遊戯王Connect   作:ハシン

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Ep59 - 暗黒の双翼

繋吾 手札3 LP4000

ー裏ーーー

ーーモーー

 エ ー

ーーーーー

ー裏ー裏ー

闇目 手札0 LP4000

 

「俺のターン、ドロー! 俺は墓地に存在する【光竜星ーリフン】を除外して、手札から【暗黒竜コラプサーペント】を特殊召喚!」

 

ーーー

【暗黒竜コラプサーペント】☆4 闇 ドラゴン ②

ATK/1800

ーーー

 

「レベル4の【コラプサーペント】にレベル2の【闇竜星ージョクト】をチューニング! "焦土を焼き尽くす紅蓮の翼よ! その内に秘める赤き闘争を解き放て! シンクロ召喚! 【レッド・ワイバーン】!"」

 

ーーー

【レッド・ワイバーン】☆6 闇 ドラゴン ②

ATK/2400

ーーー

 

この【レッド・ワイバーン】には、自身より攻撃力の高いモンスターを1度だけ破壊することができる効果がある。

伏せカードで迎撃される可能性も考えられる以上、一番安全な攻め方ができるってことだ。

 

「墓地へ送られた【コラプサーペント】の効果でデッキから【輝白竜ワイバースター】を手札に加え、さらに【レッド・ワイバーン】の効果発動! このカードよりも攻撃力の高い相手モンスター1体を破壊する! 燃やし尽くせ、"バーニング・フレイム!"」

 

【レッド・ワイバーン】より大きな火球が放たれる。

だが、それを見透かしたように闇目は伏せカードを発動させた。

 

「リバースカードオープン。永続罠【竜魂の城】! このカードは墓地のドラゴン族モンスター1体を除外することで、場のモンスター1体の攻撃力を700ポイントアップさせる。私は墓地の【ダーク・ホルス・ドラゴン】を除外して、【マスター・キー・ビートル】の攻撃力を700ポイントアップさせる」

 

【マスター・キー・ビートル】

ATK/2500→3200

 

攻撃力をあげてきた……? だが、それではこの効果による破壊は防げないはずだ。

何を狙っている……?

 

効果処理後、【マスター・キー・ビートル】に火球が当たり、大きな爆発が発生した。

だが、その火球を受けてもなお【マスター・キー・ビートル】は場に残り続けていた。

これはおそらく……自身のモンスター効果かなにかか。

 

「甘いぞ、遊佐隊員。【マスター・キー・ビートル】は自身が破壊される代わりに自身の効果で選択したカードを墓地へ送ることでその破壊を身代わりにできる。そして、代わりに墓地へ送られたのは、今しがた発動した【竜魂の城】! このカードが墓地へ送られたことで、更なる効果を発揮する。除外されているドラゴン族モンスター。つまり、【ダーク・ホルス・ドラゴン】を特殊召喚!」

 

「なに……?!」

 

ーーー

【ダーク・ホルス・ドラゴン】☆8 闇 ドラゴン ③

ATK/3000

ーーー

 

黒い大きな翼を羽ばたかせながら、大きなドラゴンモンスターが出現した。

攻撃力も3000。【レッド・ワイバーン】では歯が立たないか……。

 

「想定外だったようだな。こんなもの司令直属班においては序の口。どこまで戦えるか見ものだな」

 

「くっ……まだ俺は負けていない。俺はモンスターをセット。さらに墓地の闇属性、【コラプサーペント】を除外することで、手札から【ワイバースター】を守備表示で特殊召喚して、ターンをーー」

 

「おっと、待っていただこう。そのメインフェイズ中に更なるリバースカード、速攻魔法【銀龍の轟咆】を発動。墓地からドラゴン族通常モンスターを特殊召喚する。いでよ、【ダークストーム・ドラゴン】!」

 

ーーー

【ダークストーム・ドラゴン】☆8 闇 ドラゴン ④

ATK/2700

ーーー

 

大きな竜巻を発生させながらもう1体の黒いドラゴンが出現した。

こいつも強力そうなドラゴンだ。くそ、俺のターンだっていうのに……。

 

「さらに、相手のメインフェイズ中に"魔法カード"が使用されたことで【ダーク・ホルス・ドラゴン】の効果が発動! 墓地よりレベル4の闇属性モンスターを特殊召喚できる。こいつだ、【終末の騎士】!」

 

ーーー

【終末の騎士】☆4 闇 戦士 ⑤

ATK/1400

ーーー

 

「このカードが特殊召喚したことで、再びデッキから闇属性モンスターを墓地へ送らせていただこう。デッキから【シャドール・リザード】を墓地へ送り、このカードの効果でさらに"シャドール"カードを墓地へ送ることができる。よって、【シャドール・ビースト】を墓地へ送り、こちらの効果でデッキからカードを1枚ドロー!」

 

「やるな……俺はターンエンドだ」

 

 

繋吾 手札2 LP4000

ー裏ーーー

ーー裏モー

 エ シ

ーーモモモ

ーーーーー

闇目 手札1 LP4000

 

 

気が付けば相手の場には強力なモンスターが3体。

ライフこそ互角だが、押されているのは見るに明らかだろう。

 

だが……こんなピンチこそ逆にチャンスなんだ。相手が司令直属班だろうとこのまま負けてたまるか!

 

「では……私のターン、ドロー! 【ダークストーム・ドラゴン】を再度召喚。このカードはデュアルモンスター。場に出たときは通常モンスターだが、再度召喚権を行使して再度召喚することで効果モンスターへと変わる。このままバトルだ、【ダーク・ホルス・ドラゴン】で【レッド・ワイバーン】を攻撃! "シャドウ・ヘル・フレイム!"」

 

【ダーク・ホルス・ドラゴン】

ATK/3000

【レッド・ワイバーン】

ATK/2400

 

真っ黒な光線が解き放たれ、【レッド・ワイバーン】の体を貫通する。

たちまち【レッド・ワイバーン】は破壊されてしまった。

 

「くぅっ……」

 

繋吾 LP4000→LP3400

 

「続けて、【マスター・キー・ビートル】で【輝白竜ワイバースター】を攻撃! "ダークネス・ホーン!"」

 

【マスター・キー・ビートル】の頭部にある大きな角が【ワイバースター】へと直撃する。

このモンスターではとても耐えることはできない。

 

「だが、【ワイバースター】の効果発動。デッキから再び【コラプサーペント】を手札に加える」

 

「いいだろう。さらに、【ダークストーム・ドラゴン】でセットモンスターを攻撃、"シャドウ・テンペスト!"」

 

今度は黒き暴風が発生すると、俺のセットモンスターへと襲いかかる。

 

【ダークストーム・ドラゴン】

ATK/2700

【ドッペル・ウォリアー】

DEF/800

 

「これで場はガラ空きだ。【終末の騎士】でダイレクトアタック! "アルマゲドン・ソード!"」

 

【終末の騎士】が俺に接近し、手に持つ剣で大きくなぎ払いながら斬りかかってきた。

 

「……まだだ……!」

 

繋吾 LP3400→LP2000

 

「壁モンスターの掃討は終わった。次のターンなんとかしないとラストターンになるぞ遊佐。私はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ」

 

繋吾 手札3 LP2000

ー裏ーーー

ーーーーー

 エ ー

ーーモモモ

ーー裏ーー

闇目 手札1 LP4000

 

ここが正念場だ。頼む……何かいいカードを……!

 

「俺のターン、ドロー! 来てくれたか! 手札から【ジャンク・シンクロン】を召喚!」

 

ーーー

【ジャンク・シンクロン】☆3 闇 戦士 チューナー ③

ATK/1300

ーーー

 

俺の期待に応えるように逆転のキーカードが来てくれた。

墓地には【ドッペル・ウォリアー】もいる。十分巻き返し可能だ。

 

「【ジャンク・シンクロン】の効果発動! 墓地から【ドッペル・ウォリアー】を守備表示で特殊召喚する!」

 

ーーー

【ドッペル・ウォリアー】☆2 闇 戦士 ②

DEF/800

ーーー

 

「ならばここでリバースカードオープン。速攻魔法【月の書】。【ジャンク・シンクロン】を選択し、裏側守備表示に変更しよう」

 

「裏側……しまった!」

 

裏側守備表示にされてしまってはシンクロ召喚の素材にすることはできない……。

これでは【ドッペル・ウォリアー】の能力も生かすことができないということだ。やられた……。

 

「そして再び【ダーク・ホルス・ドラゴン】の効果を発動。墓地から【デッド・ガードナー】を守備表示で特殊召喚だ」

 

ーーー

【デッド・ガードナー】☆4 闇 戦士 ②

DEF/1900

ーーー

 

さらにモンスターも増えてしまった……。くそ、どうしたら……。

このターン、何もせず守ることに専念したらおそらく次のターンはない。

手札にあるカードを全て使い切ってでもなにか活路を見出さないと……負ける……!

 

「お前のデッキ、戦略はテロリストとの交戦記録によって分析済み。お前のやりたいことは手に取るようにわかる」

 

「くっ……」

 

本当に分析ってやつが好きなんだな司令直属班っていうのは。頭がキレるやつが多そうだ。

だけど、俺のデッキはテロリストと対抗するために日々変化し続けている。

お前の思い描いたとおりにいかせるものか! 絶対に!

 

「どうした手詰まりか? その程度では私の"暗黒結界"はそう簡単には突破できないぞ」

 

挑発するように闇目は俺の選択を急かしてくる。

落ち着け……自分のペースが乱れないように気をつけるんだ……。それが今後のジェネシスとのデュエルでも大事になってくる。

 

「まだだ! 俺は墓地の【ワイバースター】を除外して、手札から【コラプサーペント】を特殊召喚。そして来てくれ、心を繋ぐサーキット。俺は【コラプサーペント】と【ドッペル・ウォリアー】の2体をリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン! リンク召喚! リンク2、無垢なる力、【コード・トーカー】!」

 

ーーー

【コード・トーカー】リンク2 闇 サイバース ② 上下

ATK/1300

ーーー

 

「再び【コラプサーペント】の効果で【ワイバースター】を手札に加える。そして、墓地の【コラプサーペント】を除外して【ワイバースター】を特殊召喚! 【ワイバースター】と【コード・トーカー】の2体をリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン! リンク召喚、リンク2。【セキュリティ・ドラゴン】!」

 

ーーー

【セキュリティ・ドラゴン】リンク2 光 サイバース ② 上下

ATK/1100

ーーー

 

「リンク2を素材にまたリンク2とは……何を考えている?」

 

「答えはこれだ。魔法カード【貪欲な壺】を発動! 墓地の【ジョクト】、【ドッペル・ウォリアー】、【レッド・ワイバーン】、【コード・トーカー】、【ワイバースター】の5体をデッキに戻し、新たに2枚ドローする!」

 

これで俺の墓地にモンスターはいなくなった。ぎりぎりの発動ってわけだ。

それでも今現状の手札ではどうしようもなかったからな。仕方がない。

 

「なるほど、そのドローに託すか。期待させてもらおう遊佐隊員」

 

「ああ……。俺はカードを2枚ドロー! なるほど……」

 

引いたカードは【仁王立ち】と【おろかな埋葬】。これならまだ行ける……!

 

「魔法カード【おろかな埋葬】を発動! デッキから【ジェット・シンクロン】を墓地へ送る。そして手札の【仁王立ち】を墓地へ送り、墓地から【ジェット・シンクロン】を特殊召喚!」

 

ーーー

【ジェット・シンクロン】☆1 炎 機械 ④

DEF/0

ーーー

 

「ほう……。何を見せてくれる?」

 

「再び来てくれ! 心を繋ぐサーキット! 俺は【ジェット・シンクロン】1体をリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン! リンク1、【リンクリボー】!」

 

ーーー

【リンクリボー】リンク1 闇 サイバース ④

ATK/300

ーーー

 

「さらに【セキュリティ・ドラゴン】と【リンクリボー】の2体をリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン! "正しき心を導く守護の神星! 今ここに絆を繋ぐ閃光となれ! リンク召喚! リンク3、【セフィラ・メタトロン】!"」

 

ーーー

【セフィラ・メタトロン】リンク3 光 幻竜 ② 左下下右下

ATK/2500

ーーー

 

ようやく出すことができた。俺のデュエルはここからが本番よ!

 

「それは遊佐隊員のエースカードと言われているカードか。だが、そのモンスターは自身以外にモンスターがいてこそ真価を発揮する。今はただの攻撃力2500モンスターに過ぎない」

 

「ああ、確かにお前の言うとおりだ。だが、俺のデッキはこいつと共にある! このカードが出たことで使えるカードもあるってことだ。罠カード【パラレルポート・アーマー】を発動! 【セフィラ・メタトロン】の装備カードとなり、装備モンスターは戦闘によって破壊されず、カードの効果対象にもならない!」

 

「なるほどな。これで強力な耐性を得たか」

 

「ああ、このままバトルだ! 【セフィラ・メタトロン】で【マスター・キー・ビートル】に攻撃! "ヴェンジェンス・ディバイニング!"」

 

【セフィラ・メタトロン】は自らの腕の水晶の槍を【マスター・キー・ビートル】を目掛けて突き出す。

 

「相打ち狙い……だがそちらは【パラレルポート・アーマー】の効果により破壊されないか……。ならば【デッド・ガードナー】の効果を発動! 相手が私のモンスターを攻撃対象に選択してきた時、その攻撃対象をこのカードへと変更させる」

 

「なに!?」

 

【デッド・ガードナー】が【マスター・キー・ビートル】を守るように出現し、【セフィラ・メタトロン】の攻撃を受け止める。

 

【セフィラ・メタトロン】

ATK/2500

【デッド・ガードナー】

DEF/1900

 

これでは【マスター・キー・ビートル】は破壊できない。

となると……【ダーク・ホルス・ドラゴン】がいる限り、魔法カードを使うだけで【デッド・ガードナー】の壁が出てくることとなる。

これは思ったより厄介だな……。

 

「かわされたか。俺はこれでターンエンドだ」

 

繋吾 手札1 LP2000

ー罠ーーー

ーー裏ーー

 エ リ

ーーモモモ

ーーーーー

闇目 手札1 LP4000

 

以前状況は不利なままだが、【パラレルポート・アーマー】がついている【セフィラ・メタトロン】ならあの2体のドラゴンの攻撃を受け切れる。

まだ逆転のチャンスは残されているはずだ。

 

「では、私のターン。ドロー! 装備魔法【ドラゴン・シールド】を【ダークストーム・ドラゴン】に装備。このカードを装備したモンスターは戦闘及びカードの効果では破壊されなくなる。だが、ここで【ダークストーム・ドラゴン】の効果を発動! 私の場の表側表示の魔法・罠カードを墓地へ送り、場の魔法・罠カードを全て破壊する!」

 

「なに……俺の罠カードが」

 

大きな竜巻の発生と共に俺の【パラレルポート・アーマー】が破壊されてしまった。これでは戦闘破壊されてしまうこととなる。

 

「ふふふ……。トドメを刺してやろう。バトルだ! 【ダーク・ホルス・ドラゴン】で【セフィラ・メタトロン】を……」

 

「やらせはしない! 墓地から【仁王立ち】の効果発動! このカードを除外することで、相手はこのターン俺の選択したモンスター以外を攻撃することはできない! 俺はセットされた【ジャンク・シンクロン】を選択!」

 

「ほうほう……。なかなかのしぶとさがあるな。ならばその【ジャンク・シンクロン】を攻撃だ」

 

【ダーク・ホルス・ドラゴン】

ATK/3000

【ジャンク・シンクロン】

DEF/500

 

「危なかった……」

 

「次はないぞ? では、【終末の騎士】を守備表示に変更し、ターンエンドだ」

 

繋吾 手札1 LP2000

ーーーーー

ーーーーー

 エ リ

ーーモモモ

ーーーーー

闇目 手札1 LP4000

 

いよいよを持って後がなくなってきたぞ……。

だが、相手も伏せカードがなくなった。そう考えると今が絶好の攻めるチャンスなんだ。

 

まぁ……【デッド・ガードナー】の存在を考えると、魔法カードを使わないことが前提になるけどな……。

 

「頼む……俺のターン、ドロー!」

 

これは……魔法カード【死者蘇生】。

墓地には【セキュリティ・ドラゴン】、【リンクリボー】、【ジャンク・シンクロン】の3体がいる。

 

これを使うからには相手に【デッド・ガードナー】を使われることを前提に考えなければいけないか……。

くそ、どうする……。

 

「さて、いいカードは引けたか?」

 

「……ああ。俺は魔法カード【死者蘇生】を発動! 墓地からモンスター1体を特殊召喚する」

 

【セキュリティ・ドラゴン】を使えば確実にモンスター1体を手札に戻すことができる。

大型モンスターを手札に戻すことができれば儲け物か。

 

だが……。ここはあのカードへ繋げる……!

 

「来い、【ジャンク・シンクロン】!」

 

ーーー

【ジャンク・シンクロン】☆3 闇 戦士 チューナー ③

ATK/1300

ーーー

 

「ほう、【セキュリティ・ドラゴン】を選ばなかったか。ならば再び【ダーク・ホルス・ドラゴン】の効果を発動! 墓地より【デッド・ガードナー】を守備表示で特殊召喚」

 

ーーー

【デッド・ガードナー】☆4 闇 戦士 ②

DEF/1900

ーーー

 

「さらに手札より【ナイトドラゴリッチ】を召喚! 効果によってEXデッキから特殊召喚されている【マスター・キー・ビートル】を守備表示にする。そしてレベル4の【ナイトドラゴリッチ】にレベル3の【ジャンク・シンクロン】をチューニング! "異次元を照らす電光の疾風よ! その翼に光る純白の意思を解き放て! シンクロ召喚! 【サイバース・クアンタム・ドラゴン】!"」

 

ーーー

【サイバース・クアンタム・ドラゴン】☆7 闇 サイバース ④

ATK/2500

ーーー

 

紫の光と共に純白の翼を広げたドラゴンモンスターが出現する。

これが俺の新たなる仲間。新たなる力だ!

 

「どうだ闇目。こいつはお前のデータにはあったか?」

 

「くっ、そいつはない……。攻撃力は2500ということは厄介な効果を持っていそうだな」

 

「ああ、すぐにわかる。バトル! 【セフィラ・メタトロン】で【デッド・ガードナー】を攻撃! "ヴェンジェンス・ディバイニング!"」

 

【セフィラ・メタトロン】

ATK/2500

【デッド・ガードナー】

DEF/1900

 

【セフィラ・メタトロン】の槍が【デッド・ガードナー】の鎧を貫き、爆発が起こる。

 

「だが、【デッド・ガードナー】の効果を発動! 先ほどは【パラレルポート・アーマー】があったから使えなかったが、こいつは破壊された時、場のモンスター1体の攻撃力をエンドフェイズ時まで1000下げる効果がある。これでお前の【サイバース・クアンタム・ドラゴン】の攻撃力を1000下げる」

 

ーーー

【サイバース・クアンタム・ドラゴン】

ATK/2500→1500

ーーー

 

「それでも無駄だ。俺は続けて【サイバース・クアンタム・ドラゴン】で【ダーク・ホルス・ドラゴン】に攻撃! "ライトニング・ゲイル!"」

 

【サイバース・クアンタム・ドラゴン】の翼に雷のようなものが纏わりはじめる。

 

「【サイバース・クアンタム・ドラゴン】の効果を発動! 1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ前に、その相手モンスターを手札に戻すことができる!」

 

「なるほどな……。それであれば攻撃力は関係ない」

 

やがて、翼に十分な電子が充填されると大きな光と共に【ダーク・ホルス・ドラゴン】を襲った。

 

「大型モンスターゆえに手札に戻ると出すのは至難の業だな……。いいだろう」

 

「さらにこの効果を使った後、【サイバース・クアンタム・ドラゴン】はもう一度攻撃できる! 続けて【終末の騎士】を攻撃! "ライトニング・ゲイル!"」

 

【サイバース・クアンタム・ドラゴン】

ATK/1500

【終末の騎士】

DEF/1200

 

続けて【終末の騎士】にも雷のようなものが解き放たれ消滅した。

これでなんとか巻き返せたか……?

 

「俺はこれでターンエンドだ。そして【サイバース・クアンタム・ドラゴン】がいて、俺の場にリンクモンスターがいる時、【サイバース・クアンタム・ドラゴン】のモンスターは攻撃の対象にも効果の対象にもできない」

 

繋吾 手札0 LP2000

ーーーーー

ーーーシー

 エ リ

ーーーモー

ーーーーー

闇目 手札2 LP4000

 

「なるほどな、いいものを見せてもらった。分析データのアップデートができそうだよ。では私のターン、ドロー! 【マスター・キー・ビートル】を攻撃表示へ変更し、【サイバース・クアンタム・ドラゴン】を攻撃!」

 

【マスター・キー・ビートル】

ATK/2500

【サイバース・クアンタム・ドラゴン】

ATK/2500

 

攻撃力は互角か。このままでは相打ちになってしまう。

効果は使わざるを得ないか。

 

「【サイバース・クアンタム・ドラゴン】の効果発動! 戦闘を行う相手モンスターを手札に戻す。戻ってもらおうか、【マスター・キー・ビートル】!」

 

「これは致し方あるまい。だが、続けて【ダークストーム・ドラゴン】で【サイバース・クアンタム・ドラゴン】を攻撃! "シャドウ・テンペスト!"」

 

【ダークストーム・ドラゴン】

ATK/2700

【サイバース・クアンタム・ドラゴン】

ATK/2500

 

続けて黒い竜巻に包まれ【サイバース・クアンタム・ドラゴン】は破壊されてしまった。

それと同時に俺の周りにも黒い竜巻が発生し、襲いかかる。

 

「すまない。【サイバース・クアンタム・ドラゴン】」

 

繋吾 LP2000→LP1800

 

「だが、この瞬間【セフィラ・メタトロン】の効果発動! 墓地より【ナイト・ドラゴリッチ】を手札に加える!」

 

「厄介なカードを手札に加えてきたか。まぁいいだろう。私はメインフェイズ2に速攻魔法【神の写し身との接触】を発動。手札もしくは場のカードで"シャドール"モンスターを融合できる。私は手札の【ダーク・ホルス・ドラゴン】と【シャドール・ビースト】で融合! "闇の結界よりいでし偽りの魂よ、ここに権限し幻惑をもたらせ! 融合召喚、【エルシャドール・ミドラーシュ】!"」

 

ーーー

【エルシャドール・ミドラーシュ】☆5 闇 魔法使い ①

ATK/2200

ーーー

 

「このカードが存在する限り、お互いに1ターンに1度しか特殊召喚ができない。お前のリンク召喚やシンクロ召喚はこれで封じたようなものだ。そして、【シャドール・ビースト】が効果で墓地へ送られたことで1枚ドロー。カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

繋吾 手札1 LP1800

ーーーーー

ーーーーー

 融 リ

ーーーモー

ーー裏ーー

闇目 手札0 LP4000

 

【エルシャドール・ミドラーシュ】のせいで展開ができず、【ダークストーム・ドラゴン】を攻略する布陣は整えられない。

かつ、【エルシャドール・ミドラーシュ】を倒そうとすると、このターンのバトルフェイズでは【ダークストーム・ドラゴン】は倒せない。

なんとも動きづらい場だ……。

 

だけど、そろそろ大きな一撃を与えたいところ。まだあいつのライフポイントは4000だからな。

 

「俺のターン、ドロー! 【ナイトドラゴリッチ】を召喚!」

 

ーーー

【ナイトドラゴリッチ】☆4 闇 幻竜 ③

ATK/1700

ーーー

 

「こいつの効果で【エルシャドール・ミドラーシュ】を守備表示に変更させ、その守備力を0とする」

 

「構わない。さて、攻撃をしてくるか?」

 

「ああ、もちろんだ! バトル、【セフィラ・メタトロン】で【ダークストーム・ドラゴン】を攻撃! "ヴェンジェンス・ディバイニング!"」

 

【セフィラ・メタトロン】

ATK/2500

【ダークストーム・ドラゴン】

ATK/2700

 

「馬鹿な! 攻撃力の低い【セフィラ・メタトロン】で攻撃だと? 優先すべきは【エルシャドール・ミドラーシュ】の破壊じゃないのか」

 

「いや、俺は【ダークストーム・ドラゴン】に攻撃だ! なにかあるのか?」

 

「ぬぅ……ならばリバースカード、2枚目の【竜魂の城】。墓地の【ダーク・ホルス・ドラゴン】を除外して、【ダークストーム・ドラゴン】の攻撃力を700ポイントアップさせる。迎え撃て!」

 

【ダークストーム・ドラゴン】

ATK/2700→3400

 

「発動タイミングが迂闊だったな。ダメージステップ開始時に手札より【オネスト】の効果発動! 【セフィラ・メタトロン】の攻撃力を戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップさせる!」

 

「っな……【オネスト】だと……!」

 

【セフィラ・メタトロン】

ATK/2500→6900

【ダークストーム・ドラゴン】

ATK/3400

 

【セフィラ・メタトロン】を包み込んでいた黒い竜巻に一筋の光が差し込むとその竜巻は太陽のように輝く竜巻へと姿を変え、【セフィラ・メタトロン】の腕の槍に纏わりはじめる。

そして、その槍は【ダークストーム・ドラゴン】の胸元を貫いた。

 

闇目 LP4000→LP1500

 

「くそお! 私の2体のドラゴンが両方とも破壊されてしまうとは……!」

 

「残念だったな闇目。そして、続いて【ナイトドラゴリッチ】で【エルシャドール・ミドラーシュ】を攻撃!」

 

「今度は通さない! 墓地より【ネクロ・ガードナー】の効果を発動! こいつを墓地から除外し、相手の攻撃を1度無効にする」

 

「だいぶ前に墓地へ送られていたカードか……。だけどそのモンスターは残させない! 墓地より【パラレルポート・アーマー】の効果を発動! 墓地からこのカードとリンクモンスターである【セキュリティ・ドラゴン】と【リンクリボー】を除外することで、【セフィラ・メタトロン】はもう一度攻撃できる! 続けて【エルシャドール・ミドラーシュ】を攻撃! "ヴェンジェンス・ディバイニング!" 」

 

続けて【セフィラ・メタトロン】は先ほどとは逆の腕も水晶の槍に変化させると、そのまま【エルシャドール・ミドラーシュ】の体を貫いた。

 

「くっ……これで私の場はガラ空きか……」

 

「今度はお前の番だ。次のターンなんとかしなければお前の負け。ターンエンド!」

 

繋吾 手札0 LP1800

ーーーーー

ーーモーー

 ー リ

ーーーーー

ーー罠ーー

闇目 手札0 LP1500

 

「SFSでもトップレベルの私が追い込まれるとは……。私の磐石な布陣を土壇場のドローでなんとか解決していくそのスタイル。とても読み切れるものではないな。遊佐隊員」

 

「デュエルがどうなるかなんてわかるものじゃない。デュエルっていうのは情報分析だけじゃわからないものなんだ」

 

「確かにお前が言うのであれば説得力があるな。だが……私にも司令直属班としてのプライドがある。負けるわけには……いかない! ドロー!」

 

闇目は力強くカードを引き、そのカードを眺める。

そして、小さく笑うと俺のことを見て呟いた。

 

「お前には我々司令直属班の人とは違うものがあるようだな。私のような計算によって成り立っているデッキは計算が狂った瞬間に全てが狂い始める。そう簡単には奇跡は起こせるものではないんだ……」

 

「闇目さん……。もちろんあなたたちのやっている情報分析とか計算みたいな難しいことは大事だと思う。だけど、俺はそれよりも自分のカードを、デッキを信じることを大事にしている。それが導いた結果が今の場の状況だ。それを見た上で考えてほしい。俺たちSFSの力でペンダントを守り抜けるのかを」

 

「なるほど。この結果ではもう私からは何も言うことはできないな。完敗だよ遊佐隊員。私はこのままターンエンドだ」

 

繋吾 手札0 LP1800

ーーーーー

ーーモーー

 ー リ

ーーーーー

ーー罠ーー

闇目 手札1 LP1500

 

「俺のターン、ドロー! バトル、【セフィラ・メタトロン】でダイレクトアタック! "ヴェンジェンス・ディバイニング!"」

 

【セフィラ・メタトロン】

ATK/2500

 

【セフィラ・メタトロン】の槍が闇目の下へ行き、その槍を突き刺した。

 

闇目 LP1500→LP0

 

「私の負けだ。見事だよ」

 

闇目の一言と同時にデュエルが終了した。

固すぎる布陣で突破できないかと思ったけどなんとか勝つことができた……。

まだまだ強い人はいっぱいいるなあ本当に……。

これでペンダントについては諦めてくれるだろうか。

 

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