勧善懲悪BanG Dream!   作:光の甘酒

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「これってバンドリでやる必要があるかという質問。それは絶対にしてはいかんぞ」

「誰にっているのかしら?奏也?」




第3話 悪の美学

「奏也、畜生組のこと調べておいたよ」

 

「サンキュー蘭。ええと・・・こいつらマジで崖っぷちじゃねえか」

 

「ええ。多分、今回上納金ノルマが達成できなかったらどっかで強制労働コースね。だけどそれじゃ多分済まない。こいつはルール違反を犯している」

 

「ほう、ルール違反」

 

「この町は畜生組のシマじゃない。別の組がやってて、それは畜生組の上位組織なんだよ」

 

「あー、つまりお上の領域に手をつけちゃったわけか」

 

「ええ、ばれていないみたいだけどこれが露見したら五味葛は間違いなく制裁をもらうことになる」

 

「お上のシマで稼いだ金を上納金にしようとしてんのか・・・ひゅー、あぶねえ橋渡ってんなあ。うん、これなら俺たちが潰しても支障はなさそうだむしろ・・・」

 

「気に入ってくれた?」

 

「バッチリだぜ。いつもサンキュー、蘭!」

 

「うん。じゃあ私はこれで」

 

「というわけだがみんな話は聞いてたか?」

 

「あ、おねーちゃんそっちいったよ!」

「任せなさい」

「・・・あ、落石うまい」

「よし、これで終わりね!」

「お前ら!?絶対話聞いてなかったよな!?」

 

そこにはモンスター●ンターを4人でやっている姿があった。

ご丁寧にテレビとP●4を一人1台ずつ持ち込んでやってる。電気とスペースの無駄使いだゾ。

 

 

「うーん、ゴミ球ばっかだなあ・・・・」

「私も大したもの出ませんね」

「あ、英雄でた」

「猛者が2つ出たわ!しかも私の使ってるランスのものよ!これでイビ●ジョーランスがカスタム強化できるわ!」

「だああああ!お前ら!人の!話を!きけええええ!」

 

「なにかしら奏也、突然叫んで。私のハンターライフを邪魔する権利なんて誰にもないわ」

「きっと奏也は一人だけ仲間外れにされて悔しがっているのよ!」

「あ、そうなんだー!私変わってあげようか?」

「だからお前らなあ!・・・とりあえず1戦いくか」

 

 

「ぬわああああああん疲れたもおおおん!」

 

 

結局あの後がっつり3時間ほど狩りにいそしんでしまった。

 

 

「やめたくなるわねえ、ハンターライフ!」

「どうすっかな私もなー」

「あなたたち、とりあえず淫●語録を使って尺稼ぎをしようなんて読者の皆さんに失礼よ」

「あー、おねーちゃん真面目ー!」

 

 

ああ、確かにそうだ。ま、でもここの住人淫●ネタ好きな人多いからま、多少はね?

 

 

「じゃねええええ!次の計画だっつの!なに遊んでだよ!」

 

「そんなこといって一番ゲームに勤しんでいたの奏也ではありませんか」

 

「どの口が言うのって感じだよねー!」

 

「はい!もういいから!話すぞ!」

 

 

 

 

「というわけだ。奴らは崖っぷち。そのあとのことも考えると俺たちに危険が及ぶ可能性は限りなく低い」

 

「つまり好き放題やってしまってかまわないということね!!」

 

「・・・一ついいですか、奏也」

 

「なんだ?紗夜」

 

「五味葛の存在は明るみに出すのですか?」

 

「鋭い質問だな、紗夜。その通り、五味葛を潰したことは明るみに出す。そうすれば上位組織は畜生組が自分たちのシマを荒らしていたことに気が付くだろ?畜生組としては部下が勝手にやったことだが上位組織にしたら関係ねえ」

 

「あ!!五味葛一人を潰すだけで畜生組がつぶれる!!」

 

「ご明察。たった5人の高校生にヤクザの組が一つ潰れるのって痛快だと思わないか?」

 

「さすがは奏也素晴らしいアイディアね!!そうと決まれば早速実行あるのみよ!!」

 

「でも次の相手って崩れとはいえ一応本物のヤクザさんなんだよね?いつものノリで大丈夫??」

 

「調べたところによると奴らが集会に使っているバーは狭い。これが見取り図だ」

 

「なんでこんなものまであるのですか」

 

「蘭が一晩でやってくれた」

 

まるで殺人ノートの偽物を一晩で偽造したかのようなノリで話す。

マジで蘭、何でもできるな・・・

 

「蘭ちゃん、すごいね」

 

「ふむふむ・・・えーっと地下にいくとバースペースがあって、その奥のVIPルームに奴らがいるって感じかな?」

 

「好崎によるとそんな感じだ。真正面から攻撃を仕掛けて一気に叩くぞ。集会の日は一般客はまずいないらしい」

 

「おー!」

 

こうして俺たちは奴らが巣食うバー「ヘルスラッシュ」へ向けた足を進めたのであった。

 

 

 

「吉田が受け渡しに来なかった?どういうことだ」

 

「いつもの集金にいったんですが・・・来ませんでした」

 

「・・・!?奴の店は!?」

 

「それが・・・」

 

「なにぃ!?めちゃくちゃになっていただと!?」

 

「ええ。吉田一味は行方不明、店に金は一銭も残ってませんでした」

 

「五味葛さん、ヤバいっすよ・・・吉田のカネを次の上納金の当てにしてたんじゃ・・・期限今日までっスヨ!?」

 

「もしかしてバレてんのか・・・?なんとか・・・なんとかしなければ・・・」

 

「お、俺は抜けます!」

 

「俺も!責任は五味葛さんだけでとってください!」

 

「あ゛!?てめえら待ちやがれ!?」

 

「おい、アイツらを止めろ・・・!」

 

「おい!てめえら待ちやがれ!!」

 

「そうはイカの金太郎アメ」

 

「なんだテメエ・・ぐあッ!!」

 

「奏也、ネタが古い」

 

「まったくです。ただでさえ冷房が効きすぎていて寒いのに・・・あなたのせいで寒さ倍増です」

 

「ひでぇいいようだな!?」

 

「なんだてめえら!?」

 

「えっと、あんたが五味葛?畜生組の?俺たちゃ通りすがりの悪党狩りだけどヨ、間違いねえか?」

 

奏也は五味葛に対して問いかける。

 

「おい、ここがどこかわかってんのか!?」

「ガキの来るところじゃねえ!」

 

側近と思しき二人が奏也を囲う。

 

「あのよぉ・・・・俺はなあ・・・・・

【あんたが五味葛さん?】【畜生組の?】【間違いねえか?】って聞いてんだよ・・・・・」

 

奏也がうつむきプルプルと震えだす。

 

 

「それにも答えずステレオでビービービービー横からグチグチグチグチグチピーチクパーチク言いやがって何様のつもだオ゛オ゛ン!?!?!?!?!?」

 

 

バキッ!ドゴッ!!

 

「「ぎゃあああああ」」

 

 

そのまま奏也は側近たちを瞬殺していく。

 

「わっ、奏也。最初からクライマックス」

「まったく荒っぽいですねこの中では私が一番クールなのではないでしょうか」

「紗夜さん、私も負けてない」

「ギターのネック掴んで喋りながらヤクザをボコボコにしてるおめえらに言われたくないんだが・・・?」

「奏也、これはギターじゃない。ギターの形をした何か」

「そうですよ、ギターを武器に使うなんて、そんなの音楽に対する冒涜です」

 

そんな会話をしている間に、たえと紗夜は五味葛を除く一味を全員倒してしまっていた。

 

「うーん、曲りなりとも本物のヤクザさんなのに、ここまでボコボコにできるとは思わなかった」

「花園さん、この人たちが弱いのではなく私たちが強すぎるのよ」

「おい!!!!他に誰もいねーのか!!」

「おーい!表の奴らも片付けてきたよー!」

「とりあえず服をひんむいて全員縛り付けておいたわ!」

 

 

五味葛は叫ぶが帰ってきたのはやたらテンションが高い少女二人の声だった。

 

 

「さて、終わりだなあ五味葛」

 

「お前ら一体何なんだ・・・・?もしかして組の制裁か!?」

 

「んーある意味ではそうかも??」

 

「ええ、広義の意味で考えるとそうかもしれませんね」

 

「おねーちゃん、コーギの意味って?」

 

「あなた、何でもできるくせに勉強が足りないわよ」

 

「むーいいもーん、あとで調べるもーん」

 

「あら?こんなところにお金がいっぱいあるわ!」

 

「その金に触るんじゃねえ!!」ジャキッ

 

 

五味葛は激昂し、懐から銃を取り出した。

 

「もしかしてと思ったが・・・本当に持っていたとは」

 

他の4人は予想していなかったようで、その銃に対し、少し顔が引きつった。

 

「そ、そんなんおもちゃでしょ?」

「ひ、日菜落ち着きなさい。曲りなりともヤクザよ・・・・あれ?」

「紗夜さん、それだと」

「本物の銃ってことになるわね!恐ろしいわ!!」

「「「こころ(こころちゃん)なんでそんなテンション高いの!?(高いのですか!?)」」」

 

「今さら怖がっても遅せえ・・・全員ぶっ殺してやる。まずはてめえからだ男!!・・・っておいその汚ねえで俺の銃に触るんじゃねえよ」

 

「撃てるものなら撃ってみな」

 

「奏也!?」

 

 

紗夜が叫ぶが奏也は表情を崩さない。

 

 

「諦めがいいじゃねえか!死ねえええええ!!・・・・アレ?」

 

「どうした?早く撃って来いよ?」

 

「な、なんで引き金が動かねえ・・・?」

 

「遊底(スライド)が動かねえと銃のトリガーは引けないんだぜ?勉強不足だな」

 

「ば、馬鹿なそんな馬鹿力があるわけ・・・!」

 

「・・・フンッ!」ボキッ!

 

「ぎゃああああ!指があああ!へんな方向にぃぃぃぃぃ!」

 

「さてと。おい五味葛。お前がやっていた女子高生を使った外道ビジネス。お前は被害者の女の子たちの気持ちを考えたことがあるか?」

 

「あ??んなもんねえよ・・・メスガキなんていくらでもいるし日本での行方不明者は年間8万人もいるんだぜ・・・?俺がちょっと間引きしたくれえじゃ関係ないだろ」

 

「なあ五味葛さんよ。お前にとっては8万人の中の一人かもしれねえけどなあ、その女の子の関係者・・・親や、兄弟・・・そして一緒に頑張っている友達にとってはなあ、1人しかいねんだよ」

 

奏也は大きく深呼吸する。

 

「それをよぉ・・・てめえらみたいな外道の金もうけの道具にされたちゃたまんねえよなあ!!!!」

 

 

奏也は五味葛の胸倉をつかみ、怒りに満ちた表情をし、全身に血管を浮かせながら叫び、そして拳を奮う。

もう何発殴ったかわからない、五味葛の顔はボロボロになっていた。

 

 

「俺たちだって悪だ。俺たちのやっていることは正義でも何でもない、ただの私刑だ。だけどよ、悪にも美学があんだよ。それを履き違えたら・・・終わりだ」

 

「あがが・・・ヒューヒュー・・・」ピクピク

 

「奏也、その人もう聞こえてないよ」

 

「しかしさすがですね。銃のことを予測していたとは」

 

「うーん、悔しいけどまだまだ奏也にはかなわないわね!」

 

しかしそんな中、日菜だけが奏也に対し潤んだ目を向けていた。

 

「奏也・・・そのありがと」

 

「何がだよ日菜?」

 

「さっきのアイツへのお説教、あたしと千聖ちゃんのことだよね」

 

「・・・ばれてたか」

 

「さすが奏也だね。おいしいとこ持ってかれちゃったな」

 

「んなことねえよ。さてと、ずらかるぞ。と、その前に」

 

「奏也?そいつの携帯なんて取り出して何やってるの?」

 

「あ、もしもし!?警察ですか・・?事件です。商店街裏のヘルスラッシュっていうバーで乱闘が・・・!」

 

そして通話を終えた奏也は皆に向き直る。

 

「これで明るみになるだろ。よっしゃ、じゃあ帰るぞ」

 

こうして、この町に巣食う外道は一つ取り除かれた。

この後、畜生組は上位組織の制裁を受けることとなり、五味葛は逮捕された。

それどころか五味葛から女子高生を買っていた奴の中には現役の国会議員なども含まれており一時期世間をにぎわすこととなる。

そしてこの事件を明るみに出し、解決したのが5人の高校生であるだなんて誰も知らないのだ。

 

 

第1章 -完-

 




なんだこれは・・・たまげたなあ・・・
自分自身、こんなものが仕上がるとは思ってなかったわ・・・
結構セリフ重視で書いてるんですけど地の文やキャラ視点の解説多いほうがいいですかね?

次章もよろしくお願いいたします!
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