遊戯王Connect   作:ハシン

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お久しぶりです。思ったよりデュエル展開が長引いちゃって、だいぶ更新が遅れてしまった……。
ルールミスがないかすごく心配です(^^;)

ミスがあったらごめんなさい!


Ep40 - 歪んだ気持ち 後編

結衣 手札3 LP4000

ーーー罠ー

ー裏ーーー

 エ ー

ーーリーー

ー裏罠ーー

繋吾 手札2 LP2300

 

「いくぞ、俺のターンドロー! これならいけるか、俺は魔法カード【調律】を発動! デッキから"シンクロン"モンスターを手札に加えた後、デッキの一番上のカードを墓地へ送る。俺は【ジェット・シンクロン】を手札に加え、その後デッキの一番上のカード【仁王立ち】を墓地へ送る」

 

「くっ、【仁王立ち】……ですか」

 

墓地で発動できる罠カードが運良く落ちた。

今回は随分と追い風みたいだ。この勢いのまま攻めるのみ!

 

「さらに【ジェット・シンクロン】を召喚し、墓地から【リンクリボー】の効果発動! 場のレベル1のモンスター1体を墓地へ送り、このカードを墓地から特殊召喚できる。蘇れ、【リンクリボー】!」

 

ーーー

【リンクリボー】リンク1 闇 サイバース ④

ATK/300

ーーー

 

「そして、手札を1枚捨てることで、墓地の【ジェット・シンクロン】は特殊召喚できる! さらに今墓地へ捨てた【ダンディライオン】の効果で場に【綿毛トークン】2体を特殊召喚させてもらう」

 

ーーー

【ジェット・シンクロン】☆1 炎 機械 チューナー ⑤

DEF/0

ーーー

【綿毛トークン】☆1 風 植物 ①と②

DEF/0

ーーー

 

「その【ダンディライオン】も野薔薇さん譲りか何かですか」

 

「いや、別にそういうわけじゃないが……」

 

言われてみれば野薔薇もこのカードを使っていたな。

単純にリンク召喚に適しているから使っているまでだが……。

 

「だけどあなたも見ているはずです。その程度の展開だけでは私を倒せないということを」

 

「何も俺が野薔薇と同じ戦術を取るわけないだろう? まぁいいから見ててくれ、結衣」

 

「遊佐くんの癖に……」

 

そうは言ったもののやることはリンク召喚だから結局野薔薇の奴と一緒と言われたら否定はできないが。

 

「来てくれ、心を繋ぐサーキット! 俺は【綿毛トークン】2体と【ジェット・シンクロン】、そして【リンクリボー】の4体をリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン! リンク召喚! 繋がる力を守りし、聖なる守護竜! 【ファイアウォール・ドラゴン】!」

 

ーーー

【ファイアウォール・ドラゴン】リンク4 光 サイバース ②

ATK/2500

ーーー

 

蒼白い電子を身に纏った白きドラゴンが出現する。

今回は相互リンクできていないため、真価は発揮できないがそれでも十分な攻撃力は持っている。

 

「この瞬間私は墓地から【迷い風】の効果を発動します。相手がEXデッキからモンスターを特殊召喚した時、このカードを1度だけセットできる」

 

「くっ、だがこのターンは発動できないはずだ。続けて俺は墓地の闇属性モンスター1体、【ジャンク・シンクロン】をゲームから除外して【輝白竜ワイバースター】を特殊召喚!」

 

ーーー

【輝白竜ワイバースター】☆4 光 ドラゴン ②

ATK/1700

ーーー

 

「そして、【セフィラ・メタトロン】の効果発動! 自分と相手のEXデッキから特殊召喚されているモンスターをエンドフェイズ時まで除外する! 対象は【ファイアウォール・ドラゴン】と【永遠の淑女ベアトリーチェ】だ! "コネクター・サブリメイション!"」

 

【セフィラ・メタトロン】の左手に持つ杖を回転させながら空へ掲げると、2体のモンスターが足元から消滅し始める。

 

「ならば【永遠の淑女ベアトリーチェ】の効果を発動します! オーバーレイユニットを1つ使い、デッキからモンスターを墓地へ。私は【ジェット・シンクロン】を墓地へ送ります!」

 

「なに、相手ターンでも発動できる効果だったか……」

 

「そのとおりです。【セフィラ・メタトロン】の効果はエクシーズの天敵といっても過言ではありません。だからこそ【ドラギュラス】を出さなかったということですよ」

 

なるほど。俺が【セフィラ・メタトロン】の効果を使ってくるところまで読んでいたってわけか……。

さすがはSFS4期生のエリート。俺の手の内を知られている分逆にテロリストより戦いづらいかもしれないな……。

 

「さすがは結衣ってところか。だが、除外できたことに変わりはない。バトルフェイズ、【セフィラ・メタトロン】でセットモンスターを攻撃! "ヴェンジェンス・ディバイニング!"」

 

先ほどのターンと同じように【セフィラ・メタトロン】は手に持つ水晶の槍をセットモンスターへと突き立てる。

 

【セフィラ・メタトロン】

ATK/2500

【魔神童】

DEF/2000

 

「よし、今度はしっかり破壊させてもらった!」

 

「ですが、リバース効果は発動します! 私はデッキから【ゴーストリック・マリー】を墓地へ」

 

「だが、これで場はガラ空き。【輝白竜ワイバースター】でダイレクトアタック! "シャイニング・バースト!"」

 

「それも甘いですよ。手札から【ゴーストリック・ランタン】の効果を発動! 相手がダイレクトアタックをしてきた時、このカードを裏側守備表示で特殊召喚することで、攻撃を無効にできます!」

 

これも通らないか……!

本当に守りが固いな結衣は。絶えず攻め続けて結衣の守りの札を消耗させていくしかない。

 

「さらに、私の場に裏側でモンスターが特殊召喚されたことで墓地の【ティンダングル・イントルーダー】は裏側守備表示で特殊召喚できます」

 

「それも現れるのか……。やってくれるな」

 

「それだけじゃありません。バトルフェイズ中のため、さらに【ゴーストリック・ロールシフト】の効果を発動。【ティンダングル・イントルーダー】を攻撃表示へ変更し、リバース効果で3枚目の【ティンダングル・イントルーダー】を手札に加えます」

 

「くっ……」

 

ーーー

【ティンダングル・イントルーダー】☆6 闇 悪魔 ②

ATK/2200

ーーー

 

しっかりと反撃の準備も整えてくるあたり、デュエルに関しては本当に抜け目がない。

だが、俺もやれるだけのことはやってやる。

 

「ならば、メインフェイズ2。リバースカードオープン、速攻魔法【大欲な壺】発動。自分または相手の除外されているモンスターを3体選択し、デッキに戻した後に1枚ドローする。俺は自分の【ジェット・シンクロン】と【ジャンク・シンクロン】。そして結衣の【永遠の淑女ベアトリーチェ】を選択する」

 

「なるほど……。これでエンドフェイズ時に【永遠の淑女ベアトリーチェ】は場に戻らなくなるということですか」

 

「あぁ、そういうことだ。3体を戻し、カードを1枚ドロー! 俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ。エンドフェイズ時に俺の【ファイアウォール・ドラゴン】は場に戻る」

 

 

結衣 手札3 LP4000

ーー裏罠ー

ーモ裏ーー

 ー ー

ーモリリー

ーー罠裏ー

繋吾 手札0 LP2300

 

「その程度で反撃したつもりですか? 遊佐くん。まだ私のライフは1も減ってないですよ」

 

「ああ、頑張ってるつもりだけどやっぱり結衣は強いな。直接戦うとよくわかるよ」

 

「と、当然です。野薔薇さんなんかよりも遥かに私の方が強いんですから」

 

「……結衣は野薔薇のことが嫌いなのか?」

 

「嫌いというか……その……。いや、あの性格の悪さが気に入らないんです!」

 

嫌い……ではないのか?

なんともよくわからないな。

 

「それよりもわかったでしょう? あなたの実力じゃ私になんて勝てないってことが。大事なペンダントを守るあなたがそれじゃ困るんですよ」

 

「俺の心配をしてくれているのか? 結衣」

 

「そんなんじゃありません! それがテロリストの手に渡ったらどうなると思ってるんですか!」

 

「ははは、わかってるよ。だけど安心してくれ。こんなに強い相手とデュエルできて、逆に燃えてきてるんでな!」

 

「遊佐くん……相変わらずですねほんと……」

 

確かに結衣の言うとおり俺はこのペンダントを守り続けなければいけない。

だからこそ強くならなければならないんだ。

テロリストに勝てたからとはいえ油断は禁物。

俺の実力が確かだということをしっかり結衣にも証明してみせないとな。

 

「さぁ、どこからでもかかってこい。結衣!」

 

「言われなくてもいきますよ。私のターン、ドロー! 相手の場にのみEXデッキから特殊召喚されたモンスターがいる時、墓地の【ミラー・リゾネーター】は特殊召喚できます。さらに手札を1枚捨てて、墓地の【ジェット・シンクロン】を特殊召喚!」

 

ーーー

【ミラー・リゾネーター】☆1 光 悪魔 チューナー ①

DEF/0

ーーー

【ジェット・シンクロン】☆1 炎 機械 チューナー ④

DEF/0

ーーー

 

「そして、手札を1枚デッキの一番上に戻し、さっき手札から捨てた【エッジインプ・シザー】の効果を使います。このカードを墓地から特殊召喚します!」

 

ーーー

【エッジインプ・シザー】☆3 闇 悪魔 ⑤

DEF/800

ーーー

 

あっという間に結衣の場にはモンスターが5体並んでしまった。

結衣のデッキにあそこまでの展開力があったとは……正直驚いたな。

 

「セットされている【ゴーストリック・ランタン】を反転召喚し、来てください、心を変えるサーキット! 私は【エッジインプ・シザー】と【ゴーストリック・ランタン】の2体をリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン! リンク召喚、リンク2【見習い魔嬢】!」

 

ーーー

【見習い魔嬢】リンク2 闇 魔法使い ①

ATK/1400

ーーー

 

赤見さんも使っていた赤髪の魔法少女のようなモンスターが出現する。

 

「このカードが存在する限り、闇属性モンスターの攻守は500アップし、光属性モンスターの攻守は400ダウンします。あなたのモンスターは全て光属性。この力を受けていただきます」

 

「なに!? しまった」

 

【見習い魔嬢】

ATK/1400→1900

【ティンダングル・イントルーダー】

ATK/2200→2700

【セフィラ・メタトロン】

ATK/2500→2100

【ファイアウォール・ドラゴン】

ATK/2500→2100

【輝白竜ワイバースター】

ATK/1700→1300

 

「まだまだいきます。私はレベル1の【ジェット・シンクロン】と【ミラー・リゾネーター】をオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。"黒曜に煌く漆黒よ! 断罪の剣となりて、闇夜を引き裂け!" エクシーズ召喚! ランク1、【ゴーストリック・デュラハン】!」

 

ーーー

【ゴーストリック・デュラハン】ランク1 闇 悪魔 ①

ATK/1000→1200→1700

ーーー

 

「エクシーズ素材になれば、【ジェット・シンクロン】達は自身の効果を使っていても除外されない……。やってくれるな」

 

「ふふっ、何もチューナーモンスターはシンクロ召喚だけに使えるってわけではないですからね。オーバーレイユニットを1つ使い、【ゴーストリック・デュラハン】の効果を発動! "デステニー・オーバー!" 【セフィラ・メタトロン】の攻撃力をエンドフェイズ時まで半分にします!」

 

「くっ、これは仕方ない」

 

【セフィラ・メタトロン】

ATK/2100→1050

 

「さらに、【ゴーストリック・デュラハン】でオーバーレイネットワークを再構築! "闇夜を羽ばたく嘲笑の翼よ! 悪戯の幻想より舞い降りなさい!" ランクアップ、エクシーズチェンジ! ランク4、【ゴーストリックの駄天使】!」

 

ーーー

【ゴーストリックの駄天使】ランク4 闇 天使 ①

ATK/2000→2500

ーーー

 

ゴシックな衣装に身を包んだ可愛らしい天使が出現した。

あれは結衣のデッキの中核といっても過言ではないモンスターだったはず……。

 

「【ゴーストリックの駄天使】の効果を発動。デッキから"ゴーストリック"と名のついた魔法・罠カードを手札に加えます。私は【ゴーストリック・ブレイク】を手札に。そしてバトルフェイズです。【ゴーストリックの駄天使】で【セフィラ・メタトロン】を攻撃! "ファシネイト・ディザイア!"」

 

「【セフィラ・メタトロン】はやらせない! 墓地から罠カード【仁王立ち】を発動! このカードを墓地から除外して、場のモンスター1体を選択。このターン相手は選択したモンスターしか攻撃ができない! 対象は【輝白竜ワイバースター】だ」

 

「そう来ると思ってましたよ。ならば【ゴーストリックの駄天使】の攻撃はキャンセルし、【ティンダングル・イントルーダー】で【輝白竜ワイバースター】を攻撃! "ダーク・ディフューザー!"」

 

再び黒き球体が発射され、【輝白竜ワイバースター】へ直撃する。

 

【ティンダングル・イントルーダー】

ATK/2700

【輝白竜ワイバースター】

ATK/1300

 

「くっ……すまない【輝白竜ワイバースター】」

 

繋吾 LP2300→900

 

「だが、墓地へ送られた【輝白竜ワイバースター】の効果発動! デッキから【暗黒竜コラプサーペント】を手札に加える!」

 

「しぶといですね……では、メインフェイズ2で私は【ゴーストリックの駄天使】をリリースして、【ティンダングル・イントルーダー】をアドバンス召喚! オーバーレイユニットの状態で墓地へ送られた【ゴーストリック・デュラハン】の効果で墓地の"ゴーストリック"カード、【ゴーストリック・マリー】を手札に戻します。その後に2体の【ティンダングル・イントルーダー】をオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! "紅き月満ちる闇よりいでし、血塗られた翼よ! 幻影より誘われし闇夜を穿て!" エクシーズ召喚! ランク6、【No.24 竜血鬼ドラギュラス】!」

 

ーーー

【No.24 竜血鬼ドラギュラス】ランク6 闇 幻竜 ③

ATK/2400→2900

ーーー

 

真っ赤な翼を広げ、吸血鬼のようなドラゴンが出現し、俺の【セフィラ・メタトロン】と対峙する。

いよいよ来やがったか……【竜血鬼ドラギュラス】!

 

「私はカードを1枚伏せて、ターンエンドです。さぁこの強固な布陣、突破できますか? 遊佐くん」

 

結衣 手札2 LP4000

ー裏裏罠ー

ーーエーー

 リ ー

ーーリリー

ーー罠裏ー

繋吾 手札1 LP900

 

結衣の伏せカードはおそらく先ほど手札に加えた【ゴーストリック・ブレイク】と先ほどのターン伏せてきた【迷い風】の2枚だろう。

そして、【竜血鬼ドラギュラス】の存在。あのカードはいつでも裏側守備にできる。つまり守備力2800を超えるモンスターがいなければ戦闘で破壊できない状況だ。

生半可な攻めでは到底突破ができる状況じゃないな……。それにまだ結衣のライフポイントは1も削れていない。

このターンでなんとか打開策を見出さないと……。ここでやられては、ますます結衣の怒りはエスカレートしていくだけ……なような気がする。

 

「やってやるさ! 俺のターン、ドロー! 【光竜星ーリフン】を召喚! そして、墓地の光属性モンスター【輝白竜ワイバースター】を除外することで、手札の【暗黒竜コラプサーペント】は特殊召喚できる!」

 

ーーー

【光竜星ーリフン】☆1 光 幻竜 チューナー ②

ATK/0

ーーー

【暗黒竜コラプサーペント】☆4 闇 ドラゴン ①

ATK/1800

ーーー

 

「レベル4の【暗黒竜コラプサーペント】に、レベル1の【光竜星ーリフン】をチューニング! "生誕する意思の力よ! 星々の呼応の下に具象せよ!" シンクロ召喚! 来てくれ、【源竜星ーボウテンコウ】!」

 

ーーー

【源竜星ーボウテンコウ】☆5 光 幻竜 チューナー ⑤

DEF/2800

ーーー

 

「そして、【ボウテンコウ】の効果発動! デッキから【竜星の軌跡】を手札に加え、墓地へ送られた【暗黒竜コラプサーペント】の効果でデッキから【輝白竜ワイバースター】を手札に加えさせてもらう。そして、再び【セフィラ・メタトロン】の効果! 【ボウテンコウ】と【見習い魔嬢】の2体をエンドフェイズ時まで除外する! "コネクター・サブリメイション!"」

 

「そこです! リバースカードオープン! 【迷い風】を発動します! 【セフィラ・メタトロン】の効果を無効にし、その攻撃力を半分にする!」

 

渦巻く黒い風が出現し、俺の【セフィラ・メタトロン】を包み込むと、その光り輝く鎧はくたびれた様子に変わり、【セフィラ・メタトロン】はその場にぐったりとしてしまった。

 

【セフィラ・メタトロン】

ATK/2500→ATK/1250

 

「くっ……。これで両者は除外されないままか……」

 

「それだけじゃありません。あなたのエースモンスターはこれで無力化できました。さぁ、どうしますか?」

 

「ここまでは想定内だよ。俺は【ボウテンコウ】の効果を発動! デッキから幻竜族モンスター1体を墓地へ送り、そのモンスターと自身を同じレベルにする。俺はデッキから【闇竜星ージョクト】を墓地へ送り、レベルを2にする。そして……来てくれ、心を繋ぐサーキット!」

 

「やはり、リンク召喚ですか」

 

今の現状だと残念ながら【セフィラ・メタトロン】は何もすることができない。

ここは新たなるモンスターに繋げるしかない。

 

「俺は【セフィラ・メタトロン】と【ボウテンコウ】の2体をリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン! リンク召喚! リンク2、【コード・トーカー!」

 

ーーー

【コード・トーカー】リンク2 闇 サイバース ②

ATK/1300 上 下

ーーー

 

「【コード・トーカー】はリンク先のモンスター1体につき、攻撃力を500ポイントアップさせる! さらに【見習い魔嬢】の恩恵も受ける!」

 

【コード・トーカー】

ATK/1300→1800→2300

 

「私のモンスター効果をうまく利用してきましたか……」

 

「あぁ、さらに場を離れた【ボウテンコウ】の効果で、デッキから【光竜星ーリフン】を守備表示で特殊召喚!」

 

ーーー

【光竜星ーリフン】☆1 光 幻竜 チューナー ③

DEF/0

ーーー

 

「そして、墓地の【暗黒竜コラプサーペント】を除外して、手札の【輝白竜ワイバースター】を特殊召喚!」

 

ーーー

【輝白竜ワイバースター】☆4 光 ドラゴン ②

ATK/1700→1300

ーーー

 

準備は整った!

今こそ結衣を攻めるチャンス。

 

「バトルだ! 【コード・トーカー】で【見習い魔嬢】を攻撃! "イノセント・スラッシュ!"」

 

【コード・トーカー】は手に持つ白き剣を大きく振りかぶり、【見習い魔嬢】を体ごと切り裂いた。

 

【コード・トーカー】

ATK/2300

【見習い魔嬢】

ATK/1900

 

「くっ。その程度ですか」

 

結衣 LP4000→LP3600

 

「ですが、ここで【見習い魔嬢】の効果を発動。墓地から闇属性モンスター1体を手札に戻します。私は【魔神童】を手札に戻します」

 

また厄介なリバースモンスターか……。だが、このターン使われるおそれはない。

 

「だが、これで俺の場のモンスターの攻撃力は元に戻る!」

 

【ファイアウォール・ドラゴン】

ATK/2100→2500

【輝白竜ワイバースター】

ATK/1300→1700

 

「なるほど、いいでしょう。ですけどまさか【竜血鬼ドラギュラス】の効果を忘れたわけじゃありませんよね? デュエル馬鹿の遊佐くんならそんなわけはないとは思いますが」

 

「デュエル馬鹿って……忘れるわけないだろう! 【ファイアウォール・ドラゴン】で【竜血鬼ドラギュラス】を攻撃! "エレクトリック・ストリーム!"」

 

「ふふっ、やはりデュエル馬鹿じゃないですか。なら、止めてくるということですね。【竜血鬼ドラギュラス】の効果を発動します。"クローズド・ブラッド!" 自身を対象にし、裏側守備表示へと変更します」

 

「その通りだ! 罠発動! 【ブレイクスルー・スキル】! 【竜血鬼ドラギュラス】の効果をエンドフェイズ時まで無効にする!」

 

「いいでしょう。そこまでするのならば、受けてあげます!」

 

【ファイアウォール・ドラゴン】

ATK/2500

【竜血鬼ドラギュラス】

ATK/2400

 

邪魔するものがなくなり、【ファイアウォール・ドラゴン】の背中の輪から放たれた電撃の渦が【竜血鬼ドラギュラス】へ直撃し、しばらくの感電の後消滅する。

 

「ごめんなさい……【ドラギュラス】」

 

結衣 LP3600→LP3500

 

あいつでも自らが使うモンスターは大事にしているみたいだな……。

結衣が謝る姿なんて滅多に見れるもんじゃなさそうだ。

 

「なにじろじろと見ているのですか。何かおかしいですか?」

 

「いや、なんでもない。次に……」

 

「いえ、待ってください。私がダメージを受けたことで、手札の【ゴーストリック・マリー】の効果を発動。このカードを手札から捨てることで、デッキから【ゴーストリック・ランタン】を裏側守備表示で特殊召喚します」

 

これではダイレクトアタックができないか……。

【ファイアウォール・ドラゴン】の効果を使ってもいいが、結衣の場には【ゴーストリック・ロールシフト】がある。

いずれにしても攻撃は防がれるだろう。

 

「続けて、【輝白竜ワイバースター】でセットモンスターへ攻撃! "シャイニング・バースト!"」

 

「【ゴーストリック・ロールシフト】は使いません。【ゴーストリック・ランタン】は破壊されます。ですが! ここで伏せカード【ゴーストリック・ブレイク】を発動!」

 

「なに……?」

 

先ほどサーチしていたもう一枚のゴーストリックトラップカードか。

 

「場の"ゴーストリック"モンスターが破壊された時、墓地からそのモンスターとカード名の異なる"ゴーストリック"モンスター2体を裏側守備表示で特殊召喚できます。来てください、【ゴーストリック・マリー】、【ゴーストリック・デュラハン】! さらにそれに反応し、【イントルーダー】も墓地から裏側守備表示で特殊召喚!」

 

「くっ……。それが狙いか」

 

倒したつもりがむしろモンスターが増えてしまった。

これでは次のターン反撃されかねないな……。

 

「私にダメージを与えるつもりだったのでしょうけど、詰めが甘いですよ遊佐くん。野薔薇さんのように甘すぎです」

 

まったく気にしすぎだろう結衣のやつ……。

だが、まだ俺は負けたわけじゃない。このカードにかけるしかないか。

 

「決闘機動班と同じと思うなよ結衣。俺は魔法カード【竜星の軌跡】を発動! 墓地の【リフン】、【ジョクト】、【ボウテンコウ】の3体をデッキに戻し、その後デッキからカードを2枚ドローさせてもらう」

 

「運頼みとは……そんな不確定なデュエル。危なっかしくてしょうがないです」

 

「わからないからこそ面白いんじゃないか。引いたカードでどうすれば勝てるのか考えるのがな!」

 

「面白い……ですか。そんな甘い考えでは本当の実戦では……」

 

「結衣。ジェネシスの奴らが強いのはよくわかってる。だけどな、これが俺のデュエルだ」

 

「何を……わかりました。そこまで言うのなら勝つ気でいるということですよね。私に勝てるというのなら……証明してみせてください」

 

さーて、いよいよ負けられない戦いになってきたな……。

ここで何のカードが引けるか……。

 

「当たり前だ! 俺はカードを2枚ドロー! まずは場の【光竜星ーリフン】を墓地へ送り、墓地から【リンクリボー】の効果発動! 墓地から特殊召喚!」

 

ーーー

【リンクリボー】リンク1 闇 サイバース ③

ATK/300 上

ーーー

 

「俺はカードを2枚伏せて、ターンエンドだ」

 

結衣 手札2 LP3500

ーーー罠ー

ー裏裏裏ー

 ー リ

ーモリリー

ー裏罠裏ー

繋吾 手札0 LP900

 

「伏せカードはブラフかそれとも……。まぁいいでしょう。私のターン、ドロー! ふふっ。今日の私は冴えてるみたいです。このターンあなたにトドメを刺してあげますよ」

 

「なに……?」

 

「まずは、墓地の【ミラー・リゾネーター】の効果を発動します。相手にのみEXデッキから出ているモンスターがいる場合、このカードを墓地から特殊召喚できます」

 

ーーー

【ミラー・リゾネーター】☆1 光 悪魔 チューナー ①

DEF/0

ーーー

 

「【ゴーストリック・デュラハン】と【ゴーストリック・マリー】、そして【ティンダングル・イントルーダー】を反転召喚。【イントルーダー】の効果で【ティンダングル・エンジェル】を加えますが、それをデッキの一番上に戻し、墓地から【エッジインプ・シザー】を特殊召喚します」

 

ーーー

【エッジインプ・シザー】☆3 闇 悪魔 ⑤

DEF/800

ーーー

 

「それでは来てください、心を変えるサーキット! 私は【ゴーストリック・マリー】と【エッジインプ・シザー】の2体をリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン! リンク召喚! リンク2、【アンダークロック・テイカー】!」

 

ーーー

【アンダークロック・テイカー】リンク2 闇 サイバース EX①

ATK/1000 左 下

ーーー

 

まだまだ結衣の場にはモンスターが健在だ。何か強力なモンスターが展開される可能性が高いが……あの【アンダークロック・テイカー】は俺のモンスターの攻撃力を下げる効果がある。

あのモンスターのリンク先には【ティンダングル・イントルーダー】。

もし効果を使われれば俺のモンスター1体の攻撃力が1200ポイント下げられ、戦闘ダメージで負ける可能性があるってことだ。

対して、一度だけ【ファイアウォール・ドラゴン】の効果で結衣の場のモンスターを無力化できる。

ここで使うべきか……。悩ましいところだ。

 

「ならば……」

 

「【ファイアウォール・ドラゴン】の効果。使いますか? 遊佐くん?」

 

「っな……」

 

俺の考えを読んでいるってことか……。

ということは今の行動はこいつの効果を使わせることが目的か? いやだが、ここで使わなければ間違いなく俺は負ける。

自分の判断を信じるんだ。

 

「あなたの考えなんて見え見えですよ。どうしますか?」

 

「言ってくれるな……当然、使わせてもらう。【ファイアウォール・ドラゴン】の効果発動! このカードと相互リンクしているモンスター1体につき、場及び墓地のカードを手札に戻す。俺は【アンダークロック・テイカー】をEXデッキに戻す!」

 

「いいですよ。では……さらに手札を1枚捨て、墓地の【ジェット・シンクロン】の効果を発動! 墓地から特殊召喚します。さらに手札から捨てられた【魔神童】の効果で、このカードを墓地から裏側守備表示で特殊召喚!」

 

ーーー

【ジェット・シンクロン】☆1 炎 機械 ④

DEF/0

ーーー

【魔神童】⑤

ーーー

 

まずいな……。ますますモンスターが増えてきた。

ここから何を出してくる……?

 

「そして、再び【ゴーストリック・デュラハン】1体でオーバーレイネットワークを再構築! ランクアップエクシーズチェンジ! 来てください、【ゴーストリックの駄天使】!」

 

ーーー

【ゴーストリックの駄天使】ランク4 闇 天使 EX①

ATK/2000

ーーー

 

「さらに、これで終いにしてあげます! 私は手札から魔法カード【RUM-ヌメロン・フォース】を発動! エクシーズモンスター1体を同じ種族でランクが一つ高い"CNo"モンスターへランクアップさせます!」

 

「ランクアップ……!?」

 

エクシーズモンスターの特権とも言えるランクアップ。

その力を引き出す代表的なカードがRUM……ランクアップマジックの存在だ。

ここに来てそのカードを使ってくるとは……。

 

「さらに【ヌメロン・フォース】は、場の表側表示のカード効果を全て無力化する効果もあります。これであなたのモンスターは全て無力化させてもらいます」

 

「やってくれるな……」

 

「私は【ゴーストリックの駄天使】1体でオーバーレイネットワークを再構築! "闇夜に凍てつく漆黒の翼よ! 氷獄の旋律打ち鳴らし、終わりなき闇を開け!" ランクアップエクシーズチェンジ! 来てください、ランク5! 【CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ】!」

 

ーーー

【CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ】ランク5 水 天使 ①

ATK/2800

ーーー

 

黒き大きな翼を広げ、真っ赤に染まる大きな鎌を持った堕天使のようなモンスターが出現する。

それは先ほどの【ドラギュラス】とはまた違った威厳を感じる。

 

「これが……切り札ってやつか……!」

 

「はい、私の本当の切り札ってところでしょうか。ですが、まだ終わりじゃありません。あなたの【コード・トーカー】。有効活用させてもらいますよ。私はさらにレベル1の【ミラー・リゾネーター】と【ジェット・シンクロン】をオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚! 【ゴーストリック・デュラハン】!」

 

ーーー

【ゴーストリック・デュラハン】ランク1 闇 悪魔 ④

ATK/1000→1200

ーーー

 

しまった。【コード・トーカー】は結衣の場にもリンクマーカーが向いている。

したがって、そこにエクシーズ召喚が可能ということだ……。

 

「【ゴーストリック・デュラハン】の効果発動! "デステニー・オーバー!" 相手モンスター1体の攻撃力をエンドフェイズ時まで半分にします。対象は【ファイアウォール・ドラゴン】!」

 

【ゴーストリック・デュラハン】が漆黒の剣を空へ掲げると、そこから闇の風が出現し、【ファイアウォール・ドラゴン】へと襲いかかる。

 

【ファイアウォール・ドラゴン】

ATK/2500→1250

 

「くっ……」

 

「そして、これで終わりです! 【ラグナ・インフィニティ】の効果発動! 攻撃力が変化しているモンスターを対象にし、そのモンスターの元々の攻撃力との差分ダメージを相手ライフに与え、そのモンスターを除外します! "ブローデッド・アンガー!"」

 

【ラグナ・インフィニティ】の姿が消え、一瞬の間に【ファイアウォール・ドラゴン】背後へと姿を現し、その手に持つ大きな鎌を喉元に突き付けた。

【ファイアウォール・ドラゴン】の元々の攻撃力は2500。現在は1250。つまり、俺は1250のダメージを受けるということになる……!

 

やがて、その鎌にて【ファイアウォール・ドラゴン】は引き裂かれ、大きな爆風が俺へと襲いかかってくる。

 

「ぐっ……まだだ! 罠発動! 【ダメージ・ダイエット】! このターン受ける全てのダメージを半分にする!」

 

繋吾 LP900→LP275

 

「はぁ。本当にしぶといですね。あなたは」

 

「はは、それだけが取り柄なんでね! まだ負けるつもりはない!」

 

「いずれにしても攻撃すれば終わりです。バトル! 【ゴーストリック・デュラハン】で【リンクリボー】に攻撃! "インフィニティ・スライサー!"」

 

【ゴーストリック・デュラハン】

ATK/1200

【リンクリボー】

ATK/300

 

効果は無効になってるとはいえ、【リンクリボー】のリリースする効果は効果の発動コスト。

リリースして"効果の発動"ならできる。

 

「【リンクリボー】の効果発動! 自身をリリースする。だが、その後の効果は無効になるけどな」

 

「うまく場をあけましたか。ですが、これで最後。【ラグナ・インフィニティ】で【コード・トーカー】を攻撃! "フリージング・サイス!"」

 

【ラグナ・インフィニティ】は手に持つ大きな赤い鎌を構え、空へ羽ばたくと、滑空しながら【コード・トーカー】へ近づく。

これを受けたら実質俺の負けだ。ダメージを受けるわけにはいかない……!

 

「速攻魔法【エネミー・コントローラー】を発動! 俺の場の【コード・トーカー】をリリースして、【ラグナ・インフィニティ】のコントロールを一時的に奪う!」

 

「くっ……しぶといですね……ですが、やれるだけのことはやらせていただきます! 続けて、【イントルーダー】で【ワイバースター】を攻撃! ダーク・ディフューザー!」

 

【ティンダングル・イントルーダー】

ATK/2200

【輝白竜ワイバースター】

ATK/1700

 

 

「受けるダメージは【ダメージ・ダイエット】により半分となる! ぐぅぅッ!」

 

繋吾 LP275→LP25

 

まさかここまでライフポイントがぎりぎりになるとは……。

ひとつ間違えれば負けていた。

 

「ではこれで終了ですね。エンドフェイズ時、【ラグナ・インフィニティ】のコントロールを戻し、ターンエンドです」

 

「いいだろう。俺は墓地へ送られた【輝白竜ワイバースター】の効果で、再び【暗黒竜こらぷサーペント】を手札に加える」

 

 

結衣 手札0 LP3500

ーーー罠ー

ーモエエ裏

 ー ー

ーーーーー

ーー罠ーー

繋吾 手札1 LP125

 

ますます状況は悪くなってきたな……。だが、結衣も手札と伏せカードを使い切っている。

これが俺にとっての最後のチャンスかもしれない……。

 

「俺のターン、ドロー!」

 

「たった2枚の手札で……どうするつもりですか?」

 

「よし、まぁ見ていてくれ。俺は【英霊獣使い-セフィラムピリカ】を召喚!」

 

ーーー

【英霊獣使い-セフィラムピリカ】☆3 風 サイキック ③

ATK/1000

ーーー

 

「あれは……。ペンダントから生み出されたカード……」

 

「あぁそのとおりだ。偶然だかなんだかわからないが、おかげさまでなんとかなりそうだ。効果発動! 墓地から【セフィラ・メタトロン】を特殊召喚! さらに墓地から【ワイバースター】を除外して、【暗黒竜こらぷサーペント】を特殊召喚!」

 

ーーー

【セフィラ・メタトロン】リンク3 光 幻竜 ④

ATK/2500

ーーー

【暗黒竜こらぷサーペント】☆4 闇 ドラゴン ②

ATK/1800

ーーー

 

「そして、来てくれ。心を繋ぐサーキット! 俺は【英霊獣使い-セフィラムピリカ】と【輝白竜ワイバースター】の2体をリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン! リンク召喚、【アンダークロック・テイカー】!」

 

ーーー

【アンダークロック・テイカー】リンク2 闇 サイバース EX②

ATK/1000 左 下

ーーー

 

「そのカードは……!」

 

「結衣の戦術、使わせてもらう。効果発動! リンク先の俺の【セフィラ・メタトロン】の攻撃力分、【ラグナ・インフィニティ】の攻撃力を下げる!」

 

【セフィラ・メタトロン】

ATK/2500

【ラグナ・インフィニティ】

ATK/2800→300

 

「なるほど……これで戦闘ダメージを与えようということですか。ですが、残念ながらもう勝敗は決しています、遊佐くん」

 

「どういうことだ……?」

 

「【ラグナ・インフィニティ】の効果は相手ターンでも使えるんですよ。そして、【ゴーストリック・デュラハン】の効果も同様!」

 

 

【ゴーストリック・デュラハン】は相手モンスターの攻撃力を半分にする効果がある……。それに対して攻撃力が変動した場合、その差の数値分ダメージを与える【ラグナ・インフィニティ】……。

これを受けてしまえば間違いなく俺のライフは0になる。

 

「さすがにライフが25しかないのであれば、どんなモンスターでも召喚をしてしまったら最後ということですよ。【ゴーストリック・デュラハン】の効果発動! あなたの【セフィラ・メタトロン】には消えていただきます!」

 

「ならばその効果に対して墓地から罠カード【ブレイクスルー・スキル】の効果発動! このカードを墓地から除外し、相手モンスター1体の効果を無効にする! 俺は【ゴーストリック・デュラハン】の効果を無効にする!」

 

「そんな……! 失念……していました。そのカード」

 

どうやら結衣は想定外だったらしく、衝撃を受けたような表情をしていた。

どうやら首の皮一つ繋がったようだ。

 

「どうだ? デュエルってのは何があるかわからないんだ。何事も自分の頭の思い描いた通りになんていかない」

 

「くっ……遊佐くんのくせに……」

 

「俺のデュエルは決闘機動班の……いや、野薔薇の影響だけじゃない。結衣のデュエルの影響も大きく受けてるってことだよ。それがこの【アンダークロック・テイカー】だ」

 

「……わたしの……。あ、いえ。それは当たり前です! 私たちの方が遥かにデュエルレベルが高いのですから!」

 

結衣は一瞬目を逸らしたが、改めて向き合うと少し怒り気味に叫んできた。

まぁ確かに今デュエルをしている身からすれば、結衣のデュエルレベルは非常に高く感じる。

それだけは間違いない事実だろう。

 

「そうだな。そのおかげで今回は勝てそうだよ。俺はさらに【セフィラ・メタトロン】と【アンダークロック・テイカー】の2体をリンクマーカーにセット! サーキットコンバイン! リンク召喚! リンク3、無垢なる力を引き継ぐ闇の使者! 【デコード・トーカー・エクステンド】!」

 

ーーー

【デコード・トーカー・エクステンド】リンク3 闇 サイバース EX②

ATK/2300 上 左下 右下

ーーー

 

「【デコード・トーカー・エクステンド】はリンク先のモンスター1体につき攻撃力を500ポイントアップする。そう、【コード・トーカー】の力を引き継いだ進化系といったところだ」

 

「いまリンク先には私の【ゴーストリック・デュラハン】がいる……つまり……」

 

【デコード・トーカー】

ATK/2300→2800

 

「バトルだ! 【デコード・トーカー・エクステンド】で【ゴーストリック・デュラハン】に攻撃! "エヴォルト・スラッシュ!"」

 

【デコード・トーカー・エクステンド】は藍色に光る剣を構えると、大きく跳躍し、【ゴーストリック・デュラハン】を切り裂いた。

 

【デコード・トーカー】

ATK/2800

【ゴーストリック・デュラハン】

ATK/1200

 

 

結衣 LP3500→LP1900

 

 

「くっ! だけどもう遊佐くんの場には攻撃できるモンスターはいません!」

 

「それはどうかな? 【デコード・トーカー・エクステンド】はリンクマーカー先のカードが破壊された時、2回目の攻撃を行うことができる!」

 

「嘘……これじゃ……」

 

「リンクマーカー先のモンスターが消えたことで、攻撃力は500ポイントダウンするが、攻撃力は十分。【デコード・トーカー・エクステンド】で【ラグナ・インフィニティ】を攻撃! 切り裂け! "エヴォルト・スラッシュ・セカンド!"」

 

力を失い、鎌を地面へと落とし脱力した【ラグナ・インフィニティ】に対して、【デコード・トーカー・エクステンド】は手に持つ藍色に光る剣を胸元へと突き刺した。

 

【デコード・トーカー・エクステンド】

ATK/2300

【ラグナ・インフィニティ】

ATK/300

 

「私の……負けですか……」

 

結衣 LP1900→LP0

 

「なんとか……勝てたか……」

 

本当にぎりぎりの戦いだったな……。さすがはSFSトップクラスのデュエル。

自分自身も勝てたことに内心驚いている。【セフィラムピリカ】の力さまさまだな。

 

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