ラブライブ!サンシャイン‼︎ feat.仮面ライダーアギト 作:hirotani
第1話
1
「わたし、スクールアイドル辞めようと思う」
果南からそう告げられたのは、東京スクールアイドルワールドからしばらく経った頃だった。放課後の部室で、いつものように次の曲について話し合っていたとき、ホワイトボードに歌詞を書いていた果南は唐突に言った。あまりにも予想外だったから、鞠莉は「何で?」と当然のごとく訊いた。
「まだ引きずっているの? 東京で歌えなかったくらいで………」
いつもは饒舌なのに、このときばかりは鞠莉も混乱して上手く言葉を紡ぐことができずにいた。あんなに頑張ってきたのに。鞠莉と果南とダイヤの3人で、スクールアイドルとして廃校を阻止しよう、って決めたはずなのに。
「鞠莉、留学の話が来てるんでしょ? 行くべきだよ」
「どうして? 冗談はやめて」
留学の話なんて以前から何度も来ていた。高校に進学するときだって、親から海外の高校を勧められたが頑として断り浦の星を受験したのだから。鞠莉にとっては今更な話だった。
「前にも言ったでしょ。その話は断った、って。ダイヤも何か言ってよ」
窓辺に佇むダイヤに助けを求めたが、神妙そうに顔を俯かせた彼女は無言のままで、鞠莉の肩を持ってくれなかった。
「ダイヤ……?」
どうしてあなたまで。スクールアイドルを始めよう、ってわたしを誘ってくれたのに。わたしが「うん」て言うまでハグする、って離さなかったのは果南なのに。
果南はペンを置いてダイヤの横に立った。
「ダイヤも同じ意見。続けても意味がない」
部室から出ようとするふたりを「果南、ダイヤ!」と呼び止め、振り向く彼女たちに鞠莉は衣装を突き出した。
3人で作った、初めての衣装。もっとこうしたほうが良いとか、この部分にこういった装飾を付けたいとか、案を出し合って作る時間はとても楽しかった。時には意見が食い違って口論になったこともあったけど、その記憶すらも鞠莉にとっては愛おしい。
あのとき果南とダイヤの瞳に宿っていたのは、紛れもない高揚の輝きだった。衣装を見せることで鞠莉は問いたかった。
ふたりには、もうあのときの輝きはないの、と。このホワイトボードに歌詞を書いた曲を永遠に歌わなくて良いの、と。
「終わりにしよう」
それが果南の答えだった。
その日を境に、部室は空き部屋として放置されることになった。
約2年後、Aqoursに割り当てられるまで。
2
「今日の会議、今度こそヤバいわねあの男」
休憩所の自販機から缶コーヒーを取った小沢がそう言った。月に1度行われるG3ユニットの定例会議をこれから控えているのだが、もっぱら戦績の不甲斐なさを上層部から糾弾されるだけの場になりつつある。
「は?」と誰のことを言っているのか尋ねた誠に小沢は「決まってるでしょ」と、
「北條透よ。G3装着員としては使い物にならなかったし、アギト捕獲作戦は失敗するし。きっとめげてるわよ今頃」
したり顔で小沢がコーヒーを啜ると、噂をすれば本人の声が後ろから聞こえてくる。
「相変わらず声が大きいですね、小沢さん」
もう季節は夏だというのに、質の良さそうなスーツは暑苦しく見える。でも北條は涼し気に着こなしていた。
「会話が筒抜けだ」
「良いでしょ別に。私は人に聞かれて困るようなことは言わない主義なの」
ならさっきの会話は聞かれても良かったというのか。その境界を決めるのは小沢本人だから危うさは拭えない。雰囲気が険悪になる前にと誠は愛想よく、
「コーヒーでもいかがですか?」
「結構です。サイフォンで淹れたもの以外飲みませんので」
コーヒーですら拘るか。この性格の良くない刑事は靴下まで高級ブランドに拘っていそうだ。既に彼の性分を知っていた小沢は「はいはい」と適当に返す。その時点で関わりたくない、と言っているようなものだが、北條はお構いなしだ。
「しかし分かりませんね小沢さん。何故私がめげなければならないのか」
「分からない? だったら良いわよ、お黙りなさい」
何だか会う度に憎まれ口がエスカレートしていくような気がするが、北條は相変わらず余裕な構えを崩さない。
「どうやらあなたは、今日の会議の議題について何も聞かされていないようだ」
「何よ?」
質問されたことが北條にとっては随分とご満悦だったらしい。私はあなたが知らないことを知っている。そんな優位性に浸るように、北條は笑みを零した。
「いえ、黙りますよ。あなたの言う通りにね」
そう言って北條は靴音を鳴らしながら会議室への廊下を歩いていく。
先日のアンノウン出現に際し、アギトに代わるように現れた謎の生物が撃破したのに対してG3は相変わらず戦果をあげていないまま。
そんな毎回お決まりのような圧力を控えた糾弾から始まった定例会議は、この日は少しだけ方向性が違うようだ、と誠は感じた。
『この現状を変えるには、G3ユニットの体制を改める必要がある。装着員のみならず、指揮を執る人間もね』
変化球ばかりな警備部長の発言に、最初から苛立ちを隠さなかった小沢はとうとう爆発した。
「それはどういう意味ですか! 私をクビにするということですかG3ユニットを解散するということですか!」
『誰もそんなことは言っていない』
確かに、警備部長は直接には言っていない。でもそれは言葉のあやというものだ。遠回しにユニットメンバー総入れ替えというようにしか聞こえない。補佐官がまたか、という疲れをおくびにも出さずに、
『アンノウンにアギト、更に謎の第3の生物。問題はますます混迷を深めていくアンノウン関連の事件に、どう対応していくかだ。そこで、G3ユニットの在り方をもう1度考え直す必要がある。我々はそう言っているのだ』
それは先ほども遠回しに聞いている。誠と小沢が知りたいのは、その在り方をどう変えていくかだ。人員を替えるのか、G3の装備を替えるのか。具体案が全くない。
会議に同席している北條は具体案を既に考えているのか。どんな案にしても、誠たちにとって気分の良い案とは思えない。再びアギト捕獲作戦を敢行するとでも言うつもりか。
北條はまだ発言を控えていて、警備部長が方針を語る。
『アンノウンによる被害者の数は増える一方。そしてG3システムにより撃破した数はあまりにも少ない』
「それは――」と小沢が反論しようとしたが、誠が声を被せて阻止する。
「それは私の力不足のせいです」
『我々は個人の責任を追及するつもりはない』
どういうことだ、と誠は違和感を覚える。以前なら誠が自らの適性を否定すれば、装着員の交代で話は済むはずだ。
『あくまでG3ユニット全体の強化を図りたい。そしてそのためには、G3ユニットを客観的に監査できる人物が必要だと感じている』
「G3ユニットを監査する?」
流石の小沢も意味の咀嚼に時間を要するらしく、告げられたことを反芻する。『そう』と警備部長は頷き、
『いらないものを切り捨て、足りないものを補うためにね』
警備部長は画面の奥で右へと向いた。この会議室とは別のところとも通信しているらしい。『入りたまえ』とだけ言ってこちらに向き直ると同時、会議室のドアが2回ノックして開かれた。
「失礼します」
入室した壮年の男性はお偉方の映るPCへ一礼する。それなりに年齢を重ねているようだがむさ苦しさを感じない。髪は白髪が1本も見えないほど黒く染め上げられ、スーツも仕立ての良い一級品の光沢を放っている。
北條に雰囲気が似ている。誠が男性に抱いた第1印象はそれだった。
警備部長が紹介の弁を述べる。
『G3ユニットの監査官として警察庁から来てもらった、
「何ですって?」と小沢が拒絶を露骨に出す。警視庁と警察庁は同じ警察組織ではあるのだが、その畑は全くの別物だ。警視庁をはじめとする各県警が市民を取り締まるのに対し、警察庁は警察内部を取り締まる。いわば警察に対する警察。司の課長という役職は小沢の就く管理官と同列なのだが、監査官の立場なら小沢よりも上に立つ。
つまりは、この男がG3ユニットを率いるということだ。
3
高海家で話し合いの場は決まって夕食後が多い。食後にお茶を飲んでいる居間が一家の集う場で、それ以外の時間は各々の自室にいることが多いからだ。とはいえ高海家には現在、姉妹3人と居候ひとりだから全員が集まっているわけではないが。
この日の話し合いは、珍しいことに翔一から切り出された。4人分のお茶を用意した翔一は「皆に相談があるんだけど」とスーパーで無料配布されていたという求人誌をテーブルに置く。
「俺、バイトしようと思うんです」
「バイト?」と湯呑を手にした姉妹3人で声を揃える。千歌にとっても寝耳に水だった。今まで彼がそんな素振りを全く見せたことがなかったから。
「俺、ここ最近ずっと考えてたんです。このままで良いのかな、って。ここに住まわせてもらって楽しくやってますけど、やっぱりいつまでも家でぶらぶらしてるはまずいかな、って」
その問題は今に始まったことじゃなく、翔一が高海家に来てからずっと千歌たち姉妹の間で囁かれていた。主に志満が心配していたことだ。家事を全て任せているが、やはり社会経験は積ませておいたほうが良いのでは、と。けして翔一は引きこもりなわけじゃない。毎日買い物に出かけているし、近所に菜園の野菜を分けているから地域でも顔が広い。十分社会に出てもやっていけるほどの人格は有している。
だからこそ志満は気掛かりで、専門学校の入学を進めたこともあったのだろう。高海家がむしろ翔一を縛っているのではないか、と。最近だって、そろそろ翔一を十千万の従業員として正式に雇おうか、と姉妹の間だけで話していたこともあった。
今回のことが驚きなのは、その問題を翔一から提起してきたことだ。記憶が戻らなくても今のままで良い、と言ってのけていたのに。
美渡が顔を近付けて耳打ちしてくる。
「千歌、あんた何か言った?」
「言ってないよ。美渡姉こそ何か言ったんじゃないの? 無職とか居候とか」
「それは、会話の流れっていうかなんて言うか………」
「え、言ったの?」
「聞こえてるわよ、ふたりとも」という志満の声に、ふたりして顔を引きつらせる。翔一は苦笑しながらも志満に尋ねた。
「駄目、ですか?」
「全然、むしろ大賛成よ」
かぶりを振った志満はお茶を啜り一息つく。
「でも良いバイトは見つかりそうなの? 何なら私が知り合いのお店に掛け合ってみるけど」
「あ、私も」と美渡も、
「会社でパート雇う話があってね、事務仕事だから翔一にもできると思う」
わたしも何か、と思ったが生憎学生である千歌に仕事の伝手はない。Aqoursのマネージャーを頼もうにも、給料の相場がよく分からないし部費から捻出するのも厳しい。
でも翔一は「いや」と掌を向ける。
「バイトは自分で探したいんです。何から何までお世話してくれるのは有難いんですけど、今は志満さん達がやってくれることも、いつかは俺ひとりでやらなきゃ、と思って」
「へえ」と美渡は頷く。
「成長したじゃん翔一」
「そうね」と志満も嬉しそうに笑った。直後にふと目を伏せる。まるで息子の成長に喜ぶべきか寂しがるべきか迷っている母親のように見えた。未婚で20代なのに。でも千歌も同じ気持ちだ。翔一が前を向いているのは素直に嬉しい。だけどそれは翔一が十千万を出る日が近付くということ。まだ分からない「いつか」へと向かっている。
それを隠して千歌は努めて明るく尋ねる。
「それで、何か見つかりそう?」
「うん」と翔一は求人誌を開いて千歌たちにページを見せる。
「色々と探してみたんだけど、ここなんか良いかなあ、って」
翔一が指さした項目は赤ペンの丸で囲まれている。仕事内容は販売レジとパンの製造。
店の名前は花村ベーカリーというらしい。
これから共に戦うのだから親睦を深めたい。
司からの誘いで催された食事会の店は、沼津の中でも最高級と名高い四川中華料理店だった。やはり北條が予約したらしい。道中、尾室から聞いた話によると北條がG3装着員だった時期も別の高級が付くフランス料理店で食事をしたらしい。ただ小沢はそういう「気取った」店が大層気に入らず、お開きになった後に尾室を連れて焼き肉屋へはしごしたとか。
「こういう店は食べた気がしないのよ」
そう語るのは小沢本人だ。ドレスコードとのことでクローゼットから久々に出した礼服を着てきたのだが、普段着ているスーツでもあまり袖を通さないものは糊がききすぎて落ち着かない。尾室も同じようで店に入ってからしきりにネクタイを直している。小沢もパンツスーツを着ているのだが、女性の場合これはドレスコードになるのだろうか。かしこまった場にあまり馴染みのない誠には分からないが、3人はあまり華やかな場に行くような装いではない気がする。まるで葬式帰りみたいだ。
店員に案内された席へ歩くと、既に茶を飲みながら談笑している北條と司の背中が見えた。顔が見えなくてもふたりだと分かる。何故ならスーツが素人目でも分かるほど質が良いから。前を歩いていた小沢は足を止める。「どうしたんですか?」と誠が訊くと小沢は口に人差し指を当て、
「何か話してるわ。ちょっと聞いてみましょう」
盗み聞きなんて格式高い店ではみっともないが、誠も気になっているのは確かだ。北條はどうにも、司とは今日が初対面とは思えないほど明るい口調だ。あんな彼の声は初めて聞いた。
大衆よりも遥かに上品な店内は静かなもので、ふたりの声は少し離れていてもよく聞こえた。
「あなたから連絡を貰ったときは本当に嬉しかったですよ、司さん。またあなたと一緒に働けるとは、これ以上の喜びはありません」
本当に彼は北條透なのだろうか。誠はまず気味悪さを覚えた。
「そう言ってくれると嬉しいよ。俺も色々な部下を持ったが、君以上に優秀な人間は中々いない」
「嫌な人間の間違いでしょ」と小沢が静かに悪態をつく。「そんな……」と北條は照れているのか、少しばかりの間続きを詰まらせる。
「私ほど司さんに迷惑をかけた部下はいないはずです。司さんがいなかったら、今頃私は………」
どうやら北條は司に大きな恩があるらしい。警察庁だとしたら司はキャリア組だろう。誠と同じ若さで刑事になった北條も同じく。だとしたら、北條は将来司を継ぐように警察庁へ栄転するのかもしれない。
「私がこうして今生きていられるのも、司さんのお陰です。しかも司さんの入院中に妹さんが………」
そこで北條は顔を俯かせる。声も耳を澄まさなければ聞こえないほど弱々しくなっていく。
「全て、私の責任です」
「昔の事だ、忘れろ」
司は淡々と告げる。次に北條へ向ける横顔に悪戯な笑みを浮かべ、
「しかし、相変わらず思い込みの激しい男だな君は。そういう所が少し心配なんだよ」
「そろそろ行きましょうか」と小沢は歩き出す。誠と尾室も後に続き、テーブルに着くとようやくふたりはこちらに気付いた。
「お待たせしました」
小沢の挨拶に続き、誠も尾室と共に一礼する。北條は腕時計を見やり、いつもの憮然とした表情をこちらへ向けてきた。
「1分30秒の遅刻ですよ、小沢さん」
早々に険悪な雰囲気で食事会は始まった。
北條が予約したのはひとり2万円のコースで、それを知った尾室は分かりやすいほど顔を引きつらせていたのだが、確かなシェフの腕で作られた料理の味にすぐ頬を綻ばせた。
薄切りの豚肉には四川料理のイメージに違わない辛味のあるソースが絡んでいるのだが、辛味のなかに甘味が仄かに浮かび上がる。あまり食事に気を遣わない誠でも、この料理が1流だと分かる。
「そうか、噂には聞いてたが君があかつき号事件の英雄か」
ツバメの巣のスープが運ばれてきた頃、スコッチをショットグラスで楽しむ司はその話題を振ってくる。警察内部で誠が初対面の人物から訊かれるのは決まってG3ユニットかあかつき号についてだ。最初はこそばゆかったが段々と慣れつつある。
「いえ、そんな。英雄というわけでは………」
「謙遜するな。たったひとりで荒れ狂うフェリーから救出するなんて、余程の勇気がなければできることじゃない」
「もっとも」とそこで北條が口を挟む。
「ひとりだけ行方不明になった者がいたそうですがね」
ちらり、と北條へ険を込めた視線を向けるが、ここでの口論は無駄と誠は真っ赤に染まったノドグロの煮つけを食べる。これもまた香辛料が効いてぴり、と舌を痺れさせる。
次に司の興味は小沢へと移った。
「そして、G3システムを設計した天才、小沢澄子。中々優秀な人材が揃ってるじゃないか」
ここで名前を呼ばれていない尾室が不服そうに自分を指さすのだが、司は特に反応を見せることなく続ける。
「俺は優秀な人間が大好きでな」
やっぱり、この男は北條に似ている。いや、北條が司に似たのか。
「そこで氷川君に尋ねたいんだが、まずアンノウンが人間を殺す目的は何か」
試すような問いに、これは長く話すことになりそうだ、と誠は食事の手を止める。
「それは、個人的な見解ですがアンノウンは普通にはない力を持った人間、超能力者を殺していると思われます」
「超能力者を?」
「はい。多分我々が思ってる以上にそういう人間は数多く存在するんじゃないでしょうか。本人すら気付いていないような、ごく弱い超能力者も含めて」
「小沢君はどう思う? 氷川君の見解について」
「支持します」と小沢は即答し、
「更に付け加えるなら被害者は特殊能力者から2親等までの親族に及ぶようです。これは潜在的な特殊能力者をもターゲットに入れているということだと思います」
既に能力を得た人間のみならず、得る可能性を持った人間まで。それはまだ産まれていない胎児にまで及ぶ。まるで何かを怖れているようだ、と警備部長は言っていた。人間よりも遥かに超越したアンノウンが、人間を怖れるとはどういうことだろう。
「しかし分からんな」
司はスコッチのグラスを置いて腕を組む。
「何故……、何故アンノウンは超能力者を殺すんだ? 何のために」
「それは………」
人間を怖れているから、なんて回答で司が納得するとは思えない。怖れているとしたら、何故アンノウンに恐怖される被害者たちはあっけなく殺されてきたのか。的を射ているとは言い難い見解だ。
「分かりません、今のところ」
包み隠さず小沢が応えると、「おいおい」と司は呆れを露骨に示す。
「要するに何も分かっていないのか? 呑気だな」
「同感です」と北條は司が飲み干したグラスにスコッチを注ぎながら、
「司さんがもっと早く来てくれればG3ユニットも、もっと良い仕事をしていたと思うのですが」
いくら司が優秀な監査官でも捜査が飛躍するとは、どうしても誠には考えられなかった。これまで現場に立ってきた意地という面もあるし、資料でしか事件を知らない司に対しての不信感もある。
それを抜きにしても、アンノウンはとても人間が追いつける存在とは思えない。超能力者を殺す理由も、知能や能力も、どこから生まれてきたのかも、全てが謎に包まれている。現代でこそ謎の生物と認識しているが、時代が違えば彼らは神として崇められていただろう。