦原和雄(かずお)であることは叔父が確認している。人違いであってほしい。そんな淡い期待なんてものは軽く一蹴された。父はこれだけの持ち物で誰にも看取られることなく、ひとり孤独に死んでいった。

 どうして。

 最初に出たのが疑問だった。悲しみでも怒りでもなく。父は海に生きる男だった。だから死ぬとすれば、最期の場所は海だ。陸で死ぬだなんて、父が望むはずがない。

「お前、本当に何も聞いていないのか? 義兄さんが行方をくらましたのは旅行で事故に遭った直後だったが、一体何があったのか?」

 そういえば、と涼は思い出す。父は行方不明になる直前に旅行へ出掛けていた。駿河湾フェリーに乗ると楽しみにしていたが、船が事故に遭ったらしい。幸い怪我もなく救助され、帰宅して間もなくどこかへ出掛けたまま帰ってこなかった。その頃には沼津に移り住んでいた涼に何も告げることなく。

 もし自分が様子を見に帰省していたら、何か気付けたのだろうか。遅れた後悔を喉元に押し留めながら、涼は答える。

「………聞いてません。何も」

 

 

   3

 

 一晩明けて、誠はすぐに河野と共に捜査を開始した。梨子が視た番号のナンバープレートを割り振られた車を国土交通省に取り合って絞り出し、しらみ潰しに聞き込みをする。

 別々に回っている河野からの電話が来たのは、誠が8件目を訪ねた頃だった。

「はい氷川ですが」

『どうだそっちは』

「ええ、私のほうは全員にアリバイがありました。そちらはどうですか?」

『こっちもだ。大体お前末尾が62の車の持ち主が怪しいなんて、どっから仕入れたネタなんだ?』

 「それは、ちょっと………」とはぐらかす。桜内梨子という超能力者からです、なんて言えば、流石の河野も怒るだろう。

「とにかくもう少し付き合ってもらえませんか?」

『まあそれは構わんが。ラーメン付き合ってもらったしな』

「ありがとうございます」

 今度は自分がラーメンをご馳走しよう。そう思い、誠は通話を切って車へと乗り込んだ。

 

『はーい。水のビーチから登場した待望のニューカマー、ヨハネよ。皆で一緒に堕天しない?』

 善子の文言に続き、後ろに並ぶゴスロリ衣装を着た他の面々も『しない?』と続き、動画が終わる。

 これが新しいPV。堕天使アイドルとしてのAqoursだ。特に凝った編集も必要なく、撮影からアップロードまで朝の始業前に済ませることができた。放課後の部室に集まった5人は動画の出来をPCの前に集まって確認しているのだが、唯一梨子だけが壁に額をこつん、軽くつきながら「やってしまった………」と呻いている。まあ、撮影時も梨子は恥ずかしがって最後のフレーズを拒否していたのだが。何とか説得して敢行できたが、画面のなかでメンバー達が得意げに笑うなか梨子だけが苦笑を浮かべている。

 千歌はウェブページをスクロールする。ランキングは954位。「嘘⁉」と驚いていると順位がひとつ繰り上がり953位になった。

「一気にそんなに?」

 梨子が駆け込んで画面を覗き込む。

「じゃあ効果あったってこと?」

 結果がこうして出ている。これは間違いなく成功と言っていい。ルビィが跳ねるように言った。

「コメントもたくさん、すごい!」

 コメント欄を表示すると、アップロードしてからまだ数時間にも関わらず多くの声が寄せられている。今もコメント欄の更新が止まらないくらいに。

 ルビィちゃんと一緒に堕天する!

 ルビィちゃん最高

 ルビィちゃんのミニスカートがとても良いです

 ルビィちゃんの笑顔――

「いやあ、そんな」

 今現在で最も人気のある当人が、謙遜しながらもにやけ顔で言った。

 とはいえ人気があることが良いのは確かだ。最も好意的な反応があったルビィに焦点を合わせたPVを作成すれば、もっとランキングは上がるかもしれない。

 そういうわけで、その日のうちに急遽新しい動画の作成に取り掛かり、完成したものを生徒会室へ持って行った。これだけ順位が上がったことを見れば、ダイヤだってスクールアイドル部を好意的に見てくれるだろう。

 ルビィを主役としたPVのフレーズはこんなもの。

『ヨハネ様のリトルデーモン4号。く、黒澤ルビィです。1番小さい悪魔……、可愛がってね!』

 出演がひとりだけということでルビィはかなり恥ずかしがっていたが、最後の「可愛がってね」のところは頑張って決めポーズしてくれた。アイドルならばもっと堂々とするところだが、ルビィの恥ずかしがり屋な面はむしろ受けが良い。それはダイヤと鞠莉も分かってくれる、と千歌は確信していた。

 動画を見た鞠莉は開口一番、

Oh! Pretty bomber head!(わあ! 可愛すぎて頭沸きそう!)

 英語だから意味はよく分からなかったが好感触らしい。一方、液晶で顔が隠れるほど食い入るように画面を見ていたダイヤは肩を震わせながら、

「プリティ……? どこがですの?」

 ああ、これは怒られる。千歌の緊張が伝播したのか、場にいる全員が表情を強張らせている。

「こういうものは破廉恥と言うのですわ!」

 ダイヤの怒号が室内に飛ぶ。「いや、そういう衣装というか………」「キャラというか………」と千歌と曜がおそるおそる弁明を試みるが、ここで何を言っても火に油を注ぐだけなのは目に見えているわけで。

 隣の梨子が耳元で囁いた。

「だからわたしは『良いの?』って言ったのに」

 怒り心頭のダイヤはまだ収まらないようで、

「そもそも、わたくしがルビィにアイドル活動を許可したのは節度を持って自分の意思でやりたい、と言ったからです。こんな格好で注目を浴びようなど――」

「ごめんなさい、お姉ちゃん」

 ルビィが言うと、少しは冷静になったのかダイヤは一呼吸置く。

「とにかく、キャラが立ってないとか個性がないとか人気が出ないとか、そういう狙いでこんなことをするのはいただけませんわ」

 「でも」と曜が口を挟む。

「一応順位は上がったし………」

 そう、順位は上がった。一気に千位圏内にまで。ダイヤだって動画を見る前にそれは確認済みのはず。堕天使アイドルは今後の方針として十分に得策と言っていい。

「そんなもの一瞬に決まってるでしょう。試しに今、ランキングを見てみればいいですわ」

 そう吐き捨てたダイヤはPCをこちらへ寄越す。液晶を見ると、ランキングの数字が1536と表示されている。「え?」と声をあげると同時、順位がひとつ繰り下がった。

「本気で目指すのならどうすればいいか、もう一度考えることですね」

 ダイヤの声は突き刺すように鋭かった。

 

 

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