インフィニット・ストラトス~白き翼~   作:ReiFeL@Ayuru

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すいません。戦闘の内容がしっかりと決まっていないので、ズワウスとの本格的な戦闘は次回に持ち越します。ご了承ください。




エピソード21:ヴェルビンとぶ

 

 

 

ノーランが部屋を飛び立った頃、シャルロット達はピンチを迎えていた。

 

シャルロットの鬼のような無慈悲な攻めをズワウスはことごとく回避し、圧倒的な力でシャルロット達を攻め立てていた。ラウラ、セシリア、鈴はその圧倒的な戦闘力に敗れ、シャルロットと箒は執念で追いすがるが敗色濃厚であった。が、ここでさらに事態は一転する。『第二形態移行(セカンド・シフト)』した白式を纏った一夏が駆け付けたのだ。一夏登場によって沈みかけていた士気が戻る。が、『第二形態移行(セカンド・シフト)』した白式が相手でもズワウスは白式を圧倒していた。

 

 

 

一(クソッ!コイツ、パワーが違いすぎる!!)

 

 

 

黒『ふっ、所詮は地上の機械、恐れるに足らんわ』

 

 

 

圧倒的な力を持ったズワウスに一夏は驚愕していた。

 

勿論、『第二形態移行(セカンド・シフト)』した事によって性能が格段に上がったのに歯が立たない事も理由の一つであるが、本当の理由はズワウスに攻撃してもバリアーで攻撃が弾かれるからである。

 

 

 

一「グアッ!?」

 

 

 

ズワウスは一夏の顔面を殴り、蹴りを入れその反動で一夏と距離をとる。

 

 

 

一(クソッ!エネルギー残量は20%、もう長くはもたねぇ!どうする!?)

 

 

 

一夏がどうするか考えるが、ズワウスは考える隙を与えないと言わんばかりに、オーラショットを一夏に向けて放った。

 

一夏はその砲撃を避けるが、避けた先を見た瞬間、驚愕した。

 

 

 

一「しまっ!?――――シャルロット!!」

 

 

 

シ「え?」

 

 

 

何とオーラショットの射線上にはシャルロットがいた。彼女は福音との戦闘で後先考えず攻撃したためSEが残り少なく幾ら防御用パッケージを装備していてもとてもオーラショットを受けきれる状態ではなかった。

 

更に体力の消耗により完全に虚を突かれ、とても回避できる状態ではなかった・・・・。

 

 

 

ドガァァァァァンッ!!!

 

 

 

『シャ・・・シャルロット!?』

 

 

 

箒たちが悲鳴のように彼女の名を呼ぶ。比較的近くにいた鈴とセシリアが慌てて彼女を救助しようと駆け付けるが、そこである違和感を覚えた。

 

爆煙からシャルロット所か、機体の破片すら落ちてこないのだ。

 

不思議に思った二人は機体を停止させ、爆煙が晴れるのを待つ。一夏達もじっと爆煙を見つめる。ズワウスも注意深く様子を見ていた。

 

そして、爆煙が晴れるとそこに現れたのはオーラバリアーを纏いシャルロットを守っているヴェルビンがいた。

 

 

ノ「みんな、大丈夫?」

 

 

 

黒『っ!?ビルバインか?!」

 

 

 

 

聞き覚えのある声と共にバリアーが消える。そこには無傷のシャルロットとヴェルビンを身に纏ったノーランが彼女を大事そうに抱きかかえながら浮かんでいた。

 

 

 

『・・・・・』

 

 

 

ヴェルビンを見たシャルロットを除いた五人は何と言えばいいのか言えばわからなかった。

 

ノーランとシャルロットの二人が無事で勿論うれしい。

 

五人は見惚れていた。

 

何故ならその光景は、拐われたお姫様を助けた勇者の様だったからだ。

 

 

 

ノ「って、どうしたのみんな?」

 

 

 

余りにも無反応の五人にノーランが訪ねる。

 

 

 

「い、いや・・・・」

 

 

 

「そ、その、な・・・?」

 

 

 

「ノーランさんが無事な事は勿論、嬉しいんですのよ?」

 

 

 

「で、でもね?アンタのISがその、なんていうか……」

 

 

 

ら「うむ。以前よりもデザインがヒロイックになったな」

 

 

 

五人は各々感想を述べる。

 

五人の感想にノーランは少し恥ずかしくなったがシャルロットに怪我がないか心配になり、自身の腕の中にいるシャルロットを見る。

 

 

 

ノ「大丈夫シャル?怪我はない?」

 

 

 

シ「………ラン?」

 

 

 

先ほどから呆然とノーランを見上げているシャルロットは彼の名前をポツリとつぶやいた。

 

それに反応し、頭部アーマーを収納し素顔を見せて笑いながら、うんっと返事をした。

 

 

 

シ「………」

 

 

 

ノ「ん?どうしたのシャ『パシンッ!!』?!?」

 

 

 

(((((えーーーー??)))))

 

 

 

シャルのビンタを見て傍から見ていた一夏達はいきなりの彼女の行動に一斉に少し引いた。

 

 

 

ノ「しゃ、シャル!?いきなり、なにす―――」

 

 

 

シ「バカッ!」

 

 

ノ「っ!」

 

 

 

殴られたことに文句を言おうとしたノーランだがシャルロットの瞳から涙が溢れ返っているのを見てしまい口を閉ざしてしまう。

 

 

 

「バカ!ランのバカ!心配したんだから!ホントに・・・心配したんだからぁ~~~~~~~~!!」

 

 

 

ノーランの胸に顔を埋めて泣きつくシャルロットにノーランは左腕の装甲を収納し子供をあやす様に優しく彼女の頭を撫でながら、

 

 

 

ノ「ごめんね……心配かけたね」

 

 

 

シ「………バカ」

 

 

 

あははと苦笑しながらシャルロットの頭を撫でていると、突然、ノーランは彼女を庇うように体ごと横を向きオーラソードを前に突き出した。

 

 

 

ガキィン!!

 

 

 

シ「キャッ!?」

 

 

 

ノ「いきなりやってくれるね!!」

 

 

 

ノーランは切りつけてきたズワウスをオーラソードで防ぎ、がら空きの脇腹目掛けて回し蹴りを放った。

 

 

 

黒『グッ!?』

 

 

 

蹴り飛ばされたズワウスは数m吹き飛ばされるが、体勢を立て直すと、

 

 

 

黒『やってくれたな、聖戦士…いや、ショウ・ザマ!!』

 

 

 

背中の巨大な翼を広げ、攻撃態勢に入ったズワウスを見てノーランはシャルロットを離す。

 

 

 

ノ「シャル、ちょっと離れて」

 

 

 

シ「う、うん………」

 

 

 

シャルロットが離れていくのを見ながら、ノーランはオープンチャンネルでみんなに呼び掛ける。

 

 

 

 

ノ『みんな、この海域から離れて!!あいつの相手は俺がする!!』

 

 

 

 

でもそう簡単に行くわけもなく、

 

 

 

 

一「おいノーラン、流石にそれは無理だ!!」

 

 

箒「そうだ、あまりに無謀すぎる!」

 

 

セ「それにあなたは、一度奴に敗れていますのよ?!」

 

 

ラ「そうだノーラン、ここは皆で協力するんだ」

 

 

シ「ラン、無茶だよ!」

 

 

 

 

五人に反論されてしまう。だが、ノーランは止まらない。

 

 

 

ノ『良いから早く!!!』

 

 

『!?』

 

 

 

ノーランの気迫に、五人は口を出せなくなる。

 

 

 

 

ノ『大丈夫。必ず勝ってみせるから』

 

 

 

 

その言葉を信じ、五人は海域を離脱する。それを確認したノーランはズワウスと対峙する。

 

 

黒『邪魔者は消えた。さぁ、決着を着けるぞ、ショウ・ザマ!!』

 

 

ノ『ショウ・ザマっていうのが誰だかは知らないけど、

元からそのつもりだ!貴方を……バイストン・ウェル

に送り返す!』

 

 

こうして、ズワウスとヴェルビンの戦いが始まった。

 

 

 






次回ズワウスとの決着!ノーランは黒騎士をバイストン・ウェルに送り返せるのか?!

お楽しみに!
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