なんでこうなるの?   作:とんこつラーメン

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今回はタイトル通り、ほんのちょっぴりだけラブコメ風に。

勿論、主な登場人物は弥生と一夏の二人です。

でも、あの二人でラブコメって成立するのかなぁ~?









ラブえす

 折角、海まで来たのに水着を着らず仕舞いで終わりそうだなぁ~…と考えていたら、ふと、あるシーンが頭をよぎった。

 それは、原作での福音との戦いが終わった後の夜の海でのシーン。

 そう、一夏と箒が水着姿の状態で向き合って、いい雰囲気になったアレだ。

 

 あのシーンを思い出して、あの二人がいいんなら、私だって行ってもいいんじゃね?って思ったわけですよ。

 でも、誰にも何も言わず無許可で夜の海に出るなんて大胆な事、私は到底不可能な芸当。

 だから、私の体の事を知っている数少ない理解者である山田先生に相談をしに行ったら、なんと、すぐにOKを貰ってしまった。

 あの人ってかなり真面目な人だから、本気で反対されるって思ってたんだけど、意外と話が通じる人だったみたい。

 私の中で、山田先生の評価が爆上げした瞬間だった。

 

 そこから更に、一年生の女子で唯一、私の体の事を知っているシャルロットにも協力して貰って、こっそりと更衣室まで移動し、そこで水着に着替えた。

 更衣室から水着で出てきた瞬間、シャルロットが鼻血を噴射した時は本気で驚いたよ~。

 ただ出たんじゃなくて、噴射だからね、噴射。これ大事。

 まるで人間ロケットのように真っ赤な鼻血を出して、何故か最高の笑顔でサムズアップまでしてきた。

 その直後にしれっと自分の携帯で撮影までしていったけど。

 かなり恥ずかしかったが、そこは代表候補生。

 こっちの僅かな隙を狙って撮影しやがった。

 

 で、そこからは誰にも見つからないように、そぉ~っと海まで出てきた次第でございます。

 山田先生からは、あまり長居はしないでくださいねって言われたから、早めに戻るように心掛けないとな。

 

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

「あ~……」

 

 この冷たい海水が肌に直接触れる感覚がたまりませんにゃ~♡

 傷跡を見せないようにするためとは言え、ダイビングスーツを着てくるのは、かなりの苦渋の選択だった。

 もうちょっと考えれば、なにかいいアイデアがあったかもしれないけど、私の頭じゃあれが限界。

 ま、終わった事をグチグチと言っても仕方がないので、もう気にはしないけど。

 過去は忘れて、未来に生きる女なのですよ、弥生ちゃんは。

 

 なんて考えながら、私は真っ黒に染まった夜の海に、一人でプカプカと浮いている。

 本当なら、ここで浮き輪とかあればいいんだろうけど、生憎と私はそんな物は持ってきていないし、かと言って、どこかで借りる事も出来ない。夜だしね。

 

(星空が綺麗だな~……)

 

 こうして、海に浮かびながら眺める夏の夜空も悪くないな~。

 都会じゃ決して見る事が出来ない豪華絢爛な星空が光り輝いて、思わず魅入ってしまう。

 

(今日のおじいちゃん……凄くカッコよかったな……♡)

 

 夜の海に揺蕩っている内に心に余裕が生まれ、私は今日の事を振り返っていた。

 ずっとビクビクしていた福音との戦いが、まさか私達の誰もが微塵も戦闘せずに終了してしまった。

 見事なまでに白式のパワーアップフラグがボッキリとへし折れてしまったけど、アイツの事だから、どこか別の機会でご都合主義満載の状態で白式を進化させるに違いない。

 

(……って、なんで一夏に期待するような事を考えるんだよ、私……)

 

 どうも最近の私はおかしい。

 ついでに言うと、一夏もおかしい。

 妙に体が引き締まってきてるし、ISの腕もほんの僅かではあるけど上達してきてる。

 その上、ふと一夏の事を目で追っていたりもするし、時々『ドキッ』って思わせるような顔をするんだよな……。

 

 あぁ~…もう! くそ! なんなんだよ一体!

 織斑先生や束さんにも似たような感じになる事はあるけど、それはまだいいんだ。

 あの二人は本当に美人だし、色々と性格に癖はあるけど、思ったよりは好感が持てる人物達だった。

 原作でのイメージが先行しすぎて変な先入観を持っていたけど、そろそろ彼女達をそんな風に見るのをやめるべきかもしれないな……。

 それでも、まだまだ警戒は止めないけどね。

 原作知識に頼りっきりにするのは止めると言っても、一部の例外を除いて、皆の性格が原作に酷似しているのは事実なんだし。

 まだまだ油断は禁物だ。

 

 けど、一夏はなぁ~……。

 アイツも、原作みたいに憎悪を覚えるレベルのウザさは無くなってるけど、ラッキースケベは未だに健在なんだよな……。

 しかも、そのターゲットの殆どが私だったりするし。

 正直言うとね、別に悪い奴とは思わないんだよ。

 さっきも言ったけど最近の一夏は本当に頑張ってるし、授業も真面目に聞いている。

 明らかに原作よりも努力をしている姿は、非常に好感が持てる。

 けど、それが恋愛に直結するかと言ったら、それは無いと断言できる。

 だって、アイツと私が付き合うとか、普通に有り得ないでしょ~?

 

(つーか、そもそも私はそんな展開とか望んでないし)

 

 最初はボッチ生活を満喫する気だったけど、今は周りの皆と一緒にのんびりしたスクールライフを楽しめればいいと思っている。

 第二の人生にて、ようやく友達の大切さを理解したんだ。

 絶対に無くしたくない。

 一夏とだって、今のままの関係が一番いい。

 友達……かどうかは微妙だけど、少なくとも嫌いって感じじゃないし。

 

(……なんか、私も変わったな……)

 

 入学当初にあった、あの恐怖感はどこへやら。

 皆と一緒にいる日常が当たり前になっていて、それが楽しくて仕方がないとおもっている自分がいる。

 変われば変わるもんなんだな……。

 

 ぼ~っとしている内に、月が真上に来ている事に気が付いた。

 どうやら、考え事に没頭しすぎたみたいだ。

 そろそろ浜辺に戻り始めますか。

 

 横になっている体を起こして、立ち泳ぎの状態になってから、少し離れている浜辺に向かって泳ごう……とした時、私の真下で何か黒い影が蠢いているのが目に入った。

 

「え……?」

 

 ちょ……マジ? 冗談でしょ?

 

「ひ…ヒレ……っ!?」

 

 なんかどこかで見覚えのあるようなヒレが私の近くをグルグルと回っている。

 まさか……本当に? 

 嘘だと言ってよバーニィー!!

 

 黒い影は段々と上まで昇ってきて、そして………

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 

「あの二人、完全に酔っぱらっていたな……」

 

 すっかり出来上がってってしまった総理に、『今から海に行ってきなさい』と言われて、渋々やって来た俺。

 ちゃんと水着に着替えて来たんだけど、途中でシャルロットと山田先生に出くわした。

 二人とも、何か焦っている様子だったけど、なんだったんだ?

 

「総理と言い、山田先生達と言い、今夜は皆おかしいぞ……」

 

 いや、総理の場合は酔ったのが原因か。

 それでも、いきなりの夜の海に行けはおかしいと思うけどな。

 一体、どんな思惑があるんだ?

 

「んん?」

 

 なんか……遠くの方から水飛沫が聞こえてきたような……。

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 あれぇ~? 今度は弥生の悲鳴が聞こえてきたぞ~?

 急いで周囲を捜索すると、少し離れた海の上で、何かが跳ねているのが見えた。

 

「あ…あれはっ!?」

 

 浅瀬に入って近づいてみると、俺の目に映ったのは……

 

「と……まってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」

「弥生さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!?」

 

 弥生がイルカの背に乗って、思いっきり跳ねてるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!?

 

 月明かりに照らされて、凄く神秘的だ……って、んなこと言ってる場合じゃない!!

 

「えっと……どこからツッコめばいいんだ?」

 

 なんで弥生がここにいるんだ?

 イルカってこんな夜に活動するような生き物だったっけ?

 弥生がイルカの背に乗るって、何をどうしたらそんな状況に陥るんだ?

 気のせいか、イルカも弥生を背に乗せて嬉しそうじゃね?

 弥生の水着姿……可愛いな……。

 

「あ~! 色んな考えが一気に吹き出て、訳分からん!!」

 

 自分の頬を叩いてから気を引き締め直すと、イルカが今までで一番のジャンプをして、空中に舞い上がる。

 だが、その拍子に弥生の体がイルカから投げ出されてしまった!

 

「弥生!!!」

 

 落下地点を予想して……ここだ!!

 

 俺は弥生が落ちてくるであろう場所に先回りして、彼女を受け止められるように手を広げた。

 すると、弥生の方も俺に気が付いたのか、慌ててこっちに回避するように言ってきた。

 

「どい…てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」

 

 この状況でどくとか、絶対に嫌だ!!

 俺が弥生を受け止めてみせる!!

 

「「うわぁぁぁぁぁぁっ!?」」

 

 けど、落下のスピードが想像以上に早く、俺は弥生を抱き留めながら海にそのままダイブしてしまった。

 と言っても、俺がいる場所は浅瀬だから、溺れるような事は無かったけど。

 

「うぅぅ……」

「だ…大丈夫かっ!?」

 

 俺が下になったお蔭で、弥生に目立った外傷(最初からあった傷跡以外)は無いようだ。

 本当によかった……。

 弥生がいきなり落ちてきた時は、生きた心地がしなかったぜ……。

 

「い…一夏……?」

「おう、俺だ」

 

 不可抗力とは言え、こうして超至近距離から見る弥生の顔って、本当に綺麗だよな……。

 俺じゃなくても、この顔を見たら大抵の男は惚れちまうんだろうな……。

 

「なん…で…ここ……に……?」

「ん~……ちょっと気晴らし…にな」

 

 別に正直に答えてもよかったけど、何故か適当に誤魔化してしまった。

 まぁ、何を言っても別に変わらないだろうけど。

 

「ま…た……助け…られ…ちゃった……ね……」

「また?」

「前…に……実習…の時……に……」

 

 思い出した。

 山田先生がISに乗った状態で落下してきたところを、間一髪で助けた時だ。

 

「あ…ありが…とう……」

「あ…あぁ……」

 

 照れくさそうにしながら顔を赤くする弥生が可愛くて辛い。

 

「「あ……」」

 

 十数秒の時間を置いて心を落ち着かせてから、俺達は自分達がどんな格好になっているか気が付いた。

 

 弥生が上から覆いかぶさるような形で、俺達は抱き合っていた。

 彼女の顔が目の前にあって、少し近づくだけでキスが出来そうだ。

 前にもこんな事があったな……。

 あれは確か、俺が初めて弥生に勉強を教えてもらった時か。

 

「「……………」」

 

 思わず無言になる俺達。

 弥生の豊満な胸が俺の胸板に当たっているせいか、彼女の心臓の鼓動が俺にまで響いてくる。

 互いの視線が交わり、俺にはもう弥生しか見えていない。

 

 思わず己の欲求に従いそうになり、弥生の体を引き寄せそうになってしまうが、俺は嘗ての過ちを思い出し、ギリギリの所で踏み止まれた。

 

「に…にしても、驚いたよな~。まさか、イルカがいるなんてさ~」

「そ…そう…だね……」

 

 慌てて弥生の体を放して、照れ隠しに適当に話しをして誤魔化しつつ、手元にあった布で自分の顔を拭く。

 

「…………あれ?」

 

 俺……ハンカチなんて持ってたっけ?

 いやいや、水着を着ているのにハンカチとか持っているわけがない。

 じゃあ、俺が今手に持っているのは……?

 

「げっ!?」

 

 どっかで見た事のある、この形状は……もしかして……?

 弥生が身に付けていた水着のブラの部分っ!?

 

「………………っ!?」

 

 弥生も、俺が手に持っている物に気が付いて、急速に顔を沸騰させた。

 僅かに髪に隠れているけど、その大きな胸の中央部分にはピンク色の可愛らしい……

 

「こ………」

 

 あ、ヤバ。

 この展開は、お約束の……。

 

「このエロガッパ――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!」

「ありがとうございました―――――――――――――――――!!!!!」

 

 胸を左腕で隠しながらの、最高の右ストレートいただきました―――――――!!!

 あはは……俺の体がパンチの威力で宙に浮いてる……。

 IS無しで宙に浮くってこんな感覚なんだ……。

 頬が超痛いけど、最高にいいものを見れたからいいや……。

 にしても、いい右持ってるじゃん……世界狙うかい……?

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 一方その頃、鬼瓶と総理は……?

 

「何やら、海の方から織斑君と弥生ちゃんの叫び声が聞こえてきたような気が……」

「グゴ~……グオ~……」

「総理は完全に寝てしまったし……」

 

 窓の淵に腰かけながら、お猪口の中にある日本酒を傾ける。

 

「青春だなぁ~……」

 

 現役高校生たちの甘酸っぱい青春の声を酒の肴にしながら笑顔を浮かべる、鬼瓶久吉28歳であった。

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 

 翌朝。

 ISを初めとした全ての機器の撤収作業を行い、全てが終わった頃にはもう午前10時を回っていた。

 織斑先生の特別な計らいで、おじいちゃんと鬼瓶さんは私達の撤収作業を見学した。

 笑顔を浮かべながら頷くおじいちゃんの姿は、とても微笑ましかった。

 そう言えば、鬼瓶さんが昨日はおじいちゃん、かなり飲んだって聞いたけど、二日酔いとかしてないのかな? 流石はおじいちゃんだ。

 

 全ての荷物をバスに乗せた後、皆は来た時に搭乗したバスに乗り込んでいく。

 私はおじいちゃんに挨拶する為に、まだバスには乗っていない。

 え? 一夏? あんなエロガッパの事なんて私は知りません。

 

「この度は本当にありがとうございました」

「なんのなんの。ワシはワシがすべきことをしたまでじゃよ」

「この人は自分の功績には頓着しませんからね」

 

 この場にはまだ他の生徒達もいるので、おじいちゃんが総理大臣だと言う事は内緒にしてある。

 と言っても、顔を見て気が付いた子達が何人かいるみたいだけど。

 そのいい例が本音だったりする。

 おじいちゃんの顔を見て、速攻で気が付いてみせた。

 

「ワシらはもう少ししてから帰るが、気を付けて帰るのじゃぞ?」

「ん……」

 

 おじいちゃんの頭ナデナデは、一番気持ちいいな……。

 

「昨日も言ったけど、ラピッド・レイダーの試運転は学園に戻ってからやってね。それぐらいは出来ますよね?」

「えぇ。アリーナで行えば問題無いでしょう」

 

 おぉ~! 戻ればちゃんと運転出来るんだ!

 そうと分かると、結構テンション上がるな~!

 

「アレはどうなさるおつもりですか?」

 

 織斑先生が言う『アレ』って、間違いなく福音の事だよね。

 確か、おじいちゃんが福音の待機形態を持ってるんだっけ?

 

「ワシが責任を持ってアメリカに、本来の操縦者に返すと約束しよう」

「そうしてくれると助かります」

 

 おじいちゃんはアメリカにも友人が多いからね~。

 その伝手を使えば、福音を返還する事も簡単だろう。

 

「む……そろそろ出発の時間か」

「おっと。話し込んでしまったようじゃな」

 

 腕時計を見ながら、織斑先生がまだバスに乗っていない生徒達に、早くバスに乗るように促す。

 

「では、私達はこの辺で失礼します」

「うむ。これからも義娘の事を、よろしくお願いしますぞ」

「了解しました。お任せください」

 

 今度は織斑先生の頭ナデナデ。

 おじいちゃんはいいけど、なんでこの人はいつもいつも私の頭を撫でたがる?

 

 皆が乗り込んでから、最後におじいちゃんに挨拶をして、私と織斑先生がバスに乗り込んだ。

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 うぅ~……未だに頬が痛いぜ……。

 でも、これは俺が悪いから、甘んじて受け入れるしかない。

 

「一夏の奴、あの頬の赤い拳の跡はなんだ?」

「あの大きさと形は……やよっちの拳だね」

「本音さん、分かるんですの!?」

 

 これを見ただけで俺が誰に殴られたか分かるとは、やるな……布仏さん……。

 

「大方、弥生に何かしたんだろう」

「で、そのまま殴られた……と」

「おのれ……よくも姫様に不埒な真似を……! もしもここが戦場ならば、迷わず撃ち抜くものを……!」

 

 ラ…ラウラの殺気が半端ない……。

 気を付けないと、本気で俺の命が危ない……。

 

(あの時、聞こえてきた弥生の悲鳴は、やっぱり一夏に何かされたものだったんだ……。僕も急いで駆け付けて、一緒に制裁すればよかったな……)

 

 んで、シャルロットの俺を見る目が純粋に怖い。

 殺気を通り越して、怨恨の念が見え隠れしてるんですけど……。

 

「姫様と教官が来たぞ」

 

 や…弥生か……。

 昨日の今日だから、ちょっと顔が合わせにくいな……。

 

「「あ………」」

 

 通り過ぎる際に弥生と目が合った。

 

「………ふんっ」

 

 顔を赤くしてから、そっぽを向いてしまった。

 でも、そんな顔も可愛いと思えちまう辺り、俺って弥生にゾッコンなんだなぁ~ってつくづく思う。

 

(もしも昨日の事が総理や千冬姉に知られたら、絶対に俺の命は無かったな……)

 

 それに関してだけは、本気で運がよかったって思う。

 

 バスが出発し、移動中や途中で休憩で立ち寄ったサービスエリアでもずっと弥生には話しかけられなかった。

 サービスエリアではいつものメンバーがバリケードを作って弥生に近づく事すら出来なかった。

 

 でも、この程度じゃへこたれたりはしない!

 俺の決意はそう簡単に折れたりはしない!

 

 これからある夏休みで、俺は弥生を守れる男になる!!

 

「なにやら、あの男が笑いながら拳を握ってますわ」

「また変な事でも考えてるんだろう?」

 

 ……最後まで締まらねぇ~なぁ~…俺って……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ラブコメ……になりましたかね?

前にも言った通り、次回からは弥生の中学時代の事を描こうと思います。

予定では3話構成にするつもりで、一年生編、二年生編、三年生編にしようと考えています。

その後に夏休み編に突入します。

勿論、その殆どがオリジナルですけど。

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