私は絶賛プレイ中です。
今まで見れなかったサーヴァント達の水着が見れて、個人的にはホクホクです。
特に気に入ったのが牛若丸の水着、かなり可愛かったです。
いつの日か、ポール・バニヤンの水着も見てみたいです。
なんたって、幼女ですし、おすし。
弥生を含めた、総勢13人がかりで半日を費やして板垣家の大掃除を無事に終えた少女達。
現在の家主である弥生の厚意によって、楯無と虚とシャルロットを除いた9人でまずは檜の風呂を堪能する事に。
準備を終えて、全員がその裸体にバスタオルを巻いてから、風呂場に続く扉を開く。
すると、全員の目の前に広がった光景は、まさに『凄い』の一言に尽きた。
「これは……」
「ちょ……マジ?」
鈴と箒が本気で戦慄を覚える程に、そこにある檜で出来た風呂は凄かった。
構造自体は非常にシンプルで、長方形で出来た風呂なのだが、その大きさが尋常ではなかった。
分かりやすく説明すれば、市民プールにある子供用のプールぐらいの大きさ、と言えば分かりやすいか。
少なくとも、二人暮らしの家にあるような大きさの風呂ではない。
因みに、この風呂場は彼女達が訪れる前に弥生が既に掃除をし終えていた為、ヒロインズ達はこの風呂を見るのはこれが初めてとなる。
「これがジャパニーズ・ヒノキのバスか……」
「樹の香りが何とも言えないですわ……♡」
「そうだな……」
外国組の面々は、初めての檜風呂に感動していた。
特にラウラなどは、まるで幼い子供のように目を輝かせている。
「これが姫様が普段から利用なさっている風呂場か……。なんと言う広大さだ……」
「これ……確実にウチの風呂よりも大きい……」
一応、簪も暗部の家系であるが故に、一般的にはかなりの金持ちに入るのだが、それでもこの風呂は衝撃的すぎた。
「わ~♡ 私いっちば~ん!」
「あっ! ズルいッス~!」
興奮を抑えきれない本音が我先にと湯船に入ろうとし、それに続くようにフォルテも向うが、それに待ったをかけたのが意外や意外、ダリルだった。
「ちょっと待てぃ、そこのバカ二人」
「「はい?」」
「湯船に入る前に、ちゃんと体を洗いやがれ。それぐらい常識だろうが」
流石はこの場で唯一の三年生。
後輩たちに対して、ちゃんと先輩をしている。
「ダ…ダリルって、こんな真面目キャラだったッスかね……」
「お前喧嘩売ってんのか? こう見えても、学園じゃ優等生で通ってんだよ。代表候補生舐めんじゃねぇ」
いくら制服を着崩していても、いくら口調が悪っぽくても、根っこの部分はかなり真面目なダリル・ケイシー候補生でしたとさ。
「た…確かに、ここはダリル先輩の仰ることが正しいな」
「うん。お風呂でのマナーはとても大事」
そんな訳で、ダリルの提案でまずは体と頭を洗う事に。
風呂場自体がかなり広いので、全員が一斉に洗い出しても何も問題は無い。
ちゃんとシャンプーなども複数用意してあって、弥生が最初からこの状況を予期していたことが窺えた。
「やっぱり、髪が長いと洗うのも一苦労よね」
「そうだな。切ればいいと言われればそれまでだが、これはこれで愛着があるしな……」
「そうですわね。手入れなども大変ですが、その価値はあると思いますし」
箒や鈴、セシリアと言った長髪組は、長く綺麗な髪を丁寧に洗っていっている。
と言っても、この場においてショートヘアなのはロランだけなのだが。
そのロランはと言うと、そそくさと頭と体を洗い終わり、今はラウラの頭を洗ってあげていた。
「目に泡が入っていたりしてないかい?」
「うむ、問題無いぞ。前に姫様から、この『シャンプーハット』なる物を頂いてからは、髪がとても洗いやすくなった」
いつの間にそんな物を渡していたのか。
シャンプーハットをつけた状態でロランに頭を洗って貰っているラウラはとても上機嫌だった。
「ラウラちゃんって……本当に15歳ッスよね……?」
「その筈だけど……」
「あんな顔を見ちまうと、どうしても小学生にしか見えねぇよ……」
同じように頭を泡立たせているフォルテと簪とダリルは、その手を止めてラウラをジト目で凝視している。
そんな中、一人だけマイペースで体を洗っているのが本音だった。
「やよっちのお風呂は大きいな~♡」
即興の歌を歌いながら体を洗うその姿を見て、鈴と簪とフォルテは、とても複雑な表情を浮かべる。
「そう言えば……あの子も結構な隠れ巨乳だったわよね……」
「胸にコンプレックスを持っていないラウラが、ちょっとだけ羨ましい……」
「大丈夫。いつかきっと、あの子もこっち側に来てくれる筈ッスから」
いつの間にか肩寄せあっていた鈴と簪とフォルテ。
ここにラウラも来れば、本当に貧乳同盟が完成するかもしれない。
そうして、全員が体と頭を洗い終わり、ようやく待望の湯船に浸かる事に。
「「「「「「「「「はぁ~…♡」」」」」」」」」
湯に浸かった途端、全員が揃って恍惚の笑みを浮かべ、体から力を抜く。
「これは……気持ちがいい……」
「花月荘の露天風呂もいいけど、これも悪くないわね~……」
「IS学園の大浴場にも檜風呂がありますけど、あそこは他にも色々とあってごちゃごちゃとしてますから、こことは違ってゆったりは出来ても、のんびりは出来ないんですのよね~……」
「あぁ……全くだぜ……」
あまりの気持ちよさに、自然と感想が口に出る者もいれば、無言で笑顔を浮かべて檜の湯を堪能している者もいる。
「ふにゃ~……とろけるにゃ~…♡」
「この心地よさは……反則ッスよ……」
「姫様のお美しさの秘訣も……この湯にあるのかもしれないな……」
「それ……同感……」
心も体もほっこりとして、大掃除の疲れもすっかりと取れた少女達は、夢心地のまま名残惜しむように風呂から上がった。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「人参の千切り、終わりました」
「僕も、下拵えは終わったよ」
「こっちも完了よ」
「ありがとう……」
皆がお風呂に入っている間、何もする事が無くて暇だったので、夕飯の下拵えをする事にした。
もうここまで来たら、皆はウチに泊まる気満々だと判断し、人数分の食事を用意しようと思い立ったのですよ。
そしたら、シャルロットと楯無さん、虚さん達も一緒に手伝ってくれると言うではありませんか。
シャルロットの調理スキルの高さは前々から知っていたし、楯無さんも虚さんもかなり料理が上手だ。
特に虚さんの腕前はかなり凄い。
私よりも手際がいいし、作業の効率化もちゃんと出来ている。
やっぱ、本職のメイドは伊達じゃない。
「おや? この音は……」
ん? この声はロランさんか?
だとしたら、皆がお風呂から上がってきたのか。
「あら皆。お風呂はちゃんと堪能できたかしら?」
「うん。凄く気持ちよかったよ」
「それはよかったです」
皆のほこほこした顔を見れば一目瞭然だよね。
確かに、あのお風呂は我が自宅ながら気持ちがいいし。
「弥生。こんないい風呂に入らせて貰って感謝する」
「別…に気にしない…で……。大掃除…を手伝っ…て貰った……から……これぐ…らい…のお礼…は当然……だよ……」
「そう言われると、なんだか照れるな……」
それに、お客様をおもてなしするのは当然の事でしょ?
「ところで、弥生達は何をしてたのよ?」
「夕飯の下拵えよ」
「え? 夕飯ッスか?」
「姫様の料理……じゅるり」
『夕飯』と言う言葉に真っ先に反応したのはラウラ。
この子は学園の寮でも私の料理を沢山食べてきてるからね。
「まぁ! 一言言ってくだされば、このセシリア・オルコットがいつでもお手伝いしますのに!」
「「「「お願いだから、それだけは勘弁してください」」」」
「なんで皆揃って言いますのっ!?」
自分の料理の腕をちゃんと把握してから言ってください。
「弥生の手料理……今日は最高の夜になりそうだ」
それは大袈裟じゃありませんかね?
「でも、お風呂はどうするの? まだ料理の途中なんでしょ?」
「大丈夫よ。さっきも言ったけど、まだ下拵えしかしてないし。お風呂から上がってから続きをしようと思ってたの」
「そうなんスね」
「じゃあ、こいつ等が上がってくるまでは楽しみに待ってるとしようや」
「ですね」
「やよっちのご飯、楽しみだな~♡」
私達は、入浴の準備を素早く済ませてから、お風呂に向かった。
今日は本当に疲れたから、ゆっくりと浸かりたいな~…。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
はい。来ました我が家のお風呂。
完全に見慣れた光景なのに、他の人達と一緒に入るってだけで、不思議といつもとは違って見える。
「これが弥生の家のお風呂……?」
「これはまたなんとも……」
「本当に凄いわね……」
三人も心から驚嘆してくれたようで、この家の人間として鼻が高い。
「ん?」
虚さんと楯無さんがこっちを見てる?
あ……体の傷を見てるのか。
(想像はしていたけど……)
(こうして生で見ると、本当に凄惨ですね……)
今にして思えば、こうして自分の素肌を誰かに見せるなんて、前は想像もしてなかったなぁ~。
それだけの出会いがあった……って事なのかな。
「さて……と。皆も待たせてるんだし、早く体を洗って、湯船に入りましょう」
「そうですね」
「そんな訳だから~……」
な…なんだか嫌な予感が……。
「弥生ちゃんの体は、お姉さんが洗ってあ・げ・る♡」
「えぇぇぇ……」
なんとな~く、この発言が予想出来てしまった自分がいる。
でも、ここには虚さんも一緒にいるんだし、きっと大丈夫だと信じたい。
「何言ってるんですか、お嬢様」
そうだそうだ~! 言ってやってくださいよ~!
「ここは皆で洗えば早いでしょう?」
虚さぁ~んっ!? 普段の冷静な貴女はどこに行っちゃったんですか~!?
「ぼ…僕も洗ってあげる……ね?」
シャルロットも仲間に入るな~!?
なんて抵抗しても、この私が抗えるはずもなく、結局は三人の言いなりになって体と頭を洗って貰う事になった。
「弥生ちゃんの髪はサラサラしてていいわね~」
私の髪を泡立てながら楯無さんがなんか言ってるけど、髪の艶具合なら貴女だって負けてないでしょうに。
「こうして触ると、弥生さんの肌が綺麗なのがよく分かりますね」
虚さん。お世辞でもちょっと嬉しかったです。
「や…弥生の体を僕が触って……洗って……」
シャルロット。そんなにも目を血走らせながら私の体を凝視するのは止めてもらえませんかね~?
後、その鼻から出てる赤い液体をとっととお湯で流してしまいなさい。
成すがままにされながらも、地味に気持ちよさも実感してしまった。
一応言っておくけど、ちゃんとデリケートゾーンだけは自分で洗いましたからね?
体を全て洗い終わった後で、楯無さん達も自分達の体を洗って、そうしてようやく湯船に浸かる事になった。
「今日の疲れが全て取れていくようね~…」
「はい……これは癖になりそうです……」
「花月荘の露天風呂とは、また違った気持ちよさがあるね~…」
この風呂の気持ちよさだけは、何年経っても飽きることが無い。
まさに『至福の一時』ってやつだね。
「こんなお風呂に毎日入ってくれば、弥生ちゃんが美白になるのも頷けるわね~…」
「全くもってその通りですね……」
「あ~……」
また変な事を言ってるし。
こんな体で美白とか関係無いでしょうに。
肌が綺麗云々以前の問題だろう。
「皆には悪いけど、これはもうちょっとだけゆっくりしていきたいわね……」
「これは……冬場のコタツの発する魔力に酷似していますね……」
「ふにゃ~……」
虚さんは言いえて妙な言い方をするなぁ~。
でも、その気持ちはなんとなく分かる。
って、シャルロットが逆上せてないっ!?
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「「「「お待たせ~」」」」
「おう。疲れは取れたか?」
「おかげさまで」
リビングのソファーで駄弁っていたダリル先輩がこっちを向く。
他の皆も思い思いに過ごしていた。
「それじゃあ、夕飯作りの続きでもしましょうか?」
「「「はい」」」
もう下拵えは済んでるから、後は調理をするだけだ。
楯無さん達も手伝ってくれるし、早く終わらせることが出来るだろう。
「や…弥生! よかったら私も手伝わせてくれないだろうか?」
「箒……?」
これは意外な申し出。
箒も結構、家事スキルはある方だし、戦力の増加は純粋に有難い。
「じゃ…じゃあ、アタシも手伝うわよ! これでも元中華料理店の娘なんだから、役には立つわよ!」
「じゃあ……お願…いしよう…かな……?」
「まっかせといて!」
そういや、鈴も料理が上手だったな。
中華料理限定かと思っていたけど、この様子を見る限りはそうでもないようだ。
どこかで密かに他のジャンルの料理の勉強でもしてたんだろうか?
「それじゃあ、本音も手伝いなさい」
「は~い♡」
「本音がするなら、私も手伝うよ」
「簪ちゃん……」
またまた大所帯になりそうだが、ウチのキッチンはかなり広いから、これぐらいの人数なら大丈夫。
「料理か~……。流石にこれは役に立てそうにないわ~…」
「私もッス。簡単なやつならなんとか出来るんスけど、ああ言った本格的な家庭料理となると……」
「ふっ……。私は弥生が愛を込めて作ってくれる料理ならば、なんでも食べるよ」
「偉そうに言ってんじゃねぇよ。要はお前も作れないんだろうが」
「そうとも言うかな」
「そうとしか言わないッスよ……」
ま~た、あの三人はコントしてるし。
実はダリル先輩とロランさんって仲がいいでしょ。
「ひ…姫様! 料理の手伝いは出来ませんが、配膳などはお任せください!」
お? それは助かるな~。
後でラウラはいい子いい子してあげよう。
「オレ達もそれぐらいは手伝うか」
「賛成ッス」
「同じく」
「じゃあ私も……」
「「「しかしセシリアはダメだ」」」
「なんでですのっ!?」
多分だけど、私と皆は同じビジョンを想像したんだと思う。
何かに蹴躓いて、皿ごと料理を落とす光景が……。
「お前はそこでジッとしてろ。それが一番の手伝いになるから」
「わ…分かりましたわ……」
こうして、調理組と配膳組に分かれて、私達は夕食の準備を行った。
人数がいるお蔭で、いつも以上に楽しく、素早く料理が進んでいった。
え? セシリア? え~っと……見学組?
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・・・・
・・・
・・
・
「「「「「「「「「「「「「ごちそうさまでした」」」」」」」」」」」」」
全ての皿が見事に空になって、夕食はつつがなく終わった。
「弥生が作ってくれた茄子の肉味噌炒め、美味しかった~♡」
「リンリンの回鍋肉も美味しかったよ~♡」
「箒ちゃんも上手だったわね。あの掻き揚げ、本当に美味しかったわよ」
「い…いえ。それほどでも……」
皆がそれぞれに一品ずつ作って、それを食べ合った感じになったな~。
でも、どれもこれもが本当に美味しかった。
いつも以上に箸が進んだ気がするよ。
「しかしよ、弥生はこの量で足りたのか?」
「姫様ならば、軽くこの10倍以上の量は食べるからな」
「ん。大丈…夫……」
一日ぐらい、皆に合わせた食事量でもいいでしょ。
次の日に今日の分も食べればいいだけだし。
「洗い物ぐらいはオレ達も一緒にやるよ」
「皆でやればあっという間に終わるッス」
「今度こそ私も……」
「セシリア君はそこで待っていてくれたまえ」
「またですのっ!?」
ロランさん……ナイス判断。
また買えばいいとは言え、皿が割れないに越したことはないし。
フォルテさんが言った通り、皆でした後片付けはあっという間に終わった。
後片付けすらも楽しいと思ったのは生まれて初めてだよ。
皆で料理をするって、結構いいもんなんだな……。
・・・・・
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「本当にいいのか?」
「ん」
外がすっかり暗くなり、私は皆をそれぞれ客間へと案内していた。
今晩はここに泊まってもらうために。
一応、ここに来る際にちゃんと外泊届は出してきてたらしい。
何とも用意周到な皆さんですこと。
「で、ラウラは寮と同じように弥生と一緒に寝る……と」
「その通りだ。私は姫様のお側に仕える義務があるからな」
なんて言いながらも、顔が笑ってるよ。
私もラウラと一緒に寝れて嬉しいんだけどね。
「弥生の手伝いに来たのに、結局は立場が逆転しちゃったね」
「でも、弥生ちゃんらしいわ」
皆が割り振られた部屋に入っていき、私とラウラも三階に上がって自分の部屋に行くことに。
「ここが姫様の自室……」
自室なんて言ってるけど、これと言って特に見るような物は無いと思うけど?
本棚には漫画やラノベがびっしりだし、様々なゲーム機が各種取り揃えられてる。
他にも、ディスプレイが3つほどある高性能なパソコンぐらい。
後はもう、普通に広いだけの部屋だよ。
「今日…は疲れた…し……もう寝よう……か……」
「了解しました。早寝早起きは大切ですからね」
少し前の私とは縁も所縁も無い言葉をありがとう。
私はラウラと一緒にベッドに入り、薄手のシーツを体に掛ける。
リモコンで部屋の灯りを消して、そっと横で寝ているラウラに近づく。
「それじゃあ……おやすみ」
「おやすみさない……姫様……」
思っている以上に疲れていたのか、私はすぐに瞼が重くなり、眠りについた。
ラウラの寝息を聞きながら寝たせいか、自分の部屋なのに、まるで学園の寮にいるような気分になった。
今日の出来事は、きっと一生忘れることがないだろうな……。
それ程までに、とてもいい夏休みの思い出になった。
こんな夏休みも……悪くない。
ちょっと文字数が多くなったけど、いつもの事だから気にしない。
これでようやく大掃除編が終了です。
予定では、もう少しスマートに終わらせるつもりだったんですけどね……。