それでは本編をどうぞ!!
皆にとって、神様ってどんな存在なんだろうか?ある人は偉大な存在、またある人は凄い人物と、
とにかく崇めるべき存在と思っているだろう。しかし俺は違う。
神様なんて不条理で今すぐにでも殺してやりたい、そんな存在でしかない。
皆にとても大事な話がある、顧問の口から何気ない一言が発せられる。
まさかそれが今後の俺の人生を大きく左右すると、思いもせずに。
「誠に申し訳ないのだが、この度、我が鶴美ヶ崎高校サッカー部の1年間の休部が決定した。」
この瞬間、俺、梅崎蒼也の高校生活は、この何気ない一言で一瞬にして崩れさった。
「おーい、蒼也~!」どこからか俺の親友であり、良きライバルである南勇斗の声が聞こえてくる。
俺と勇斗は小さい時からの幼馴染みで、ずっと一緒のチームでプレーをしてきた。
ちょっとした自慢話になるが、俺と勇斗は中学時代に黄金のツートップとして、
全国大会に出場したこともあって、かの有名な某スポーツ雑誌にインタビューを掲載
された事がある。実際、全国大会でもそれなりの結果を出した事で県内有数の強豪高、
ここ鶴美ヶ崎高校に進学し、一年の夏にはインターハイ優勝、冬の選手権では優勝を
果たしたし、MVPも獲得した。そんな順風満帆な高校生活を送っていた俺を突如として襲った、
サッカー部の1年間の休部。俺は悔しさと哀しみを噛み締めながら友人の元へ向かった。
「どうかしたのか勇斗?」俺は声を掛けてみる。
「どうしたもこうしたもねえよ!何で休部になったんだよ!何の理由もなくただ休部って、
なあ蒼也、お前はこのままでいいのかよ?このまま一年間サッカーをしなくていいのかよ?」
いい訳がない。少なくとも俺達は何か悪い事を起こした訳でもない。せいぜい起こした事件なんざ、今までの
鶴美ヶ崎高校サッカー部の歴史上、起こり得なかった一年間での二冠達成だ。決して悪い事件
ではない。なのに理由もなしに突然の休部発表だと?ふざけんな。悪ふざけも度が過ぎている。
「いい訳ないだろ。俺らは夏と冬で二冠達成してるんだぜ?新しい後輩も入って来てこれからだ、
って時に休部なんざ正気の沙汰じゃねえだろ。」
「それはそうだけど...じゃあ蒼也はこれからどうするんだよ?部活もないしマジでどうすんの?」
「さあ?本当にどうしたいんだろうねぇ、俺は。」
親友との会話を終え、俺はその場を後にした。
さあて、することもできなくなったしこれから本当にどうするかなあ...心機一転、他のスポーツでも
やってみるか、そんな事を頭に思い浮かべながらあっという間に1日が過ぎ俺は自分の家へと歩を進める。ああ、また中3の時みてえな退屈な日々を過ごさなきゃならんのかねえ...俺はそんな憂鬱の様な感情を抱きながら自分の家を目指して歩いていた俺だったが、この後、そんな俺にある転機が訪れる。まさかそれが、俺自身の生涯において、一番後悔したのか、しなかったのかすら分からねえ様なとにかくヤバい出来事であったとはその時は全く想像すらできていなかった俺なのであった。
いかがでしたでしょうか?これからの物語の進み具合はほぼ原作に沿っていきます。学生であるがゆえに更新が遅れたりすることがあるかもしれませんが、そこはご了承下さい。
ではこれからも宜しくお願いします!