遊戯王Connect   作:ハシン

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Ep80 - 束の間の脱出

横たわる父親の前で立ち尽くす結衣。

その表情はどことなく清々しい様子だった。

 

「あなたに対して憎しみだけを感じていたわけではありません。あなたの子でなければ……デュエルを好きにはなれなかったでしょうから」

 

「ぐぅ……結衣……」

 

父親はうめき声をあげながらも苦しそうに結衣のことを見つめていた。

 

「今までお世話になりましたお父様」

 

結衣は冷たくそう呟くとデュエルウェポンから自らのデッキを取り出し、そっと枕元へ置いた。

 

「私の意思をはっきりと伝えておきます。これをもって私はもうあなたの下を離れます。これがその証です」

 

結衣は……自らのデッキを捨てる……ということだろうか。

"ティンダングル"カードを捨てることで親のしがらみを解こうと……。

 

そして、ポケットより一枚のカードを取り出し、父親のデュエルウェポンをセットする。

 

「私は……あなたを殺すつもりは……ありません。これはせめてもの親孝行だと思ってください」

 

あれは……【インスタント・ヒーリング】のカードか……?

さすがに肉親を殺すほど憎んではいないということだろうか。

 

「私はあなたに対して自由を主張しました。だからあなたの自由を奪うつもりはありません。もし私に負けたのに納得がいかなければまた挑んでもらってけっこう。どんな手を使われようと私は正面から立ち向かいます」

 

鋭い視線を父親に向けながら結衣は淡々と言葉を続ける。

しかし、父親は回復カードをセットされたからか少しだけ先ほどよりも余裕のありそうな表情をしていた。

 

「……あ、甘いな……お前は……。それがお前の答えならば……。国防軍として……お前たちを殺すまでだ……!」

 

「瀕死状態のあなたに何ができるんですか? えっ……」

 

デュエルで先ほどまで気が付かなかったが、下の階層から人の足音のような音が聞こえる。それもかなりの量だ。

国防軍の連中だろうか。確か結衣の父親が仲間に位置情報は共有しているようなことを言っていたな……。

 

「結衣! 急ぐぞ!」

 

俺はすぐさま結衣の手を掴み引っ張るように奥の部屋へと誘導する。

結衣は複雑な表情をしていたが、今は気にしている場合ではない。

 

俺たちは赤見さんが手招きする奥の部屋へと足を踏み入れた。

そこにはごみをストックしているような大きな箱があり、その蓋が開かれていた。

 

「うっ……」

 

結衣はその部屋に入るなり頭を押さえ始める。

 

「大丈夫か? 目を閉じていた方がいい」

 

「わかり……ました……」

 

きっと嫌な記憶がフラッシュバックしているのだろう。

苦しそうな表情をしていた。

目を塞いでいる結衣を倒れないように支えながら俺たちはその箱に向けて歩みを進めていく。

 

「繋吾! 結衣! ここから脱出する! 私が先行するからついてきてくれ!」

 

俺たちが箱に到達すると赤見さんは先行してその箱の中に飛び込んでいった。

中を覗き込んでみると簡易的な滑り台のような構造になっている。

広さは大人の人が一人通れるか通れないかの広さ。結衣を抱えてはさすがに入れないか。

 

俺は目を塞いでいる結衣の手を握りしめながらゆっくりとその中に足を踏み入れる。

 

「絶対手を離すなよ? 俺が先に入るから、続けて結衣も入ってきてくれ」

 

結衣は無言で頷き、俺の後に続くように箱へ足を踏み入れていく。

どうやら結衣も無事中に入れたようだ。ゆっくりと速度をあげながら斜面を進んでいく。

 

中はしばらく使われていなかったからか埃だらけで汚かった。

虫も湧いていてこんな状況でなければとても入りたくはない場所だ。

結衣に目を塞いでもらったのはよかったことなのかもしれない。

きっと女性には耐えがたい場所だっただろう。

 

徐々に速度が上がり結衣との手が離れそうになる。

俺は右足を水平にし、斜面に対して摩擦がかかるような姿勢にして速度が遅くなるよう堪えた。

これ以上スピードが上がったら手が離れてしまう。

俺は必死になって脚に力を込めた。

本来は脚が相当こすれてるためひどく出血するだろうが、デュエルウェポンによる防護で俺の体は外傷から守られている。

当然、痛みは伴うが出血しないと思うと無理をしてでも必死になることができた。

 

やがて外の明るい光が見えてくる。もうすぐ出口のようだ。

 

「もうすぐだ。衝撃に備えてくれ」

 

滑り台と言えば出口付近での衝動が大きい。

そこでうまく受け身を取れなければ怪我をするかもしれない。外傷は守れても体に対する衝撃は守り切れない。

デュエルウェポンの防御機能はあくまで皮膚の表面。その例として高所から落ちた場合は普通に死に至ることもある。

そこまで万能な品ではないのだ。

 

俺たちは全身が丸々ような体制を取り、衝撃に備える。

そして、出口へ差し掛かり俺たちの体は殺風景な地面へと叩きつけられた。

全身に大きな痛みが走る。だが、急所は免れたようだ。意識はしっかりしている。

 

「繋吾! 結衣! 大丈夫か?」

 

「なんとか……」

 

後ろにいた結衣もゆっくりと体を起こしている。大丈夫のようだ。

 

「大丈夫……です。国防軍の動向は……?」

 

「あぁ、こちらの裏口にはいないようだ。急いでここから離れるぞ!」

 

赤見さんに続くように俺たちは休む間もなく走り出す。

なんとかして国防軍の追跡を振り払わなければ……。

 

そんなことを考えながら走っていると何かにぶつかる衝動がして、滑るようにして転げてしまった。

どうやら誰かにぶつかってしまったようだ。

 

「きゃっ」

 

ぶつかった相手は女性みたいだ。

服装を見る限り国防軍ではないみたいだな。

 

「悪い……ちょっと急いでて……」

 

俺はそういいながらその場を立ち去ろうとしたが、その着ている服装に見覚えがあった。

そう……胸元には"SFS"の印字がなされた制服を身に着けていた。

 

「お前……SFSか……?」

 

その女性が不審そうに体を起こすとその顔も明らかになった。

どこかで見たことがあるような気がするが……誰だったか……思い出せない。

 

「あなたは……あの……辞令式の時に隣にいた……」

 

その女性のおどおどしたような態度……。

思い出したぞ。辞令式の時に隣で怯えていた少女だ。

 

「あなたのアドバイスのおかげで……ジェネシスの襲撃でもなんとか生き残ることができました。ありがとうございました。私は救護護衛班……だったので最前線には出ませんでしたが……」

 

「いやいや……」

 

彼女を元気づけた記憶はあるが、まさかここまで感謝されるとは思っていなかった。

本来であれば嬉しいはずなんだが……今は事情が事情だ。

もしこの子に俺の身元が知られればきっとショックを受けるだろう。感謝どころではなくなるはずだ。

 

それに"指名手配されているテロリスト"と親しくしていれば、この子も処分を受けるに違いない。

そう思うと俺はうまい返事が思いつかなかった。

 

「でもなんでこんなところに……? あなたも指名手配者の捜索だったり……」

 

「繋吾くん、その子は……?」

 

「あぁ、SFSの顔見知りだ。悪いな。先を急いでいるからまた……」

 

結衣に声を掛けられたチャンスに俺はその場を立ち去ろうとする。

だが、突然「待って」と少女に大きく静止された。

 

「あの……せめてお名前だけでも……」

 

「……」

 

その言葉に俺は体が凍ったように動かなくなってしまう。

俺の名前を言ってしまったら全てが終わってしまう。

彼女もSFSの人物。敵に回ってもおかしくはないからな。

下手に敵を作らないほうがいいだろう。

だが……うまく切り抜けるにはなんとかわしたらいいものか……。

 

「あ、先に名乗らないとですね……私は……小鳥遊 有栖と言います。ってあなたは……!」

 

小鳥遊と名乗った少女は俺の後方に視線を向けながら突然驚きの声をあげた。

俺の背後には結衣と赤見さんの姿があった。

 

「赤見……特殊機動班長……ですか……?」

 

さすがに赤見さんは顔が知れているか。

となると……こちらの所在も感づいてもおかしくはない。

 

「あ、あぁ……。テロリスト……」

 

その子は急に怯えたような表情をしてデュエルウェポンを構える。

くそ! この距離だとデュエルは回避できないか!

 

俺は覚悟を決めデュエルウェポンを構えようとすると、聞き覚えのある女性の声が聞こえた。

 

「あー、有栖ー! 待ちなさい!」

 

その声の主は救助護衛班長の紅谷班長だった。

姿を見るのはかなり久しぶりな気がする。

 

「仁くん、無事でよかった……。有栖? この人たちのことは見なかったことにしといて」

 

小鳥遊はきょとんとした表情で紅谷班長のことを見つめている。

一体何なのかわからない様子だった。

 

「レン……! 本当にこの場所に待機してくれてたんだな。助かる!」

 

赤見さんは喜びの表情を浮かべる。

事前に例の携帯電話で連絡を取っていたのかもしれない。

 

「もう……心配してたんだよ? こんなことになるなんて夢にも思ってなかったよ」

 

「まったくだな……。だが、もう後戻りはできない。お前も私たちとあまり長く一緒にいないほうがいい。連絡はまた"コレ"でする」

 

「せっかく会えたのに残念だなあ……。繋吾くん、結衣ちゃん。絶対無理しちゃダメだからね? 全部仁くんのせいなんだから」

 

俺と結衣は急に話を振られ苦笑いをする。

赤見さんのせいにするつもりはないが……まぁ冗談だろう。

 

「まさかSFSまで動員されているとは思わなかったよ。今、どんな状況なんだ?」

 

「SFSは組織の再編成中ってところ。白瀬班長……いや、社長が大量の新規入団者を使ってSFSを牛耳ってる。乗っ取り計画は順調みたい。どうやら旧決闘機動班の連中がSFSの中枢になり、それ以外の人物は「国防機動班」と「偵察救助班」って組織になる予定みたい。私も今後は副班長って立ち位置になっちゃうみたいで……。それで今は全員が国防軍の援護として真跡シティに動員されてる」

 

俺たちがいた頃からたった数日で随分と変わってしまったみたいだな……。

中枢であった「司令直属班」「決闘精鋭班」は見る影もなさそうだ。白瀬の奴が一番嫌いそうな班だからな。

 

「なるほどな……その……一樹のやつはどうしてる……?」

 

赤見さんは複雑そうな表情をしながら問う。

赤見さんにとっては紅谷班長とともに大事な存在だ。気になって仕方がないのだろう。

 

「かずくんは……すっかり白瀬に従順になっちゃったよ……。私もSFSでは同じような態度を取るようにしてるけど……。"この子"が混乱しているのもそういうことだよ」

 

そう指を指されている小鳥遊は相変わらずきょとんとした表情をしていた。

こいつは……本当に正真正銘の新規入団者なのだろうな。なんとも不運というか……巻き込まれてかわいそうではある。

 

「これからどうするの? 目標地点までまだ距離はあるけど、まずは身を隠さないとだよね……?」

 

「あぁ、とりあえず追っ手を振り切ってからだ。追っ手がいる状態で目標地点にたどり着くわけにはいかないからな」

 

現在俺たちは国防軍に追跡されている状況だ。

すぐにでも身を隠さなければならない。

 

「あ、そうだよね……ごめん。足を止めるようなことしちゃって。もし国防軍が来ても逆方向に逃げていったって伝えておくから! 安心して逃げて!」

 

「ありがとうレン! お前も無茶なマネだけはするなよ?」

 

「仁くんに言われたくないかな? 絶対生きて帰ってきてね……」

 

赤見さんに「行くぞ!」と言われ俺たちは紅谷班長たちの下を離れようとする。

だが、進行方向には既にSFSの制服を着た数名の人物が立ちふさがっていた。

まずい……長く話しすぎたか……?

 

「紅谷さんのことを警戒しておいて正解だったな。止まれ、テロリストども!」

 

集団の先頭に立つ人物に制止され俺たちは歩みを止める。

 

「路上生活に後戻りか? 遊佐」

 

あれは決闘機動班の切り札……桂希だ……。まさかここに来て奴に遭遇するとは……。

 

「赤見元班長。無駄な抵抗はやめていただこう。今ここでデュエルウェポンを外せば命までは奪わない。だが……」

 

続けて桂希は我々を脅すような鋭い目つきで「抵抗するならば容赦しない」と低い声で言った。

実力を知っている相手だからこそ、その言葉には恐怖すら感じる。

 

相手はざっと見るに10名はいないくらいか。

もし桂希以外の敵が大したことなければデュエルで切り抜けられるかもしれない。

 

すると赤見さんはデュエルウェポンを構えながらゆっくりと後ずさりを始める。

 

「聞いているのか! 赤見!」

 

桂希が叫ぶ声にも反応せずに赤見さんは後ずさりを続ける。

 

「紅谷副班長! 背後を包囲してくれ! 赤見を逃すわけにはいかない」

 

桂希は俺たちの背後にいる紅谷さんに向けて指示を出す。

まずいぞ……。俺たちの両側は建物に囲まれている。

実質目の前には桂希、背後には紅谷さん達がいる状況だ。つまり包囲されている……。

 

振り向くと、紅谷さんの周りにもSFS隊員が集まり始めていた。

紅谷さんも都合が悪そうな表情をしている。きっとこうなった責任を感じているのだろう……。

 

「赤見元班長。どうやら降伏する意思はないと見た。ならば、紅谷副班長、赤見の拘束をお願いしたい」

 

「えっ……」

 

なんだと……? まさか仲間同士で戦わせるつもりか!

 

「レン……」

 

赤見さんは視線を背後に向けながら苦しそうな表情を浮かべる。

赤見さんが紅谷班長を傷つけることができるわけが……。

 

「先ほど紅谷副班長が赤見と接触しているのにも関わらず、敵意を見せていなかったとの報告があった。これについての真意を確かめたいのでな」

 

先ほどの様子を誰かに見られていたということか……。それであれば俺たちだけでなく紅谷さんも不利な状況になってしまう。

 

「桂希! 聞いてくれ!」

 

俺は我慢ならず桂希に向けて叫んだ。

 

「黙れ遊佐! お前はその赤見が何をしたのかわかっているのか! 彼は法を破った……デュエルウェポンで人を殺傷した人物だぞ!」

 

「違うんだ……桂希……俺たちは……」

 

「これは事実だ! 弁明の余地もない」

 

「あぁ、弁明するつもりはない。だが、自分がしたことを間違っているとも思わない」

 

桂希に対してはっきりと答える赤見さん。

どうやら覚悟を決めている様子だった。

 

「ほう……。いいかお前たち、この3人には手を出すな。我々は紅谷副班長の忠誠心を確認する必要がある。まずは赤見元班長との一騎打ちを見させてもらうか。これは白瀬社長からの指示だ」

 

白瀬社長の指示だと……。なんて卑劣なやり方をするんだ……。

 

「桂希! お前はそんな卑怯なやり方で戦う奴じゃなかっただろう! 正々堂々真正面から戦うーー」

 

「私だってできることならやりたくはない! だが、彼女には上層部の疑いの目がかかっている以上、仕方があるまい」

 

「くっ……」

 

やはり疑いの目があるらしい。

いくらデュエルウェポンでの赤見さんとのやり取りがないとしても、親しい間柄には違いないからな。

 

「桂希班長。私は前から言っていますが、テロリストになった彼に同情するほど親しい仲ではありません。むしろ、こんなことをする彼を残念に思います」

 

「……」

 

紅谷さんは冷めた表情へと変えながら今度は赤見さんのことを睨みつけ始める。

その様子は普段の明るいイメージとはまったく違い、冷酷な印象を受ける。

 

「容赦せずに叩き潰すまでです。彼には刑務所で罪を償っていただきます」

 

紅谷さんはデュエルウェポンを構え、赤見さんへと近づいていく。

まさか……本当にデュエルしてしまうのか……。一度始まれば桂希たちに包囲されている現状、どちらかが負けるまでデュエルは終わらない。

そうなれば俺たちの未来は……勝ったとしてもそれは紅谷さんを傷つけることに他ならない。

そんな仲間同士で戦い合わなければいけないなんて……。

 

さらに立て続けに桂希たちともデュエルになるだろう。そうなれば生き残れる保障は限りなく薄い。

 

「望むところだ。お前とは一度ケリをつけたいと思っていたからな」

 

赤見さんもデュエルウェポンを構え紅谷さんに対峙する。

すると同時に俺のデュエルウェポンに新着メッセージの通知が来ていた。赤見さんからだ。

どうやら結衣にも来ているようだ。結衣も自分のデュエルウェポンを眺めている。

 

"私の命が危うくなった時にこのメッセージを送る。私の合図とともに自分の身を守るカードを使用して身を守ってほしい。私のデュエルウェポンは私がデュエルに負けた時、自動で大爆発を起こすよう特殊な設定をしている。そうなれば付近の敵を一時的に怯ませることが可能だ。よろしく頼む"

 

赤見さんのメッセージにはそう書かれていた。

まさか……自らの命を犠牲に俺と結衣を逃がせようとしているのか……?

赤見さんを失うなんて考えられない……! 俺と結衣二人だけじゃこの先、生き残れるかもわからないというのに……。

だけど、相手にばれてはいけない以上、声に出して止めることもできない……。くそっ……どうしたらいいんだ……!

 

「繋吾くん……これ……」

 

結衣も不安そうな表情をしていた。

 

「大丈夫だ……なんとかする……」

 

俺は少しでも彼女を勇気づけようとそう答える。

だが、なんとかできるようなものでもない。

赤見さんが紅谷さんに負けるつもりなのか、あるいは負けた時の保険なのかはわからないが、まだ赤見さんが死ぬと決まったわけではないんだ。

それまでに何か方法がないか探るしかない……。

 

「さて、いくぞ……」

 

「デュエル!」

 

この先どうなるかまったく見えないまま赤見さんと紅谷さんのデュエルが始まってしまった。

 

 

紅谷 LP4000 手札5

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赤見 LP4000 手札5

 

 

 

 

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