ダンジョンにサーヴァントを連れて潜るのは間違いな気がする 作:キョウさん
相手を倒す力が高いほど高レベル、というイメージで書いてます
基本的にFGOをそのままダンまちに持ってくるのを意識して書きました
文字数まったく足りないのでオマケ書きました
清姫
Lv.4
力:G253
耐久:H159
器用:E466
俊敏:F328
魔力:D521
《宝具》
【転身火生三昧】
・対象を燃やし尽くす
《スキル》
【変化C】
・小さな竜に変化する
【ストーキングB】
・主神の居場所を確実に探知できる
【焔色の接吻A】
・主神の側にいる時、状態異常を無効化する
・主神の側にいる時、力が1レベル上昇する
・主神がピンチの時、レベルが三段階上昇する
【嘘吐きへの報復】
・嘘を見抜くことができる
・嘘をついた人間が主神の場合、レベルが三段階上昇する
マシュ・キリエライト
Lv.4
力:E450
耐久:A826
器用:F308
俊敏:F366
魔力:F352
《宝具》
【いまは遥か理想の城】(ロード・キャメロット)
・城を数分具現化させる
・認識している味方全員の耐久を激上昇させる
・認識している味方全員の力を激上昇させる
《スキル》
【誉れ堅き雪花の壁】
・認識している味方全員の耐久を上昇させる
・認識している味方全員に見えない鎧を付与する
【時に煙る白亜の壁】
・攻撃を完全に防ぐ
・自分は動けなくなる
【奮い断つ決意の盾】
・全ての敵の注目を集める
【守護天使】
・他者を守る時、耐久のレベルを上げる
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清姫・幕間の物語【どこにいても】
僕の趣味は鬼ごっこだ。
嘘だ。
開幕早々クソくだらない嘘をつき、なんの発展性も無いまま訂正したことを深く詫びたい。
それほど僕の神経が疲労していることを理解していただけると嬉しい。
今僕が何をしているのか、なぜこんなにも疲れているのか。
それはとあるサーヴァントが僕を探して探して探して探して探して探して探して探して探して探して探してうわああああああ!!!!
マシュのことを考えたら落ち着いた。
とにかく某絶対逃がさないガールが朝早くから僕の部屋を襲撃して、その後隠れ鬼ごっこが始まってしまったからだ。
今日はちょっとダンジョンにでも遊びに行こうかと思っていたので暇といえば暇だったし、たまには清姫に付き合ってあげるかなんて考
嘘です無理矢理です強制的にです全力回避を試みたのです許してください。
あの子何回逃げても絶対気配を察知するし、完全に撒いたと思ったら後方にいることもある。
ストーキングBは伊達じゃない。本気でやばい。
何故徒歩の清姫が全力疾走している僕に追い付いて来れるのか、これがわからない。
だがまだ策はある。
あそこの板の裏に僕の痕跡をわざと見えるように残した。
清姫があれを見つけて探しに行った一瞬の隙に、清姫が今来た方へ逃げる。
台風の目作戦だ。
「……あら。ますたぁ、そこにいたのですね♪」
探し人を見つけて楽しそうに笑う清姫。可愛い。
が残念! それは僕では無いんだなぁ!
まだだ、慌てるな……清姫が板を持ち上げ…………今だ!
………………ミッションコンプリート。
僕は隣の家の裏に隠れることができた。
清姫がこちらに来ることは無いだろう。
あとは清姫が向こうに歩いて行くのを見送っ
「ま す た ぁ」
心臓が跳び跳ねる。
こんな馬鹿な。だって僕が移動してからまだ数秒も
「よくやく捕まえました……うふふ」
「くっそー、捕まっちゃったか。じゃあ今度は僕が鬼! 十数えるね!」
「はい?」
「え? あれ? 鬼ごっこしてたよね? 僕たち」
僕の辞書に諦めの二文字は無かった。
最後まで決して諦めなければ奇跡は起こる。
僕はそれを知っているから。
「僕家から出るときに言ったよね? 『へいへい鬼さんそちらぁぁぁぁ』って」
嘘ではない。捕まったときの為に種は蒔いていたのだ。
そう、僕はこの決死の逃走劇を鬼ごっこだと思うことに成功していたのだ。
勿論捕まったら色んな意味で死ぬ可能性のある超ハード鬼ごっこだが、そこまで違いなんて無い……と思い込んでいた。
「……そうだったのですか」
当然清姫のセンサーには引っ掛からない。
だが清姫の疑いの目から完全に逃れられた訳ではない。
「何故急に鬼ごっこなどと」
「清姫がいきなり襲いかかって来たから! 慌てちゃったけど、そうだ! 鬼ごっこにしよう! って唐突に思ったんだ!」
慌てて逃げようと思ったのも、口実を鬼ごっこにしようと閃いたのも本当のことだ。
「ますたぁは私から逃げていた訳ではないのですね?」
「不思議なことを聞くね清姫。鬼ごっこは逃げないと出来ないぞ!」
「そうですね」
「じゃあ十数えるね!」
「いえ……鬼ごっこはもう終わりにしましょう。それよりも私、ますたぁとしたいことがあります」
「奇遇だなぁ、僕も清姫としたいことがあるんだ!」
「え? なんでしょうか?」
「せっかくだしデートしよう! 可愛い女の子とこの街を歩いてみたかったんだ!」
「でぇと! はい! 行きます!」
目を輝かせる清姫に、僕は自分が救われたことを喜んだ。
勝った……辛く苦しい戦いだったけれど、僕は清姫を制御することに成功したんだ……。
「…………でもますたぁ。それなら朝のあの時に言えば良かったのでは? 何故、わざわざ鬼ごっこなどと」
「朝はダンジョンにでも行こうかなと考えていたからね!」
「そうではなく。私が部屋にお伺いした時、でぇとに誘ってくだされば良かったのではないですか」
「そ、その時はまだ……」
何も考えてない、とは言えなかった。
それは嘘になる、清姫が部屋に来たとき咄嗟に僕は「やばい逃げよう」と考えていたのだ。
しかも清姫と鬼ごっこしたかったとも言えない。
「身体が咄嗟に動き出しちゃったんだよ!」
「……ふふ、そうですか。安珍様はやんちゃなのですね」
僕は心のなかでガッツポーズを取った。
これでようやく安心して街を歩ける。
清姫は可愛い女の子だから一緒に遊んでいる分には楽しい時間を過ごせる。
清姫のこれはたまに起こる発作のようなもの、今日を過ぎればまたしばらくは問題なくなる。
(※カルデアではマスターの部屋を守護している人がいたのだが、マスターはその事を知らない)
ということで今日を楽しもうキャッホーイ!
清姫に手を握られ、僕も握り返した。
ふふ、デートっぽくなってき
「つ か ま え た」
ふぁ?
「……ふふ、うふふ……ますたぁは清姫を愛してくれていますか?」
「大好きです!!!」
「私も愛しております、安珍様」
力がつよーい! すごーい! どんどん人のいない方につれてかれてるー!
「もう離しませんよ……?」
などとちょっと脅されたものの。
少し歩いた所で辺りに何もなくて、どうすれば良いのか分からなくなった清姫は涙目で僕を見上げてくる。
その辺の廃屋に連れ込んで一発、なんて考えが無いところが清姫らしいといえばらしいし、仮に僕がここで清姫に迫っても拒絶されるだけだろう。
実の所清姫は追いかける恋愛しか知らず、いざ恋の中身に触れると照れてしまってダメになってしまうのだ。
だからこそ僕は清姫の望むまま、清姫に楽しんでもらえるように僕の出来る全てを使って清姫から逃げ、時に騙す。
それが清姫の幸せなら、僕はそれでいいのだ。
勿論逃げることに全力を出すから疲れるし、追ってくる清姫はホラー映画そのものなのでかなり怖いが、それでも。
「ますたぁ、このお菓子がとても美味しいですよ!」
僕に屈託無い笑顔を向けてくる清姫を見る為なら、なんだってしてやれるのだ。
清姫は14歳なんですよ