セリフ多めで読みやすいものを心がけます。
たまにキャラの性格がぶっ飛んでたりしますので、イメージを大事にしたい方はご注意ください。
ではどうぞ!
※1回で1話を勢いで書ききってるので筆が乗らないと更新が遅れたり、誤字脱字が多い仕様となっておりますのでよろしくお願いします。
※筆者は頭がアレなので作中に淫夢語録が飛び出します。ご注意ください。
第1話 俺たちは必要悪
俺の住むこの町は腐っている。ゆえに自分の身は自分で守らなければいけない。
カツアゲや空き巣なんてのは可愛いもので、半月に一度はどこかしらで強盗事件は起こるわ、ヤンキー同士の喧嘩どころかどうみてもその筋の方々の争いがあるわ、最近だと女子高生が連続していなくなっている。ええ、もう見事なまでに腐っているのだ。
ただ、変な話、ここまで治安が悪いといっても日常生活に支障はない。
ようはそういう奴らが集まる場所に行かなければいい話だし、事件が起こるといっても後々報道や回覧板で知るレベル。
でもやっぱりこの町は腐っている。
そんな腐った街に嫌気がさしているというか、地元がそんな街だなんて誰が誇れるかってんだ。
「へっへっへ・・・もう逃げられねえぜ」
「いや!やめて!」
とある裏路地で男4人がきれいな金色の髪をなびかせた女子高生を壁際に追い詰めニヤニヤしていた。
「あきらめて俺たちの商品になりな。なあに相手は金持ちの紳士の方ばかりだから安心しろ」
「いやよ!なんで私が・・・私がそんなこと!」
「てめえがお高く止まってんのがわりいんだよ!わりいけどこっちも仕事でよ。観念しな」
「いやあ・・・いやあ・・・」
「さすがは芸能人、改めてみるとやっぱかわいいじゃねえか。売り飛ばす前に俺たちで味見しようぜ」
「俺はパス。ゲーノージンっても女子高生に興味ねえよ」
「俺もさっきちげーので抜いたばっかだわ。お前らに譲るわ。あ、カメラは俺が回そうか?」
「お、いいか?芸能人の裏ビデオとか高く売れるぜー?」
「ひゃっはっはっは!じゃあ俺たちが2人でいただくとするか!子役出身の現役アイドルを抱くなんてそうそうできる経験じゃねえぜ!」
「ひぃっ・・・!」
カチャカチャと男たちは自分たちのベルトを緩める。
高笑いをし、逃げようとする女子高生の手を掴む。
「あんま時間ねえから早くしろよ」
「はいはい。オラ!てめえ何逃げようとしてるんだ!俺の腕見てみろよー。すげえだろ?鍛えてんだぜ?」
「まーたハジメの筋肉自慢が始まったよ。終わった後ガクガクになってアヘ顔さらさせるんだから意味ねーよw」
「うるせえよケンイチ。さあ始めようぜ」
男が二人その女子高生に向かい、一人がカメラを回していた。
「さあ楽しもうぜ~」
「いやあああああああああ」
「まちなさい!」
「あ?グエッ!!!」
「おい、タクミどうした!?」
「このひと、タクミさんっていうんだ」
「いてえじゃねえか!なんだてめえら!?」
「どうもー通りすがりの正義の味方です!」
「日菜、私たちは正義の味方ではないわ。むしろ悪。いや、必要悪ねこの場合」
「ヒツヨーアク?なになにおねーちゃんあとで教えて!」
「だあああああてめえら俺を無視して進めてんじゃねー!」
男たちはそれをみて激昂する。
当たり前だ。誰しも楽しんでいるところを邪魔された怒るだろう。ましては気性の荒い奴らだ。
「ん~てめえらよく見たら・・・その体系・・・声色・・・おめえらも女子高生か!変なお面付けてるけどまるわかりだぜ!」
その声と同時に男の股間がピンと突っ張っる。
「うわっあのちょっと本気でひく」
「まあ元気ね!それにすごいに肉体!普段から鍛えるのが趣味なのね!」
「あはははは!男の人の体って面白いね!」
「こら、はしたないわよ。まったく汚いものを見せないでぐださるかしら?」
「てめえら俺たちをなめてんのか・・・?」
「えっ・・・そんな汚らしいことをするはずないじゃないですか・・・」
「あ、おねーちゃん本気で嫌そうな顔してる」
「お面で見えないくせに適当なことをいうんじゃないわ」
「妹の勘だよ!」
「だああああああああああああ!いい加減にしろ!置いてぼりにしてんじゃねえ!」
と、そんなやりとりをしているうちに当初追い詰められていた女子高生はうまく逃げおおせていた
「あれ!?おい、アイツがいねえぞ!逃げられた!」
「マジかよ!?」
「てめえらよくも・・・!」
「待てよ、ちょうどこっちは4人だ、こいつらに慰めてもらおうぜ?」
そういって女子高生はパス、と言っていた男までもがキレた表情で迫ってきていた。
「あらいやだわ。なんでこう、獲物に逃げられたオトコって同じ事ばかり言うのかしら?」
「きっと脳みそが男性器でできているのでしょう」
「てめえらの本気で立場わかってんのか・・・?穴に突っ込んでビデオ回してばらまいてお前らも売り飛ばしてやる!」
「まあ!やっぱりあなたたち最近の女子高生失踪にかかわっているのね!」
「すぐ失踪する側にならてめえらには関係ねえよ!」
「こころ、もうやってもいい?」
「んーそうね、話はあとでじっくり聞くことにしましょう!」
「そんなに穴に突っ込むのが好きなら、いいよ?あ、突っ込まれるのは自分のだけどね」
「よーし、じゃあいきますか!」
「ええ」
そして同じ雰囲気をする少女二人はもっていたギターケースからギターを取り出した。
「あら、みんなだけずるいわ!おたえ!私もくれるかしら?」
そういっておたえと呼ばれる少女は持っていたギターケースから何かを取り出す。
それは棍棒、そしておたえ自身もギターを取り出した。
いや、厳密にはギターの形をした何かではあるが。
「さて、いっくよー!」
「ハッピー!ラッキー!スマイル!イエーイ!」
「さっさと終わらせましょう」
「そうだね」
「「「「なめんなゴルァアアアアアアアアアアア!」」」」
※
「ここで問題よ!いくら鍛えていても絶対に鍛えることができない部分、どこかしっているかしら?」
「あ゛?」
「正解はお〇んち〇よ!」
カキーン!!!
「ぎゃあああああああああああああああ」
※
「てめえギターをそんな風に扱っていいのかよ!?」
「あ、これギターの形をしたなにか」
「は?」
「ハナゾノランドにあなたは必要ないかなー・・・」
「何わけわかんねえこと言ってんだゴルア!」
「銀河を砕く旋律!!」
ガキーン!
「ぎゃあああああああああああああ」
「あ、砕けたの金の玉だった」
※
「おねーちゃん明日の朝ごはんなんだっけ?」
「塩サバを買ってあるわ」
「わあ!いいねえサバの塩焼き!私大根おろしを乗せて醤油かけるのスキなんだー!」
「塩分過多よ。もっと健康に気を使いなさい」
「はーい!」
「オイコラガキども!俺たちのこと無視してんじゃねえ!!!!!」
「なめるのもいい加減にしやがれ!!!!」
「あら?まだいたのですか?」
「そうだよー。おねーちゃんとの会話を邪魔しないでくれるかな?」
「お前らから絡んできたくせに何言ってやがる!?」
「しかしそれ、汚いですね。去勢してしまいましょうか」
「あーおねーちゃんあたしたちにそんな技術はないよ?」
「それもそうねじゃあ・・・」
「うん」
「「当分使えない感じで我慢してあげますか(あげる)」」
ガギーン!!
「「ぎゃああああああああああああああああああああああ」」
※
『次のニュースです。
本日朝6時半ごろ、某商店街の裏路地で全裸になり近くのフェンスに磔状態で意識を失っている男性4人が発見されました。
警察によりますと、男性たちの重症ではあるものの命に別状はなく、肛門には鉄製の棒が刺さっており、大きな看板には「僕たちは少女を誘拐して売り飛ばしてた極悪人です。反省しています」とかかれているとのことです。
また、近くに落ちていたボイスレコーダーには男性たちが最近頻発している少女連続失踪事件に関与をうかがわせる内容が録音されており、警察ではなぜこのような状況になったかを含め、意識が戻り次第男性たちから話を聞く方針です
続いてのニュースです。豊穣を祈るとされている全国おっぱいマウンテンフェスティバルが今年も開催され・・・・』
日曜日の朝、学校は休み。体調を崩していた俺はまあまあ回復し、押しかけてきた幼馴染とともにち朝食を食べている。
「みて!みんな!私たちのエモノがニュースになってるわ!また一人、尊い命が救われたのね!」」
「ほんと。まさか翌朝すぐ報道されるなんて思わなかった。」
「はぁ・・・はしゃぎすぎです。それにそう大した相手でもなかったでしょう?」
「それもそうだねー!あ、おねーちゃんそこのお醤油とって」
「お前らよ・・・いっつも騒ぎをでかくしすぎなんだよ!!俺が目指してんのは人知れず人を救い、クールに去る。そんなヒーロー像なの!」
俺の名前は神剣奏也(かみはや そうや)。ごく一般の高校生である。
「奏也も寝てないで一緒に来ればよかったのに!」
そういうのは弦巻こころ。俺の幼馴染その1。
はちゃめちゃな性格をしていてこいつの通っている高校では「花咲川の異次元」とまで呼ばれているらしい。
「それで奏也はもう大丈夫なの?」
こいつは幼馴染その2、花園たえ。ド天然ののんびりマイペースな奴だがたまにグサッと確信を突くことを言ってくることがある。あと地味に怒ると怖い。
「奏也、病み上がりなのですから無理はしないように」
「そうだよー!早く元気になってくれないと奏也で遊べないじゃん!」
「俺『と』遊ぶんじゃなくて俺『で』遊ぶの!?怖いわ!!!」
この同じ顔をした姉妹は氷川紗夜と日菜。幼馴染その3,4だ。
紗夜は風紀委員をやっているらしいがこんなやばい女が風紀委員やってる学校やばくないですかね・・・・?
「大丈夫です、外ではちゃんとしておりますので」
「心を読まないでくれますかね?」
そして日菜のほうはなんと芸能人。
Pastel*Palettesというアイドルバンドのギターを務めている。
この町は腐っている。自分の身は自分で守らなければならない。
これは俺たちがガキの頃聞いて、そして今に至るまで胸に留めている言葉だ。
ガキの頃、近所に住んでいて俺たちがよく遊びに行ってた格闘家のオッサンがこれを教えてくれた。
当時から治安が悪くどこどこで事件があった、という言葉をよく耳にしていたので、
幼馴染全員そろって「そういうものだ」と刷り込まれていた。
そしてその格闘家の教えの元、4人そろって力を磨いたのだ。
そのため、ぶっちゃけると俺たちはそこいらのヤンキーなんか足元に及ばないくらい強い。
しかしその格闘家、とんでもねえゲス野郎で教えてもらっていたのは、いわゆる正当な空手のような武術ではなく実践のケンカで勝つ技術、そして力に任せて武器を奮い敵を圧倒する技術だったのだ。
「あ?んなもん勝てばいいんだよ勝てば。過程より結果だ!」
その技術がケンカの技術だとしった俺たちはオッサンに抗議にいった。
そこで言い放ったのがこれだ。
当時12歳のガキにとんでもねえことを言いやがる奴だった。
なお、オッサンは町内で議員を務めた経験もある”表向きは”立派な大人で、
俺たちが通っていたことについては「元議員の立派な方に遊んでもらっている」程度にしか親も思っていなかっただろう。
実際オッサンに鍛えられていることは絶対にいうなと口止めされていたし、
そうでなければこころの親父さんが黙っているわけわけない。
そんな感じで開き直った俺たちは結局そのまま通い続けたのだ。
「頼むからよ・・・足がつくことだけは勘弁してくれよ?」
「あ、もしもし美咲?あとちょっとしたらそっちへむかうわ!」
「ふう。サバおいしい」
「日菜、大根おろしもう少しくれるかしら」
「うん!はい、おねーちゃん!」
「てめえら話をきけええええ!」
うん、こいつらは少し・・・いや超マイペースだ。
こんな感じで俺の苦労は絶えない。
そういえば、俺たちがなにをやっているのか説明しよう。
俺たちは「悪党狩り」をしている。
治安が悪いといっても俺たちの地元。地元で罪のない人がひどい目に遭っている現状が許せなかったのだ。
もちろん、それだけじゃない。実は俺たちの『一応』恩人であるオッサン。
あのオッサンはこの町で事件に巻き込まれ、そして死んだ。
俺たちはその犯人捜しも兼ねてこの町の平和を守る、自警団みたいなことをやっているのだ。
闇夜に紛れてパトロールをし、犯罪を見れば”私刑”で叩く。
この行為を法律が許さないのはわかっている。だが法律とはいつでも加害者の味方をするものだ。
この腐った町では『国の法律』ではなく、『俺たちの法律』でないと生きていけないのだ。
ゆえに俺たちは正義の味方ではない。悪を狩る悪、必要悪なのだ。
昨晩起こった出来事はそんなことの1ページだ。
「さて、あたしはそろそろいくよ!今日はパスパレの練習なんだ!」
「私もRoseliaの練習があるのでそろそろ」
「あ、私もポピパの練習があるんだった」
「あら、みんなは今日バンド練習なのね!私もだけど!」
ちなみに皆それぞれバンドに属している。
紗夜は本格実力はバンドとして名高いRoseliaのギター、たえはPoppin' Partyと呼ばれる最近実力をつけているバンドだ。
そしてこころはハロー!ハッピーワールド!というもの。
みんなを笑顔にするためのバンドらしい。
「ってお前ら人の話聞いてたか!?」
そんなことを叫ぶが、すでに皆の姿はなかった。
ほんとマイペースすぎやしませんかね・・・?
※
「お疲れ様ー!」
「日菜ちゃん!お疲れ様!」
「アヤさん、ヒナさんお疲れです!」
「でも今日千聖さん来ませんでしたねー・・・体調を崩されたとのことですが」
「うーん、心配だよぉ・・・」
パスパレの練習が終わったあと、今日練習を休んだ千聖ちゃんのことをみんな心配していた。
「(そういえば昨日襲われていた子・・・たしか・・・)」
あたしはふと昨日のことを思い出した。
確か、おの男の人たちは「芸能人」と言っていた。暗くてよく見えなかったがあの髪の色、雰囲気。もしかして・・・・?
「ごめんみんな、そういえば今日おねーちゃんと約束があったんだった!先帰るね!」
「あ、うん!日菜ちゃんまたね!」
「また明日です!」
「日菜さん、お疲れっすー!」
パスパレのみんなに別れを告げ、そのまま千聖ちゃんにメッセージを打った。
※
ここはとあるカフェ。
あたしはここで人を待っていた。
「ごめんなさい、日菜ちゃん。お待たせ」
「ううん、体調悪いのにごめんね?」
そこにやってきたのは千聖ちゃんだ。
その顔はものすごく疲れており、コンディションに気を遣う千聖ちゃんらしくない、ひどい顔だった。
「単刀直入に聞くよ千聖ちゃん。なんでさらわれそうになったの?」
「・・・・!メッセージを見たときもしやと思ったけどなぜ知っているの・・・・?」
『千聖ちゃんのこと、守ってあげられるかもしれない。心当たりがあるならカフェにきて!』
こんな文面。昨日の人が千聖ちゃんならピンとくるしこなければ本当に体調不良。そう思ったんだ。
「実は・・・あの日声をかけられたの」
※
「ちょっとお嬢さん、少しいいですか?」
「はい?」
振り向くとそこにはちょっとガラの悪そうな男の人が4人いた。
「白鷺千聖さんですよね?いやー俺ファンなんですよ!」
「ありがとうございます!」
本当にファンかもしれない。人を見かけで判断してはダメと思い、営業スマイルで返した。
「それでそんなスペシャルな芸能人である白鷺さんにぴったりなパーティがあるんですよ!一緒に来ませんか?」
「え?あの、そういうのは・・・」
「うるせー黙ってついてこい」
「え?」
「おら、早くしろ!フヒヒヒ・・・」
「あーあーこいつの悪い癖が出ちまったよ・・・」
「まあいいや。早くしろよ」
「い、いや!」
これは不味い・・・そう思った私は直感的に逃げ出した。
しかし逃げれば逃げるほど地の利がなくなりそのうちに袋のネズミ。
そのまま追い詰められてしまった。もうだめ!そう思ったところでそこで現れたのが誰か。
その人ともめている間に私はなんとか逃げ出した。
「話に聞いたところによると、若い女性ばかりを狙った人身売買の元締めをやっている人がこの町にいるらしいの・・・昨日の人たちはその手下だったのね」
暗い顔で話す千聖ちゃんをあたしは抱きしめに行く。
「それは・・・怖かったね。千聖ちゃん、もう大丈夫、大丈夫だから。早く千聖ちゃんとまたバンドがやりたいない。やっぱ千聖ちゃんがいないとるん♪ってこないよ」
「うう・・・日菜ちゃああん・・ありがとう・・・」
そしてそんな千聖ちゃんを見てあたしは拳を強く握ったのであった。
※
あの騒がしい朝から時間は進み今は夕方。
突然、俺たちは日菜に集められた。
集められたというか俺の家に集まったというのが正しいが。
「んでどうしたんだ日菜?急に俺たちを呼び出して」
「んーとねえ」
そして日菜は口を開きこう言った。
「久しぶりにブチッ♪って来ちゃったんだ!だから・・・ぶっ潰したいやつらがいるの」
日菜の顔はめずらしく怒りに満ちており、そう言い放ったのであった。
いかがだったでしょうか。
ハチャメチャですがこれからも引き続きよろしくお願いいたします!